上 下
1 / 10
~プロローグ~

01これがわがまま姫様の一日です。

しおりを挟む
「喉乾いた紅茶が飲みたい。」
「カップが気に入らないもっと可愛いのもってきて。」
「可愛いすぎるもっと大人っぽいやつ。」

はぁーどうしてうちのメイドは、私の好みが分からないのかしら?15年も働いてるくせに全然ダメ。

「姫様、こちらのカップはどうでしょうか?」

う~ん。もう少しカッコよくてもいいけどまぁーこれでいいや。喉乾いたし。

「それでいいから早く紅茶もってきて!」

ん?なんかメイドがこっちによってくる。
ヒソヒソ、ヒソヒソ

「姫様、陛下からお食事のお誘いが・・・」
「分かった。すぐに準備して。」

私は、今部屋着なのでドレスに着替えなければならない。
今日はー明るめのドレスがいいかな。
おっ!ついに私の好みが分かってきたかしら。
メイドが薄ピンクの布に様々な花の刺繍がしてあるドレスをもってきた。

「先日、新しく注文したこちらはいかがでしょうか?」
「気に入ったそれでお願い。ネックレスは、ダイヤとサファイアのついているものにして。」
「かしこまりました。」

今日の食事はなにかしら?お腹空いたし早く食べたいわぁー。

「ベアトリーチェ、よくきた。そちらに座りなさい。」
「はい。」

ふぉぉ~私の好きな食べ物ばかりじゃない!!

「「食の恵みに感謝して・・・いただきます。」」

まずは、毒味役が厳しくチェックし料理を一つ一つ食べていく。異常なしとサインで示されたので私は、まずステーキを食べる。
うん!!すごく美味しい。
多分、料理に関しては文句いったことは、ないと思う。

「ベアトリーチェ今後変わりはないか?」
「大丈夫です。お気遣いありがとうございます。」

お父様は、毎日変わりはないか?と聞いてくる。
15年間言われ続けているのでそこまで違和感はない。というか慣れてしまった。

「お父様は、どうですか?」
「大丈夫だ。変わりはない。」
「そうですか。それは何よりです。」

私たちが食べきれなかった分は、メイドや執事の賄いとして調理される。未だにどのような料理になるのか見たことがない。1度だけ見てみたいと、言ったことがある。すると、とても気まずそうだったのでそれ以上は、聞かなかった。

私の一日の流れはだいだい
起床→朝ご飯(ベットへと持ってきてくれるのでパジャマから着替える必要は無い)
→入浴→マッサージ(このとき部屋着になる)
→昼ご飯(ドレスへ)→勉強(部屋着へ)→
夕食(ドレスへ)→入浴→マッサージ(パジャマへ)
こんな感じだ。
一日に何回も着替えなければならないのですこし大変だ。
今は、夕食が終わったところなので次は入浴だ。

「お父様、すてきなお時間をありがとうございました。」
「うむ。明日また会おう。」

「姫様、ご入浴のお時間です。」
「パジャマは、どれに致しますか?」
「貴方が選んでみなさい。私の好みが1番分かっているのは貴方だもの。」
「かしこまりました。勿体なきお言葉です。」
「こちらでよろしいでしょうか?」

あぁ~それは、明日の気分なんだよな。

「違う、もっとシンプルなのをもってきて。貴方ならわかってくれると思ったのに。」
「すみません。」
「こちらでは、どうですか?」
「OK。それでいこう。」

入浴後はマッサージだ。私の肌が面皰もなくツルツルでサラサラなのはこれのおかげだと思う。マッサージのあとは、全身パックだ。

「今日のパックは、何に致しますか?」
「ハチミツ。」
「かしこまりました。」

ハチミツは、私のお気に入りだ。

一日のがおわったので睡眠に入る。ふかふかのベットで気持ちよく・・・ぐっすりと・・・


しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

転生した魔導士、母校に再入学して無双します。

明石 清志郎
ファンタジー
かつて世界を救った英雄トピオ・クリスタルパレス。数百年後に自身を転生する魔法をかけていたが、神のせいで一度手違いで地球へ転生し、改めて魔法世界に転生を果たすが、それすらも神の作戦だった。転生した魔法世界では貴族優遇社会でかつての実力主義だった時代とは異なっていた。そんな中かつての母校に入り実力で学校を変えていく。 ハーレムで主人公強い系の予定です。

【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?

みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。 ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる 色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く

【本編完結】さようなら、そしてどうかお幸せに ~彼女の選んだ決断

Hinaki
ファンタジー
16歳の侯爵令嬢エルネスティーネには結婚目前に控えた婚約者がいる。 23歳の公爵家当主ジークヴァルト。 年上の婚約者には気付けば幼いエルネスティーネよりも年齢も近く、彼女よりも女性らしい色香を纏った女友達が常にジークヴァルトの傍にいた。 ただの女友達だと彼は言う。 だが偶然エルネスティーネは知ってしまった。 彼らが友人ではなく想い合う関係である事を……。 また政略目的で結ばれたエルネスティーネを疎ましく思っていると、ジークヴァルトは恋人へ告げていた。 エルネスティーネとジークヴァルトの婚姻は王命。 覆す事は出来ない。 溝が深まりつつも結婚二日前に侯爵邸へ呼び出されたエルネスティーネ。 そこで彼女は彼の私室……寝室より聞こえてくるのは悍ましい獣にも似た二人の声。 二人がいた場所は二日後には夫婦となるであろうエルネスティーネとジークヴァルトの為の寝室。 これ見よがしに少し開け放たれた扉より垣間見える寝台で絡み合う二人の姿と勝ち誇る彼女の艶笑。 エルネスティーネは限界だった。 一晩悩んだ結果彼女の選んだ道は翌日愛するジークヴァルトへ晴れやかな笑顔で挨拶すると共にバルコニーより身を投げる事。 初めて愛した男を憎らしく思う以上に彼を心から愛していた。 だから愛する男の前で死を選ぶ。 永遠に私を忘れないで、でも愛する貴方には幸せになって欲しい。 矛盾した想いを抱え彼女は今――――。 長い間スランプ状態でしたが自分の中の性と生、人間と神、ずっと前からもやもやしていたものが一応の答えを導き出し、この物語を始める事にしました。 センシティブな所へ触れるかもしれません。 これはあくまで私の考え、思想なのでそこの所はどうかご容赦して下さいませ。

【完結】聖女にはなりません。平凡に生きます!

暮田呉子
ファンタジー
この世界で、ただ平凡に、自由に、人生を謳歌したい! 政略結婚から三年──。夫に見向きもされず、屋敷の中で虐げられてきたマリアーナは夫の子を身籠ったという女性に水を掛けられて前世を思い出す。そうだ、前世は慎ましくも充実した人生を送った。それなら現世も平凡で幸せな人生を送ろう、と強く決意するのだった。

婚約破棄と領地追放?分かりました、わたしがいなくなった後はせいぜい頑張ってくださいな

カド
ファンタジー
生活の基本から領地経営まで、ほぼ全てを魔石の力に頼ってる世界 魔石の浄化には三日三晩の時間が必要で、この領地ではそれを全部貴族令嬢の主人公が一人でこなしていた 「で、そのわたしを婚約破棄で領地追放なんですね? それじゃ出ていくから、せいぜいこれからは魔石も頑張って作ってくださいね!」 小さい頃から搾取され続けてきた主人公は 追放=自由と気付く 塔から出た途端、暴走する力に悩まされながらも、幼い時にもらった助言を元に中央の大教会へと向かう 一方で愛玩され続けてきた妹は、今まで通り好きなだけ魔石を使用していくが…… ◇◇◇ 親による虐待、明確なきょうだい間での差別の描写があります (『嫌なら読むな』ではなく、『辛い気持ちになりそうな方は無理せず、もし読んで下さる場合はお気をつけて……!』の意味です) ◇◇◇ ようやく一区切りへの目処がついてきました 拙いお話ですがお付き合いいただければ幸いです

私は聖女ではないですか。じゃあ勝手にするので放っといてください。

アーエル
ファンタジー
旧題:私は『聖女ではない』ですか。そうですか。帰ることも出来ませんか。じゃあ『勝手にする』ので放っといて下さい。 【 聖女?そんなもん知るか。報復?復讐?しますよ。当たり前でしょう?当然の権利です! 】 地震を知らせるアラームがなると同時に知らない世界の床に座り込んでいた。 同じ状況の少女と共に。 そして現れた『オレ様』な青年が、この国の第二王子!? 怯える少女と睨みつける私。 オレ様王子は少女を『聖女』として選び、私の存在を拒否して城から追い出した。 だったら『勝手にする』から放っておいて! 同時公開 ☆カクヨム さん ✻アルファポリスさんにて書籍化されました🎉 タイトルは【 私は聖女ではないですか。じゃあ勝手にするので放っといてください 】です。 そして番外編もはじめました。 相変わらず不定期です。 皆さんのおかげです。 本当にありがとうございます🙇💕 これからもよろしくお願いします。

転生したらついてましたァァァァァ!!!

夢追子
ファンタジー
「女子力なんてくそ喰らえ・・・・・。」 あざと女に恋人を奪われた沢崎直は、交通事故に遭い異世界へと転生を果たす。 だけど、ちょっと待って⁉何か、変なんですけど・・・・・。何かついてるんですけど⁉ 消息不明となっていた辺境伯の三男坊として転生した会社員(♀)二十五歳。モブ女。 イケメンになって人生イージーモードかと思いきや苦難の連続にあっぷあっぷの日々。 そんな中、訪れる運命の出会い。 あれ?女性に食指が動かないって、これって最終的にBL!? 予測不能な異世界転生逆転ファンタジーラブコメディ。 「とりあえずがんばってはみます」

45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です! 小説家になろうでも10位獲得しました! そして、カクヨムでもランクイン中です! ●●●●●●●●●●●●●●●●●●●● スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。 いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。 欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・ ●●●●●●●●●●●●●●● 小説家になろうで執筆中の作品です。 アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。 現在見直し作業中です。 変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。

処理中です...