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2.イヴ・イヴに、彼らの間に起こったこと(北澤侑弥/ソムリエ)
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ちょっと、斉藤くんは、やばかった。
シャリオドールのスタッフは皆、俺のことをよく理解してくれてると思う。だから「とっくに別れたけど嫌いになったわけじゃない昔の恋人」的な接し方を、俺に対してしてくれる。俺としても自分の手癖の悪さはちゃんと自覚しているから、入ったばかりの新人に色目を使うのは止めようと、自分なりに誓ってはいたのだ。
それが、こっちは色目なんかまったく使ってもいないのに、斉藤くんは初めから俺のことを無茶苦茶見つめてきた。オープンキッチンから向けられるその視線は最初あまり色気のあるものじゃなく、正直に言うとほとんど単なる凝視で、俺は人工衛星に追跡されてるGPSみたいな気分になった。
だから、色目なんかまったく使ってない。俺は誓ってそう言える。なのに。抜栓したワインのコルクチェックをしてよしOK、と毎回のルーティンをこなしている途中で一瞬、ビリっとした変な電流を首筋に感じた。それでふと顔を上げるとその先に斉藤くんがいて、俺が見返したことに気づくとぱっと目を伏せた。その首筋が、赤く染まるのを俺は見た。
あ。こいつ俺のことエロいって思ったな。それで、そう思った途端に目が合いそうになって、動揺したな。
普段なら、どれだけ気を惹かれてももう少し様子を見る。お互いはっきり恋に落ちた、という自覚があってもだ。相手を観察しながら相手に沿った計画を立てて誘惑するのが俺の楽しみなのだ。相手が何を喜ぶのか、何を望んでるのか、それを見極めてからでないと俺の悪癖はややこしいことになるし、もっと言えばハラスメントにだってなりかねない。
でも、斉藤くんは疑う余地がなさすぎた。中身が全部だだ漏れで、俺のことそういう目で見てますってはっきり伝えてきた。じゃあそのタイミングで応えるのがベストじゃないのか? クリスマス前にそういう無茶は避けた方がいい、とも思わなくはなかった。斉藤くんは、俺のことを見すぎるという点を除けば結構よく働く見習いだったから、俺が手を出すことで何かリスクが生じるのは、と、一応、思いはした。
でも斉藤くんは、やばかった。
昨日の俺のシフトは遅番だったから、帰りのタイミングが一緒だった。
「疲れた?」
店を閉めて、今日も無事に終わった、という解放感に浸る一時。たまたま俺の隣に斉藤くんがいたのでそう訊くと、少し、と彼は答えた。「でも、いい感じの疲れです」と。そして唇の両端をきゅっと上げ、ごくごく小さな笑みを口元に浮かべた。
やばい。この笑い方。この唇の感じ。
「それ自覚してやってる?」
思わず俺は小声で訊いた。え、何がですか、と斉藤くんは訊き返し、何か変なことしました? と重ねて訊いてきた。意外と会話を続ける気があるっぽかった。
「いや別に。あのさ、もし良かったらだけど、今からちょっとだけ飲み行かない?」
俺が言うと、斉藤くんの目が120パーセントくらいの大きさになった。そのままの目で小さく頷き、はい、と答えたその声は明らかに弾んでいた。
他の連中に聞こえないくらいの距離を歩いてから、「俺の知ってる店でいい?」と訊く。スマホで空きを確認しながら、「居酒屋とワインバーだったら、どっちがいい?」
「あ、ワインバー。勉強したいんで、良かったらワインのこと教えてください」
上目遣い、ではなく隣に並んで歩いているせいで変な角度からの横目遣い。「あと北澤さんのことも」
そう付け足してから自分で照れて肩を竦める変な動き。
いちいち可愛い。というか、こいつもしかして確信犯か? あざとい男子みたいな? 気がついたら骨抜きにされて振り回される可能性すらあるんじゃないか? いやそうじゃない、と俺はほとんど斉藤くんの横顔を、睨みつけるレベルで盗み見ながら思った。俺が既にどハマりしてるんだ、と。その表情を、仕草を、するのが斉藤くんだからではなく見るのが俺だから、結果、俺が「可愛い」と思うのだ。
