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2-4.何を言っても墓穴掘りでしかない(森川拓生/シェフ)
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テキーラを飲ませたのが悪かったわけじゃない。もし素面のままホールに行かせてたら、もっと酷いことになったはずだ。
俺がそう言うとヒロは呆れた風で、それ責任取るの嫌で言ってるだけだろ、と嫌味で返してきた。皮肉っぽい笑みを向けられて俺はちょっと動揺し、昔からこういう奴だよ、と思い直す。機嫌が悪い時のヒロの表情は正直に言って、機嫌がいい時の百倍くらいのバリエーションを持っている。油断すると可愛く見える。ついうっかりキスしそうになる。
二人きりでなくて助かった。
俺は向かいのソファで爆睡している斉藤くんを見る。魂の抜け殻みたいな感じにぐったりしていて時々、ちゃんと生きてるのか呼吸を確認したくなる。
真剣に恋愛すると疲れるもんねえ、と呟くと、一瞬で隣のヒロの気配が凍りついた。
あのさ、と、少しの間を置いてヒロは言った。「今こんなこと言いたくないけど、あんたのその言いかた、疲れるから真剣な恋愛はしたくないって聞こえるんだけど。俺に言ったあれは冗談かなんかだったわけ? それにあんた、北澤のことだってまだ放置してるだろ」
「そういうことじゃないよ」
「そういうことって、今の俺の言葉のどこについて言ってる?」
「真剣な恋愛はしたくないっていうのと、あれが冗談だったっていうの」
「じゃあ北澤とは? もう別れたってことでいいわけ?」
それは、まだだ。でもそれは今が営業中だからで、俺は今日のあの駄目すぎる北澤に、俺が何か言うことによってさらに駄目さを盛りたくはない。
「…いや、それは、まだ」
と答える自分の声が、世界中の駄目な男の駄目な言い訳専用の声色でしかなく、俺は心底、自分にうんざりした。ヒロは当然、納得しない。
「俺はさ、その疲れる恋愛ってのを、これまでずっとしてきてるんだよ。気づいてる癖に気づかないフリして仕事の相方って役だけ押し付けてくる、めちゃくちゃ無神経な男を相手にさ。それを今日あんな風に誘いかけといて、俺がいつまでも冷静でいると思ってる? もし相原くんのトラブルで我に返んなかったら、それにここに斉藤くんがいなかったら、俺とっくにあんたに手、」
不意にヒロは言葉を切り、もう見ているこっちがどうしていいか解らないほど狼狽して、「手、上げてたかも」と続けた。
本当、どうしようもないくらいどうしようもない。
っていうか相原くんのトラブルって何だ。
俺が悪いのは解ってる、と俺は言った。「ただ北澤ときちんと話そうって決めたのが今日だから、まだその時間が取れてない。でも俺は、ヒロの気持ちを無視してきたわけじゃないよ。説明すると身も蓋もないけど、もし俺ら付き合って、何かあって別れたりこじれたりしたら、店の営業どうするんだってなるだろ。お前とはずっと一緒にやっていきたいからこそ、怖かったんだよ。もちろん結局は楽なほうを選んでたっていう、それは情けないけどさ」
ぬるま湯か、と言われた。楽だから北澤に浸かってたのか、と。
そうだよ、その通りだよ、と言うしかなかった。
もう何を言っても墓穴掘りでしかない。
「それより、相原くんのトラブルって何」
話題を変えるためにも、俺は自分を仕事モードに切り替えた。斉藤くんでも北澤でもなく、相原くんのトラブルというのは初耳だった。
「ああ、倉田さんのケーキ駄目にしたって。つくり直すって」
「…今から?」
「森川ならつくり直せって言うだろうと思って、俺がそう言った」
「お前なら、倉田さんに説明して素直に謝れって言うだろ」
「最初そう言ったけど、シェフならこう言うと思う、って言い換えた」
ファインプレーだ。相原くんは自分のミスをあきらめられるタイプじゃない。
「いいよ。様子見に行けば?」
ヒロは嫌味でなく真面目にそう言った。
「悪い。また後で話そう」
