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第九節 〜遷(うつり)・彼是(あれこれ)〜
108 焔雲と稲妻 4
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105 106 107 108は“ひと綴りの物語”です。
いろいろと、自分のおケツを拭くのは大変ですってお話し。
《その4》
ご笑覧いただければ幸いです。
※注
黒い◆が人物の視点の変更の印です。
白い◇は場面展開、間が空いた印です。
◆ (引き続き、“名もなき傭兵団”団長『重旋風のベルディ』の視点です)
―――――――――
はずだったんだけどなぁ。
小僧は囮として最適だった。
人を殺せないのは間抜けだとは思うが、悪いとは思わない。弱いとは思うが。
そして、いくら金づるでも戦場で騙されるのも嵌められるのも、気を抜くのも“弱い”のが悪い。当然の常識だ。
でもそんなんだから金づるに受けが悪く、いつまで経っても大きな団に昇格できないと何番目かの奥さんの次女だが三女だかの事務をやってくれている娘がボヤいていたっけか。あいつ金を持ち逃げしてんだろうなぁ。まあいいけど。上手くやってくれ。
それでも、たぶん小僧も無傷と行かなかっただろうが、今まさに対峙している赤鎧と打つかれば死んでたなと思う、赤鎧が。そんな下らないモンを考える日暇なんて無かったろうから。生死を掛けるって言うのはそんなモンだ。
おいオマエ、俺が助けてやらなければ死んでたぞと、そんな事は百も承知か。赤鎧だからな。なら俺に殺されろ。
小僧の必死こいて乗り越えようって戦い方に、歓喜なんてしていねえ。赤鎧の強さを見て欣幸に至ってねえ、ああ、だけどこれが、若気の至りって奴なんだろう。
やっぱり強ええな。強ええ相手に大好きな大剣を振り回すのは漏らしそうな程に楽しい。魔法もぶっ放してえ。
ココまでチマチマした魔法ばかりでもうアキアキだ。でも後ちょっとでチャンスが到来する気が。
そしてたぶん魔法をぶっ放すしか決着は付かねぇと思う。それまで俺が持てばの話しだが。
赤鎧は全くヤツらしい剣を振いやがる。
基本がしっかりしており、何処か上品で気品さえ感じられる。たぶんガキの頃から品のイイ専門の指導者の下で基礎からシッカリ叩き込まれ、自らも研鑽を怠らなかったベースに撚た大人の狡さがネットリと絡みついた嫌らしくも素晴らしい剣だ。そりゃあやっぱり“邪”寄りだが。
たぶんどこぞの没落貴族の御曹司で紆余曲折のどーでもいい経歴を経てココに居るのだろう。
馬鹿で派手々々しい赤い鎧なんぞ着て、世を恨んでたりしてんだろう。どうでもいいが辛気くせーなーおい。
翻って俺の剣は戦場で生き残るためにその場その場の最適解っぽいのをテキトーに選んで、その度にちょこちょこ手直しをして自由気ままにどこまでも自分にあった身勝手な剣だ。
誰にも教わったことはない。出はギルドを追放されたド平民だ。今は平々凡々な、どこまで行っても中途半端なオッサンだ。だからこそ、やつの剣との相性は最悪だ。基礎が全くなってネーから。そしてヤツにとっても噛み合わない。ひとつひとつの基礎が微妙に外されるから。
ごめんねーオジさんお気楽な剣を使って。虫酸が走るだろ。
さあ、どっちが強えーか決めようぜ。
と、横やりが入る。目の端に二階踊り場から俺を狙うヤツがいる。気づくのが遅れた。いつの間にか体を入れ替えられて背中を晒すザマとなっていた。やべーな。赤鎧の剣が速さを増しフルフェイスの兜のスリットから覗く目が笑みに歪んでる。いいぜ。邪悪っぽくて。それでこそだよな。でも困ったな。
まさにヤバヤバのギリギリで、小僧が防いでくれた。おっと、何故か奪った長めの矢をコチラに向けている。絶対に俺を狙っている。だって凄くイイ顔で笑ってやがるから。ちょっいとイジメ過ぎたか。でも感謝される事こそあれソコまで殺気を込めなくてもと、思わなくもない。でもないか。
結果、大きくハズレた投擲で反対側の踊り場の厄介者までを始末する魔法を撃つ隙が出来た。赤鎧の再度の突貫を受け、最後までコントロールし続けられなかったが何とかなるだろう。小僧が。
