20 / 25
ep.2 プリンセス・シンドローム
Looking-Glass flamingo 9
しおりを挟む
こういう日にかぎって、ママから「映画でも一緒に見ない?」って誘われる。だめだめ友達とバーチャルで遊ぶの、ダメだって。最初は断ってみたけど、何かを察してるっぽいママはしぶとくて、疑われないよう付き合った。
「じゃあママからザザに連絡してよ」(“ジゼル”は彼女の夜遊びのハンドルで、本名じゃない。私はジゼルに慣れてしまったけど、互いの親には伝わらないから昔の愛称のままザザって呼んでる)なんて言って、こっそり容疑を外そうとがんばったけど……ママから連絡をもらったジゼルは「気にしないで。映画見てからでいいから」空気を読んでくれたようでいて、期待と違いさらりと退いてしまった。賢いジゼルならもっと上手く合わせてくれそうなのに……。
——というわけで、フロアに着いたころにはロキたちのライブが終わってた。ボード(手書きふうのディスプレイ)の表示を確認したけど、ここから先のグループに名前がない。
(えーっ!)心のなかで不満いっぱいに叫んでると、
「——カシ、いま来たの? ……服の感じ変えた?」
「ジゼル! もうライブ終わった……?」
「……終わったってゆーか、やってないよ」
「え? どゆこと?」
「さぁ? あたしも知らない。ボーカルがいないって、さっきセトがキレてたのは知ってる。……見つかんなかったのかな? ——で、たぶん、ベースが順番を飛ばしたんじゃない?」
「そーなの? じゃあ、まだやるかも……?」
「どうかな……あ、」
「?」
ジゼルの目が、ぴっと横に流れた。この動きは知ってる。ドラムくんを見つけたとき。
「セト……と、ボーカル。見つかったっぽいね」
ジゼルの指の先を目で追うと、ちょうどフロアから外へのドアが開いて——向こう側で、ロキとドラムくんが話してるのが見えた。……話してる? というか、もめてる? ロキの腕をドラムくんが掴んでいて、どこからか引っ張って連れて来た感じに見える。
気になるけどためらった私とは反対に、ジゼルが迷いなく廊下の方へと足を出した。(行っちゃうっ? なんか良くない空気だよっ?)動揺しながらも、ジゼルの背中にくっついて廊下に出てしまった。ロキたちはドアよりも少し遠い、建物の外に向かう通路にいるせいか、ジゼルにも私にも気づいてない。ちなみに私たち以外にも喋ったり呑んだりしてるコたちがちょこちょこ。ロキたちのやり取りに興味ありげな目を向けてるコたちも。
「いい加減にしろよ! 勝手な行動すんな!」
「オレが悪いの? そっちが先にいなくなったんじゃん……」
「だから! 時間どおりに戻って来いっつぅ話だろ! ……つぅか、お前まじで帰ろうとしたろ……ふざけんなよ」
「だってオレ、つまんねーんだもん。帰ってコーディングしてるほうがマシ」
「はぁっ? 無責任なこと言うな! お前が始めたんだぞ? AIの歌に足りねぇもん探したいっつったろ! バンドやりたいっつったのもお前だ!」
「……やりたい、なんて言ってない。オレは、やろうって言った」
「同じことだろ!」
「違う。後者はオレの希望・願望は表現されてない。意志と勧誘の意味しかない」
「はぁ? ……だからなんだっつぅんだよ?」
「……オレは、セトが……ヌグームに会いたいかと思ったから……」
「? ……なんの話をしてんだ?」
「………………」
「おい、聞いてんのか?」
「聞いてる。……もういーよ」
「なんだよ? 言いてぇことあんなら言えよ」
「言いたいってほどじゃねェし」
「俺が聞きてぇから、ちゃんと言ってくれ」
「うざ……」
「あ?」
険悪な雰囲気に、ジゼルの腕を引いた。(私たち、ここにいないほうがいいよ)そう思った。あのふたりは、殴り合いみたいなケンカはしないと思う。仮にしたとしても私たちに止められないし、きっとロボに追い出される。それならそれで解決する。
——それよりも、ジゼルが変に絡むと良くないと思った。ロキはジゼルのことが嫌いみたいだったし、こういうのって……知り合いがいると気まずいんじゃないかって。ドラムくんからしたら、ジゼルにこんな場面を見せたくないんじゃないかなって。——そう感じて、フロアに戻るようジゼルを誘った。
振り返ったジゼルも分かってくれたみたいで、ドラムくんを気にしながらも、背を向けてフロアに戻った。
静かな廊下とは違い、フロアは騒がしさが満ちてる。ジゼルは考えるようにずっと黙ってて、ひとつの曲が終わってから、やっと口を開けた。