斉藤くんの感情は相変わらず、単にだだ漏れなだけで、斉藤くん自身は完全に無防備だ。だから俺はただ、そのだだ漏れの恋心にロープを掛けて、ゆっくりと縛り上げればいい。
慌てず、騒がず、落ち着いて。
初心者にワインのことを教えるのは慣れていた。まず三種類のグラスワインを用意する。高級ワインである必要は全然なく、手ごろな価格のとっつきやすい白ワインがいい。特徴のはっきりしたぶどう品種AとB、そして、Bと品種は同じだが産地の違うⅭ。何も説明しなくてもAとBを飲み比べれば、明らかに味も香りも違うことは誰にでも解る。だから、まず「違いが解る」ことに感動してもらえる。次にBとⅭを比べれば、似ているところと違っているところがあることに気づく。それが品種の特徴と、産地の特徴だ。
ソムリエというと、よく「冷涼な土地のソーヴィニヨン・ブランには柑橘類やハーブ、火打石の香りが」みたいに説明したがる人も多い。けど、それだと聞いている方は想像しにくい。それよりも実際に、ワインの味は品種と産地でだいたい決まるということを最初のテイスティングで体験してもらえれば、スムーズに興味を持ってくれる。
斉藤くんのリアクションは完璧に、斉藤くんならこうだろうな、と俺が想像した通りだった。想像通りすぎて途中から笑えてくるくらいだった。一喜一憂、という言葉がいちばんハマる。嬉しければぱっと笑みを浮かべ、よく解らない時には眉を顰める。斉藤くんて、ずっとそうなの、と訊いてみたら、質問の意図が解らないという顔をされた。
俺はただ斉藤くんが素直すぎるのが可笑しかったのと、その駆け引き感のあまりの無さに不安になったのだ。
そんな素直さだけで生きていれば、この世の中、傷つくこともあるのじゃないかと。
やばかった。理屈じゃなかった。いきなり、俺が守ってやらなきゃ的な、保護欲みたいなものではなく保護欲そのままがぶわっと胸の辺りから喉元まで来て、おいそんな反応はないだろう、と自分で突っ込みを入れた後、さらに耳の上まで上がって来た。
「じゃあ、北澤さんのお勧めの赤ワインは?」
白ワインのテイスティングをひと通り終えると、斉藤くんはいい感じに目元を染めてそう言った。癖のないさらっとした黒髪の隙間から、ホワイトチョコレートで出来てるみたいな耳がはんぶん出ている。可愛い。やばい。可愛い。これはもう俺の方が耐えられない。で、お勧めの赤ワインが何だって?
「念のために訊くけど。同性を恋愛対象だと思ったこと、今までにある?」
気づけばそう口走っていた。やばい。
斉藤くんは黙り込んだ。ほとんど十秒くらい黙っていたので、俺は他の質問、もうちょっと当たり障りのない質問を被せようと息を吸い込んだ。そうしたら、俺が息を吸い込んでいるその間に、斉藤くんが急に言った。
「僕は、ずっとそうです」
目を伏せて、俺を見ずに。
これが初めてだと言われるのを、俺は半ば期待していた。というか、あざとい奴なら嘘でもそう言うだろう。でも斉藤くんはそうは言わなかった。
やばい。可愛い。やばい。
いきなり詰めすぎだ、という脳内の声を無視して、俺は踏み切った。
「斉藤くん、今から、うち来る?」
小さく、それでもはっきり、斉藤くんは頷いた。ロープを掛けるも縛り上げるもない。俺の誘いは誘惑じゃなくほとんど懇願だった。ずっとそうです、と言った斉藤くんの声は、ずっとそうだったことを素直に受け入れてはいなかった。ずっとそうであり続けている自分を、明らかに好きではない響きがした。
俺は斉藤くんに、ずっとそうであることを否定して欲しくなかった。
余計なお世話かもしれない。
でもこの流れで、斉藤くんが拒めない空気は作りたくない。
自分でもどんなあれだよと思うけど、ピスタチオの殻フェチ、という謎設定を俺は作り出し、斉藤くんが我に返ってドン引きする余地を残した。でも、そうはならなかった。あの瞬間、俺が想像しうる限りのどんな反応よりずっとエロい反応を、斉藤くんはした。
めくるめく官能。
斉藤くんは俺の捏造した「ピスタチオの殻フェチ」という特殊な嗜好を完璧に信じ、しかもそれを完璧以上に共有した。あの瞬間、斉藤くんは多分、人類初の「ピスタチオの殻フェチ」になっていた。
