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Chap.5 The Bubble-Like Honeymoon
Chap.5 Sec.13
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ラグーンシティと呼ばれるコミュニティの存在を、ロキもハオロンも知らなかった。
ハウスのコンパクトカーをかっ飛ばして、
「うちドリフトうまっ! 天才レーサーになるために生まれてきたんやわ!」
「レーサーはドリフトしねェじゃん?」
「えっ? するやろ?」
「しなくねェ~?」
半分くらいは遊びに興じながらやって来た二人は、目的地に近づくにつれて辺りの様子に違和感を覚えていた。
彼らは、ウサギが脱出に使ったハウスのフライングカーを追ってやって来ていた。位置情報(サクラから得た情報は、ロキが自力で取得したことになっている)が最後に示した地は、元潟湖都市。現在も同名のコミュニティが存在しているという情報を、セトはまだハウスに伝達できていなかった。
よって、ロキもハオロンもコミュニティのことは知らなかったが……
「……コミュニティ、あるみたいやの?」
「みたいだねェ~?」
周囲の建物に書かれる文字は、
【NO ENTRY】——立ち入り禁止。
立体投影ではなく、血のような赤のペンキが、そこかしこで強く主張している。友好的なコミュニティには見えない。
「……ロキ、どうする?」
「戻るのも怠ィし、行くしかなくねェ?」
「……ほやの。別に悪いこと仕掛けようってわけやないし……素直に話してみよか」
「………………」
「ロキ?」
「……反応がねェな」
「ん?」
「ウサギのブレス端末、反応してねェ。ここにいないか、電源落ちてるか……」
「え、いなかったら……ふりだしやが」
「ここに来てるのは間違いねェじゃん?」
「ほやの? ……セトもいるんやがの?」
「らし~よ」
「……二人して殺されてたらどぉしよか……」
「なんのために殺すわけ?」
「それは分からんけどぉ……」
「殺すより使ったほうがいいじゃん? 貴重な人材じゃん? セトならロボ数台分の働きするよな?」
「……ほやけど、セトはそのぶんエネルギーも要るやろ。燃費はどぉなんや……?」
「あ~」
ウサギ(アリス)は現在セトと合流しているらしい。ロキの推測でしかないが、蓋然性は非常に高く、ハウスの皆の見解も同様だった。セトがいるなら安心だと、油断したのもあってロキとハオロンのコンビでやって来ていたのだが。
潮風によって褪せた色彩の建物は、どんよりと不穏な空気を広げている。
コミュニティが存在しているのなら、無断で調査用のロボを派遣するわけにもいかない。
立ち入り禁止を主張する建物の奥には、ゲートがある。ラグーンシティに繋がると思われるので、車から降りたハオロンが試しに近寄った。
友好アピールできるよう、最低限の武装。腰の後ろにつけたハンドガンは囮で、手首に隠した極小のハンドガンが本命。
「こんにちはぁ~」
フレンドリーな声で、ゲートのセンサーに向けて、にっこり。
うさんくさい。ロキからすると完全なる不審者。
しかし、外見だけで言えば、ハオロンは10代前半の子供に見える。
《——はいはぁい? なんですかー?》
真っ赤な〈立ち入り禁止〉に反して、返ってきた声は軽薄だった。女性の声。ロボではない。ロキの推測では20代半ば。
声紋分析から予測作成された、小さなリアルアバターが、ロキの乗る車内に映し出されていた。
ハオロンには見えていない。ただ、声の雰囲気から敵視されてはいないと察したようで、笑顔のまま会話している。
「あのぉ~、うち、ちょっと知り合いのコを捜してるんやけどぉ……」
《だれー? てゆか、その前に君の所属と名前は?》
「うち? うちは、ファン・シーロンって言うんやぁ。無所属やけどぉ……社会崩壊前のID、これでよかったら確認して?」
腕を上げて、ブレス端末を見せる。データはロキが用意した偽のID。精密な情報はそう簡単に見破れない。
《シーロンくん、男の子か。残念、ここは男子禁制なんだよー。アトランティスあたりで性転換したらおいで》
「えぇ~? うち別に、入りたいわけやなくてぇ……うちの知り合いが来てないかだけ教えてほしいんやけどぉ?」
《知り合いってだれ?》
「ん~……名前はありすなんやけどぉ……この辺に行ってから連絡とれんくなって……黒いロングヘアの、アジアっぽいコなんやぁ~」
セトの情報は故意に省いた。男子禁制というのが冗談かどうか分からないので、当たりさわりがないほうから。
《……黒いロングヘア? え、ウサちぃ……じゃなくて、ウサギちゃん?》
「そぉ! たぶんそのコやわ! アリスかウサギなんやって!」
《……んん? もしかしてウサちぃの……記憶なくす前の知り合いさんかな? ……あ、どうしよ。これ私が言っていいのかなぁ?》
「言って! 心配で捜してるんやって!」
《う~ん……あのねぇ、ウサちぃなら、おととい……や、昨日? 昨日の朝になる前に、ヴァシリエフのコと出てったんだよ》
「……ヴァシリエフのコ?」
《そうそう。たぶんもうヴァシリエフハウスに着いてるんじゃないのかなぁ? ウサちぃはヴァシリエフに住んでる、みたいなこと言ってたし?》
「……ヴァシリエフハウスに……?」
《……あれ? シーロンくん、ヴァシリエフって知らない? 君の年代だと分かんない?》
「……ん~ん、分かるわ。けど、そっちも行ってきたんやって。ほやけど、いないって言われて……まだ捜してるんやぁ」
《ええ? ほんと? ……セトくん食べちゃったかな……》
「………………」
《あ、ごめん。冗談。お友達はご無事だと思うよ?》
「その……セトくん? と、一緒に出てったのは、間違いないんやろか?」
《うん、そこは間違いないよ。私がちゃんと見送……あっ、いや? ウサちぃはアトランティスに行っちゃって、それを迎えに行くとこだったから……セトくんしか見送ってない……ね?》
「アトランティスって……」
《海上都市 アトランティス。ん? もしかしてまだいるのかな? まさかほんとにモルガンに捕まったのかな……?》
「捕まった……?」
《あっ……》
余計なことを言った。
明らかにそんな空気があった。
ハオロンが、ちらりと車の方に目を投げる。車内は不透明で見えない。
しかし、車のハザードランプが、応えるように一瞬だけ光った。
「アトランティスに捕まったって……なんやろ?」
《や……ちょっと、よく分かんない、なぁ……?》
「……ありすだけやなくて、セトくんも捕まってるんか? ……なんで?」
《いや、あの……そのね、なんだろね? 今のは言葉のあやで……アトランティスで楽しく暮らしてるんじゃないのかなー……ってね?》
「……モルガンってだれ?」
《う……》
言葉に詰まる女性に、その奥から、また別の声が入った。
《あれ? ジェシー、誰としゃべってるの?》
《カシちゃん助けて! カシちゃんの代理してるあいだにウサちぃの知り合いって名乗るコがやってきて困ったことに!》
《……え?》
《ウサちぃってアジアっぽいよね? こっちのコも出身がアジアなんだよ! きっと記憶なくす前の知り合いなんだよ!》
《落ち着いて? ……えっと、いったん私が代わるね……あれ、これ繋がったまま?》
(うん、丸聞こえやよ)
ハオロンは心の声で答えておいた。
《……ごめんなさい、ちょっと代わりますね。どうしましたか?》
(えぇ~、もっかい同じ説明やるんかぁ? さっきのコと違って、こっちのコはしっかりしてそぉやし……聞けるやろか……?)
悩むハオロンは、とりあえず口を開こうとしたが、
横のドアが先にぱかりと開いていた。
「え! なんで出て来たんやって!?」
びっくり仰天のハオロンを無視して、車から降りたロキが、
「——カシちゃん、セトとウサギどこっ?」
響いた声と、センサーが新たに捉えた長躯。
《……ロキ……?》
茫然とした小さな声が、ぽつりとその名を口にしていた。
ハウスのコンパクトカーをかっ飛ばして、
「うちドリフトうまっ! 天才レーサーになるために生まれてきたんやわ!」
「レーサーはドリフトしねェじゃん?」
「えっ? するやろ?」
「しなくねェ~?」
半分くらいは遊びに興じながらやって来た二人は、目的地に近づくにつれて辺りの様子に違和感を覚えていた。
彼らは、ウサギが脱出に使ったハウスのフライングカーを追ってやって来ていた。位置情報(サクラから得た情報は、ロキが自力で取得したことになっている)が最後に示した地は、元潟湖都市。現在も同名のコミュニティが存在しているという情報を、セトはまだハウスに伝達できていなかった。
よって、ロキもハオロンもコミュニティのことは知らなかったが……
「……コミュニティ、あるみたいやの?」
「みたいだねェ~?」
周囲の建物に書かれる文字は、
【NO ENTRY】——立ち入り禁止。
立体投影ではなく、血のような赤のペンキが、そこかしこで強く主張している。友好的なコミュニティには見えない。
「……ロキ、どうする?」
「戻るのも怠ィし、行くしかなくねェ?」
「……ほやの。別に悪いこと仕掛けようってわけやないし……素直に話してみよか」
「………………」
「ロキ?」
「……反応がねェな」
「ん?」
「ウサギのブレス端末、反応してねェ。ここにいないか、電源落ちてるか……」
「え、いなかったら……ふりだしやが」
「ここに来てるのは間違いねェじゃん?」
「ほやの? ……セトもいるんやがの?」
「らし~よ」
「……二人して殺されてたらどぉしよか……」
「なんのために殺すわけ?」
「それは分からんけどぉ……」
「殺すより使ったほうがいいじゃん? 貴重な人材じゃん? セトならロボ数台分の働きするよな?」
「……ほやけど、セトはそのぶんエネルギーも要るやろ。燃費はどぉなんや……?」
「あ~」
ウサギ(アリス)は現在セトと合流しているらしい。ロキの推測でしかないが、蓋然性は非常に高く、ハウスの皆の見解も同様だった。セトがいるなら安心だと、油断したのもあってロキとハオロンのコンビでやって来ていたのだが。
潮風によって褪せた色彩の建物は、どんよりと不穏な空気を広げている。
コミュニティが存在しているのなら、無断で調査用のロボを派遣するわけにもいかない。
立ち入り禁止を主張する建物の奥には、ゲートがある。ラグーンシティに繋がると思われるので、車から降りたハオロンが試しに近寄った。
友好アピールできるよう、最低限の武装。腰の後ろにつけたハンドガンは囮で、手首に隠した極小のハンドガンが本命。
「こんにちはぁ~」
フレンドリーな声で、ゲートのセンサーに向けて、にっこり。
うさんくさい。ロキからすると完全なる不審者。
しかし、外見だけで言えば、ハオロンは10代前半の子供に見える。
《——はいはぁい? なんですかー?》
真っ赤な〈立ち入り禁止〉に反して、返ってきた声は軽薄だった。女性の声。ロボではない。ロキの推測では20代半ば。
声紋分析から予測作成された、小さなリアルアバターが、ロキの乗る車内に映し出されていた。
ハオロンには見えていない。ただ、声の雰囲気から敵視されてはいないと察したようで、笑顔のまま会話している。
「あのぉ~、うち、ちょっと知り合いのコを捜してるんやけどぉ……」
《だれー? てゆか、その前に君の所属と名前は?》
「うち? うちは、ファン・シーロンって言うんやぁ。無所属やけどぉ……社会崩壊前のID、これでよかったら確認して?」
腕を上げて、ブレス端末を見せる。データはロキが用意した偽のID。精密な情報はそう簡単に見破れない。
