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ep.2 プリンセス・シンドローム

Looking-Glass flamingo 7

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 が終わると、たいていみんな似たような対応をしてくる。「待たせてる友達いるから、俺、行くね?」なんかは、まだよくて、黙って出ていくひととか、「ありがとね」え? ここで感謝の言葉? 私べつにボランティアとかじゃないよ……? みたいな。とにかく解散が早い。そんなひとたちについて行く私が悪いとしても……でもみんな、多かれ少なかれ最初は優しいから、もしかしたらって期待してしまう。私のことを……好きになってくれるひとなのかな——って。夢みる子供じゃないんだから……とも、思うけど。


「まだいーじゃん、一緒にいてよ」
「……今日はちょっと……早く帰んないと……」
「なんで? 理由は?」
「友達を待たせてて……」

 この言い訳、嘘だと思ってたのに。まさか私もつかう日が来るなんて……しかも、真実として。嘘だって決めつけてた相手みんなに謝りたい。

「すこしくらい平気だって」
「……せめて連絡しないと……」
「連絡ついたら帰っちゃうじゃん」
「………………」

 否定できない。ジゼルと繋がったら、怒られそうな気もするし。

「ほらな? だからダメ。デバイスから手ェ離して」

 ソファに座るロキは、立ち上がってた私の手を引いて、隣に座らせようと力を入れた。引っ張られるままに腰をソファに落としてしまい、(どうしよう……大丈夫かな……)ジゼルがまだドラムくんと過ごしてくれてることを、心のなかで願う。

「なァ、オレ来週の金曜もここ来るんだけど、カシちゃんも来る?」
「うん。いつも金曜はいるし……来週も行くけど……」
「けど、なに?」
「……次会ったら……ロキは、私のこと、忘れてない……?」
「はァ? オレ頭いーんだけど?」
「……それはちょっと、関係なくない?」
「関係あるよな? オレが頭いいって信じてない?」
「……そんなに頭いいの? スコアいくつ?」
「スコアって何?」
「共通教育検査のスコア」
「そんなのもう受けてねェし。ってかさ、テストなんかでオレの頭のよさ分かんねェじゃん」
「分かると思う……え? テスト受けてないの?」
「受けてないよ。この歳であんなくだらないもんやってどーすんの?」
「えぇっ?」

 うっかりあがった私の声に、ロキが眉を寄せる。

「カシちゃん……まだやってんの?」
「……うん。私……普通に生きてるから……反抗とかは、しないほう……」
「いいコならやるの? 逆じゃね?」
「……?」
「いいコなら早くクリアするもんじゃねェの?」
「クリア? ……平均点なら、越えてるのもあるよ?」
「…………ま、カシちゃんが頭悪くてもオレはいーんだけどね」
「(あれ? 私のほうが頭悪い認定されてる……?)」
「——けど、オレが頭悪いと思われてンのは納得いかねェから……」

 ロキの目線が上を向く。くるっとしてまた戻ってきた。

「カシちゃんさ、シェイプシフターかトリックスター……そのへん系列のアプリ入れてる?」
「? ……どっちもやってるよ?」
「ID教えてよ」
「私なにも公開してないから検索引っかからないし……意味ないよ?」
「いーから、教えて」
「……カサンドル112516」
「cassandre112516で、おーけー?」
「うん……でも、ほんとに出てこないよ?非公開だよ?」

 ソファの上で器用にあぐらを組んで、ロキはポケットから小さめのデバイスを取り出した。(検索するのかな? 出ないんだけど……ところで、なんで今この話になったんだっけ?)首をひねってると、ロキが唇を曲げた。

「見つけるから。数でも数えてて」
「(非公開なの、疑われてる?)……いち、に、さん、し、ご、ろく、しち、はち……」
「ハイ、これだろ? 今着てる服と同じだし」
「え? …………あ、えっ!?」

