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オペラ座の幻影
Chap.5 Sec.1
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貴族の朝は遅い。日が高くのぼる空の下、冴えわたる空気に庭園の緑は青々として葉をゆらしている。
母が休む寝室に運ばれた食卓を、父と母の三人でそれぞれ離れて食していた。ベッドに身を起こした母は、小さな器に入ったパン粥をわずかにすすっただけだが、顔色はよかった。父も安堵の目で見守っている。
給仕のための使用人が立てる音と、父の横でゲランが今日の予定を確認する話し声を耳に、静かに食事を進めていた。食事を食べ終えたころにルネが入室して、屋敷に届いた手紙の返信に対する確認を——
「——お父様、」
ルネが部屋を出る前に、口火を切った。会話を止めた父の目がわたしに流れる。心は奇妙なほどに平坦だった。
「どうかしたかね?」
「昨日、お話が途中だったことを思い出して……」
「あぁ、そうだ。タレラン様にお断りの……」
「——いいえ、違うのよ」
唇を曲げて、目を細めてみせる。自分でも驚くほど上手く笑えているように思う。
「わたし、フィリップ様と結婚するわ」
部屋に響いた声に、一瞬、世界が止まった気がした。わたしを捉えた淡い眼は、意識にあったが気づかないふりをした。
ぽかんとする父より、母のほうが先に細い声をあげて、
「まぁ! どなたかから結婚のお話があるの?」
「——ええ、そうなの。タレラン=ペリゴール家のフィリップ様という方から、お話をもらっているのよ」
「タレラン様! それは素晴らしいお相手だこと……あなたったら、いつのまに?」
「ふふ、わたしってこう見えてもモテるのよ?」
にっこりと笑って、近い記憶のやり取りを再現する。二度目は簡単だった。ふざけてウィンクする余裕までもあった。
まぁまぁ……と驚きつつ喜ぶ母の顔だけを見て話していると、遅れた父が戸惑いながら口を挟んだ。
「婚姻の話を……受けるのかね?」
「もちろんだわ。こんないい話、断る理由なんてないもの」
「そうかも知れないが……いや、しかしだね……」
「日取りを早く決めてもらって。婚約公告は……もうだいぶ周知されているみたいだけど……こちらからも、親族の皆さまにお伝えしないと」
「そう急がなくとも……」
「だめよ、こういうのは早いほうがいいの」
父の言葉に割り込み、きっぱりと返す。耳を傾けていた母も、にこにことした笑顔で、
「そうね、それだけ早く一緒になりたいのよね。わかるわ……わたしも同じ気持ちだったもの」
夢みる少女の声をもって後押しする。それを目にするわたしの微笑みは、より深く真実みを増す。
「——そうね、大好きなひとと共にいられることは、かけがえのない幸せだわ」
言葉に偽りはない。ただ真実のみを映した声に、父も漠然と流され、「……そういうものかね?」首をかしげつつも騙されていく。
(昨夜の話はこれだったのか?)疑問の浮かぶ顔をゲランやルネに回すが、二人とも似たような微笑で「おめでたいことでございますね」とシンプルに応えた。ルネにいたっては、
「あの小さかったお嬢様がご婚姻とは……私も感慨深く存じます」
微笑みの唇で唱えて、わたしに目を向ける。その瞳は穏やかではなかったが、射すくめられることなく笑顔を返した。
「——ありがとう」
§
「——どういうつもりだ?」
二人きりになることを避け続けていたが、それも夜までだった。ベッドに寝転んではいたが眠っておらず、静かに上体を起こす。こちらまで歩いてきたルネの顔を、ランプの明かりが恐ろしく照らし出した。
「結婚する気はないと言わなかったか?」
「……気が変わったのよ」
「——そうか、俺の脅しは伝わってなかったか」
言葉を吐き捨てると、わたしを細く見下ろす。伸びてきた手によって肩を強い力で押され、ベッドへと倒れ込んだ体に彼は乗り上がった。
