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第六節 〜似非魔王と魔物、女王と兵隊〜
072 生き抜け此処(ここ)に辿り着き
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お気楽極楽超天才赤鬼ゲートさま、
このまま沈んでいくのか?
ココまでゲートをフィーチャーするつもりはなかったんだけど。
好きなのかもしれない。その残念なところが。
ご笑覧いただければ幸いです。
※注1
黒い◆が人物の視点の変更の印です。
白い◇は場面展開、間が空いた印です。
◆ (引き続き『赤鬼ゲート』の視点です)
―――――――――
だからオレは、
「ああ、オレが全部守ってやるよ」と答えた。
噓は言っていないつもりだ。全力で守る。彼女が愛していると言ったこのギルドも、このギルドで働く者全て、全部をだ。
でも同時に全部が嘘になると、オレは知っていた。
オレは強い、冗談抜きで、この国で十指に入ると思う。そう思えるほど傲慢なオレでも超えがたいものはある。俺より強いやつも当然の如く居るし、何より、数の暴力には耐え難い。
あのお嬢ちゃんが言ったことは全て本当だ。部下に阿っている? 文句を言われたくない? 兄貴と言われたいか?
ああそうさ、死んで行く部下を慮って何が悪い。悲観にくれ、絶望の淵に嵌り動けなくなるよりはマシだ。
部下がオレを兄と慕うのはオレに縋っているのだろう。守って欲しいと思っているのだろう。その期待には答えられないが、最後はその恨みをすべてオレが背負い込めばいいだけだ。全て、奴等が選択したことだ。
昔、ギルドの士官昇格者研修で教官が言っていた。
『良い上官とは。それは戦争の勝利に貢献する。ことではない。そんな物はもっと上の偉い奴等が考えるし、始末をつける。現場の末端でドンパチするお前たちに求められることは唯一つ、自分の部下を“生きて家に帰してやる”。それだけだ』
意味がわからなかった。その場では元気に『ハイ』と返事をしておいたが、ワカラナイ。そもそも、死ぬのが怖ければ逃げればいい。当たり前だ。オレなら迷わずそうする。オレがココに未だ残っているのはアンナが逃げないからだ。彼女を最後まで守ると決めているから。彼女が一緒に守ってくれと言われたので、部下たちも最後まで守ろうと思っただけだ。
だからワカラナイ。どうしてアンナは逃げない。部下も逃げない。街の大部分は逃げようとしたじゃないか。領主に阻まれ暴動まで起こすぐらい。
今では“良い上官”の話も眉唾だと思っている。なにせ訓垂れたのがオレらが新兵だった頃の直属の隊長だった、その時は特別講師として本部から派遣さて来ていた、その当時は総会頭補佐官補であった、この街の現領主の男爵様だからな。
でもなんだろう、この胸にモヤッとする思いは。アレを聞いたときだ。
アノお嬢さんは皆に“守ってやる”とは唯の一言も言わなかった。ただ“与えてやる”と。では何を? 確かなことは、その時に皆の顔つきが変わった。怯えが無くなった訳じゃない。むしろ増えた。
たぶん現実を見据えた? その上で……。
「相変わらずバカだなオマエは」
と、オレを相変わらず見下ろしながらサマンサは言い放った。
「口が悪いのは治らないか、オレはオマエより年上だし位も上だぞ」
と、鍛錬場の地面の上で大の字に寝転びながら、空を見ながら。
「そうだな。なら頑張れ」
と、サマンサ。
踵を返し去ろうとする背中に向け、
「守ろうとしているだけだ。何をオレは間違えている」
その言葉は彼女の歩みを止めた。次の言葉を聞くのには少し時間を要した。その間、擁壁の上を眺めていた。
其処にはアノお嬢ちゃんと小僧の二人が揃って佇んでいた。オレらを上から鷹揚に俯瞰している。ように見せている?
