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旅は道連れ
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「ティアくん、なんか疲れてない? 大丈夫?」
ティアの顔色に気づいたのは夕食後。
部屋で食べていたのだが、そのときからペースが遅いなとは思っていた。
「……うん、すこし疲れたかも……」
近くで確認してみると、肌も血色が悪いような。
「陽射しが強かったから……?」
「それもあるかな? ……でも、たぶん……はしゃぎすぎ?」
「ティアくん、そんなはしゃいでた?」
「う~ん? じゃ、温泉かな? 温泉って意外に疲れるみたい」
「……大丈夫? 横になって休んだら?」
ベッドにころんっと転がるティアは、私を見上げて、
「レイちゃんは?」
「普通のお風呂のとこでも行ってこようかな? ティアくん、独りのほうがゆっくりできるでしょ?」
「そっか、僕に合わせて貸切しか入ってないもんね」
「……貸切なんて独りで使うの贅沢だから、誰かと一緒のときに入らないと」
瞳を閉じて、ティアはくすりと笑った。
「……じゃ、いってらっしゃい。予約の時間までには回復しておくから」
「予約……そうだ貸切まだあった……あと2時間後か! ほんと温泉ざんまいだ!」
「のぼせないよう気をつけてね~……」
ティアの声は、ゆるゆるとシーツに落ちていった。
(温泉、疲れたんだ……ティアの肌の弱さも考えて、なるべく泉質が優しいところで組んだけど……入浴自体が肌に負担かけそうだもんな……)
部屋を出ながら、(このあとの貸切予約はキャンセルしても……)と考えていたせいで、出てすぐのところにいた人影を、深く見ることなく避けていた。
「レイコ!」
肩を引き留められて、(おや?)と。
身に覚えがありすぎる感覚に、思考から目の前の現実へと引っ張られていた。
「……え、なに?」
驚愕を通り越して、無。
思わず素で返してしまった私の肩に触れていたのは、セットの片割れ……タイチだった。
反応の薄さに、あちらも(私も)同じタイミングで驚いていた。
「いや、ほんと何してんのっ?」
「話がしたくて待ってたんだ」
「部屋の前で!? 普通に怖いんだけどっ? っていうかなんで部屋がここって知ってんの!?」
「帰るところを見かけて……」
「いや怖いわ! ふつう話をしたかったら連絡するでしょうよっ?」
「……レイコ、俺のことブロックしてるだろ?」
「してるよ! 私フラれてるからね!」
「落ち着いてくれ」
「私がっ!?」
突っこみが追いつかない。
いろいろ処理しきれていない頭で、ひとまず半歩ほど距離を取って肩の手を外した。
「……何しに来たの? みのりちゃんは?」
「……さっき、ケンカになって……たぶん部屋にいる」
「旅行先で何してんの……早く謝っておいでよ」
「いや……最近よく揉めるんだよ。金銭感覚のズレがあって……」
「あぁ……」
(そうだよね、あなた私と同じで倹約寄りだから……けど、)
「自分で選んだコでしょ? 互いに歩み寄れるよう話し合いなよ」
「話にならないんだよ。この旅行だって、急に行きたいって言い出して……俺のほうが稼いでるんだから、支払いも俺だろうって当然のように思ってるし……」
「割り勘にしようって言えばいいじゃん……」
「どうしてか言いづらい空気になるんだよ……」
「変に見栄張ってるからでしょ」
「レイコだったら自分から言ってくれるのに……」
「……いや、そんな私のことをあなたは捨ててるんだよ」
「捨てたなんて言い方しないでくれ! 俺はこれでも悩んだんだ!」
「はああ!?」
離れたぶんの距離を詰められた。
「俺が間違ってた。俺にはレイコしかいない。別れたから……レイコはこんなにキレイだったんだって再確認できたんだ。もう一度やり直させてほしい」
「いやいや違う! 私いまキレイなんだよ! 再確認とかじゃなくて、普通にキレイ目指して頑張ってるからキレイなの!」
「! ……そうか、俺が可愛いコに流れたから……俺のためにキレイになろうとしてくれたんだ……」
「違うわ! いや多少は動機にあるけど! 復縁のためじゃないからねっ? ティアくんの影響だからね!?」
うっかり名前を出してしまい、あわてて口を閉じたが……
「一緒に来てるやつか……?」
確認の声は、トーンが一段下がっていた。急に静かになったタイチの様子に、こちらも上がっていた声量を落とした。
「……そう。こっちも人と来てるんだから、こんなふうに来られたら困るよ」
「……男、なんだよな? 付き合ってるのか? 俺と別れたばかりなのに……」
「その発言、自分に返ってくるよ? ……あと付き合ってない。友達」
「男の友達と温泉旅行なんてしないだろ」
「いや、してます。問題なくやれてます」
「……あんなやつのどこがいいんだ? 外見ちゃんと見てるか?」
「話きいてた? 友達なんだってば」
「……そうか、レイコは元から面倒見いいもんな。変なやつとか、嫌われてるやつにも声掛けて……見た目がおかしくても、見えないフリができるよな」
「……は? なんの話?」
「レイコは優しいから……あの見た目に同情して、放っておけないんだろ? 変なサングラスまでして、周りの目を代わりに引いて……そういうお人好しなところが、つけこまれ——」
自然と、手が上がっていた。
浮気されたときですら湧かなかった怒りが、カッと頭にのぼって、その頬を引っぱたいてやろうと。
「——だめだよ」
すぐ横で開いたドアが、私の意思を止める。
はっとして振り向けば、吐息をこぼしたティアが、困ったように笑っていた。
「……うるさくて、休めないね?」
「……ごめん……」
「怒ってないよ? きみには、ね」
薄く笑った唇に目がいく。わずかに冷気をまとったような……。
「……レイちゃん、こういうときの対処法を教えてあげようか」
微笑を浮かべたティアは、きょとりとした私を置いてタイチへと目を流した。
動揺して止まっていたタイチに、ティアはニコリとして、
「とても大きな声だったね? 周りにも聞こえていたと思うよ? ほら……そこで、困ってるひともいる」
目で示した先には、夫婦らしき宿泊客が足を止めていた。ティアの指摘に、「ごめんなさいね」と戸惑いながら横を過ぎていく。
周囲の目を意識したタイチの前に、ティアはひらりと一枚の——名刺らしき紙を差し出した。
「——これ、僕の弁護士さん」
ヒヤリ。タイチの顔と合わせて、横から見ていた私まで背筋に緊張が走った。
「さっきの、僕を罵るような発言は『侮辱罪』に当たるかな? ……でも、せっかくの旅行で、悪口なんて言わないよね? 僕の聞き違いだよね?」
「………………」
「これ以上、僕たちに関わらないでいてくれる?」
「も、申し訳ない……」
「うん、いいんだよ。旅行って、はしゃぎすぎちゃうこともあるよね……?」
ティアの笑顔の圧に、タイチが青い顔で早足に逃げていく。
その背中を見送るティアの横顔をぼうぜんと見ていると、横目が私をちらりと刺した。
「暴力はだめだよ? 訴えられたら負けるんだよ?」
「…………ご、めん?」
「気をつけてね?」
優しく笑うその顔に、初めて、
(……こわっ!)
そう思って、震えていた。
ティアの顔色に気づいたのは夕食後。
部屋で食べていたのだが、そのときからペースが遅いなとは思っていた。
「……うん、すこし疲れたかも……」
近くで確認してみると、肌も血色が悪いような。
「陽射しが強かったから……?」
「それもあるかな? ……でも、たぶん……はしゃぎすぎ?」
「ティアくん、そんなはしゃいでた?」
「う~ん? じゃ、温泉かな? 温泉って意外に疲れるみたい」
「……大丈夫? 横になって休んだら?」
ベッドにころんっと転がるティアは、私を見上げて、
「レイちゃんは?」
「普通のお風呂のとこでも行ってこようかな? ティアくん、独りのほうがゆっくりできるでしょ?」
「そっか、僕に合わせて貸切しか入ってないもんね」
「……貸切なんて独りで使うの贅沢だから、誰かと一緒のときに入らないと」
瞳を閉じて、ティアはくすりと笑った。
「……じゃ、いってらっしゃい。予約の時間までには回復しておくから」
「予約……そうだ貸切まだあった……あと2時間後か! ほんと温泉ざんまいだ!」
「のぼせないよう気をつけてね~……」
ティアの声は、ゆるゆるとシーツに落ちていった。
(温泉、疲れたんだ……ティアの肌の弱さも考えて、なるべく泉質が優しいところで組んだけど……入浴自体が肌に負担かけそうだもんな……)
部屋を出ながら、(このあとの貸切予約はキャンセルしても……)と考えていたせいで、出てすぐのところにいた人影を、深く見ることなく避けていた。
「レイコ!」
肩を引き留められて、(おや?)と。
身に覚えがありすぎる感覚に、思考から目の前の現実へと引っ張られていた。
「……え、なに?」
驚愕を通り越して、無。
思わず素で返してしまった私の肩に触れていたのは、セットの片割れ……タイチだった。
反応の薄さに、あちらも(私も)同じタイミングで驚いていた。
「いや、ほんと何してんのっ?」
「話がしたくて待ってたんだ」
「部屋の前で!? 普通に怖いんだけどっ? っていうかなんで部屋がここって知ってんの!?」
「帰るところを見かけて……」
「いや怖いわ! ふつう話をしたかったら連絡するでしょうよっ?」
「……レイコ、俺のことブロックしてるだろ?」
「してるよ! 私フラれてるからね!」
「落ち着いてくれ」
「私がっ!?」
突っこみが追いつかない。
いろいろ処理しきれていない頭で、ひとまず半歩ほど距離を取って肩の手を外した。