咬みつくように降ってきた唇は、くちづけではなく首筋を捕らえた。歯が浅く食い込む痛みに、これは——
「やめてっ……」
脳裏に浮かんだのは、ルネの首許に刻まれた赤い跡。吸い付く痛みには明確な意思があった。彼と違って、わたしは着替えでメイドたちに肌を晒すというのに……証拠を残されて困るのは互いのはず。
「ルネ、やめて!」
必死に体をひねって押しのけ、唇を外した。すると、今度は抵抗の手を捕らえられる。両の腕をたやすく片手でまとめあげると、頭上で固定された。見下ろす瞳は冷たく——怖い。
「言ったはずだ。俺は、君の人生を壊しても構わないと。……ただの脅し文句だと思っていたのか?」
「……思ってないわ」
「なら覚悟の上だな? 結婚のできない体にしてやるよ」
彼の顔が下がったかと思うと、再び首筋に、今度は本当に咬み付かれた。硬い歯の感触が肌に刺さり、熱く痛む。逃げようにも逃げられない。浮かんだ涙が視界に薄く膜を張る。
助けて——と救いを求めた名は、目の前の彼で、自分の愚かさに泣きたくなった。
ここ最近の優しい姿に惑わされていた。彼の本性など、最初の夜に知ったはずなのに。
流れるように落ちていく涙に、声もなく耐える。泣き言を唱えそうになる気持ちを抑えきってから、口を開いた。
「……わたしは、子供を産まないといけないのよ」
毅然と告げたかったが、その声は震えていた。首筋の痛みが緩む。離れた唇が、冷ややかに音をこぼす。
「爵位のために? 残念だがそれは叶わないな。この家でただひとりの娘は地に落ちる。せいぜい俺の子を孕むくらいか」
「……ルネ、」
震えを抑えて、その名を呼ぶ。顔を上げた彼と視線が重なり、恐怖と——別の感情が、胸にひらめく。
淡い眼には、炎が宿っている。深い感情が燃えさかるようなその瞳は、怖いのに——美しいと思ってしまう。相反する心がせめぎ合って、胸は複雑に痛む。
意を決して、言葉を口にした。
「わたしの人生なら、あげるわ」
沈黙に、開かれた瞳。目をそらすことなく、その瞳だけを目に入れる。
「あなたが、何を考えてるのかは分からない。……でも、あなたの望む先は、我が家の破滅なのでしょう?」
「………………」
「否定しないのね」
無言の瞳に尋ねれば、それはわずかに揺らいだ。灯された火が、ゆらりと。
「誰に雇われたのかは知らないし、探るつもりもないわ……でも、だから……代わりに、今しばらくだけ待って」
すでに、恐怖の震えはない。脳裏には母の笑顔が浮かんでいる。
「お母様との残り時間だけ、我が家に幸せをちょうだい」
「…………何を言っている」
「あなたも聞いたのでしょう? 母はもう、ほんとうに残りわずかだと」
「………………」
「父は、母がすべてなのよ。この家を、どうせ誰かに奪われるなら——せめて母だけは、幸せでいてほしい。それが、父とわたしの望みなの」
「……残り少ない母親のために、父親は見捨てるのか」
「ええ、すべては望まない。あなたと戦う気もないのに、これ以上を得ることはできない。……子供も、要らないわ。お母様の前でだけ、今しばらく幸せな未来を演じられればいい」
「……タレラン家に嫁ぐフリをすると?」
「母の体がもつかぎりは。母が亡くなったあとで、あなたの好きなように貶めて、婚姻も壊してくれればいいわ。弁明は一切しない。あなたの主張を認めて、堕落した娘の烙印を受けいれましょう」
——不貞だけは、絶対に赦さない。
そう脅したあのひとなら、わたしのことなど迷いなく切り捨ててくれるだろう。
「……本気で言ってるのか」
「ええ、本気よ」
押さえられていた手首が、するりと解放される。けれども、彼の瞳は用心するようにわたしを見据えたまま、放すことはない。
瞳に互いを映して、その奥のまぼろしのような虚像へと応える。
「この唇も、体も、——生涯も。すべて、あなたに捧げるわ」
——あなたの半生を、わたしに捧げてくれたように。