 目の前にふわりと浮かんだアバターが、クローゼットの中から組み合わせてくれた今日のおすすめコーディネートでくるりと回った。思わず目を大きく開いてそれを眺める。間違いなく、私のアバター。

「カサンドルって本名じゃん。本名IDにしてンの? 年齢はオレより2歳上ね。住所は……近いな。まだ帰らなくても平気じゃん?」
「えっ? ……なんでっ? えっ? ……これシェイプシフターの……? なんで見えてるの? ……あっ、まってまって! 体重とか出てる! ちょっとまって!」
「べつに体重はどーでもよくね? 住所の心配したら?」
「そっちもダメだけどっ……とりあえず消して! 見ちゃだめだから! プライバシー!」
「もう全部覚えたけどね」
「えぇっ!?」

 デバイスを手で隠そうとしたのと同時に、画面も立体投影も消してもらえたけど。ニッと笑う顔がとても怖いことを言った。……泣きそう。

「……あれ? もしかして泣こうとしてる?」
「……体重は、ひどい……」
「そこ? 住所は?」
「住所よりも……体重知られるほうがイヤだよ……」
「なんで?」
「……重いから。平均よりもずっとあるし……」
「胸が大きいからじゃね?」
「……あ! バストサイズも見たのっ?」
「載ってるのは全部見たけど?」
「……もうやだ……むり……」
「胸はさっき実物見てるじゃん? なんでそこで泣くワケ? ……ごめん?」

 本格的に涙が出てきた私に、ロキは不思議そうな顔をしつつも謝った。でも、反省は全然ない感じで、むしろソワソワとして「すごいって……驚くかと思ったんだけどなァ?」オレまったく悪くないよ? それより褒めてよ? みたいな顔してる。たったいま判明した歳下感で、ごまかされそう。
 以前ジゼルが、「歳下って、その立場を利用してくるとこあるから、ずるい」そのときは(なんの話?)って思うようなことを言ってたけど……これかな。

「……頭いいのは、わかったよ。……すごいね?」
「だろ?」
「クラッキング……よくするの?」
「これは不正じゃねェよ? シェイプシフターだけはオレ管理だもん」
「……?」
「シェイプシフターもトリックスターも、世間でロキシリーズって言われてるアプリは全部オレが開発してる。そんで、シェイプシフターだけは、どこにも委託してなくてオレが管理してンの。おーけー?」
「………………?」
「えェー? これ以上どう説明すんの?」
「……トリックスターって、有名な音楽会社のアプリなんだよ?」
「だから、オレがそこに委託したんだって」
「……シェイプシフターって、私が小さい頃からあるよ?」
「プロトタイプ作ったの、5歳のオレだから」
「…………そーなんだ……?」
「それほんとに理解してる?」
「え? ……たぶん?」
「………………」
「……あ、時間! 私もう帰らないと」
「家、近いじゃん。まだいーじゃん」
「今日は友達のとこに泊まってるから……早く帰ろうって約束してるし……」
「友達は帰ったかもよ?」
「帰ってないよ、たぶん待ってる」
「えー……」
「ドラムくんも、ロキのこと捜してるかもしんないよ?」
「そんなわけねェじゃん。まだ早いし、どっかの空き部屋だろ。てきとーなこと言うなって」

 でも、ジゼルが帰ったら、ドラムくんはひとりになるんじゃないかな? ドラムくんって、バンドのメンバーとジゼル以外で、交流してなくない?
 彼女の名前を出すのは、なんとなく良くない気がして言えなかった。しばらく考えてから、

「……フロアに、ドラムくんがいたら……また来週も、私に話しかけてくれる?」

 ずるい約束だ。私はこの答えを知ってる。ジゼルはきっともうフロアにいると思う。そうなると、いつも一緒のドラムくんもいると思う。
 私が自分のデバイスに触れようとする手を、ロキは邪魔するように掴んだ。

