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2-7.そこは比較的どうでもよくて(鏑木瑠可/ギャルソン)
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こういうのをクリスマスの奇跡って呼ぶのか。今日まだイヴだけど。
鰆のコンフィを運んで行って、二枚目の皿をテーブルの上に置いたときのことだ。淡いグリーンのソースが、完璧な円になってた。
奇跡だ。傾いてない。
俺が運んだにも関わらず。二枚目の皿にも関わらず。
ものすごい達成感が湧いてきて、キッチンに戻るときちょっと速足になった。できればすぐにでも波多野さんに報告したかった。一緒にめちゃ喜んでくれるはず、と思ったけど次の瞬間、そんなんで浮かれてたらまたなんかやらかすで、と言われてる場面が浮かんできて萎えた。というかそもそも波多野さんはずっとホールに出てるから、報告はできない。
あと斉藤くんと初めて喋った。皿を取りに行ったら斉藤くんがカウンターでなんかのハーブ乗せてて、伏し目のまま「お願いします」と言われて、了解、と答えた。ただそれだけ。でもその瞬間、斉藤くんてこんな顔してたっけ、と思ってちょっとだけ長く顔を見すぎた。そしたら斉藤くんが目を上げて、困ったような照れたような感じでニコって笑って、小さく頭を下げてから調理台のほうに戻って行った。
なんか、かわいいんですけど。
でもまあそこは比較的どうでもよくて、たぶん三枚持ちを完璧マスターした嬉しさで俺の周囲に対する感度が二、三倍には上がってたんだろう。店の人が全員キラキラして見えた。目に見えて金色のキラキラが全員から出てた。あ。クリスマスの奇跡てこっちか。
ホールに立ってる波多野さんもカッコ良かった。姿勢が良くてきびきびしてて、ってこれは波多野さんに限ったことじゃないけど、とにかく今日のお客さんは誰も波多野さんが今日だけ急遽ソムリエをやってるなんて気がつかなかったはずだ。
普段の北澤さんのサービスはマジシャンがテーブル回ってマジック見せてるみたいな感じで、北澤さんがそこにいる間はテーブルのお客さん全員が息を飲んでその顔か手元を見つめることになる。一方の波多野さんは猫みたいな足取りでテーブルにすっと近づいて、ワインを注いだりするのも目立たず静かにやるから、抜栓のとき以外はテーブルの会話が途切れない。どっちが良いっていうんじゃなく、二人の目指す理想のサービスがそれぞれ違うってことなんだろう、と思った。
その波多野さんが一度だけ、キッチンに北澤さんを呼びに行った。鰆と鴨の間で。どうしたんだろう、と思ってたら北澤さんが洗い場のエプロンのままでこっちに来ようとして、倉田さんに制止されてエプロンをむしり取られるみたいに外されてた。
けど、北澤さんがカッコ悪かったのはそこまでだ。
デキャンタージュ、というのだった。ちょっと年季の入った赤ワインを開けたときに必要な作業。ここの店ではテーブルで蝋燭に火をつけてやるので結構ショータイムというか、ちょっとドラマチックな雰囲気が出る。お客さんも結構、凝視する。ボトルの首のところを下から蝋燭の炎で照らして、ボトルからデキャンタへゆっくりとワインを移していく、その間じゅう沈黙の凝視が続く(ことが多い。慣れてるお客さんだと見ないで喋ってたりする人もたまにいる)。たぶん波多野さんは、さすがに自分じゃ無理だ、って思ったんだろう。
北澤さんは余裕でその沈黙&凝視タイムをこなした。お客さんはやっぱり手品でも見るみたいに登場シーンから全員が北澤さんをガン見していて、北澤さんも手品でも始めるみたいに芝居がかったお辞儀をした。優雅な手つきと柔らかな微笑。難しいところに差し掛かるとすっと目を細め、それからちょっと眉を上げて素早く手首を返した。
ボトルが置かれるとお客さんから、(他のテーブルに配慮して音量は控えめだったけど)結構な拍手が起こった。
蝋燭を消すときはお客さんに息がかからないよう手を被せて吹き消すのだけど、俺はそれを手のひら側から見てた。ふっ、ってやる瞬間の北澤さんの顔が、見せ場が終わって残念、という風な憂いを帯びたその横顔が、一瞬すごい色気を放ってきて俺は怯んだ。