残りすべてが消え去っても構わない。わたしの欲しいものは、目の前のただひとつ。それ以外は何もいらない。たとえ裏切られるとしても……あなたがくれるものなら、それが破滅であっても受け入れてみせよう。
母が休む寝室に運ばれた食卓を、父と母の三人でそれぞれ離れて食していた。ベッドに身を起こした母は、小さな器に入ったパン粥をわずかにすすっただけだが、顔色はよかった。父も安堵の目で見守っている。
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「——お父様、」
ルネが部屋を出る前に、口火を切った。会話を止めた父の目がわたしに流れる。心は奇妙なほどに平坦だった。
「どうかしたかね?」
「昨日、お話が途中だったことを思い出して……」
「あぁ、そうだ。タレラン様にお断りの……」
「——いいえ、違うのよ」
唇を曲げて、目を細めてみせる。自分でも驚くほど上手く笑えているように思う。
「わたし、フィリップ様と結婚するわ」
部屋に響いた声に、一瞬、世界が止まった気がした。わたしを捉えた淡い眼は、意識にあったが気づかないふりをした。
ぽかんとする父より、母のほうが先に細い声をあげて、
「まぁ! どなたかから結婚のお話があるの?」
「——ええ、そうなの。タレラン=ペリゴール家のフィリップ様という方から、お話をもらっているのよ」
「タレラン様! それは素晴らしいお相手だこと……あなたったら、いつのまに?」
「ふふ、わたしってこう見えてもモテるのよ?」
にっこりと笑って、近い記憶のやり取りを再現する。二度目は簡単だった。ふざけてウィンクする余裕までもあった。
まぁまぁ……と驚きつつ喜ぶ母の顔だけを見て話していると、遅れた父が戸惑いながら口を挟んだ。
「婚姻の話を……受けるのかね?」
「もちろんだわ。こんないい話、断る理由なんてないもの」
「そうかも知れないが……いや、しかしだね……」
「日取りを早く決めてもらって。婚約公告は……もうだいぶ周知されているみたいだけど……こちらからも、親族の皆さまにお伝えしないと」
「そう急がなくとも……」
「だめよ、こういうのは早いほうがいいの」
父の言葉に割り込み、きっぱりと返す。耳を傾けていた母も、にこにことした笑顔で、
「そうね、それだけ早く一緒になりたいのよね。わかるわ……わたしも同じ気持ちだったもの」
夢みる少女の声をもって後押しする。それを目にするわたしの微笑みは、より深く真実みを増す。
「——そうね、大好きなひとと共にいられることは、かけがえのない幸せだわ」
言葉に偽りはない。ただ真実のみを映した声に、父も漠然と流され、「……そういうものかね?」首をかしげつつも騙されていく。
(昨夜の話はこれだったのか?)疑問の浮かぶ顔をゲランやルネに回すが、二人とも似たような微笑で「おめでたいことでございますね」とシンプルに応えた。ルネにいたっては、
「あの小さかったお嬢様がご婚姻とは……私も感慨深く存じます」
微笑みの唇で唱えて、わたしに目を向ける。その瞳は穏やかではなかったが、射すくめられることなく笑顔を返した。
「——ありがとう」
§
「——どういうつもりだ?」
二人きりになることを避け続けていたが、それも夜までだった。ベッドに寝転んではいたが眠っておらず、静かに上体を起こす。こちらまで歩いてきたルネの顔を、ランプの明かりが恐ろしく照らし出した。
「結婚する気はないと言わなかったか?」
「……気が変わったのよ」
「——そうか、俺の脅しは伝わってなかったか」
言葉を吐き捨てると、わたしを細く見下ろす。伸びてきた手によって肩を強い力で押され、ベッドへと倒れ込んだ体に彼は乗り上がった。
咬みつくように降ってきた唇は、くちづけではなく首筋を捕らえた。歯が浅く食い込む痛みに、これは——
「やめてっ……」
脳裏に浮かんだのは、ルネの首許に刻まれた赤い跡。吸い付く痛みには明確な意思があった。彼と違って、わたしは着替えでメイドたちに肌を晒すというのに……証拠を残されて困るのは互いのはず。