北澤が相手ならキスのひとつもするところだ。でもヒロ相手に今それをやったら間違いなく激怒される。それこそ殴られかねない。俺はヒロに心の中で感謝するだけに止め、キッチンの様子を見に行った。
何つくってるの、と声を掛けると、相原くんは軽く50センチくらい飛びすさってから、相手が俺だと解ると安堵のため息を漏らした(スタッフ以外ありえないのに誰を警戒しているのかは謎だ)。
ガトーインビジブル、と呟くように応えて、相原くんは作業に戻る。作業台の上には林檎と栗の甘露煮、ヘーゼルナッツ、アーモンドダイス、クッキークランチ、タルト・オ・フリュイ用のパートブリゼ、そしてどこから引っぱり出したのか、製パン用の小ぶりな長方形の型が置かれていた。ガトー・インビジブルというのは本来リンゴの薄切りを層にしてつくるものだが、それを今日のデセールの材料でアレンジするらしい。
「間に合う?」
「作業時間短いし。焼いたら密封して、氷水にぶっ込むから」
相原くんの喋り方がいつもと違う。切羽詰まった時に出てくるやつだ。
左手に抱えたボウルには、緑色の生地が入っている。そこに溶かしバターを加えて底から混ぜながら、抹茶のアパレイユ、と口早に説明してくれる。それから、パートブリゼは既に焼いたものしかないこと、それを底に敷いて焼くとそこだけ焦げる恐れがあること、これが失敗したらもう後がないこと、を教えてくれた。
不意に、斉藤くんが裏返して抜いたセルクルの、パイ皮が上に乗ったオードブルの映像が頭に浮かんだ。
「ひっくり返せば?」
相原くんは一瞬、動きを止めて考えた。
「駄目。栗が沈む。逆さにはつくれない」
「そうじゃなくて。パートブリゼを敷かずに焼いて、型を外してからひっくり返す。そしたら底が上面に来るから…」
「卵液塗ってパートブリゼ乗せて、もいっかい卵液が固まるまで焼く?」
相原くんは後半をそう引き取り、いけそう、と呟いた。
「他に何か、手伝えることある?」
そう訊いてみると、大丈夫、あざす、と返って来た。
いつものキャラに戻りつつあった。
それで休憩室に戻ろうとすると、自分の中に戻りたくない気持ちが澱んでいることに気づいた。俺はまだ逃げようとしている。まだヒロから逃げようとしている。もしかして今日三人目のゾンビはこの俺なのか、と疑いつつ、向き合うと決めたんならもう逃げるな、と自分に言い聞かせ、それでもドアの前で二十秒くらい躊躇してから俺はドアを開けた。
もしかしたらヒロはいないかもしれない、と思ったが、ヒロはちゃんといて、都合のいいことに斉藤くんはまだ眠っていた。
「相原くんどうだった」
「うん、もう大丈夫だって。倉田さんリクエストの抹茶に合わせて、今日使った素材をいい感じに組み合わせてた」
「そ、か」
しばし、沈黙。予想通り、一瞬で居心地の悪い感じになった。
ヒロ、あのさ、と言いかけると、ヒロは急に、いいよ無理しなくて、と言ってきた。
「さっきは急に腹立って、言い過ぎた。曖昧なのが嫌で、はっきりさせたくて。それでつい、詰めるみたいになって」
俺の顔を見ないままそんなことを言い出す。こいつ頭冷やすのどれだけ早いんだ、と思った。まあ、熱くなるのも早いけど。
「曖昧なのが嫌って。俺、わりとはっきり意思表示したよね?」
「ん、まあ、察しがつくくらいには」
「それで、察してくれたよね?」
「ん、まあ」
「じゃあもう、曖昧じゃなくない?」
俺は言った。「北澤とはちゃんと話すから。もうそんな心配しなくていいよ」
相変わらずの不機嫌な顔。不機嫌さを引っ込めるかどうか思案してる顔。
込み上げる衝動を抑えようとして、俺は失敗する。ゆっくり顔を近づけて、俺はヒロの唇にキスをした。
相変わらずの不機嫌な顔で、不機嫌な目で、ヒロはすぐに咬みつくようなキスを返してきた。俺の首に右腕を回し、粗っぽく肩ごと引き寄せる。そして次の瞬間、もろに舌を入れてきた。
応えるも何もない、翻弄されて息すらできない。全部持って行かれそうになる。何とか右手をヒロの胸にあてて押し戻しかけたが、俺にはそうする権利もそうしていい理由も一切なかった。
ようやくヒロが俺を解放したとき、斉藤くんは上半身を起こしかけた状態で、ものすごく目を見開いてこちらを見ていた。
俺がそう言うとヒロは呆れた風で、それ責任取るの嫌で言ってるだけだろ、と嫌味で返してきた。皮肉っぽい笑みを向けられて俺はちょっと動揺し、昔からこういう奴だよ、と思い直す。機嫌が悪い時のヒロの表情は正直に言って、機嫌がいい時の百倍くらいのバリエーションを持っている。油断すると可愛く見える。ついうっかりキスしそうになる。
二人きりでなくて助かった。
俺は向かいのソファで爆睡している斉藤くんを見る。魂の抜け殻みたいな感じにぐったりしていて時々、ちゃんと生きてるのか呼吸を確認したくなる。
真剣に恋愛すると疲れるもんねえ、と呟くと、一瞬で隣のヒロの気配が凍りついた。
あのさ、と、少しの間を置いてヒロは言った。「今こんなこと言いたくないけど、あんたのその言いかた、疲れるから真剣な恋愛はしたくないって聞こえるんだけど。俺に言ったあれは冗談かなんかだったわけ? それにあんた、北澤のことだってまだ放置してるだろ」
「そういうことじゃないよ」
「そういうことって、今の俺の言葉のどこについて言ってる?」
「真剣な恋愛はしたくないっていうのと、あれが冗談だったっていうの」
「じゃあ北澤とは? もう別れたってことでいいわけ?」
それは、まだだ。でもそれは今が営業中だからで、俺は今日のあの駄目すぎる北澤に、俺が何か言うことによってさらに駄目さを盛りたくはない。
「…いや、それは、まだ」
と答える自分の声が、世界中の駄目な男の駄目な言い訳専用の声色でしかなく、俺は心底、自分にうんざりした。ヒロは当然、納得しない。
「俺はさ、その疲れる恋愛ってのを、これまでずっとしてきてるんだよ。気づいてる癖に気づかないフリして仕事の相方って役だけ押し付けてくる、めちゃくちゃ無神経な男を相手にさ。それを今日あんな風に誘いかけといて、俺がいつまでも冷静でいると思ってる? もし相原くんのトラブルで我に返んなかったら、それにここに斉藤くんがいなかったら、俺とっくにあんたに手、」
不意にヒロは言葉を切り、もう見ているこっちがどうしていいか解らないほど狼狽して、「手、上げてたかも」と続けた。
本当、どうしようもないくらいどうしようもない。
っていうか相原くんのトラブルって何だ。
俺が悪いのは解ってる、と俺は言った。「ただ北澤ときちんと話そうって決めたのが今日だから、まだその時間が取れてない。でも俺は、ヒロの気持ちを無視してきたわけじゃないよ。説明すると身も蓋もないけど、もし俺ら付き合って、何かあって別れたりこじれたりしたら、店の営業どうするんだってなるだろ。お前とはずっと一緒にやっていきたいからこそ、怖かったんだよ。もちろん結局は楽なほうを選んでたっていう、それは情けないけどさ」
ぬるま湯か、と言われた。楽だから北澤に浸かってたのか、と。
そうだよ、その通りだよ、と言うしかなかった。
もう何を言っても墓穴掘りでしかない。
「それより、相原くんのトラブルって何」
話題を変えるためにも、俺は自分を仕事モードに切り替えた。斉藤くんでも北澤でもなく、相原くんのトラブルというのは初耳だった。
「ああ、倉田さんのケーキ駄目にしたって。つくり直すって」
「…今から?」
「森川ならつくり直せって言うだろうと思って、俺がそう言った」
「お前なら、倉田さんに説明して素直に謝れって言うだろ」
「最初そう言ったけど、シェフならこう言うと思う、って言い換えた」
ファインプレーだ。相原くんは自分のミスをあきらめられるタイプじゃない。
「いいよ。様子見に行けば?」
ヒロは嫌味でなく真面目にそう言った。
「悪い。また後で話そう」
北澤が相手ならキスのひとつもするところだ。でもヒロ相手に今それをやったら間違いなく激怒される。それこそ殴られかねない。俺はヒロに心の中で感謝するだけに止め、キッチンの様子を見に行った。
何つくってるの、と声を掛けると、相原くんは軽く50センチくらい飛びすさってから、相手が俺だと解ると安堵のため息を漏らした(スタッフ以外ありえないのに誰を警戒しているのかは謎だ)。
ガトーインビジブル、と呟くように応えて、相原くんは作業に戻る。作業台の上には林檎と栗の甘露煮、ヘーゼルナッツ、アーモンドダイス、クッキークランチ、タルト・オ・フリュイ用のパートブリゼ、そしてどこから引っぱり出したのか、製パン用の小ぶりな長方形の型が置かれていた。ガトー・インビジブルというのは本来リンゴの薄切りを層にしてつくるものだが、それを今日のデセールの材料でアレンジするらしい。
「間に合う?」
「作業時間短いし。焼いたら密封して、氷水にぶっ込むから」
相原くんの喋り方がいつもと違う。切羽詰まった時に出てくるやつだ。
左手に抱えたボウルには、緑色の生地が入っている。そこに溶かしバターを加えて底から混ぜながら、抹茶のアパレイユ、と口早に説明してくれる。それから、パートブリゼは既に焼いたものしかないこと、それを底に敷いて焼くとそこだけ焦げる恐れがあること、これが失敗したらもう後がないこと、を教えてくれた。
不意に、斉藤くんが裏返して抜いたセルクルの、パイ皮が上に乗ったオードブルの映像が頭に浮かんだ。
「ひっくり返せば?」
相原くんは一瞬、動きを止めて考えた。
「駄目。栗が沈む。逆さにはつくれない」
「そうじゃなくて。パートブリゼを敷かずに焼いて、型を外してからひっくり返す。そしたら底が上面に来るから…」
「卵液塗ってパートブリゼ乗せて、もいっかい卵液が固まるまで焼く?」
相原くんは後半をそう引き取り、いけそう、と呟いた。
「他に何か、手伝えることある?」
そう訊いてみると、大丈夫、あざす、と返って来た。
いつものキャラに戻りつつあった。
それで休憩室に戻ろうとすると、自分の中に戻りたくない気持ちが澱んでいることに気づいた。俺はまだ逃げようとしている。まだヒロから逃げようとしている。もしかして今日三人目のゾンビはこの俺なのか、と疑いつつ、向き合うと決めたんならもう逃げるな、と自分に言い聞かせ、それでもドアの前で二十秒くらい躊躇してから俺はドアを開けた。
もしかしたらヒロはいないかもしれない、と思ったが、ヒロはちゃんといて、都合のいいことに斉藤くんはまだ眠っていた。
「相原くんどうだった」
「うん、もう大丈夫だって。倉田さんリクエストの抹茶に合わせて、今日使った素材をいい感じに組み合わせてた」
「そ、か」
しばし、沈黙。予想通り、一瞬で居心地の悪い感じになった。
ヒロ、あのさ、と言いかけると、ヒロは急に、いいよ無理しなくて、と言ってきた。
「さっきは急に腹立って、言い過ぎた。曖昧なのが嫌で、はっきりさせたくて。それでつい、詰めるみたいになって」
俺の顔を見ないままそんなことを言い出す。こいつ頭冷やすのどれだけ早いんだ、と思った。まあ、熱くなるのも早いけど。
「曖昧なのが嫌って。俺、わりとはっきり意思表示したよね?」
「ん、まあ、察しがつくくらいには」
「それで、察してくれたよね?」
「ん、まあ」
「じゃあもう、曖昧じゃなくない?」
俺は言った。「北澤とはちゃんと話すから。もうそんな心配しなくていいよ」
相変わらずの不機嫌な顔。不機嫌さを引っ込めるかどうか思案してる顔。
込み上げる衝動を抑えようとして、俺は失敗する。ゆっくり顔を近づけて、俺はヒロの唇にキスをした。
相変わらずの不機嫌な顔で、不機嫌な目で、ヒロはすぐに咬みつくようなキスを返してきた。俺の首に右腕を回し、粗っぽく肩ごと引き寄せる。そして次の瞬間、もろに舌を入れてきた。
応えるも何もない、翻弄されて息すらできない。全部持って行かれそうになる。何とか右手をヒロの胸にあてて押し戻しかけたが、俺にはそうする権利もそうしていい理由も一切なかった。
ようやくヒロが俺を解放したとき、斉藤くんは上半身を起こしかけた状態で、ものすごく目を見開いてこちらを見ていた。
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