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ハロー・マイ・クラスメイツ
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とびきり早起きして、朝一で教室に入った。
ヒナの次に教室にやって来たのは、
「おはよー、壱正くん!」
すっきりと短い髪。まっすぐな姿勢。制服の着こなしも、かっちり。
昨日から勤勉な姿しか見せていない彼は、弾けるようなヒナの声に、一瞬、足を止めた。
表情に変化はない。ただ、少しだけ瞳を開いたかも。
「……おはよう」
足を止めた一瞬の動揺のあとに、低めの声が挨拶を返す。ヒナは席から立ち上がった。
「サクラ先生から、『桜統学』の授業の参考に、壱正くんの研究を見せてもらうよう言われたんだけど……時間あるとき、壱正くんの研究がどんなものか教えてくれないかな?」
「ああ……それなら、先生からクラス連絡が来ていた。今でよければ、説明する」
「ありがと。助かるよ」
「………………」
「あっ、おれ、鴨居 ヒナ」
「氏名は知っている。登録名が、『鴨居 雛』になっているが……呼び名は、『鴨居さん』で……いいのだろうか?」
「へ?」
「……桜統は皆、基本的にアカウントの登録名で呼ぶ」
「そうなんだ?」
こういう情報、すごく大事だ。生徒ならではの情報だ。
言われずとも、名簿で確認した彼の名は『壱正』だったので、ヒナもそう呼んでいたが……。
「えーっと……おれは、『ヒナ』で。そのまま、呼び捨てでいいよ」
「分かった」
自席についた彼は、タブレット端末を出しながらヒナを振り返った。研究を見せようとして、しかし、何か思い当たったように、
「……私は、順教寺 壱正。こちらも呼び捨てでいい。よろしく、ヒナ」
ヒナは、ずっと右の拳を握りしめていた。
緊張と不安を掴んでいたその手を、やっと緩めて、
「——うん、よろしく壱正!」
霽れた声が、気持ちよく通る。
(やった! ほんとに普通に話せた!)
ヒナの脳裏には、サクラの助言が浮かんでいた。
——彼は、成績に重きを置いている。テストの点も、内申点も。評価に対しては貪欲な子だ。
——そんなの、おれにどうしようもないじゃないですか!
——いや、自分と同じく真面目な生徒とは交流するはずだ。『桜統学』について、私が君に参考例を見せようかと思っていたが……直接、彼に見せてもらうのがいいだろうね。忌憚なく意見を伝えるといい。君が転入試験で満点を取った『特待生』であることは、みな知っている。彼も君の意見を取り入れたいと思うだろう。
——えぇ……なんかそれ、メリットがあるから付き合うみたいな……。
——友達は、双方にメリットがあるから成立するものだろう?
——先生、今なんか、先生としてすごく言っちゃいけないことを言ったと思います。
——君が録音していない限り問題は無いよ。
——(先生としてじゃなくて、人として問題があるな)
——きっかけに拘るべきではないね。仲良くなれるかどうかは、ここから先の君次第だよ。
サクラに貰った助言は、いろいろ突っこみどころがあるけれど、いったん目をつぶる。
友達、欲しい。素直に言って、やっぱり欲しい。新生活さびしい。
(次は千綾くん……いや、『ルイ』くんだ!)
放課後、ブレス端末で名簿を見て、ターゲットの呼び名を確認。
教室で声を掛けてはいけない。できることなら、独りのときに。
サクラにはそう言われたけれど、ひとつ結びの隣席の子が常にいたせいで、機会がなかった。
帰りぎわの昇降口。ひとつ結びの子が、「先生から呼び出しが入ったようです。迎えは着いていますので、お先に帰っていてください」
(おれの運、最強だ!)