「ルネ、やめて!」
必死に体をひねって押しのけ、唇を外した。すると、今度は抵抗の手を捕らえられる。両の腕をたやすく片手でまとめあげると、頭上で固定された。見下ろす瞳は冷たく——怖い。
「言ったはずだ。俺は、君の人生を壊しても構わないと。……ただの脅し文句だと思っていたのか?」
「……思ってないわ」
「なら覚悟の上だな? 結婚のできない体にしてやるよ」
彼の顔が下がったかと思うと、再び首筋に、今度は本当に咬み付かれた。硬い歯の感触が肌に刺さり、熱く痛む。逃げようにも逃げられない。浮かんだ涙が視界に薄く膜を張る。
助けて——と救いを求めた名は、目の前の彼で、自分の愚かさに泣きたくなった。
ここ最近の優しい姿に惑わされていた。彼の本性など、最初の夜に知ったはずなのに。
流れるように落ちていく涙に、声もなく耐える。泣き言を唱えそうになる気持ちを抑えきってから、口を開いた。
「……わたしは、子供を産まないといけないのよ」
毅然と告げたかったが、その声は震えていた。首筋の痛みが緩む。離れた唇が、冷ややかに音をこぼす。
「爵位のために? 残念だがそれは叶わないな。この家でただひとりの娘は地に落ちる。せいぜい俺の子を孕むくらいか」
「……ルネ、」
震えを抑えて、その名を呼ぶ。顔を上げた彼と視線が重なり、恐怖と——別の感情が、胸にひらめく。
淡い眼には、炎が宿っている。深い感情が燃えさかるようなその瞳は、怖いのに——美しいと思ってしまう。相反する心がせめぎ合って、胸は複雑に痛む。
意を決して、言葉を口にした。
「わたしの人生なら、あげるわ」
沈黙に、開かれた瞳。目をそらすことなく、その瞳だけを目に入れる。
「あなたが、何を考えてるのかは分からない。……でも、あなたの望む先は、我が家の破滅なのでしょう?」
「………………」
「否定しないのね」
無言の瞳に尋ねれば、それはわずかに揺らいだ。灯された火が、ゆらりと。
「誰に雇われたのかは知らないし、探るつもりもないわ……でも、だから……代わりに、今しばらくだけ待って」
すでに、恐怖の震えはない。脳裏には母の笑顔が浮かんでいる。
「お母様との残り時間だけ、我が家に幸せをちょうだい」
「…………何を言っている」
「あなたも聞いたのでしょう? 母はもう、ほんとうに残りわずかだと」
「………………」
「父は、母がすべてなのよ。この家を、どうせ誰かに奪われるなら——せめて母だけは、幸せでいてほしい。それが、父とわたしの望みなの」
「……残り少ない母親のために、父親は見捨てるのか」
「ええ、すべては望まない。あなたと戦う気もないのに、これ以上を得ることはできない。……子供も、要らないわ。お母様の前でだけ、今しばらく幸せな未来を演じられればいい」
「……タレラン家に嫁ぐフリをすると?」
「母の体がもつかぎりは。母が亡くなったあとで、あなたの好きなように貶めて、婚姻も壊してくれればいいわ。弁明は一切しない。あなたの主張を認めて、堕落した娘の烙印を受けいれましょう」
——不貞だけは、絶対に赦さない。
そう脅したあのひとなら、わたしのことなど迷いなく切り捨ててくれるだろう。
「……本気で言ってるのか」
「ええ、本気よ」
押さえられていた手首が、するりと解放される。けれども、彼の瞳は用心するようにわたしを見据えたまま、放すことはない。
瞳に互いを映して、その奥のまぼろしのような虚像へと応える。
「この唇も、体も、——生涯も。すべて、あなたに捧げるわ」
——あなたの半生を、わたしに捧げてくれたように。
残りすべてが消え去っても構わない。わたしの欲しいものは、目の前のただひとつ。それ以外は何もいらない。たとえ裏切られるとしても……あなたがくれるものなら、それが破滅であっても受け入れてみせよう。
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