クリスマスの奇跡。店中のスタッフが誰も彼も、キラッキラだ。
けどデキャンタージュが終わると、北澤さんはあっさり波多野さんと交代して洗い場へ戻った。そんだけ仕事できるならホールにいたっていいじゃん、と思ったけど、潔いのかこだわりがないのか、じゃあ後お願いするね、と波多野さんに言ったときの北澤さんの顔は、もう普通の真顔だった。
そんで鴨を出すとき、倉田さんが俺の三枚持ちがちゃんとできてることに気づいてくれた。自分も忙しい最中に気づいてくれるとか感動した。しかもこっそりハイタッチしてくれて、それが、めちゃ嬉しかった。
俺がドリンクオーダー取って、倉田さんがデザートのサービスしてて、波多野さんがドリンク出すの手伝ってくれてる間に、キッチンは洗い場以外ほとんど終業モードに入っていた(斉藤くんは残って洗い場を手伝ってた)。
三枚持ちできるようになって、と波多野さんに言うと、波多野さんはちょっと馬鹿にしたように「やっと?」と言って、ぶはっと笑った。「良かったやん。言うたやろ、仕事なんか慣れの問題やって。倉田さんには言うた?」
「言う前に気づいてくれて。ちょい祝われた感じ、でした」
波多野さんは、ちゃんと見てくれてるん、倉田さんのめっちゃいいとこやんな、と言った。
はい、まさにそうです。
「なんか俺、今日初めて、この仕事楽しいって思いました」
俺が言うと波多野さんはまた笑って、「忙しい時が楽しいて、鏑木くん、意外とこの仕事向いてるんちゃう」と言った。
そんなん言われたら張り切るしかないやん、と、俺は波多野さんの関西弁を心の中で真似してみる。
詩音さんにケーキかなんか買って帰りたいけど開いてる店って、と思って倉田さんに訊いてみたら、店で出したやつの残りを持って帰っていいって言われた。
奇跡の一夜、おまけ付き。
キッチンの奥には入ったことがなくて、パティシエの人とも喋ったことがなかったからちょい緊張した。倉田さんは律儀に製菓スペースの壁をノックして、そうたくーん、とファーストネームで呼んで、もういいかーい、と間の抜けた言い方をした。
「あ、もういっすよ」
ケーキの外観と金髪だけ見てなんか天才肌で近寄りがたいタイプを想像してたから、意外に幼めの喋りにほっとする(俺に目の合わない挨拶するとき、もっと声低いよ。はよざいま、ってしか聞こえないよ)。
倉田さんに手招きされて奥に入ると、そこがまた意外に広い空間だった。ステンレスのめちゃ広い作業台があって、俺には名前も使い方も解らないツールがびっしり、作業台の上にもその上の棚にも並んでいた。なんか、ファクトリーって感じ。
パティシエの人はスツールに座ってノートを見ていて、顔を上げて倉田さんの後ろに俺がいることに気づいた瞬間、余裕で20センチくらい飛び上がった。後ろから忍び寄って背中をつついた時の猫ばりのビビりかた。
「鏑木くんがさ、デセール持って帰るって。ワゴンから選んでもらっていい?」
「あの、驚かせちゃったみたいで」
そう言ってちょっと頭を下げてみると、「そうたくん」は怯えた感じながらも俺の顔をちらっと見て、同じようにちょっと頭を下げた。一瞬だったけど一応、初めて目が合った。
どぞ、これ、と言って、ケーキ入れる用の箱をくれた。
「最後チェックだけするんで、どれを何個ってだけ、知らせてくれれば」
おお、けっこう喋った。
「ありがとう、ございます」
声とか喋りかたとか俺よりだいぶ年下な感じがしたけど、この店じゃ先輩だし丁寧語を使ってみる。
「どいたし、まして」
やっと全スタッフと会話コンプリートした、と思うとそれの達成感もすごかった。
デザートワゴンはキッチンカウンターの前に置いてあって、詩音さん栗のやつが好きそう、でも選べるように違う種類のを一個ずつがいいよな、と思って、ふと気がついた。
「倉田さん、これって洋酒とか使ってます?」
使ってるのもあるね、と倉田さんは言って、「これと、あとこれは、使ってない。でも鏑木くん別に、アルコール平気でしょう」と訊いてきた。
俺のおくさん妊娠中なんで、と答えると、倉田さんは店中に聞こえるくらいの大声で、「おくさん?」て叫んで、続けて「にんしんちゅう?」とも叫んだ。