「——あのふたり、兄弟なんだって」
すごく唐突な話題だったけど、伝わった。飲み物でも取りに行く? って訊こうかと思ったけど、やめて、代わりに応える。
「……そーなの?」
「らしいよ。セトが言ってた」
「言われると……ちょっと似てる?」
「外見、似てなくない? 連れ子じゃないの?」
「え? ……私は、見た目も似てる気がするけど……」
「どこが?」
どこが、と言われると難しい。並んだふたりを思い出しながら、
「背が高いとこ……とか」
「あたしも高いし」
「……顔のライン?」
「…………そう?」
「んー……あとは、雰囲気かな?」
「……あたしには分かんないけど」
「ジゼルはドラムくんしか見てないから」
「…………あたしって、そんなにセトしか見てない? って思われてる?」
「うん、思われてる」
即答したら、ジゼルが変な顔をした。眉に力を入れて、不満そうな。あれだけ見ておいて、否定してもらえるって思ってた……?
何か反論しようとしたみたいにジゼルが口を開いて……でも、そこで急に目線がずれた。いつもの。
「セト」
呼び声に、いきなり現れたドラムくんがジゼルの腕を掴んだ。
「お前暇だろ? 付き合え」
「ライブは? ……しないの?」
「しねぇ。ロキは見つけたけど、今度はモルガンがどっか行きやがった……もう今日はやらねぇつもりなんだろ」
「………………」
ちらっと私を見たジゼルに(大丈夫、気にしないで)笑って手を上げた。ドラムくんは私が見えてない。力尽くで連れて行かれてしまうのを見送りながら、ジゼルに「ドラムくんって、けっこう乱暴そうなんだけど平気?」って尋ねてみるべきか悩んだ。でも、ジゼルなら暴力があったら訴えるだろうし、法的ではなくても別口でしっかりやり返すだろうし。ドラムくんが横暴だとして、口の早いジゼルが黙ってるわけないし——うん、大丈夫そう。自己完結できた。
そして、ドラムくんの情報により、やっぱりライブは見れないってことが分かった。残念すぎるけど……諦めきれない気持ちもあるけど……どうしようもない。せめてドリンクだけ飲んで帰ろうかな。あれ? でもロキはまだいるのかも? ……そう気づいて、周りをきょろきょろと見回してみる。いたからって、話せるってことじゃない。洋服のことを訊くっていう表向きの理由がちゃんとあるけど、話しかける勇気がない。声をかけて、無視されたり「誰?」って言われたりしたら……想像するだけで悲しい。むり。
見回してた視界で、背の高い彼を見つけた——と、思ったら、視線が合わさった。ぱちって。前みたいに、あっちが先に私を見つけてて、私が後から気づいたみたいに。
きょとんとしてたロキの顔が、合わさった視線の奥で笑った。唇が、見つけた、って動いた気がしたから——これは、私が反応してもいいんだよね?——すこしだけ迷ったけど、笑って手を上げてみた。
ロキが、ひとをよけて近くまで来る。今日は全身ゆるだぼっとした黒い服で、髪は赤い。さっき見て知ってたけど、彼にしては大人しい色み。黒いフラミンゴっているのかな。
「——カシちゃん、どこにいたの?」
「あ……えっと、いま来たとこ」
「遅くね? ……いないかと思って、オレ帰ろうとしてた」
「えっ……そう、なの?」
「そ。……今日、オレらのライブなくなったんだけどさ。それ、90パーくらいカシちゃんのせいだから」
「えぇっ? ……90は高くない?」
「高いね。責任とってオレの相手して」
90パーセントも私にある? 最終的にベースのひとが消えたせいで無くなった感じだったよ?——って言うわけにいかない。私は今来たことになってる。
言い訳をできずにいると、背を曲げたロキの顔が近づいて、唇が軽く触れた。すぐに離れたけど、赤い唇が目の前で誘惑するように笑って、
「責任、とれる?」
「………………」
顔が燃えちゃいそう。
言葉が出てこなくて、こくんっと頷くことしかできなかった。
「じゃあママからザザに連絡してよ」(“ジゼル”は彼女の夜遊びのハンドルで、本名じゃない。私はジゼルに慣れてしまったけど、互いの親には伝わらないから昔の愛称のままザザって呼んでる)なんて言って、こっそり容疑を外そうとがんばったけど……ママから連絡をもらったジゼルは「気にしないで。映画見てからでいいから」空気を読んでくれたようでいて、期待と違いさらりと退いてしまった。賢いジゼルならもっと上手く合わせてくれそうなのに……。