「……何しに来たの? みのりちゃんは?」
「……さっき、ケンカになって……たぶん部屋にいる」
「旅行先で何してんの……早く謝っておいでよ」
「いや……最近よく揉めるんだよ。金銭感覚のズレがあって……」
「あぁ……」
(そうだよね、あなた私と同じで倹約寄りだから……けど、)
「自分で選んだコでしょ? 互いに歩み寄れるよう話し合いなよ」
「話にならないんだよ。この旅行だって、急に行きたいって言い出して……俺のほうが稼いでるんだから、支払いも俺だろうって当然のように思ってるし……」
「割り勘にしようって言えばいいじゃん……」
「どうしてか言いづらい空気になるんだよ……」
「変に見栄張ってるからでしょ」
「レイコだったら自分から言ってくれるのに……」
「……いや、そんな私のことをあなたは捨ててるんだよ」
「捨てたなんて言い方しないでくれ! 俺はこれでも悩んだんだ!」
「はああ!?」
離れたぶんの距離を詰められた。
「俺が間違ってた。俺にはレイコしかいない。別れたから……レイコはこんなにキレイだったんだって再確認できたんだ。もう一度やり直させてほしい」
「いやいや違う! 私いまキレイなんだよ! 再確認とかじゃなくて、普通にキレイ目指して頑張ってるからキレイなの!」
「! ……そうか、俺が可愛いコに流れたから……俺のためにキレイになろうとしてくれたんだ……」
「違うわ! いや多少は動機にあるけど! 復縁のためじゃないからねっ? ティアくんの影響だからね!?」
うっかり名前を出してしまい、あわてて口を閉じたが……
「一緒に来てるやつか……?」
確認の声は、トーンが一段下がっていた。急に静かになったタイチの様子に、こちらも上がっていた声量を落とした。
「……そう。こっちも人と来てるんだから、こんなふうに来られたら困るよ」
「……男、なんだよな? 付き合ってるのか? 俺と別れたばかりなのに……」
「その発言、自分に返ってくるよ? ……あと付き合ってない。友達」
「男の友達と温泉旅行なんてしないだろ」
「いや、してます。問題なくやれてます」
「……あんなやつのどこがいいんだ? 外見ちゃんと見てるか?」
「話きいてた? 友達なんだってば」
「……そうか、レイコは元から面倒見いいもんな。変なやつとか、嫌われてるやつにも声掛けて……見た目がおかしくても、見えないフリができるよな」
「……は? なんの話?」
「レイコは優しいから……あの見た目に同情して、放っておけないんだろ? 変なサングラスまでして、周りの目を代わりに引いて……そういうお人好しなところが、つけこまれ——」
自然と、手が上がっていた。
浮気されたときですら湧かなかった怒りが、カッと頭にのぼって、その頬を引っぱたいてやろうと。
「——だめだよ」
すぐ横で開いたドアが、私の意思を止める。
はっとして振り向けば、吐息をこぼしたティアが、困ったように笑っていた。
「……うるさくて、休めないね?」
「……ごめん……」
「怒ってないよ? きみには、ね」
薄く笑った唇に目がいく。わずかに冷気をまとったような……。
「……レイちゃん、こういうときの対処法を教えてあげようか」
微笑を浮かべたティアは、きょとりとした私を置いてタイチへと目を流した。
動揺して止まっていたタイチに、ティアはニコリとして、
「とても大きな声だったね? 周りにも聞こえていたと思うよ? ほら……そこで、困ってるひともいる」
目で示した先には、夫婦らしき宿泊客が足を止めていた。ティアの指摘に、「ごめんなさいね」と戸惑いながら横を過ぎていく。
周囲の目を意識したタイチの前に、ティアはひらりと一枚の——名刺らしき紙を差し出した。
「——これ、僕の弁護士さん」
ヒヤリ。タイチの顔と合わせて、横から見ていた私まで背筋に緊張が走った。
「さっきの、僕を罵るような発言は『侮辱罪』に当たるかな? ……でも、せっかくの旅行で、悪口なんて言わないよね? 僕の聞き違いだよね?」
「………………」
「これ以上、僕たちに関わらないでいてくれる?」
「も、申し訳ない……」
「うん、いいんだよ。旅行って、はしゃぎすぎちゃうこともあるよね……?」
ティアの笑顔の圧に、タイチが青い顔で早足に逃げていく。
その背中を見送るティアの横顔をぼうぜんと見ていると、横目が私をちらりと刺した。
「暴力はだめだよ? 訴えられたら負けるんだよ?」
「…………ご、めん?」
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優しく笑うその顔に、初めて、
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そう思って、震えていた。
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