しかし小僧はコントロールが下手だな。まあ、あんなに速度を上げたら空気抵抗で曲がるわな、普通。
そんな事はどうでも良く、そろそろ大詰めか、赤鎧。ぶっ放しちゃうぜ、大魔法を。
◆ (『ハナさま』の視点です)
「失礼しますわ、とてもお似合いでよろしいのですけど、どうしても気になってしまって。よろしいでしょうか。
そこの襟、デザインが少々違っていらしてよ。丸首じゃなくて詰め襟ですわ。そこは皐月様ですので譲れませんの。改めてくださるようお願い致します」
「あら、そうなの? なんせ24年も昔だから記憶も曖昧なのよ。指摘してくれてアリガト。助かるわ」
「いえいえ44年前でしたら仕方有りませんですわね」
領主でもある女男爵は傍らの対空用のバズーガーモドキを素早く手に取り構えると躊躇いなく引き金を絞ってきた。
私はついさっきハム君からパスで送られてきたばかりの靭性金剛石壁複数枚を瞬時に張り防ぐ。どんどん破られていく。
後数枚のところで唐突に止め、バズーガーモドキを脇に静かにコトリと置く。そして数話の短い会話、それを先程から繰り返している。
彼女のバズーカーモドキは昔のアニメに出てくるようないい加減なデザインだが、性能は高かった。バズーカー形態なのに連射が可能だったし。威力もそのままに。
愛しの“アレスティエア・マークⅣ”、ハム君の言うところの“火縄銃モドキ改”を連射して飛び込んだ。それで終るとは思っていなかったが、バズーカーで向かい撃たれるとは思わなかった。威力は互角だったが、連射スピードは向こうの方に僅かに分があった。バズーカなのに。激突相殺地点を少しずつ押され。後もうちょっとで押し切れられる寸前で靭性金剛石壁が送られてきて難を逃れた。それでも押し込まれているが、後退スピードは鈍化した。
「ところで、私達のサマンサはどこがダメか判るかしら?」
「私のサチは出来る子よ。今頃ふたりとも救ってるわね」
「そうね、救おうとしてるわね。だからダメなのよね。あの二人わね、この街にサマンサが来たって知って、急いで造ったの。対サマンサ特別スペシャルよ」
「あら、それ程にサチが怖かったってことかしら。わかるわ。心が狭い人は余計にね」
「失礼しちゃう。あなたの返しって面白くないわ。当たり前過ぎて。発想が貧弱なのね。
答えはね、レッツ・エンジョイよ。
だって私の大好きなサマンサが久しぶりに訪ねて来てくれるんですもの。歓待して一緒に遊ぼうって思うじゃない。でね、趣向を凝らして迎えてあげたいと思うのは普通のことでしょ。違う?
だから少女たちを造ったの。勿論のこと二人じゃサマンサにはかなわないわ。でもね、そこじゃないの。スペシャルの意味はね、全てサマンサが嫌がる事しかしないようにプログラムしてあるの。
昔からサマンサは私のことが大好きでね、我慢できなくて色々イジっちゃったのね。だからあの娘のことは全部知ってるの。どこを押せばいいかってね。サマンサったら、本当に壊れちゃうかもよ。どうする」
「そうなの。ねえ、やっぱりそのコスプレ脱いで下さらない。ごめんなさいね。気を悪くされたら申し訳ないのだけれど、私の我儘ではあるのだけど、そこを曲げてお願いしたいわ。
別にお年を召していらっしゃっリ過ぎで無理じゃねっとか。身の程しれやボゲ、とかの理由では全然ないの。それはいいのよ、本当よ。好きにすればいいし、人の勝手だと思うし、そんな事で文句を云うほど狭量ではないし偏見もないの。ただね。
ただね、サチがね。私が聞かせた物語の中では皐月様のお話しが一番のお気に入りなのね。それがね、判るでしょ。勘違いバカの姿をサチに見せるのは忍びないのよ。貴女じゃイメージだだ下がりなの。サチの悲しむ顔を見たくないのよ。ごめんなさいね。
それと、レッツ・エンジョイって、昭和じゃないんだから今は使わないわよ。お気をつけ下さいませね」
女男爵は傍らの対空用のバズーガーモドキをゆっくりと取り構えると、躊躇いなく引き金を絞ってきた。笑いながら。
―――――――――
お読み頂き、誠にありがとうございます。
よろしければ次話もお楽しみ頂ければ幸いです。
いろいろと、自分のおケツを拭くのは大変ですってお話し。
《その4》
ご笑覧いただければ幸いです。
※注
黒い◆が人物の視点の変更の印です。
白い◇は場面展開、間が空いた印です。
◆ (引き続き、“名もなき傭兵団”団長『重旋風のベルディ』の視点です)
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はずだったんだけどなぁ。
小僧は囮として最適だった。
人を殺せないのは間抜けだとは思うが、悪いとは思わない。弱いとは思うが。
そして、いくら金づるでも戦場で騙されるのも嵌められるのも、気を抜くのも“弱い”のが悪い。当然の常識だ。
でもそんなんだから金づるに受けが悪く、いつまで経っても大きな団に昇格できないと何番目かの奥さんの次女だが三女だかの事務をやってくれている娘がボヤいていたっけか。あいつ金を持ち逃げしてんだろうなぁ。まあいいけど。上手くやってくれ。
それでも、たぶん小僧も無傷と行かなかっただろうが、今まさに対峙している赤鎧と打つかれば死んでたなと思う、赤鎧が。そんな下らないモンを考える日暇なんて無かったろうから。生死を掛けるって言うのはそんなモンだ。
おいオマエ、俺が助けてやらなければ死んでたぞと、そんな事は百も承知か。赤鎧だからな。なら俺に殺されろ。
小僧の必死こいて乗り越えようって戦い方に、歓喜なんてしていねえ。赤鎧の強さを見て欣幸に至ってねえ、ああ、だけどこれが、若気の至りって奴なんだろう。
やっぱり強ええな。強ええ相手に大好きな大剣を振り回すのは漏らしそうな程に楽しい。魔法もぶっ放してえ。
ココまでチマチマした魔法ばかりでもうアキアキだ。でも後ちょっとでチャンスが到来する気が。
そしてたぶん魔法をぶっ放すしか決着は付かねぇと思う。それまで俺が持てばの話しだが。
赤鎧は全くヤツらしい剣を振いやがる。
基本がしっかりしており、何処か上品で気品さえ感じられる。たぶんガキの頃から品のイイ専門の指導者の下で基礎からシッカリ叩き込まれ、自らも研鑽を怠らなかったベースに撚た大人の狡さがネットリと絡みついた嫌らしくも素晴らしい剣だ。そりゃあやっぱり“邪”寄りだが。
たぶんどこぞの没落貴族の御曹司で紆余曲折のどーでもいい経歴を経てココに居るのだろう。
馬鹿で派手々々しい赤い鎧なんぞ着て、世を恨んでたりしてんだろう。どうでもいいが辛気くせーなーおい。
翻って俺の剣は戦場で生き残るためにその場その場の最適解っぽいのをテキトーに選んで、その度にちょこちょこ手直しをして自由気ままにどこまでも自分にあった身勝手な剣だ。
誰にも教わったことはない。出はギルドを追放されたド平民だ。今は平々凡々な、どこまで行っても中途半端なオッサンだ。だからこそ、やつの剣との相性は最悪だ。基礎が全くなってネーから。そしてヤツにとっても噛み合わない。ひとつひとつの基礎が微妙に外されるから。
ごめんねーオジさんお気楽な剣を使って。虫酸が走るだろ。
さあ、どっちが強えーか決めようぜ。
と、横やりが入る。目の端に二階踊り場から俺を狙うヤツがいる。気づくのが遅れた。いつの間にか体を入れ替えられて背中を晒すザマとなっていた。やべーな。赤鎧の剣が速さを増しフルフェイスの兜のスリットから覗く目が笑みに歪んでる。いいぜ。邪悪っぽくて。それでこそだよな。でも困ったな。
まさにヤバヤバのギリギリで、小僧が防いでくれた。おっと、何故か奪った長めの矢をコチラに向けている。絶対に俺を狙っている。だって凄くイイ顔で笑ってやがるから。ちょっいとイジメ過ぎたか。でも感謝される事こそあれソコまで殺気を込めなくてもと、思わなくもない。でもないか。
結果、大きくハズレた投擲で反対側の踊り場の厄介者までを始末する魔法を撃つ隙が出来た。赤鎧の再度の突貫を受け、最後までコントロールし続けられなかったが何とかなるだろう。小僧が。
しかし小僧はコントロールが下手だな。まあ、あんなに速度を上げたら空気抵抗で曲がるわな、普通。