そしてその夜の間じゅう、俺は森川のことを一度も思い出さなかった。一応まだ付き合ってる体の、つまり一応とは言え自分の恋人のことを。
シャリオドールのスタッフは皆、俺のことをよく理解してくれてると思う。だから「とっくに別れたけど嫌いになったわけじゃない昔の恋人」的な接し方を、俺に対してしてくれる。俺としても自分の手癖の悪さはちゃんと自覚しているから、入ったばかりの新人に色目を使うのは止めようと、自分なりに誓ってはいたのだ。
それが、こっちは色目なんかまったく使ってもいないのに、斉藤くんは初めから俺のことを無茶苦茶見つめてきた。オープンキッチンから向けられるその視線は最初あまり色気のあるものじゃなく、正直に言うとほとんど単なる凝視で、俺は人工衛星に追跡されてるGPSみたいな気分になった。
だから、色目なんかまったく使ってない。俺は誓ってそう言える。なのに。抜栓したワインのコルクチェックをしてよしOK、と毎回のルーティンをこなしている途中で一瞬、ビリっとした変な電流を首筋に感じた。それでふと顔を上げるとその先に斉藤くんがいて、俺が見返したことに気づくとぱっと目を伏せた。その首筋が、赤く染まるのを俺は見た。
あ。こいつ俺のことエロいって思ったな。それで、そう思った途端に目が合いそうになって、動揺したな。
普段なら、どれだけ気を惹かれてももう少し様子を見る。お互いはっきり恋に落ちた、という自覚があってもだ。相手を観察しながら相手に沿った計画を立てて誘惑するのが俺の楽しみなのだ。相手が何を喜ぶのか、何を望んでるのか、それを見極めてからでないと俺の悪癖はややこしいことになるし、もっと言えばハラスメントにだってなりかねない。
でも、斉藤くんは疑う余地がなさすぎた。中身が全部だだ漏れで、俺のことそういう目で見てますってはっきり伝えてきた。じゃあそのタイミングで応えるのがベストじゃないのか? クリスマス前にそういう無茶は避けた方がいい、とも思わなくはなかった。斉藤くんは、俺のことを見すぎるという点を除けば結構よく働く見習いだったから、俺が手を出すことで何かリスクが生じるのは、と、一応、思いはした。
でも斉藤くんは、やばかった。
昨日の俺のシフトは遅番だったから、帰りのタイミングが一緒だった。
「疲れた?」
店を閉めて、今日も無事に終わった、という解放感に浸る一時。たまたま俺の隣に斉藤くんがいたのでそう訊くと、少し、と彼は答えた。「でも、いい感じの疲れです」と。そして唇の両端をきゅっと上げ、ごくごく小さな笑みを口元に浮かべた。
やばい。この笑い方。この唇の感じ。
「それ自覚してやってる?」
思わず俺は小声で訊いた。え、何がですか、と斉藤くんは訊き返し、何か変なことしました? と重ねて訊いてきた。意外と会話を続ける気があるっぽかった。
「いや別に。あのさ、もし良かったらだけど、今からちょっとだけ飲み行かない?」
俺が言うと、斉藤くんの目が120パーセントくらいの大きさになった。そのままの目で小さく頷き、はい、と答えたその声は明らかに弾んでいた。
他の連中に聞こえないくらいの距離を歩いてから、「俺の知ってる店でいい?」と訊く。スマホで空きを確認しながら、「居酒屋とワインバーだったら、どっちがいい?」
「あ、ワインバー。勉強したいんで、良かったらワインのこと教えてください」
上目遣い、ではなく隣に並んで歩いているせいで変な角度からの横目遣い。「あと北澤さんのことも」
そう付け足してから自分で照れて肩を竦める変な動き。
いちいち可愛い。というか、こいつもしかして確信犯か? あざとい男子みたいな? 気がついたら骨抜きにされて振り回される可能性すらあるんじゃないか? いやそうじゃない、と俺はほとんど斉藤くんの横顔を、睨みつけるレベルで盗み見ながら思った。俺が既にどハマりしてるんだ、と。その表情を、仕草を、するのが斉藤くんだからではなく見るのが俺だから、結果、俺が「可愛い」と思うのだ。
斉藤くんの感情は相変わらず、単にだだ漏れなだけで、斉藤くん自身は完全に無防備だ。だから俺はただ、そのだだ漏れの恋心にロープを掛けて、ゆっくりと縛り上げればいい。
慌てず、騒がず、落ち着いて。
