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第九節 〜遷(うつり)・彼是(あれこれ)〜
105 焔雲と稲妻 1
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105 106 107 108は“ひと綴りの物語”です。
いろいろと、自分のおケツを拭くのは大変ですってお話し。
《その1》
ご笑覧いただければ幸いです。
※注
黒い◆が人物の視点の変更の印です。
白い◇は場面展開、間が空いた印です。
―――――――――
◆ (『サチ』の視点です)
主様に導かれ、主様と共にこの領の主である男爵、いいや、幼い頃より大姉様と親しみを込めて呼び習わし、長じては敬畏し、師とも仰ぎ付き従っていたが最後に裏切られ、全てを奪った『バロネス オルツィ』の元に向かっている。
館の外見はゴテゴテしく装飾されていたが、内部は至って簡素な作りになっており、そんなところも大姉様らしいと思えた。
幼き頃、おババ様から外見だけは整えろと言われ、元々が着る物や持ち物に拘りのない人だったが、それからは外面だけは良く見えるように気遣っていた。ただ中身は相変わらずの大姉様で、そんな所も好きだった。
もしかしたらと今では思う。人間関係も外面だけ整えていたのかと。最初から。初めて会った幼き頃から。
館の一階を通り抜けた際、ハム小僧殿が天井に逆さに張り付き、腕を組んで下界を睨んでいた。矢と炎弾を何発も受けても平然とし、どこぞの魔王かと思ったが、そのうちに手の中の矢を凄い速さで飛ばし、全て外していた。何がしたいのやら。
そんな小僧を見ながら主様は嬉しそうに微笑んでいた。まだまだ足はおぼつかないが。
「さ、行きましょ。アッチはあっち。コッチはこっちで」
「階段を上がったら、ガハハって腕組んで魔王が待ち構えてると思ったけど、やっぱり現実は情緒欠乏のね。『◯亡遊戯』の様式美を見習ってほしいわ」
「エリエル様、ブルース先生のお話ですね。お噂は予々」
「サッちゃんも好きね。そうよ、超接近リアル肉弾戦バトルの祖にして至高、ちょっとハムくんに似てるわよね」
私は懸命に顔に出さないように表情を造り、無言を貫いた。実際には私はリー大人のお顔を直接には知らないけれども、たぶん違う。絶対に違う。
「……サッちゃんもなかなか手厳しいわよね。まあいいわ。それにしてもここって男爵様のお城よね、まるで砦ね。ちょっとラストステージっぽいわ。でも男爵が何処にいるか解らないわね」
「砦とは、ちょっと違うかもしれません。私はココと配置様式がそっくりな場所を過去に知っていたかもしれません。たぶん、そこを模して造られたのでしょう。その予想が当たっていたならば、この角を曲がって正面に、嘗ての私達のギルド長室の扉が……」
其処には飾り気のない、それでいて重厚な人を寄せ付けない空気をまとった馴染みの扉があった。
オルツィがあさりと捨て去り、私達を育て親代わりであるギルド長の部屋へと続く大きな扉がそこに確かにあった。「あのドアの向こうに、男爵はいます」
「そう。サッちゃんが断言するならそうなんでしょ、じゃ、下がって」
そう呟くように仰ると背中の火縄銃モドキ改”を手元に手繰り寄せ、セレクトダイヤルをモード散弾に、威力を最大に。ただし範囲は三メトルに絞って。主様は扉の前に仁王立ちし、射撃姿勢を取る。
「やっぱり初めての御挨拶はドアをノックが様式美よね」
ニコニコと笑う主様を止めようとしたところで|総毛立《そうけ
だ》たせる全身の怖気に一瞬硬直する。それは主様も同じだったらしく、口角の片方を引きつらせた奇妙な笑いを互いに向け合い、次の瞬間に相反する右と左に別れて飛んだ。
目映い光が周囲を射り、轟音と共に私達がいた扉が粉々になって消し飛んだ。消滅は扉だけではなく、周りの壁も、床さえも刳り消えていた。私の肩先から三セイチから先の壁がなかった。
火力は廊下を一直線に深い溝を作りながら進み、約六メトル先の壁に大穴を開けていた。
その穴の奥ではメイドの少女と下僕の少年が抱き合って震えていた。怪我は無いようでひとまず安心する。そう言えばオルツィは昔から自分の身の回りの世話を任せる者は女も男も幼き者に限っていた。かつて自分もその一人だったと唐突に思い出し、その楽しく充実していた時代の刹那な思い出を頭を振り追い出す。
「サチ、サチ! しっかりしなさい。怪我はない?」
主様の声で私は驚愕から自我を取り戻す。ダメだ、集中しなければ。
「主様、すみません。私は大丈夫です。主様にお怪我は有りませんか?」
「私は大丈夫よ。それより」
「酷いじゃないかサマンサ。おまえの唯一ただひとりの主は永遠に私だけなのだろう。昔、幼かったお前が私を見上げて誓ってくれたじゃないか。あれは嘘だったのかい、サマンサ。答えておくれ」
涼やかで美しいと感じる、嘗て何時までも聴いていたいと思わせた歌うような声に戦慄し、それでもやっぱり未だ魅了される私がいた。
代わりに壁の向こうのオルツィに答えたのは今の主様だった。
「サマンサさんはその件についてお話したいそうよ。どうかしら、双方とも誤解があるかもしれないし、この際なんだから旧交を温めるっていうのは。どう?」
「あなたは誰? さっきサマンサが主様と呼んでいたみたいだけど?」
「今の主様みたいね。でも知ってるでしょ? サマンサさんが依存症で『主様大好きっ子』だって。アナタに捨てられて凄くショックだったみたいよ。だからアナタにもう一度会ってお話したくて訪ねてきたのよ。健気でしょ」
主様、エリエル様の言葉に少なからずショックを受けていた。それは少なからず当たっていたから。エリエル様への忠節に偽りはない。でも、同時に大姉様ともう一度会ってもう一度確かめたいと言う気持ちも大きかった。その為にここに来たのだから。
「会って話がしたい? なんで?」と、オルツィ。
「まぁ、そう言うよね。あんたはそんな感じ。やっぱ話し通じないタイプだわ」と、エリエル様。改めて私の目を見て。
「ごめんねサッちゃん、勝手に進めちゃうけどサッサと聞きたいこと聞いて気持ちに整理を付けなさい。アナタは私が責任持って引き取るから安心しなさい」
「ふふ、私ったらなにか非難されてるようだけど、酷いわね。でもいいわ、サマンサ、何でも聞いて頂戴。折角会いに来てくれたんですもの」
エリエル様が私を見て、力強く頷いてくれる。私は壁越しに居るであろうオルツィに向かって問いかける。
「裏切ったことはもういい。良くないけどもういい。ただ、どうしてあの時、私を獣化までさせて騙し、態々人を、仲間を襲わせるように仕向けたのか。どう考えたってそんな必要はなかった。そのせいで私は仲間を何人も殺してしまった。どうして」
「凄かったわよね貴女。もう猛々しくも美しい狂った獣だったわ。ガオーって。好きだったなー。ガオーガオー。
でもアニメの通りなら人を喰らって最終形態になるはずなのに、やっぱりって、ダメだなーって、やっぱり捨てていこうって思ったの。
サマンサちゃんへの答えにはなっていないかもしれないけど、あれは最終試験でも有り、私の好きだったモノへの見納めって感じだったの」
「……良くわかりません。言ってる意味がワカリマセン。私は仲間を、この手で殺したんですよ」
「そう言われても、私も困っちゃうわ。だいたい仲間々々って、私には赤の他人だし、私を襲わせる訳にも行かないもの、そこはわかってほしいな。
貴女を捨てるのだってスッゴク躊躇したのよ。小さな頃から手間隙かけて獣化を促進させて。サマンサちゃんったら獣化を嫌がってちっとも云うことを聞いてくれないし、苦労したのよ。スッゴク、それなのに。
貴女がイケナイのよ。急に大きくなっちゃて、背なんかこーんなに高くなっちゃって。結局、好みじゃなくなっちゃったのよね。丁度ギルドを出ていく用事もあったし。これまでかなーって。でもさ、捨てるにしてもさ、最後に今までの努力の成果ってのを見てみたいじゃない。
で、サマンサちゃん。貴方はどうなのあれから? 獣化は進んだ。獣化すると頭がボーってしちゃう。ボーってして人のこと喰べたくなった? 食べてみれば。
もしかしてもう人のこと喰べちゃった? それならお姉さん凄く嬉しいなー。また拾ってあげてもいいわよ。ううんダメね、あなたは一度ならず何度もお姉さんを裏切ってきた悪い子だから、試さなくっちゃ。ほら、私の新しい獣と戦ってみなさいな」
―――――――――
お読み頂き、誠にありがとうございます。
よろしければ次話もお楽しみ頂ければ幸いです。
いろいろと、自分のおケツを拭くのは大変ですってお話し。
《その1》
ご笑覧いただければ幸いです。
※注
黒い◆が人物の視点の変更の印です。
白い◇は場面展開、間が空いた印です。
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◆ (『サチ』の視点です)
主様に導かれ、主様と共にこの領の主である男爵、いいや、幼い頃より大姉様と親しみを込めて呼び習わし、長じては敬畏し、師とも仰ぎ付き従っていたが最後に裏切られ、全てを奪った『バロネス オルツィ』の元に向かっている。
館の外見はゴテゴテしく装飾されていたが、内部は至って簡素な作りになっており、そんなところも大姉様らしいと思えた。
幼き頃、おババ様から外見だけは整えろと言われ、元々が着る物や持ち物に拘りのない人だったが、それからは外面だけは良く見えるように気遣っていた。ただ中身は相変わらずの大姉様で、そんな所も好きだった。
もしかしたらと今では思う。人間関係も外面だけ整えていたのかと。最初から。初めて会った幼き頃から。
館の一階を通り抜けた際、ハム小僧殿が天井に逆さに張り付き、腕を組んで下界を睨んでいた。矢と炎弾を何発も受けても平然とし、どこぞの魔王かと思ったが、そのうちに手の中の矢を凄い速さで飛ばし、全て外していた。何がしたいのやら。
そんな小僧を見ながら主様は嬉しそうに微笑んでいた。まだまだ足はおぼつかないが。
「さ、行きましょ。アッチはあっち。コッチはこっちで」
「階段を上がったら、ガハハって腕組んで魔王が待ち構えてると思ったけど、やっぱり現実は情緒欠乏のね。『◯亡遊戯』の様式美を見習ってほしいわ」
「エリエル様、ブルース先生のお話ですね。お噂は予々」
「サッちゃんも好きね。そうよ、超接近リアル肉弾戦バトルの祖にして至高、ちょっとハムくんに似てるわよね」
私は懸命に顔に出さないように表情を造り、無言を貫いた。実際には私はリー大人のお顔を直接には知らないけれども、たぶん違う。絶対に違う。
「……サッちゃんもなかなか手厳しいわよね。まあいいわ。それにしてもここって男爵様のお城よね、まるで砦ね。ちょっとラストステージっぽいわ。でも男爵が何処にいるか解らないわね」
「砦とは、ちょっと違うかもしれません。私はココと配置様式がそっくりな場所を過去に知っていたかもしれません。たぶん、そこを模して造られたのでしょう。その予想が当たっていたならば、この角を曲がって正面に、嘗ての私達のギルド長室の扉が……」
其処には飾り気のない、それでいて重厚な人を寄せ付けない空気をまとった馴染みの扉があった。
オルツィがあさりと捨て去り、私達を育て親代わりであるギルド長の部屋へと続く大きな扉がそこに確かにあった。「あのドアの向こうに、男爵はいます」
「そう。サッちゃんが断言するならそうなんでしょ、じゃ、下がって」
そう呟くように仰ると背中の火縄銃モドキ改”を手元に手繰り寄せ、セレクトダイヤルをモード散弾に、威力を最大に。ただし範囲は三メトルに絞って。主様は扉の前に仁王立ちし、射撃姿勢を取る。
「やっぱり初めての御挨拶はドアをノックが様式美よね」
ニコニコと笑う主様を止めようとしたところで|総毛立《そうけ
だ》たせる全身の怖気に一瞬硬直する。それは主様も同じだったらしく、口角の片方を引きつらせた奇妙な笑いを互いに向け合い、次の瞬間に相反する右と左に別れて飛んだ。
目映い光が周囲を射り、轟音と共に私達がいた扉が粉々になって消し飛んだ。消滅は扉だけではなく、周りの壁も、床さえも刳り消えていた。私の肩先から三セイチから先の壁がなかった。
火力は廊下を一直線に深い溝を作りながら進み、約六メトル先の壁に大穴を開けていた。
その穴の奥ではメイドの少女と下僕の少年が抱き合って震えていた。怪我は無いようでひとまず安心する。そう言えばオルツィは昔から自分の身の回りの世話を任せる者は女も男も幼き者に限っていた。かつて自分もその一人だったと唐突に思い出し、その楽しく充実していた時代の刹那な思い出を頭を振り追い出す。