「それって何になんの? フロアにセトがいなかったら話しかけるなってこと? ヤだよ、いない蓋然性がいぜんせいのが高いじゃん」
「……変なこと、訊いてもいい?」
「なに?」
「……ロキは、私のこと……どう思ってるの?」
「可愛い、スキ、やりたい」
「(最後……)それは、えっと……遊びってことだよね? 今日は、私でもいいかなって思ったかもだけど……次は、別のコのとこに、行くでしょ? だから、その……」
「オレは、次もカシちゃんがいーよ?」
「………………」

 これを、そのまま受け取るほど、ばかじゃない。……そう、思ってた……のに。
 ロキの手が、私の手を開いて、その形を覚えるみたいに指先でなぞった。

「帰りたいみたいだし? 今日はもう、帰すけど。次も見つけるから……見つけたら、話しかけていい?」
「……もう別に、そうゆうの無理して言わなくてもいいよ? これ以上は……私も本気にしちゃうし……」
「なんで? オレは無理してねェし、カシちゃんは本気でオレの話聞いてよ」
「………………」
「オレ、カシちゃんがスキなんだけど。オレのことキライ? ファンって言ったのは嘘?」
「嘘じゃない」
「じゃ、次も話しかけていい? ……ついでにキスとかもアリ?」
「……なんで私なの? ……ロキなら、私じゃなくても……いっぱいいるよね?」
「何がいっぱいいるの?」
「……ロキのこと、スキって言ってくれるコ」
「いないけど」
「うそ。フロアのコはみんなロキが好きだよ?」
「……それは嘘じゃね?」
「……うん、ちょっと言いすぎた……」
「スキかどうかより、オレは可愛いコがいーし」
「……じゃあ私じゃだめじゃん……」
「どーゆうこと?」
「私は……可愛くないよ……ね?」
「カシちゃんは可愛いじゃん?」
「えぇぇ……?」
「なんでそんな顔すんの? 可愛いって言われるのヤなの?」
「イヤとかじゃなくて……だって私、可愛いって言われたこと……ないから……」
「それこそ嘘じゃん?」
「……きみ可愛いね、とか。おまけみたいに褒められるのはあっても……私を最初に褒めるひとはいないし……本気で可愛いって言われたことなんてないから……嘘じゃないよ……」
「——嘘だね。可愛いって言われたことないやつが、そんなニコニコしてられなくねェ?」
「……え?」
「カシちゃん、ずっと笑ってたじゃん。オレの前でもニコニコしてくれて可愛いし。世界一可愛いって言われてきたから、そんなニコニコしてられるんじゃねェの?」
「……世界一? ……そんなの、親にしか言われたことないよ?」
「言われてるじゃん」
「親は……違くない? 話ズレてない?」
「なんで?」
「だって親は……自分の子供だから、可愛いだけで……そんなの、別次元ってゆか……」
「親も子も次元は一緒だろ? 3次元のどこかじゃん」
「……?」
「……オレは、親に可愛いなんて言われたことねェし」
「それは覚えてないだけで……ちっちゃい頃は言われてると思うよ?」
「言われてたら憶えてる。アンタは可愛いから、親にも可愛いって言われるんだよ」
「えっ……と?」
「あー……やっぱ帰したくなくなってきたなァ……」

 長い腕が伸びてきて、私の体を抱きしめた。離したくない、そんなふうに腕が絡まってくる。

「カシちゃんは、かわいーよ」

 頬にそっと、てのひらを添えて。甘い唇が落ちてくる。
 逃げられない、逃げたくない。ジゼルの顔がちらついても、振りほどけない。
 この腕のなかは、魔法の世界だ。

「——いちばん可愛い」

 吐息みたいな声が、耳をくすぐった。
 もう——け出せない。


 ずっと、思ってた。
 バーチャル空間に閉じこもって、アバターだけで人付き合いしてれば、傷付かなくてもいいって知ってるのに。でも、それでも私が……リアルで誰かに会いたいのは、なんでだろうって。
 ジゼルは「傷付いてみたい」って言ってたね。なに怖いこと言ってるのって笑っちゃったけど、私も似たようなものだったのかも。

