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3.何で森川がきちんと怒らないのか(広瀬諒/スー・シェフ)
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昨夜、この流れはもしかして、と思わなくもなかった。ただ二週間は早すぎだろう、と。
俺が副シェフとして働いている〈シャリオドール〉では、店を閉めてからスタッフ同士で飲みに行くことは多くない。多分、飲む時はゆっくり静かに飲みたい、というシェフの好みからだと思う。だから北澤が斉藤くんと二人で、駅とは違う方向へ歩き始めるのを見て、もしかして、と思ったのだ。
幾ら何でも二週間はない、しかも12月の超繁忙期に、と、その時は打ち消した。でも翌日出勤してみると明らかに、斉藤くんが使い物にならなくなっていた。一年で一番忙しい日、つまりクリスマスイヴに、彼は茫然自失の体で、何か酷いことをやらかしてもう取り返しがつかないみたいな、蒼白な顔で出勤してきたのだ。
北澤とは甘い一夜だったわけでもないのか?
一瞬そう思いかけたけど、すぐにそうじゃないことが解った。ワインセラーから出てきた北澤と顔を合わせた瞬間、斉藤くんは緊張しながらもその口元に、ものすごく可愛い笑みをひらめかせたのだ。
「おはようございます」
その声はどうしようもなく甘かった。
何でそんなに恥ずかしげもなくだだ漏れなんだ、と思ってイラっとしたけど、斉藤くんはそもそも恋愛だけではなくすべての感情がだだ漏れだった、と思い出すと納得がいった。
「斉藤くん今日駄目っぽい」
俺が言うと、ああそうみたいね、ヒロ、悪いけどフォローしてやって、と森川は応えた。
「終わったら北澤にワイン奢らせよう」
やっぱり森川も察してる。
ちなみにシェフの森川が俺のことをヒロと呼ぶのは、ファーストネームじゃなく名字の広瀬からだ。森川と俺は大学の同期で、同じサークルの部長と副部長だった。シェフとスーシェフ、という今の立場も、その関係の延長線上にある。どちらかというと直感型で掴みどころのない森川の雰囲気と俺の実務的で細かい性格とが、多分うまく噛み合っているのだろう。
それにしても、森川にも俺にもあっさり「あーあ、北澤と寝たな」なんて解られる(見抜かれるとかいうレベルじゃなく見た瞬間に「あーあ」となられる)とは、斉藤くんも不幸な体質だ。そして、言いたくないがこの場合の「あーあ」には意味がある。多大な意味がある。
北澤はとにかく手が早い。それに気が多い。斉藤くんには申し訳ないけど、うちの店で北澤と寝たことがないのは愛妻家で有名なメートルの倉田さんくらいなもので、その倉田さんですら危うくそうなりかけたという逸話が残っている(斉藤くんが事実を知ったら、その逸話もまた誰かによって明かされるはずだ)。
何で森川がきちんと怒らないのか、さすがに事務所で問い詰めたことがある。あいつヤバすぎるだろう、と思ったのは二年ほど前、他でもない俺自身があいつと寝た時のことで、しかも最悪なことに、その事実を北澤はさっさと森川に報告していた。
「どういう神経してるんだよ、あいつ俺にまで手出して、そのことわざわざお前に言うなんて。お前もさ、何でそんな平気な顔してんの。店ん中で手当たり次第、好き放題されて、腹立たないわけ? 何でもっとちゃんと怒んないの」
森川は変にへらへらしながら俺の文句を聞いていて、一区切りついたところで返事をした。あいつが誰に手を出しても、その後ややこしいことになった試しがないからだよ、と。
そう言われて、俺は絶句した。
一般的に恋愛沙汰がややこしいのは周知の事実で、そのせいで店の雰囲気が悪くなるとか、誰かが辞めるとか、喧嘩沙汰や何なら自殺騒ぎだってあり得る。でも、北澤に関してはあの手の早さと気の多さで、確かに今までそういう「ややこしいこと」は一度も起こっていないのだ。皆がみんな北澤と寝た話を割とオープンにしていて(北澤が自分で喋るケースも多いが)、普通に仲良くやってる。こういうのは何て呼ぶんだっけ、ブラザーフッド? いや違うよな。
「でも、そうは言ってもあんた自身はどうなわけ。嫌じゃないのか?」
「あれは恋愛ごっこがしたいだけだから。誘惑するのが楽しいっていうか、初めてキスする感じとか? そういうのが好きなだけだから。誘う相手にいちいち本気で恋をしてるわけじゃ全然ないんだから、腹の立てようもないよ」
え? でも普通、自分の恋人が他人と寝たら嫌なもんじゃないの?