「サチ、サチ! しっかりしなさい。怪我はない?」
主様の声で私は驚愕から自我を取り戻す。ダメだ、集中しなければ。
「主様、すみません。私は大丈夫です。主様にお怪我は有りませんか?」
「私は大丈夫よ。それより」
「酷いじゃないかサマンサ。おまえの唯一ただひとりの主は永遠に私だけなのだろう。昔、幼かったお前が私を見上げて誓ってくれたじゃないか。あれは嘘だったのかい、サマンサ。答えておくれ」
涼やかで美しいと感じる、嘗て何時までも聴いていたいと思わせた歌うような声に戦慄し、それでもやっぱり未だ魅了される私がいた。
代わりに壁の向こうのオルツィに答えたのは今の主様だった。
「サマンサさんはその件についてお話したいそうよ。どうかしら、双方とも誤解があるかもしれないし、この際なんだから旧交を温めるっていうのは。どう?」
「あなたは誰? さっきサマンサが主様と呼んでいたみたいだけど?」
「今の主様みたいね。でも知ってるでしょ? サマンサさんが依存症で『主様大好きっ子』だって。アナタに捨てられて凄くショックだったみたいよ。だからアナタにもう一度会ってお話したくて訪ねてきたのよ。健気でしょ」
主様、エリエル様の言葉に少なからずショックを受けていた。それは少なからず当たっていたから。エリエル様への忠節に偽りはない。でも、同時に大姉様ともう一度会ってもう一度確かめたいと言う気持ちも大きかった。その為にここに来たのだから。
「会って話がしたい? なんで?」と、オルツィ。
「まぁ、そう言うよね。あんたはそんな感じ。やっぱ話し通じないタイプだわ」と、エリエル様。改めて私の目を見て。
「ごめんねサッちゃん、勝手に進めちゃうけどサッサと聞きたいこと聞いて気持ちに整理を付けなさい。アナタは私が責任持って引き取るから安心しなさい」
「ふふ、私ったらなにか非難されてるようだけど、酷いわね。でもいいわ、サマンサ、何でも聞いて頂戴。折角会いに来てくれたんですもの」
エリエル様が私を見て、力強く頷いてくれる。私は壁越しに居るであろうオルツィに向かって問いかける。
「裏切ったことはもういい。良くないけどもういい。ただ、どうしてあの時、私を獣化までさせて騙し、態々人を、仲間を襲わせるように仕向けたのか。どう考えたってそんな必要はなかった。そのせいで私は仲間を何人も殺してしまった。どうして」
「凄かったわよね貴女。もう猛々しくも美しい狂った獣だったわ。ガオーって。好きだったなー。ガオーガオー。
でもアニメの通りなら人を喰らって最終形態になるはずなのに、やっぱりって、ダメだなーって、やっぱり捨てていこうって思ったの。
サマンサちゃんへの答えにはなっていないかもしれないけど、あれは最終試験でも有り、私の好きだったモノへの見納めって感じだったの」
「……良くわかりません。言ってる意味がワカリマセン。私は仲間を、この手で殺したんですよ」
「そう言われても、私も困っちゃうわ。だいたい仲間々々って、私には赤の他人だし、私を襲わせる訳にも行かないもの、そこはわかってほしいな。
貴女を捨てるのだってスッゴク躊躇したのよ。小さな頃から手間隙かけて獣化を促進させて。サマンサちゃんったら獣化を嫌がってちっとも云うことを聞いてくれないし、苦労したのよ。スッゴク、それなのに。
貴女がイケナイのよ。急に大きくなっちゃて、背なんかこーんなに高くなっちゃって。結局、好みじゃなくなっちゃったのよね。丁度ギルドを出ていく用事もあったし。これまでかなーって。でもさ、捨てるにしてもさ、最後に今までの努力の成果ってのを見てみたいじゃない。
で、サマンサちゃん。貴方はどうなのあれから? 獣化は進んだ。獣化すると頭がボーってしちゃう。ボーってして人のこと喰べたくなった? 食べてみれば。
もしかしてもう人のこと喰べちゃった? それならお姉さん凄く嬉しいなー。また拾ってあげてもいいわよ。ううんダメね、あなたは一度ならず何度もお姉さんを裏切ってきた悪い子だから、試さなくっちゃ。ほら、私の新しい獣と戦ってみなさいな」
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