——というわけで、フロアに着いたころにはロキたちのライブが終わってた。ボード(手書きふうのディスプレイ)の表示を確認したけど、ここから先のグループに名前がない。
(えーっ!)心のなかで不満いっぱいに叫んでると、
「——カシ、いま来たの? ……服の感じ変えた?」
「ジゼル! もうライブ終わった……?」
「……終わったってゆーか、やってないよ」
「え? どゆこと?」
「さぁ? あたしも知らない。ボーカルがいないって、さっきセトがキレてたのは知ってる。……見つかんなかったのかな? ——で、たぶん、ベースが順番を飛ばしたんじゃない?」
「そーなの? じゃあ、まだやるかも……?」
「どうかな……あ、」
「?」
ジゼルの目が、ぴっと横に流れた。この動きは知ってる。ドラムくんを見つけたとき。
「セト……と、ボーカル。見つかったっぽいね」
ジゼルの指の先を目で追うと、ちょうどフロアから外へのドアが開いて——向こう側で、ロキとドラムくんが話してるのが見えた。……話してる? というか、もめてる? ロキの腕をドラムくんが掴んでいて、どこからか引っ張って連れて来た感じに見える。
気になるけどためらった私とは反対に、ジゼルが迷いなく廊下の方へと足を出した。(行っちゃうっ? なんか良くない空気だよっ?)動揺しながらも、ジゼルの背中にくっついて廊下に出てしまった。ロキたちはドアよりも少し遠い、建物の外に向かう通路にいるせいか、ジゼルにも私にも気づいてない。ちなみに私たち以外にも喋ったり呑んだりしてるコたちがちょこちょこ。ロキたちのやり取りに興味ありげな目を向けてるコたちも。
「いい加減にしろよ! 勝手な行動すんな!」
「オレが悪いの? そっちが先にいなくなったんじゃん……」
「だから! 時間どおりに戻って来いっつぅ話だろ! ……つぅか、お前まじで帰ろうとしたろ……ふざけんなよ」
「だってオレ、つまんねーんだもん。帰ってコーディングしてるほうがマシ」
「はぁっ? 無責任なこと言うな! お前が始めたんだぞ? AIの歌に足りねぇもん探したいっつったろ! バンドやりたいっつったのもお前だ!」
「……やりたい、なんて言ってない。オレは、やろうって言った」
「同じことだろ!」
「違う。後者はオレの希望・願望は表現されてない。意志と勧誘の意味しかない」
「はぁ? ……だからなんだっつぅんだよ?」
「……オレは、セトが……ヌグームに会いたいかと思ったから……」
「? ……なんの話をしてんだ?」
「………………」
「おい、聞いてんのか?」
「聞いてる。……もういーよ」
「なんだよ? 言いてぇことあんなら言えよ」
「言いたいってほどじゃねェし」
「俺が聞きてぇから、ちゃんと言ってくれ」
「うざ……」
「あ?」
険悪な雰囲気に、ジゼルの腕を引いた。(私たち、ここにいないほうがいいよ)そう思った。あのふたりは、殴り合いみたいなケンカはしないと思う。仮にしたとしても私たちに止められないし、きっとロボに追い出される。それならそれで解決する。
——それよりも、ジゼルが変に絡むと良くないと思った。ロキはジゼルのことが嫌いみたいだったし、こういうのって……知り合いがいると気まずいんじゃないかって。ドラムくんからしたら、ジゼルにこんな場面を見せたくないんじゃないかなって。——そう感じて、フロアに戻るようジゼルを誘った。
振り返ったジゼルも分かってくれたみたいで、ドラムくんを気にしながらも、背を向けてフロアに戻った。
静かな廊下とは違い、フロアは騒がしさが満ちてる。ジゼルは考えるようにずっと黙ってて、ひとつの曲が終わってから、やっと口を開けた。
「——あのふたり、兄弟なんだって」
すごく唐突な話題だったけど、伝わった。飲み物でも取りに行く? って訊こうかと思ったけど、やめて、代わりに応える。
「……そーなの?」
「らしいよ。セトが言ってた」
「言われると……ちょっと似てる?」
「外見、似てなくない? 連れ子じゃないの?」
「え? ……私は、見た目も似てる気がするけど……」
「どこが?」
どこが、と言われると難しい。並んだふたりを思い出しながら、
「背が高いとこ……とか」
「あたしも高いし」
「……顔のライン?」
「…………そう?」
「んー……あとは、雰囲気かな?」
「……あたしには分かんないけど」
「ジゼルはドラムくんしか見てないから」
「…………あたしって、そんなにセトしか見てない? って思われてる?」
「うん、思われてる」
即答したら、ジゼルが変な顔をした。眉に力を入れて、不満そうな。あれだけ見ておいて、否定してもらえるって思ってた……?