俺はそう思って少しばかり食い下がってみたけど、森川の答えは変わらなかった。
「あいつが楽しくてやってるんだったら、そんでちゃんと俺のとこに戻って来るんなら、俺がとやかく言うことは何もないよ。戻って来なくなったらちょっとは傷つくだろうけど、今んとこ、その心配はしてないから」
独占欲、皆無。むしろ恋人を喜んで貸し出してる疑惑すらある。
「あのさ。俺ちょっと解らないんだけど、そういう感覚って」
俺が突っ込むと、森川はまたへらっと笑った。
「だから俺はお前じゃなく、北澤と付き合ってるんだよ」
どういう意味だよ、と思った。
俺は北澤と森川の関係を知った上で、北澤の誘いに乗った(猫でもないのに好奇心に殺された)。北澤の馬鹿がそのことを森川に話した。そのすぐ後の会話がこれだ。
「意味解らないこと言うなよ。俺じゃなく北澤とって何だよ。じゃあお前、とっくに気づいてたのか? それで平然としてんの、おかしいだろ。そういうこと言っといて俺にもこのまま普通の顔して一緒に働けって、正直言って俺には無理だよ」
俺は言った。そう、それは明らかに「ややこしいこと」だった。ややこしいことにならないから許す、と森川が言うなら、俺がややこしいことにしてやろう、と思った。
「一応、月末までは我慢する。でもそれ以上は無理だ」
「ヒロ? そんな安い喧嘩、売るもんじゃないよ」
子供に言い聞かせるみたいに森川は言って、でも珍しくその顔に困惑がよぎるのを俺は見た。サークルで知り合って十数年、当たり前みたいに一緒にやってきたから、さすがに動揺はしてるのだろう。
と、そのとき事務所のドアを聞こえよがしにノックする音がして、北澤が入ってきた。
「もしかして、俺のせいで揉めてる?」
面白がっている風ではなかった。意外と、というか意外でもないのかもしれないけど、北澤は本当に真剣な感じでそう訊いてきた。
「いや別に、」
森川が、漫画とかドラマとかで何か誤魔化そうとしてる奴が必ずやる、顔の前で両手を左右に振る動きを本当に漫画かと思うくらいの精度でやって、俺のイライラ感は跳ね上がった。
「そうだよ。お前のせいで揉めてんだよ。俺もうここ辞めるから」
北澤は少しの間、まじまじと俺の顔を見た。「本気で言ってんの?」
「冗談で言うことじゃないだろ。しかも理由に心当たりあんのはお前だろ」
「いや、ちょっと待って二人とも。落ち着いて、」
またしても森川の、今度は喧嘩を仲裁する役が必ずやる、手のひらを下にして見えない何かを抑え込もうとする動き。
「少なくとも俺は落ち着いてるよ、シェフ」
北澤は言い、わざとらしい一呼吸を置いた。
「俺が身を引くから」
は?
「あんたがほんとはずっと広瀬のこと好きだったって、俺知ってるから」
俺は固まった。数秒間、完全に無になっていた。何を言い出すんだこいつは。
ずっと好きだったのは俺が森川を、であって、森川が俺を、ではない。北澤の言うことも意味が解らなすぎる。こいつが身を引いたところで森川が俺とくっつくわけじゃないし、こいつは森川が好きなんだから、万一もし森川が俺を好きなら、俺に手を出せば森川が傷つくかもってくらい考えるだろう。そんなのは二重にあり得ない。
そして森川の沈黙。
ここお前が黙るところじゃないだろ。お前がいちばん反論するとこだろ。
この事件の元凶である北澤は、押し黙っている森川に、今までずっと悪かった、と言った。もうこういうのは止めるし、あんたとも終わりにする、と。
初めて北澤の口からまともな意見を聞いた、と俺は思った。なのに森川は、何でそうなるのか俺にはまったく解らなかったけど、俺は別れないよ、と答えた。
俺が副シェフとして働いている〈シャリオドール〉では、店を閉めてからスタッフ同士で飲みに行くことは多くない。多分、飲む時はゆっくり静かに飲みたい、というシェフの好みからだと思う。だから北澤が斉藤くんと二人で、駅とは違う方向へ歩き始めるのを見て、もしかして、と思ったのだ。
幾ら何でも二週間はない、しかも12月の超繁忙期に、と、その時は打ち消した。でも翌日出勤してみると明らかに、斉藤くんが使い物にならなくなっていた。一年で一番忙しい日、つまりクリスマスイヴに、彼は茫然自失の体で、何か酷いことをやらかしてもう取り返しがつかないみたいな、蒼白な顔で出勤してきたのだ。
北澤とは甘い一夜だったわけでもないのか?
一瞬そう思いかけたけど、すぐにそうじゃないことが解った。ワインセラーから出てきた北澤と顔を合わせた瞬間、斉藤くんは緊張しながらもその口元に、ものすごく可愛い笑みをひらめかせたのだ。
「おはようございます」
その声はどうしようもなく甘かった。
何でそんなに恥ずかしげもなくだだ漏れなんだ、と思ってイラっとしたけど、斉藤くんはそもそも恋愛だけではなくすべての感情がだだ漏れだった、と思い出すと納得がいった。
「斉藤くん今日駄目っぽい」
俺が言うと、ああそうみたいね、ヒロ、悪いけどフォローしてやって、と森川は応えた。
「終わったら北澤にワイン奢らせよう」
やっぱり森川も察してる。
ちなみにシェフの森川が俺のことをヒロと呼ぶのは、ファーストネームじゃなく名字の広瀬からだ。森川と俺は大学の同期で、同じサークルの部長と副部長だった。シェフとスーシェフ、という今の立場も、その関係の延長線上にある。どちらかというと直感型で掴みどころのない森川の雰囲気と俺の実務的で細かい性格とが、多分うまく噛み合っているのだろう。
それにしても、森川にも俺にもあっさり「あーあ、北澤と寝たな」なんて解られる(見抜かれるとかいうレベルじゃなく見た瞬間に「あーあ」となられる)とは、斉藤くんも不幸な体質だ。そして、言いたくないがこの場合の「あーあ」には意味がある。多大な意味がある。
北澤はとにかく手が早い。それに気が多い。斉藤くんには申し訳ないけど、うちの店で北澤と寝たことがないのは愛妻家で有名なメートルの倉田さんくらいなもので、その倉田さんですら危うくそうなりかけたという逸話が残っている(斉藤くんが事実を知ったら、その逸話もまた誰かによって明かされるはずだ)。
何で森川がきちんと怒らないのか、さすがに事務所で問い詰めたことがある。あいつヤバすぎるだろう、と思ったのは二年ほど前、他でもない俺自身があいつと寝た時のことで、しかも最悪なことに、その事実を北澤はさっさと森川に報告していた。
「どういう神経してるんだよ、あいつ俺にまで手出して、そのことわざわざお前に言うなんて。お前もさ、何でそんな平気な顔してんの。店ん中で手当たり次第、好き放題されて、腹立たないわけ? 何でもっとちゃんと怒んないの」
森川は変にへらへらしながら俺の文句を聞いていて、一区切りついたところで返事をした。あいつが誰に手を出しても、その後ややこしいことになった試しがないからだよ、と。
そう言われて、俺は絶句した。
一般的に恋愛沙汰がややこしいのは周知の事実で、そのせいで店の雰囲気が悪くなるとか、誰かが辞めるとか、喧嘩沙汰や何なら自殺騒ぎだってあり得る。でも、北澤に関してはあの手の早さと気の多さで、確かに今までそういう「ややこしいこと」は一度も起こっていないのだ。皆がみんな北澤と寝た話を割とオープンにしていて(北澤が自分で喋るケースも多いが)、普通に仲良くやってる。こういうのは何て呼ぶんだっけ、ブラザーフッド? いや違うよな。
「でも、そうは言ってもあんた自身はどうなわけ。嫌じゃないのか?」
「あれは恋愛ごっこがしたいだけだから。誘惑するのが楽しいっていうか、初めてキスする感じとか? そういうのが好きなだけだから。誘う相手にいちいち本気で恋をしてるわけじゃ全然ないんだから、腹の立てようもないよ」
え? でも普通、自分の恋人が他人と寝たら嫌なもんじゃないの?