そんな事はどうでも良く、そろそろ大詰めか、赤鎧。ぶっ放しちゃうぜ、大魔法を。
◆ (『ハナさま』の視点です)
「失礼しますわ、とてもお似合いでよろしいのですけど、どうしても気になってしまって。よろしいでしょうか。
そこの襟、デザインが少々違っていらしてよ。丸首じゃなくて詰め襟ですわ。そこは皐月様ですので譲れませんの。改めてくださるようお願い致します」
「あら、そうなの? なんせ24年も昔だから記憶も曖昧なのよ。指摘してくれてアリガト。助かるわ」
「いえいえ44年前でしたら仕方有りませんですわね」
領主でもある女男爵は傍らの対空用のバズーガーモドキを素早く手に取り構えると躊躇いなく引き金を絞ってきた。
私はついさっきハム君からパスで送られてきたばかりの靭性金剛石壁複数枚を瞬時に張り防ぐ。どんどん破られていく。
後数枚のところで唐突に止め、バズーガーモドキを脇に静かにコトリと置く。そして数話の短い会話、それを先程から繰り返している。
彼女のバズーカーモドキは昔のアニメに出てくるようないい加減なデザインだが、性能は高かった。バズーカー形態なのに連射が可能だったし。威力もそのままに。
愛しの“アレスティエア・マークⅣ”、ハム君の言うところの“火縄銃モドキ改”を連射して飛び込んだ。それで終るとは思っていなかったが、バズーカーで向かい撃たれるとは思わなかった。威力は互角だったが、連射スピードは向こうの方に僅かに分があった。バズーカなのに。激突相殺地点を少しずつ押され。後もうちょっとで押し切れられる寸前で靭性金剛石壁が送られてきて難を逃れた。それでも押し込まれているが、後退スピードは鈍化した。
「ところで、私達のサマンサはどこがダメか判るかしら?」
「私のサチは出来る子よ。今頃ふたりとも救ってるわね」
「そうね、救おうとしてるわね。だからダメなのよね。あの二人わね、この街にサマンサが来たって知って、急いで造ったの。対サマンサ特別スペシャルよ」
「あら、それ程にサチが怖かったってことかしら。わかるわ。心が狭い人は余計にね」
「失礼しちゃう。あなたの返しって面白くないわ。当たり前過ぎて。発想が貧弱なのね。
答えはね、レッツ・エンジョイよ。
だって私の大好きなサマンサが久しぶりに訪ねて来てくれるんですもの。歓待して一緒に遊ぼうって思うじゃない。でね、趣向を凝らして迎えてあげたいと思うのは普通のことでしょ。違う?
だから少女たちを造ったの。勿論のこと二人じゃサマンサにはかなわないわ。でもね、そこじゃないの。スペシャルの意味はね、全てサマンサが嫌がる事しかしないようにプログラムしてあるの。
昔からサマンサは私のことが大好きでね、我慢できなくて色々イジっちゃったのね。だからあの娘のことは全部知ってるの。どこを押せばいいかってね。サマンサったら、本当に壊れちゃうかもよ。どうする」
「そうなの。ねえ、やっぱりそのコスプレ脱いで下さらない。ごめんなさいね。気を悪くされたら申し訳ないのだけれど、私の我儘ではあるのだけど、そこを曲げてお願いしたいわ。
別にお年を召していらっしゃっリ過ぎで無理じゃねっとか。身の程しれやボゲ、とかの理由では全然ないの。それはいいのよ、本当よ。好きにすればいいし、人の勝手だと思うし、そんな事で文句を云うほど狭量ではないし偏見もないの。ただね。
ただね、サチがね。私が聞かせた物語の中では皐月様のお話しが一番のお気に入りなのね。それがね、判るでしょ。勘違いバカの姿をサチに見せるのは忍びないのよ。貴女じゃイメージだだ下がりなの。サチの悲しむ顔を見たくないのよ。ごめんなさいね。
それと、レッツ・エンジョイって、昭和じゃないんだから今は使わないわよ。お気をつけ下さいませね」
女男爵は傍らの対空用のバズーガーモドキをゆっくりと取り構えると、躊躇いなく引き金を絞ってきた。笑いながら。
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お読み頂き、誠にありがとうございます。
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