遠巻きにストーカーめいたことをしていたところ、絶好の機会がやってきた。
逸る気持ちのまま駆けていって、靴を取り出すルイに声を掛ける。
「——ルイくん、ごめん」
ふっと流れたルイの瞳に、心臓が跳ねた。
綺麗だ。見慣れない透明感が鼓動を煽る……いやいや落ち着け。ちゃんと正直に話すんだ。
「おれっ、ルイくんに失礼なこと言ったの、すごい後悔してて……」
「………………」
「——おれも、言われるんだ。性別のことで言われるたびに、自分も嫌な思いしてきたのに……無神経な発言して、本当にごめん」
ルイは静かに聞いていた。
数秒の沈黙を置いてから、ヒナは後ろ手に持っていた物を、そろそろと彼の瞳のもとに晒した。
「これ、お詫びと言ったらなんだけど……ほんの気持ち、です」
「えっ」
そこで、冷静だったルイの表情が崩れた。声も出ていた。
高めだけど、女子じゃない。彼の声は、確かに男子のもの。
「英国王室御用達の洋菓子だ! しかも現地限定の! これ、貰っていいの?」
「うん、ルイくんの気持ちを考えたら……これくらいは、当然かな、と」
「そんな気にしてないよ? 僕こそ昨日はごめんね? 琉夏くんが余計に絡んできたからさ、大人げなくムカついちゃった」
(切り替え早し……いや、いいんだ。いいんだよこれで。これを狙ってサクラ先生からお菓子を頂いてきたんだから)
うっかり呆気に取られてしまったが、首を振ってごまかす。
「怒ってないなら、よかった」
「……そうだ、ヒナくん、今ひま? ウタが先生に呼び出されちゃって、僕ひとりなんだよ。だからさ、カフェテリアでも寄って、このお菓子、一緒に食べようよ」
「え! いいのっ?」
「うん、迎えは待たせておくし……もともと、ウタが戻って来るのを待っていようと思ってたんだ。麦くんも誘ってみよっか。図書館に行くって言ってたから、誘ったら来るかも」
笑うと可愛い。昇降口の外から射し込む陽が、ルイのミルクティー色の長髪をやわらかに透かしている。
これが可憐か。漢字問題の読みでしか見たことのないワード。初めて体感した。
(——友達、できた!)
ちょっと卑怯な手を使った気もするが、サクラの言うとおり、これは『きっかけ』でしかない。
ここから仲良くなれるかは、おれ次第だ。
ヒナの次に教室にやって来たのは、
「おはよー、壱正くん!」
すっきりと短い髪。まっすぐな姿勢。制服の着こなしも、かっちり。
昨日から勤勉な姿しか見せていない彼は、弾けるようなヒナの声に、一瞬、足を止めた。
表情に変化はない。ただ、少しだけ瞳を開いたかも。
「……おはよう」
足を止めた一瞬の動揺のあとに、低めの声が挨拶を返す。ヒナは席から立ち上がった。
「サクラ先生から、『桜統学』の授業の参考に、壱正くんの研究を見せてもらうよう言われたんだけど……時間あるとき、壱正くんの研究がどんなものか教えてくれないかな?」
「ああ……それなら、先生からクラス連絡が来ていた。今でよければ、説明する」
「ありがと。助かるよ」
「………………」
「あっ、おれ、鴨居 ヒナ」
「氏名は知っている。登録名が、『鴨居 雛』になっているが……呼び名は、『鴨居さん』で……いいのだろうか?」
「へ?」
「……桜統は皆、基本的にアカウントの登録名で呼ぶ」
「そうなんだ?」
こういう情報、すごく大事だ。生徒ならではの情報だ。
言われずとも、名簿で確認した彼の名は『壱正』だったので、ヒナもそう呼んでいたが……。
「えーっと……おれは、『ヒナ』で。そのまま、呼び捨てでいいよ」
「分かった」
自席についた彼は、タブレット端末を出しながらヒナを振り返った。研究を見せようとして、しかし、何か思い当たったように、
「……私は、順教寺 壱正。こちらも呼び捨てでいい。よろしく、ヒナ」
ヒナは、ずっと右の拳を握りしめていた。
緊張と不安を掴んでいたその手を、やっと緩めて、
「——うん、よろしく壱正!」
霽れた声が、気持ちよく通る。
(やった! ほんとに普通に話せた!)