——いちばん可愛い。

 少しくらいなら、傷付いてもいいから。
 笑顔を絶やさずに、優しくて楽しくて、誰よりも性格いいコでいるから。
 だから——外見も含めて、私のぜんぶを一番に選んで。

 きっと、見つけてほしかったんだ。物語のプリンセスみたいに。私だけの王子様みたいなひとを……待ってた。期待してた。
 ばかみたいだけど——でも、王子様ってほんとにいたんだって——もっとばかな考えに、落ちる。ハマってしまう。——どこまでも。

 ロキの長い首が曲がり、ついばむように。私の唇にキスをくり返して、私はそれを大人しく待ち受けて。
 甘やかで、いとしげで、夢みたいな時間が続いていく。素敵な魔法。ずっと解けないでほしい——。


 そんな願いは、あっさり砕けた。
 12時を告げる鐘とかでは、当然なくて。誰かがドアを叩く、激しい音によって。

「——ロキ! いたら出て来い! ロキじゃねぇやつはわりぃな! 気にすんな!」

 なんだかとてもざっくりとした声掛けに、ぱっと体を起こしたロキが「セト?」いきなり立ち上がった。
 夢がめたみたいな、急な空気の変化に戸惑っていると……ロキが、ドアのロックを外した。開いたドアの先で、ドアを叩いてたらしい黒髪金眼の、

「……おっ? 一発で当たったな。俺すげぇな?」
「何してンの? オレ当てゲーム? ひとりで? 頭だいじょーぶ?」
「うるせぇ。ゲームじゃねぇし、やりたくてやってんじゃねぇよ」
「じゃ、なんでやってンの?」
「……お前が今、誰といるか確認したくて……」
「オレはカシちゃんといるけど?」
「……やっぱりか」
「やっぱりって何?」
「おい、お前!」

 状況に取り残されたまま、ソファの上でふたりのやり取りを見てると、ふいにドラムくんの鋭い目が私をとらえた。(こわっ、なんで怒ってるの?)身を引きつつ、

「なに……?」
「フロア行け、今すぐ。なんか知んねぇけど……あいつ死にそうな顔してんだよ。邪魔してわりぃけど、なんとかしてやってくれよ」

 “あいつ”で、伝わった。夢心地の身体に、ピンと現実感が走った。あわてて立ち上がって、ドアから出て行こうと、して、

「——帰っちゃうの?」

 ロキの声に、引き止められる。足を止めて、背の高い彼を振りあおぐと、行かないでよって顔が……どうしよう。

「やめろ、止めんな」

 でも、ドラムくんがロキの腕を小突くと、ロキの目は私から離れた。ドラムくんが私のほうを向いて、

「ロキはいいから。早く行けって」
「なんでセトが命令すンの? カシちゃん、今はオレのファンなんだけど?」
「お前は少し黙っとけ」
「オレのカシちゃんなのに?」
「お前はもう俺と帰るんだよ! だから引き止めんな!」
「えェ? なんで急にキレてんの? ……ってか帰るの早くね……?」

 困惑してるロキを無視してドラムくんが私の肩を押し、フロアに行くよう促された。乱暴だな、と思ったけれど、ロキが引き止めてくる気配がないので、いちおう「……またね?」があるか不安だけど、手を上げた。ピンクのジャケットから見える指先が、「またねー」ひらっと私に向けて振られた。
 フロアに向かう私の背後では、

「なんでこんな早いの?」
「別にいいだろ」
「……眠い?」
「ちげぇよ」
「……あ! もしかしてフラれた? フラれた? ついに?」
「ついにってなんだ! ケンカ売ってんのか!」

 きゃはははは。楽しそうな笑い声が、廊下にこだまする。
 (もうすこし、一緒にいたかったな……)
 未練がましいことを思いながらも、待たせているらしいジゼルのもとへと、急いで行った。
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