《シーロンくん、男の子か。残念、ここは男子禁制なんだよー。アトランティスあたりで性転換したらおいで》
「えぇ~? うち別に、入りたいわけやなくてぇ……うちの知り合いが来てないかだけ教えてほしいんやけどぉ?」
《知り合いってだれ?》
「ん~……名前はありすなんやけどぉ……この辺に行ってから連絡とれんくなって……黒いロングヘアの、アジアっぽいコなんやぁ~」
セトの情報は故意に省いた。男子禁制というのが冗談かどうか分からないので、当たりさわりがないほうから。
《……黒いロングヘア? え、ウサちぃ……じゃなくて、ウサギちゃん?》
「そぉ! たぶんそのコやわ! アリスかウサギなんやって!」
《……んん? もしかしてウサちぃの……記憶なくす前の知り合いさんかな? ……あ、どうしよ。これ私が言っていいのかなぁ?》
「言って! 心配で捜してるんやって!」
《う~ん……あのねぇ、ウサちぃなら、おととい……や、昨日? 昨日の朝になる前に、ヴァシリエフのコと出てったんだよ》
「……ヴァシリエフのコ?」
《そうそう。たぶんもうヴァシリエフハウスに着いてるんじゃないのかなぁ? ウサちぃはヴァシリエフに住んでる、みたいなこと言ってたし?》
「……ヴァシリエフハウスに……?」
《……あれ? シーロンくん、ヴァシリエフって知らない? 君の年代だと分かんない?》
「……ん~ん、分かるわ。けど、そっちも行ってきたんやって。ほやけど、いないって言われて……まだ捜してるんやぁ」
《ええ? ほんと? ……セトくん食べちゃったかな……》
「………………」
《あ、ごめん。冗談。お友達はご無事だと思うよ?》
「その……セトくん? と、一緒に出てったのは、間違いないんやろか?」
《うん、そこは間違いないよ。私がちゃんと見送……あっ、いや? ウサちぃはアトランティスに行っちゃって、それを迎えに行くとこだったから……セトくんしか見送ってない……ね?》
「アトランティスって……」
《海上都市 アトランティス。ん? もしかしてまだいるのかな? まさかほんとにモルガンに捕まったのかな……?》
「捕まった……?」
《あっ……》
余計なことを言った。
明らかにそんな空気があった。
ハオロンが、ちらりと車の方に目を投げる。車内は不透明で見えない。
しかし、車のハザードランプが、応えるように一瞬だけ光った。
「アトランティスに捕まったって……なんやろ?」
《や……ちょっと、よく分かんない、なぁ……?》
「……ありすだけやなくて、セトくんも捕まってるんか? ……なんで?」
《いや、あの……そのね、なんだろね? 今のは言葉のあやで……アトランティスで楽しく暮らしてるんじゃないのかなー……ってね?》
「……モルガンってだれ?」
《う……》
言葉に詰まる女性に、その奥から、また別の声が入った。
《あれ? ジェシー、誰としゃべってるの?》
《カシちゃん助けて! カシちゃんの代理してるあいだにウサちぃの知り合いって名乗るコがやってきて困ったことに!》
《……え?》
《ウサちぃってアジアっぽいよね? こっちのコも出身がアジアなんだよ! きっと記憶なくす前の知り合いなんだよ!》
《落ち着いて? ……えっと、いったん私が代わるね……あれ、これ繋がったまま?》
(うん、丸聞こえやよ)
ハオロンは心の声で答えておいた。
《……ごめんなさい、ちょっと代わりますね。どうしましたか?》
(えぇ~、もっかい同じ説明やるんかぁ? さっきのコと違って、こっちのコはしっかりしてそぉやし……聞けるやろか……?)
悩むハオロンは、とりあえず口を開こうとしたが、
横のドアが先にぱかりと開いていた。
「え! なんで出て来たんやって!?」
びっくり仰天のハオロンを無視して、車から降りたロキが、
「——カシちゃん、セトとウサギどこっ?」
響いた声と、センサーが新たに捉えた長躯。
《……ロキ……?》
茫然とした小さな声が、ぽつりとその名を口にしていた。
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