俺はそう思って少しばかり食い下がってみたけど、森川の答えは変わらなかった。
「あいつが楽しくてやってるんだったら、そんでちゃんと俺のとこに戻って来るんなら、俺がとやかく言うことは何もないよ。戻って来なくなったらちょっとは傷つくだろうけど、今んとこ、その心配はしてないから」
独占欲、皆無。むしろ恋人を喜んで貸し出してる疑惑すらある。
「あのさ。俺ちょっと解らないんだけど、そういう感覚って」
俺が突っ込むと、森川はまたへらっと笑った。
「だから俺はお前じゃなく、北澤と付き合ってるんだよ」
どういう意味だよ、と思った。
俺は北澤と森川の関係を知った上で、北澤の誘いに乗った(猫でもないのに好奇心に殺された)。北澤の馬鹿がそのことを森川に話した。そのすぐ後の会話がこれだ。
「意味解らないこと言うなよ。俺じゃなく北澤とって何だよ。じゃあお前、とっくに気づいてたのか? それで平然としてんの、おかしいだろ。そういうこと言っといて俺にもこのまま普通の顔して一緒に働けって、正直言って俺には無理だよ」
俺は言った。そう、それは明らかに「ややこしいこと」だった。ややこしいことにならないから許す、と森川が言うなら、俺がややこしいことにしてやろう、と思った。
「一応、月末までは我慢する。でもそれ以上は無理だ」
「ヒロ? そんな安い喧嘩、売るもんじゃないよ」
子供に言い聞かせるみたいに森川は言って、でも珍しくその顔に困惑がよぎるのを俺は見た。サークルで知り合って十数年、当たり前みたいに一緒にやってきたから、さすがに動揺はしてるのだろう。
と、そのとき事務所のドアを聞こえよがしにノックする音がして、北澤が入ってきた。
「もしかして、俺のせいで揉めてる?」
面白がっている風ではなかった。意外と、というか意外でもないのかもしれないけど、北澤は本当に真剣な感じでそう訊いてきた。
「いや別に、」
森川が、漫画とかドラマとかで何か誤魔化そうとしてる奴が必ずやる、顔の前で両手を左右に振る動きを本当に漫画かと思うくらいの精度でやって、俺のイライラ感は跳ね上がった。
「そうだよ。お前のせいで揉めてんだよ。俺もうここ辞めるから」
北澤は少しの間、まじまじと俺の顔を見た。「本気で言ってんの?」
「冗談で言うことじゃないだろ。しかも理由に心当たりあんのはお前だろ」
「いや、ちょっと待って二人とも。落ち着いて、」
またしても森川の、今度は喧嘩を仲裁する役が必ずやる、手のひらを下にして見えない何かを抑え込もうとする動き。
「少なくとも俺は落ち着いてるよ、シェフ」
北澤は言い、わざとらしい一呼吸を置いた。
「俺が身を引くから」
は?
「あんたがほんとはずっと広瀬のこと好きだったって、俺知ってるから」
俺は固まった。数秒間、完全に無になっていた。何を言い出すんだこいつは。
ずっと好きだったのは俺が森川を、であって、森川が俺を、ではない。北澤の言うことも意味が解らなすぎる。こいつが身を引いたところで森川が俺とくっつくわけじゃないし、こいつは森川が好きなんだから、万一もし森川が俺を好きなら、俺に手を出せば森川が傷つくかもってくらい考えるだろう。そんなのは二重にあり得ない。
そして森川の沈黙。
ここお前が黙るところじゃないだろ。お前がいちばん反論するとこだろ。
この事件の元凶である北澤は、押し黙っている森川に、今までずっと悪かった、と言った。もうこういうのは止めるし、あんたとも終わりにする、と。
初めて北澤の口からまともな意見を聞いた、と俺は思った。なのに森川は、何でそうなるのか俺にはまったく解らなかったけど、俺は別れないよ、と答えた。
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