視力の優れているオレには分かった。完全に気絶しているお嬢ちゃんを腕一本で無理に支え立たせている。まるで全てを統べる女王のように、戦いの女神の如く威厳を見せつける様に。
酷いことをすると思った。あれだけの魔法だ、当然に魔力切れを起こす。早く下がらせて、休ませてやれば良いものを。放置すれば大事に成ることも有るのに。
「酷いと思うだろう。実際に酷い。でも小僧はそれを我が主に強要する。あとでそれを知った主は逆に喜ぶだろう。此処で皆の“象徴”となった。なってしまった主を下げる訳にはいかない。
此処は威厳を保つ場面だ。あとの為に。皆が迎える“遷”を乗り越えるために。少しでも生き残れるように。
それを小僧は我が主に頼った。頼られたことに主は応えるだろう」
ワカラナイ。
「オマエは守ると言った。アンナさんに守ってくれと言われたか? 可笑しいな、私の知る彼女ならそんな事は言わない。少なくともオマエには絶対に。彼女は『一緒に』とは言わなかったか」
オレらの横では相変わらずに“武魔装技操”『秘技・毛槍回し』を習得しようと一心不乱に槍を奮う五十人がいた。
「問に答えてやろう。オマエは何時も間違っているし、間違っていない。
……ひとつの問いに答えたのだから、オマエも私の問に答えろ。此処にいる百人はいま、何を考えていると思う」
ワカラナイ。逃げていいのに逃げない。ならなんだ。敵の撲滅か? そんな事は不可能だと知っているはずなのに。
「答えられないか。なら教えてやる。
『戦争なんてまっぴらゴメンだ。死にたくない。痛いのは嫌だ、戦争なんて大嫌いだ。貧乏くじを引いた。手が足が無くなったらどうしよう。死ぬのって痛いのだろうか。今すぐ逃げ出したい。もう家に帰りたい』
昨日も、今日も、今この時も、たぶん明日も。この戦争が終わるまでか、或いは死んでしまうその時まで考え続けている。同じことをグルグルと。
オマエを除く、私を含む此処にいる全員が同じことを考え、思い、それでも何故か此処に留まっている。何でかなんてもうワカンナイですよ。
留まる理由なら誰でも十や二十は挙げられる。そして全て否定できる。守ってもいいし逃げてもいい。誰も咎めないしその代わり称賛もない。自由だ。自由ってなんだろう。もう分け解からん。
強いて上げるなら『隣のヤツが未だ居るなら、もう少し足掻けるかもしれない』から、かな。
赤鬼ゲート、オマエの口癖は『わからん』だったな。ワカラナイで済ますな。解かれ。判るようにしろ。分かったら伝えろ、指導しろ。上官であるオマエの最低限の責務だ。オマエはオマエの部下の為に足掻かねばならない。守る守らない、逃げる逃げないはその後だ。まだ五日もある。
あの二人が最初から強かたっと思うなよ。足掻いて足掻いてあの二人は“忌溜まりの深森”を生き抜け此処に辿り着き、今、あそこに立っている」
擁壁の上、未だ幼さの残る容貌の少年と少女が寄り添い立っている。
見た目は未だガキだ。だが盾使いの兵隊も槍使いの兵隊も時より思い出したように仰ぎ見て、自分の訓練に戻っていく。何かを確かめるような、そんな仕草だった。
ナンの確認かは人それぞれ、ワケはさまざまに違っている様に思えた。
それでも、皆が一瞬でも頭を過ぎらせたであろう情景は容易に想像できた。幼い頃に誰でも聴き仰ぎ見たお伽噺の中の『祝|(はふり)たる従者』と『御|(おほみ)たる誰か』の神姿絵を。オレもそうだ。
訂正だ。小僧に対しては全員同じ思いだ。非難だ。苦情だ。排斥だ。
「なんでオマエごときがソコニイル。離れろ殺すぞ。我が女王の横など不遜だ。汚れる。去ね!」
女性兵士さえ。老若男女全員だ。いいザマだ。オレもその点では同じだ。……サマンサは違うみたいだが……。
オレはいま部下らと共に槍を突き上げている。捻って突き上げ、捻って胸元に戻す。繰り返す。
“武魔装技操”『秘技・毛槍回し』
やっぱり分からん、納得できない。サマンサは分かれと言ったがやっぱり判らん。理解できない。だから止めた。ワカルことは諦めた。