初心者にワインのことを教えるのは慣れていた。まず三種類のグラスワインを用意する。高級ワインである必要は全然なく、手ごろな価格のとっつきやすい白ワインがいい。特徴のはっきりしたぶどう品種AとB、そして、Bと品種は同じだが産地の違うⅭ。何も説明しなくてもAとBを飲み比べれば、明らかに味も香りも違うことは誰にでも解る。だから、まず「違いが解る」ことに感動してもらえる。次にBとⅭを比べれば、似ているところと違っているところがあることに気づく。それが品種の特徴と、産地の特徴だ。
ソムリエというと、よく「冷涼な土地のソーヴィニヨン・ブランには柑橘類やハーブ、火打石の香りが」みたいに説明したがる人も多い。けど、それだと聞いている方は想像しにくい。それよりも実際に、ワインの味は品種と産地でだいたい決まるということを最初のテイスティングで体験してもらえれば、スムーズに興味を持ってくれる。
斉藤くんのリアクションは完璧に、斉藤くんならこうだろうな、と俺が想像した通りだった。想像通りすぎて途中から笑えてくるくらいだった。一喜一憂、という言葉がいちばんハマる。嬉しければぱっと笑みを浮かべ、よく解らない時には眉を顰める。斉藤くんて、ずっとそうなの、と訊いてみたら、質問の意図が解らないという顔をされた。
俺はただ斉藤くんが素直すぎるのが可笑しかったのと、その駆け引き感のあまりの無さに不安になったのだ。
そんな素直さだけで生きていれば、この世の中、傷つくこともあるのじゃないかと。
やばかった。理屈じゃなかった。いきなり、俺が守ってやらなきゃ的な、保護欲みたいなものではなく保護欲そのままがぶわっと胸の辺りから喉元まで来て、おいそんな反応はないだろう、と自分で突っ込みを入れた後、さらに耳の上まで上がって来た。
「じゃあ、北澤さんのお勧めの赤ワインは?」
白ワインのテイスティングをひと通り終えると、斉藤くんはいい感じに目元を染めてそう言った。癖のないさらっとした黒髪の隙間から、ホワイトチョコレートで出来てるみたいな耳がはんぶん出ている。可愛い。やばい。可愛い。これはもう俺の方が耐えられない。で、お勧めの赤ワインが何だって?
「念のために訊くけど。同性を恋愛対象だと思ったこと、今までにある?」
気づけばそう口走っていた。やばい。
斉藤くんは黙り込んだ。ほとんど十秒くらい黙っていたので、俺は他の質問、もうちょっと当たり障りのない質問を被せようと息を吸い込んだ。そうしたら、俺が息を吸い込んでいるその間に、斉藤くんが急に言った。
「僕は、ずっとそうです」
目を伏せて、俺を見ずに。
これが初めてだと言われるのを、俺は半ば期待していた。というか、あざとい奴なら嘘でもそう言うだろう。でも斉藤くんはそうは言わなかった。
やばい。可愛い。やばい。
いきなり詰めすぎだ、という脳内の声を無視して、俺は踏み切った。
「斉藤くん、今から、うち来る?」
小さく、それでもはっきり、斉藤くんは頷いた。ロープを掛けるも縛り上げるもない。俺の誘いは誘惑じゃなくほとんど懇願だった。ずっとそうです、と言った斉藤くんの声は、ずっとそうだったことを素直に受け入れてはいなかった。ずっとそうであり続けている自分を、明らかに好きではない響きがした。
俺は斉藤くんに、ずっとそうであることを否定して欲しくなかった。
余計なお世話かもしれない。
でもこの流れで、斉藤くんが拒めない空気は作りたくない。
自分でもどんなあれだよと思うけど、ピスタチオの殻フェチ、という謎設定を俺は作り出し、斉藤くんが我に返ってドン引きする余地を残した。でも、そうはならなかった。あの瞬間、俺が想像しうる限りのどんな反応よりずっとエロい反応を、斉藤くんはした。
めくるめく官能。
斉藤くんは俺の捏造した「ピスタチオの殻フェチ」という特殊な嗜好を完璧に信じ、しかもそれを完璧以上に共有した。あの瞬間、斉藤くんは多分、人類初の「ピスタチオの殻フェチ」になっていた。
そしてその夜の間じゅう、俺は森川のことを一度も思い出さなかった。一応まだ付き合ってる体の、つまり一応とは言え自分の恋人のことを。
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