何か反論しようとしたみたいにジゼルが口を開いて……でも、そこで急に目線がずれた。いつもの。
「セト」
呼び声に、いきなり現れたドラムくんがジゼルの腕を掴んだ。
「お前暇だろ? 付き合え」
「ライブは? ……しないの?」
「しねぇ。ロキは見つけたけど、今度はモルガンがどっか行きやがった……もう今日はやらねぇつもりなんだろ」
「………………」
ちらっと私を見たジゼルに(大丈夫、気にしないで)笑って手を上げた。ドラムくんは私が見えてない。力尽くで連れて行かれてしまうのを見送りながら、ジゼルに「ドラムくんって、けっこう乱暴そうなんだけど平気?」って尋ねてみるべきか悩んだ。でも、ジゼルなら暴力があったら訴えるだろうし、法的ではなくても別口でしっかりやり返すだろうし。ドラムくんが横暴だとして、口の早いジゼルが黙ってるわけないし——うん、大丈夫そう。自己完結できた。
そして、ドラムくんの情報により、やっぱりライブは見れないってことが分かった。残念すぎるけど……諦めきれない気持ちもあるけど……どうしようもない。せめてドリンクだけ飲んで帰ろうかな。あれ? でもロキはまだいるのかも? ……そう気づいて、周りをきょろきょろと見回してみる。いたからって、話せるってことじゃない。洋服のことを訊くっていう表向きの理由がちゃんとあるけど、話しかける勇気がない。声をかけて、無視されたり「誰?」って言われたりしたら……想像するだけで悲しい。むり。
見回してた視界で、背の高い彼を見つけた——と、思ったら、視線が合わさった。ぱちって。前みたいに、あっちが先に私を見つけてて、私が後から気づいたみたいに。
きょとんとしてたロキの顔が、合わさった視線の奥で笑った。唇が、見つけた、って動いた気がしたから——これは、私が反応してもいいんだよね?——すこしだけ迷ったけど、笑って手を上げてみた。
ロキが、ひとをよけて近くまで来る。今日は全身ゆるだぼっとした黒い服で、髪は赤い。さっき見て知ってたけど、彼にしては大人しい色み。黒いフラミンゴっているのかな。
「——カシちゃん、どこにいたの?」
「あ……えっと、いま来たとこ」
「遅くね? ……いないかと思って、オレ帰ろうとしてた」
「えっ……そう、なの?」
「そ。……今日、オレらのライブなくなったんだけどさ。それ、90パーくらいカシちゃんのせいだから」
「えぇっ? ……90は高くない?」
「高いね。責任とってオレの相手して」
90パーセントも私にある? 最終的にベースのひとが消えたせいで無くなった感じだったよ?——って言うわけにいかない。私は今来たことになってる。
言い訳をできずにいると、背を曲げたロキの顔が近づいて、唇が軽く触れた。すぐに離れたけど、赤い唇が目の前で誘惑するように笑って、
「責任、とれる?」
「………………」
顔が燃えちゃいそう。
言葉が出てこなくて、こくんっと頷くことしかできなかった。
20
お気に入りに追加
49
あなたにおすすめの小説


ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる