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ep.2 プリンセス・シンドローム
Looking-Glass flamingo 10
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2回目のほうが恥ずかしかった。この前は頭がいっぱいで夢みたいで、けど今回はリアルだって改めたぶん、中に入ってくる存在感みたいなのが……なんかもう、表現できない。
別の生き物なのに、最後は溶けてひとつになったみたいな感覚が、ぜんぶ。キスも指先も、中も。境界なんてなくなってた。
「“見つけやすい”だけじゃなくて、“脱がしやすい”も必須条件だなー……」
頭もすっかり溶けた気がしてたけど、終わったあとのロキの独り言っぽい声で、ハッと意識を取り戻した。床に落ちてた私の服を拾ったロキは、ビスチェの細かなホックを眺めてた。肩ひもが無くて背面で止めるタイプの、脱ぐときに手間取ったそれを、うらみがましく。
「ね、もしかしてその服って、ロキがくれた?」
今さら? みたいな顔で振り返ったロキの、黒いボトムスから下半身がちょっと見えて困る——って焦ってる私は上半身が裸だった。尋ねてから、ジャケットのほうを引き寄せて前だけ隠してみる。
「誰から貰ったと思ってたワケ?」
「……シェイプシフターの……マスター?」
「オレじゃん」
「……そうだよね?」
「?」
「えっと……ありがと? でもこれ、貰っていーの? 見る感じ、高そう……」
「そんなの資産価値ねェよ? 飽きたら回収に出しといて」
「……ずっと持っててもいーの?」
「どーぞ。それはプレゼントだし、カシちゃんの好きにして」
「……ありがとう」
異性からプレゼントなんて貰ったことない。しかも、ネックレスみたいなアクセサリーは恋人っぽいから、特別な気がしてたけど……まさか洋服ごと貰う日が来るなんて。いちおう黒いチョーカーもボックスに入ってたから着けて来たけど、胸を隠してるジャケットが一番高価な物だと思う。普通のリサイクル素材と着心地が違いすぎたから、私でもわかる。
「……嬉しい?」
ソファの上で、空いてた距離をつめたロキが、私の顔をのぞき込んだ。急に近くなったせいで「んっ?」ドキっとして顔を上げる。
「可愛い顔してるから、嬉しいのかなって思ったけど……違った?」
「違わないよ、すごく嬉しい!」
「なんで?」
「えっ……?」
「この服、オレがカシちゃんを見つけやすいようにってゆー理由で贈ったんだけど……それって嬉しい? それとも、その服そんなに気に入った?」
「……嬉しいのは……ロキがくれた、から?」
「オレがくれるなら、なんでも嬉しいの?」
「……うん? たぶん?」
「ふーん」
じーっと見つめてくる目に、また顔が熱くなってきた。
「あ、えっと……見つけやすいように、ピカピカの服だったんだ?」
照れ隠しみたいに会話をつなげると、「まーね」ロキは寄せていた顔を離して背を伸ばした。
「この前のカシちゃん、目立たない服だったじゃん? 次もあれだと、フロアで見つけにくいし……これなら分かりやすくね?」
「うん。これ、かなり目立つもんね」
「……ブーツはオレが近づくと光るようになってンの、知ってた?」
「え、知らない! そうなのっ?」
「ウソ。そんなワケねーじゃん」
「え? ……えぇ……?」
困惑する私を見て、ロキが楽しそうに笑った。その顔にシェイプシフターのキャラが重なって、やっぱりあれはロキが作ったのかも——って思えた。
目の前のひとは、本当はとてもすごいひとで、私とは別世界の生き方をしていて。——でも、キラキラした洋服ひとつあれば、灰かぶりの冴えないコを見つけ出してくれる。
まるで、
「……ロキって、物語の王子様みたいだね」
うっかり心の声が出てしまい、ロキの不思議そうな顔にあわてて「私がお姫様ってことじゃないからっ」変な否定。そういうことじゃないなって気づいて、
「意味わかんないこと言ってごめん……」
「王子様って……オレが?」
「えーと……そう。でも違うの、今日、ここ来る前に王様とか出てくる映画見たから、それの影響で……普段からそーゆうこと思ってるわけじゃなくて……」
だからお願い、私のこと地雷系とかメルヘンとか思わないで。そこまで言う前に、ロキが「悪魔じゃなくて?」なんだか更にメルヘンちっくなワードを出してきた。メルヘン……よりは、ゲーム? ロングセラーのゲームが、悪魔とか神様とかたくさん出てくる。王子様も出てくるんだから、映画じゃなくてこっちを言い訳にすれば! ……ひらめいたけど、すこし遅い。
「えっと……悪魔って、なんの話?」
「オレの話。オレはずっと、悪魔って言われてきたけど?」
「え……誰に?」
「母親。施設にいた頃は、周りにいた人間にも」
「…………施設?」
「オレ、今のハウスに来る前は一時的に養育施設にいたから。……養育院って言ったほうが分かる?」
——外見、似てなくない? 連れ子じゃないの?
ロキの説明に、ジゼルの言葉が浮かんだ。
(再婚じゃなくて、養子?)
なんて返そうか迷ってると、ロキが目を上に回して、
「悪魔、モンスター、呪いの子、異端児……バリエーションはそんな感じ。王子は無いから、カシちゃんの感性が変わってンのかね?」
「……悪魔……とか、モンスターなんて……お母さんが言うの? ロキに向かって?」
「言ってたけど……? ま、母親っていっても血縁上だけ。施設に入ってからは会ってねェし、法律上はもう他人。……あのひとはオレがキライだったし、オレもキライ。オレのこと本気で悪魔の子だと思ってたしさァ……頭おかしーよな?」
「………………」
——オレは、親に可愛いなんて言われたことねェし。
——それは覚えてないだけで……ちっちゃい頃は言われてると思うよ?
——言われてたら憶えてる。アンタは可愛いから、親にも可愛いって言われるんだよ。
頭を駆けめぐった記憶に、何も言えなくなった。黙った私の顔を、小さな子供みたいに目を丸くして見てるロキは、この気持ちを理解してない。悪魔とか呼ばれることが、悲しいことだなんて——すこしも思ってないように見える。……見える、だけ?
ロキが、くすっと笑った。
「カシちゃんはオレのファンだから、王子様って言ってくれンの? ファンサ?」
「ファンサじゃないよ……その、言葉としても違うし……でも、そーゆうことじゃなくて……私、ロキがほんとに王子様に見えるから、王子様みたいだねって……」
「エー? 王子ってゆーよりさ、ヴィラン系じゃね? ダークサイド」
「そんなことない。ロキは、王子様。それか主人公。ぜったい」
「……アンタはほんと可愛いね?」
微笑みを浮かべた唇が寄ってきて、額にくちづけを落とされた。とても自然な動きで、母親が子供にするみたいに、愛しげなのに——ロキは、もしかして、されたことないの?
「……なんでそんな顔すんの?」
ロキの顔がにじんでるせいで、泣きそうだって自覚した。口角を上げてごまかしながら、
「可愛いって言ってくれたから、嬉しいなって……」
「嬉し泣き?」
「うん、それ」
「嬉しくて泣くの、オレには分かんない感覚だなー?」
「そーなの?」
「まーね。泣いたのだって人生で一度きりだし」
「え~? ……ほんとかなぁ……?」
「ほんと」
「……その一度は、なんで泣いたの?」
「セトに泣かされた」
「え! そうなの?」
「ウソだって。そんなワケないじゃん」
「え……えぇ……? また嘘……?」
「カシちゃん騙されやすくね? そんなんでこんなとこ来てて大丈夫? ホラーゲームだったら真っ先に死ぬキャラじゃん」
「…………私、ロキより歳上だからね?」
「知ってる、2歳上ね。情報見たから、年齢も誕生日も身長も体重も……」
「まって! わかったから! ロキが賢いのは分かってるから! そーゆうの忘れて!」
「忘れてって言われても無理だし、たぶん一生覚えてるけど?」
「えぇ! それはやめてよ! 今から痩せてく予定だから……とりあえず3キロくらい落ちるから……」
「そんな予定あんの? それって胸は残しておける?」
「………………」
「……それも嬉し泣き?」
「ちがうよ! 恥ずかしくて泣きそうなの!」
「えェ?」
ステージの上にいるときは、まぶしくて、自信にあふれてて、みんなから愛されてるのを分かったうえで生きてるみたいな——そんなひとなのに。私にとっては、ステージから降りてるときも、そんなふうに見えてたのに……。
声をかけたコなんて、落とせて当然。次のコがいくらでもいるから、飽きたら捨てちゃう。そういうひとだと思ってた。
私と違う種類のひとだって決めつけてた、けど……違った?
——オレに話しかけられると罰ゲームになるワケ?
最初に会ったとき、そう言ってたよね? 私が思うのと同じ不安を、ロキも思ってた? それとも、
——ま、いーよ。アンタにとって罰ゲームでもオレは楽しいし?
嫌われるのは慣れてて、むしろそっちが当たり前で。だから、周りの目なんて気にならない? 相手の気持ちなんて自分に向かってなくても、笑ってくれてたら、それだけでいい?
そんな——哀しいことって、ある?
別の生き物なのに、最後は溶けてひとつになったみたいな感覚が、ぜんぶ。キスも指先も、中も。境界なんてなくなってた。
「“見つけやすい”だけじゃなくて、“脱がしやすい”も必須条件だなー……」
頭もすっかり溶けた気がしてたけど、終わったあとのロキの独り言っぽい声で、ハッと意識を取り戻した。床に落ちてた私の服を拾ったロキは、ビスチェの細かなホックを眺めてた。肩ひもが無くて背面で止めるタイプの、脱ぐときに手間取ったそれを、うらみがましく。
「ね、もしかしてその服って、ロキがくれた?」
今さら? みたいな顔で振り返ったロキの、黒いボトムスから下半身がちょっと見えて困る——って焦ってる私は上半身が裸だった。尋ねてから、ジャケットのほうを引き寄せて前だけ隠してみる。
「誰から貰ったと思ってたワケ?」
「……シェイプシフターの……マスター?」
「オレじゃん」
「……そうだよね?」
「?」
「えっと……ありがと? でもこれ、貰っていーの? 見る感じ、高そう……」
「そんなの資産価値ねェよ? 飽きたら回収に出しといて」
「……ずっと持っててもいーの?」
「どーぞ。それはプレゼントだし、カシちゃんの好きにして」
「……ありがとう」
異性からプレゼントなんて貰ったことない。しかも、ネックレスみたいなアクセサリーは恋人っぽいから、特別な気がしてたけど……まさか洋服ごと貰う日が来るなんて。いちおう黒いチョーカーもボックスに入ってたから着けて来たけど、胸を隠してるジャケットが一番高価な物だと思う。普通のリサイクル素材と着心地が違いすぎたから、私でもわかる。
「……嬉しい?」
ソファの上で、空いてた距離をつめたロキが、私の顔をのぞき込んだ。急に近くなったせいで「んっ?」ドキっとして顔を上げる。
「可愛い顔してるから、嬉しいのかなって思ったけど……違った?」
「違わないよ、すごく嬉しい!」
「なんで?」
「えっ……?」
「この服、オレがカシちゃんを見つけやすいようにってゆー理由で贈ったんだけど……それって嬉しい? それとも、その服そんなに気に入った?」
「……嬉しいのは……ロキがくれた、から?」
「オレがくれるなら、なんでも嬉しいの?」
「……うん? たぶん?」
「ふーん」
じーっと見つめてくる目に、また顔が熱くなってきた。
「あ、えっと……見つけやすいように、ピカピカの服だったんだ?」
照れ隠しみたいに会話をつなげると、「まーね」ロキは寄せていた顔を離して背を伸ばした。
「この前のカシちゃん、目立たない服だったじゃん? 次もあれだと、フロアで見つけにくいし……これなら分かりやすくね?」
「うん。これ、かなり目立つもんね」
「……ブーツはオレが近づくと光るようになってンの、知ってた?」
「え、知らない! そうなのっ?」
「ウソ。そんなワケねーじゃん」
「え? ……えぇ……?」
困惑する私を見て、ロキが楽しそうに笑った。その顔にシェイプシフターのキャラが重なって、やっぱりあれはロキが作ったのかも——って思えた。
目の前のひとは、本当はとてもすごいひとで、私とは別世界の生き方をしていて。——でも、キラキラした洋服ひとつあれば、灰かぶりの冴えないコを見つけ出してくれる。
まるで、
「……ロキって、物語の王子様みたいだね」
うっかり心の声が出てしまい、ロキの不思議そうな顔にあわてて「私がお姫様ってことじゃないからっ」変な否定。そういうことじゃないなって気づいて、
「意味わかんないこと言ってごめん……」
「王子様って……オレが?」
「えーと……そう。でも違うの、今日、ここ来る前に王様とか出てくる映画見たから、それの影響で……普段からそーゆうこと思ってるわけじゃなくて……」
だからお願い、私のこと地雷系とかメルヘンとか思わないで。そこまで言う前に、ロキが「悪魔じゃなくて?」なんだか更にメルヘンちっくなワードを出してきた。メルヘン……よりは、ゲーム? ロングセラーのゲームが、悪魔とか神様とかたくさん出てくる。王子様も出てくるんだから、映画じゃなくてこっちを言い訳にすれば! ……ひらめいたけど、すこし遅い。
「えっと……悪魔って、なんの話?」
「オレの話。オレはずっと、悪魔って言われてきたけど?」
「え……誰に?」
「母親。施設にいた頃は、周りにいた人間にも」
「…………施設?」
「オレ、今のハウスに来る前は一時的に養育施設にいたから。……養育院って言ったほうが分かる?」
——外見、似てなくない? 連れ子じゃないの?
ロキの説明に、ジゼルの言葉が浮かんだ。
(再婚じゃなくて、養子?)
なんて返そうか迷ってると、ロキが目を上に回して、
「悪魔、モンスター、呪いの子、異端児……バリエーションはそんな感じ。王子は無いから、カシちゃんの感性が変わってンのかね?」
「……悪魔……とか、モンスターなんて……お母さんが言うの? ロキに向かって?」
「言ってたけど……? ま、母親っていっても血縁上だけ。施設に入ってからは会ってねェし、法律上はもう他人。……あのひとはオレがキライだったし、オレもキライ。オレのこと本気で悪魔の子だと思ってたしさァ……頭おかしーよな?」
「………………」
——オレは、親に可愛いなんて言われたことねェし。
——それは覚えてないだけで……ちっちゃい頃は言われてると思うよ?
——言われてたら憶えてる。アンタは可愛いから、親にも可愛いって言われるんだよ。
頭を駆けめぐった記憶に、何も言えなくなった。黙った私の顔を、小さな子供みたいに目を丸くして見てるロキは、この気持ちを理解してない。悪魔とか呼ばれることが、悲しいことだなんて——すこしも思ってないように見える。……見える、だけ?
ロキが、くすっと笑った。
「カシちゃんはオレのファンだから、王子様って言ってくれンの? ファンサ?」
「ファンサじゃないよ……その、言葉としても違うし……でも、そーゆうことじゃなくて……私、ロキがほんとに王子様に見えるから、王子様みたいだねって……」
「エー? 王子ってゆーよりさ、ヴィラン系じゃね? ダークサイド」
「そんなことない。ロキは、王子様。それか主人公。ぜったい」
「……アンタはほんと可愛いね?」
微笑みを浮かべた唇が寄ってきて、額にくちづけを落とされた。とても自然な動きで、母親が子供にするみたいに、愛しげなのに——ロキは、もしかして、されたことないの?
「……なんでそんな顔すんの?」
ロキの顔がにじんでるせいで、泣きそうだって自覚した。口角を上げてごまかしながら、
「可愛いって言ってくれたから、嬉しいなって……」
「嬉し泣き?」
「うん、それ」
「嬉しくて泣くの、オレには分かんない感覚だなー?」
「そーなの?」
「まーね。泣いたのだって人生で一度きりだし」
「え~? ……ほんとかなぁ……?」
「ほんと」
「……その一度は、なんで泣いたの?」
「セトに泣かされた」
「え! そうなの?」
「ウソだって。そんなワケないじゃん」
「え……えぇ……? また嘘……?」
「カシちゃん騙されやすくね? そんなんでこんなとこ来てて大丈夫? ホラーゲームだったら真っ先に死ぬキャラじゃん」
「…………私、ロキより歳上だからね?」
「知ってる、2歳上ね。情報見たから、年齢も誕生日も身長も体重も……」
「まって! わかったから! ロキが賢いのは分かってるから! そーゆうの忘れて!」
「忘れてって言われても無理だし、たぶん一生覚えてるけど?」
「えぇ! それはやめてよ! 今から痩せてく予定だから……とりあえず3キロくらい落ちるから……」
「そんな予定あんの? それって胸は残しておける?」
「………………」
「……それも嬉し泣き?」
「ちがうよ! 恥ずかしくて泣きそうなの!」
「えェ?」
ステージの上にいるときは、まぶしくて、自信にあふれてて、みんなから愛されてるのを分かったうえで生きてるみたいな——そんなひとなのに。私にとっては、ステージから降りてるときも、そんなふうに見えてたのに……。
声をかけたコなんて、落とせて当然。次のコがいくらでもいるから、飽きたら捨てちゃう。そういうひとだと思ってた。
私と違う種類のひとだって決めつけてた、けど……違った?
——オレに話しかけられると罰ゲームになるワケ?
最初に会ったとき、そう言ってたよね? 私が思うのと同じ不安を、ロキも思ってた? それとも、
——ま、いーよ。アンタにとって罰ゲームでもオレは楽しいし?
嫌われるのは慣れてて、むしろそっちが当たり前で。だから、周りの目なんて気にならない? 相手の気持ちなんて自分に向かってなくても、笑ってくれてたら、それだけでいい?
そんな——哀しいことって、ある?
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