だって北澤さん前から知ってるし。皆知ってると思ってた。
鰆のコンフィを運んで行って、二枚目の皿をテーブルの上に置いたときのことだ。淡いグリーンのソースが、完璧な円になってた。
奇跡だ。傾いてない。
俺が運んだにも関わらず。二枚目の皿にも関わらず。
ものすごい達成感が湧いてきて、キッチンに戻るときちょっと速足になった。できればすぐにでも波多野さんに報告したかった。一緒にめちゃ喜んでくれるはず、と思ったけど次の瞬間、そんなんで浮かれてたらまたなんかやらかすで、と言われてる場面が浮かんできて萎えた。というかそもそも波多野さんはずっとホールに出てるから、報告はできない。
あと斉藤くんと初めて喋った。皿を取りに行ったら斉藤くんがカウンターでなんかのハーブ乗せてて、伏し目のまま「お願いします」と言われて、了解、と答えた。ただそれだけ。でもその瞬間、斉藤くんてこんな顔してたっけ、と思ってちょっとだけ長く顔を見すぎた。そしたら斉藤くんが目を上げて、困ったような照れたような感じでニコって笑って、小さく頭を下げてから調理台のほうに戻って行った。
なんか、かわいいんですけど。
でもまあそこは比較的どうでもよくて、たぶん三枚持ちを完璧マスターした嬉しさで俺の周囲に対する感度が二、三倍には上がってたんだろう。店の人が全員キラキラして見えた。目に見えて金色のキラキラが全員から出てた。あ。クリスマスの奇跡てこっちか。
ホールに立ってる波多野さんもカッコ良かった。姿勢が良くてきびきびしてて、ってこれは波多野さんに限ったことじゃないけど、とにかく今日のお客さんは誰も波多野さんが今日だけ急遽ソムリエをやってるなんて気がつかなかったはずだ。
普段の北澤さんのサービスはマジシャンがテーブル回ってマジック見せてるみたいな感じで、北澤さんがそこにいる間はテーブルのお客さん全員が息を飲んでその顔か手元を見つめることになる。一方の波多野さんは猫みたいな足取りでテーブルにすっと近づいて、ワインを注いだりするのも目立たず静かにやるから、抜栓のとき以外はテーブルの会話が途切れない。どっちが良いっていうんじゃなく、二人の目指す理想のサービスがそれぞれ違うってことなんだろう、と思った。
その波多野さんが一度だけ、キッチンに北澤さんを呼びに行った。鰆と鴨の間で。どうしたんだろう、と思ってたら北澤さんが洗い場のエプロンのままでこっちに来ようとして、倉田さんに制止されてエプロンをむしり取られるみたいに外されてた。
けど、北澤さんがカッコ悪かったのはそこまでだ。
デキャンタージュ、というのだった。ちょっと年季の入った赤ワインを開けたときに必要な作業。ここの店ではテーブルで蝋燭に火をつけてやるので結構ショータイムというか、ちょっとドラマチックな雰囲気が出る。お客さんも結構、凝視する。ボトルの首のところを下から蝋燭の炎で照らして、ボトルからデキャンタへゆっくりとワインを移していく、その間じゅう沈黙の凝視が続く(ことが多い。慣れてるお客さんだと見ないで喋ってたりする人もたまにいる)。たぶん波多野さんは、さすがに自分じゃ無理だ、って思ったんだろう。
北澤さんは余裕でその沈黙&凝視タイムをこなした。お客さんはやっぱり手品でも見るみたいに登場シーンから全員が北澤さんをガン見していて、北澤さんも手品でも始めるみたいに芝居がかったお辞儀をした。優雅な手つきと柔らかな微笑。難しいところに差し掛かるとすっと目を細め、それからちょっと眉を上げて素早く手首を返した。
ボトルが置かれるとお客さんから、(他のテーブルに配慮して音量は控えめだったけど)結構な拍手が起こった。
蝋燭を消すときはお客さんに息がかからないよう手を被せて吹き消すのだけど、俺はそれを手のひら側から見てた。ふっ、ってやる瞬間の北澤さんの顔が、見せ場が終わって残念、という風な憂いを帯びたその横顔が、一瞬すごい色気を放ってきて俺は怯んだ。
クリスマスの奇跡。店中のスタッフが誰も彼も、キラッキラだ。