ヒナの脳裏には、サクラの助言が浮かんでいた。
——彼は、成績に重きを置いている。テストの点も、内申点も。評価に対しては貪欲な子だ。
——そんなの、おれにどうしようもないじゃないですか!
——いや、自分と同じく真面目な生徒とは交流するはずだ。『桜統学』について、私が君に参考例を見せようかと思っていたが……直接、彼に見せてもらうのがいいだろうね。忌憚なく意見を伝えるといい。君が転入試験で満点を取った『特待生』であることは、みな知っている。彼も君の意見を取り入れたいと思うだろう。
——えぇ……なんかそれ、メリットがあるから付き合うみたいな……。
——友達は、双方にメリットがあるから成立するものだろう?
——先生、今なんか、先生としてすごく言っちゃいけないことを言ったと思います。
——君が録音していない限り問題は無いよ。
——(先生としてじゃなくて、人として問題があるな)
——きっかけに拘るべきではないね。仲良くなれるかどうかは、ここから先の君次第だよ。
サクラに貰った助言は、いろいろ突っこみどころがあるけれど、いったん目をつぶる。
友達、欲しい。素直に言って、やっぱり欲しい。新生活さびしい。
(次は千綾くん……いや、『ルイ』くんだ!)
放課後、ブレス端末で名簿を見て、ターゲットの呼び名を確認。
教室で声を掛けてはいけない。できることなら、独りのときに。
サクラにはそう言われたけれど、ひとつ結びの隣席の子が常にいたせいで、機会がなかった。
帰りぎわの昇降口。ひとつ結びの子が、「先生から呼び出しが入ったようです。迎えは着いていますので、お先に帰っていてください」
(おれの運、最強だ!)
遠巻きにストーカーめいたことをしていたところ、絶好の機会がやってきた。
逸る気持ちのまま駆けていって、靴を取り出すルイに声を掛ける。
「——ルイくん、ごめん」
ふっと流れたルイの瞳に、心臓が跳ねた。
綺麗だ。見慣れない透明感が鼓動を煽る……いやいや落ち着け。ちゃんと正直に話すんだ。
「おれっ、ルイくんに失礼なこと言ったの、すごい後悔してて……」
「………………」
「——おれも、言われるんだ。性別のことで言われるたびに、自分も嫌な思いしてきたのに……無神経な発言して、本当にごめん」
ルイは静かに聞いていた。
数秒の沈黙を置いてから、ヒナは後ろ手に持っていた物を、そろそろと彼の瞳のもとに晒した。
「これ、お詫びと言ったらなんだけど……ほんの気持ち、です」
「えっ」
そこで、冷静だったルイの表情が崩れた。声も出ていた。
高めだけど、女子じゃない。彼の声は、確かに男子のもの。
「英国王室御用達の洋菓子だ! しかも現地限定の! これ、貰っていいの?」
「うん、ルイくんの気持ちを考えたら……これくらいは、当然かな、と」
「そんな気にしてないよ? 僕こそ昨日はごめんね? 琉夏くんが余計に絡んできたからさ、大人げなくムカついちゃった」
(切り替え早し……いや、いいんだ。いいんだよこれで。これを狙ってサクラ先生からお菓子を頂いてきたんだから)
うっかり呆気に取られてしまったが、首を振ってごまかす。
「怒ってないなら、よかった」
「……そうだ、ヒナくん、今ひま? ウタが先生に呼び出されちゃって、僕ひとりなんだよ。だからさ、カフェテリアでも寄って、このお菓子、一緒に食べようよ」
「え! いいのっ?」
「うん、迎えは待たせておくし……もともと、ウタが戻って来るのを待っていようと思ってたんだ。麦くんも誘ってみよっか。図書館に行くって言ってたから、誘ったら来るかも」
笑うと可愛い。昇降口の外から射し込む陽が、ルイのミルクティー色の長髪をやわらかに透かしている。
これが可憐か。漢字問題の読みでしか見たことのないワード。初めて体感した。
(——友達、できた!)
ちょっと卑怯な手を使った気もするが、サクラの言うとおり、これは『きっかけ』でしかない。
ここから仲良くなれるかは、おれ次第だ。
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