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小豆洗い編①そろそろ馴染んできました。
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僕がここへ来たのが2ヶ月前の10月だった。暑くも寒くもちょうど良い秋だ。それがもう12月となり雪が降り始める季節になってきた。
・・・しかし、ここは四季が感じられず一年中人が普通に感じる(暑くも寒くもない)温度に保たれているのだ。
暑がりで冷え症の僕には有難いが何も無いというのもつまらないものだ。
ふぅ~・・・。
中庭の掃除終わりっと!次は廊下の雑巾がけだ!
(あっ・・・聞こえていますか?)
(はい。聞こえてますよ晴さん。)
晴さんはなんと離れていても妖力をつかって話ができるのだ。
(お客様がそろそろみえそうだ。準備がおわったら門までお願いします。)
(了解です!)
僕は急いで袴に着替え身なりを整える。そして定番の甘味処のプリンを注文する。
注文してからわずか数秒で「お待たせしました!甘味処のプリンでございます!」と可愛い犬耳の幼児の男の子が空間を曲げてブラックホールみたいな隙間から渡してくる。
「ありがとう!またよろしくね!」
「うん!ばいばーい。」
プリンをお盆に置き僕は慌てて門まで走り出す。
猿さんは先に着いていたがお客様は、まだいらっしゃっていないので・・・セーーーフ。
「猿さん・・・速いですね。尊敬します。」
「そんな褒めんとってもプリンくらいならだしますで?」
猿さん褒められて嬉しいのか。顔がほんのり赤くなっている。
「あっ!来ましたで。」
「本当で・・・。」
僕は思わず猿さんの方をちらりと向いた。
・・・しかし、ここは四季が感じられず一年中人が普通に感じる(暑くも寒くもない)温度に保たれているのだ。
暑がりで冷え症の僕には有難いが何も無いというのもつまらないものだ。
ふぅ~・・・。
中庭の掃除終わりっと!次は廊下の雑巾がけだ!
(あっ・・・聞こえていますか?)
(はい。聞こえてますよ晴さん。)
晴さんはなんと離れていても妖力をつかって話ができるのだ。
(お客様がそろそろみえそうだ。準備がおわったら門までお願いします。)
(了解です!)
僕は急いで袴に着替え身なりを整える。そして定番の甘味処のプリンを注文する。
注文してからわずか数秒で「お待たせしました!甘味処のプリンでございます!」と可愛い犬耳の幼児の男の子が空間を曲げてブラックホールみたいな隙間から渡してくる。
「ありがとう!またよろしくね!」
「うん!ばいばーい。」
プリンをお盆に置き僕は慌てて門まで走り出す。
猿さんは先に着いていたがお客様は、まだいらっしゃっていないので・・・セーーーフ。
「猿さん・・・速いですね。尊敬します。」
「そんな褒めんとってもプリンくらいならだしますで?」
猿さん褒められて嬉しいのか。顔がほんのり赤くなっている。
「あっ!来ましたで。」
「本当で・・・。」
僕は思わず猿さんの方をちらりと向いた。
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