けどデキャンタージュが終わると、北澤さんはあっさり波多野さんと交代して洗い場へ戻った。そんだけ仕事できるならホールにいたっていいじゃん、と思ったけど、潔いのかこだわりがないのか、じゃあ後お願いするね、と波多野さんに言ったときの北澤さんの顔は、もう普通の真顔だった。
そんで鴨を出すとき、倉田さんが俺の三枚持ちがちゃんとできてることに気づいてくれた。自分も忙しい最中に気づいてくれるとか感動した。しかもこっそりハイタッチしてくれて、それが、めちゃ嬉しかった。
俺がドリンクオーダー取って、倉田さんがデザートのサービスしてて、波多野さんがドリンク出すの手伝ってくれてる間に、キッチンは洗い場以外ほとんど終業モードに入っていた(斉藤くんは残って洗い場を手伝ってた)。
三枚持ちできるようになって、と波多野さんに言うと、波多野さんはちょっと馬鹿にしたように「やっと?」と言って、ぶはっと笑った。「良かったやん。言うたやろ、仕事なんか慣れの問題やって。倉田さんには言うた?」
「言う前に気づいてくれて。ちょい祝われた感じ、でした」
波多野さんは、ちゃんと見てくれてるん、倉田さんのめっちゃいいとこやんな、と言った。
はい、まさにそうです。
「なんか俺、今日初めて、この仕事楽しいって思いました」
俺が言うと波多野さんはまた笑って、「忙しい時が楽しいて、鏑木くん、意外とこの仕事向いてるんちゃう」と言った。
そんなん言われたら張り切るしかないやん、と、俺は波多野さんの関西弁を心の中で真似してみる。
詩音さんにケーキかなんか買って帰りたいけど開いてる店って、と思って倉田さんに訊いてみたら、店で出したやつの残りを持って帰っていいって言われた。
奇跡の一夜、おまけ付き。
キッチンの奥には入ったことがなくて、パティシエの人とも喋ったことがなかったからちょい緊張した。倉田さんは律儀に製菓スペースの壁をノックして、そうたくーん、とファーストネームで呼んで、もういいかーい、と間の抜けた言い方をした。
「あ、もういっすよ」
ケーキの外観と金髪だけ見てなんか天才肌で近寄りがたいタイプを想像してたから、意外に幼めの喋りにほっとする(俺に目の合わない挨拶するとき、もっと声低いよ。はよざいま、ってしか聞こえないよ)。
倉田さんに手招きされて奥に入ると、そこがまた意外に広い空間だった。ステンレスのめちゃ広い作業台があって、俺には名前も使い方も解らないツールがびっしり、作業台の上にもその上の棚にも並んでいた。なんか、ファクトリーって感じ。
パティシエの人はスツールに座ってノートを見ていて、顔を上げて倉田さんの後ろに俺がいることに気づいた瞬間、余裕で20センチくらい飛び上がった。後ろから忍び寄って背中をつついた時の猫ばりのビビりかた。
「鏑木くんがさ、デセール持って帰るって。ワゴンから選んでもらっていい?」
「あの、驚かせちゃったみたいで」
そう言ってちょっと頭を下げてみると、「そうたくん」は怯えた感じながらも俺の顔をちらっと見て、同じようにちょっと頭を下げた。一瞬だったけど一応、初めて目が合った。
どぞ、これ、と言って、ケーキ入れる用の箱をくれた。
「最後チェックだけするんで、どれを何個ってだけ、知らせてくれれば」
おお、けっこう喋った。
「ありがとう、ございます」
声とか喋りかたとか俺よりだいぶ年下な感じがしたけど、この店じゃ先輩だし丁寧語を使ってみる。
「どいたし、まして」
やっと全スタッフと会話コンプリートした、と思うとそれの達成感もすごかった。
デザートワゴンはキッチンカウンターの前に置いてあって、詩音さん栗のやつが好きそう、でも選べるように違う種類のを一個ずつがいいよな、と思って、ふと気がついた。
「倉田さん、これって洋酒とか使ってます?」
使ってるのもあるね、と倉田さんは言って、「これと、あとこれは、使ってない。でも鏑木くん別に、アルコール平気でしょう」と訊いてきた。
俺のおくさん妊娠中なんで、と答えると、倉田さんは店中に聞こえるくらいの大声で、「おくさん?」て叫んで、続けて「にんしんちゅう?」とも叫んだ。
だって北澤さん前から知ってるし。皆知ってると思ってた。
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