ただ、あと五日ある。部下が汗水流しているのに“兄貴”であるオレがいつまでもヒネているのもカッコが付かない、そこで“指導”をすることにした。
指導するために“武魔装技操”『毛槍回し』をもう一度理解しようとした。それがなかなかに難しい。部下の“捻り”とオレの“捻り”を見比べる。違うことは判るが、何処が違うか解らん。オレは天才過ぎた。
足掻き、“忌溜まりの深森”を生き抜け此処に辿り着いたのは二人ではなく三人だろうとサマンサに問うと、黙って首を振った。
アイツも相当歪んでんなと思った。オレが言うのも何だが。そしてアイツは自分を元の名で呼ぶなと。
「私は『御|(おほみ)たる誰か』ラドゥ・エリエル様より名を賜った。その名は『サチ』」
♦♦♦ ♦
後年、ずっとずっと後の次代に、亡国の破壊乙女神『御|(おほみ)たる誰か』ラドゥ・エリエル様と亡国の破壊神『祝|(はふり)たる従者』ルシファー様の御二人に常に寄り添い支えた『黒の副官』、その名は伝わっていない。しかし特に優れたもの、国に貢献した者を“サーチ”と称賛を込めて呼称する。ただの慣習だ。法でも定めでもない。ただの慣例だ。ただその名を呼ぶ時、その名のもとで人々は必ず、叩頭する。
♦♦♦ ♦
―――――――――
お読み頂き、誠にありがとうございます。
よろしければ次話もお楽しみ頂ければ幸いです。
毎日更新しています。
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ココまでゲートをフィーチャーするつもりはなかったんだけど。
好きなのかもしれない。その残念なところが。
ご笑覧いただければ幸いです。
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黒い◆が人物の視点の変更の印です。
白い◇は場面展開、間が空いた印です。
◆ (引き続き『赤鬼ゲート』の視点です)
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だからオレは、
「ああ、オレが全部守ってやるよ」と答えた。
噓は言っていないつもりだ。全力で守る。彼女が愛していると言ったこのギルドも、このギルドで働く者全て、全部をだ。
でも同時に全部が嘘になると、オレは知っていた。
オレは強い、冗談抜きで、この国で十指に入ると思う。そう思えるほど傲慢なオレでも超えがたいものはある。俺より強いやつも当然の如く居るし、何より、数の暴力には耐え難い。
あのお嬢ちゃんが言ったことは全て本当だ。部下に阿っている? 文句を言われたくない? 兄貴と言われたいか?
ああそうさ、死んで行く部下を慮って何が悪い。悲観にくれ、絶望の淵に嵌り動けなくなるよりはマシだ。
部下がオレを兄と慕うのはオレに縋っているのだろう。守って欲しいと思っているのだろう。その期待には答えられないが、最後はその恨みをすべてオレが背負い込めばいいだけだ。全て、奴等が選択したことだ。
昔、ギルドの士官昇格者研修で教官が言っていた。
『良い上官とは。それは戦争の勝利に貢献する。ことではない。そんな物はもっと上の偉い奴等が考えるし、始末をつける。現場の末端でドンパチするお前たちに求められることは唯一つ、自分の部下を“生きて家に帰してやる”。それだけだ』
意味がわからなかった。その場では元気に『ハイ』と返事をしておいたが、ワカラナイ。そもそも、死ぬのが怖ければ逃げればいい。当たり前だ。オレなら迷わずそうする。オレがココに未だ残っているのはアンナが逃げないからだ。彼女を最後まで守ると決めているから。彼女が一緒に守ってくれと言われたので、部下たちも最後まで守ろうと思っただけだ。
だからワカラナイ。どうしてアンナは逃げない。部下も逃げない。街の大部分は逃げようとしたじゃないか。領主に阻まれ暴動まで起こすぐらい。
今では“良い上官”の話も眉唾だと思っている。なにせ訓垂れたのがオレらが新兵だった頃の直属の隊長だった、その時は特別講師として本部から派遣さて来ていた、その当時は総会頭補佐官補であった、この街の現領主の男爵様だからな。
でもなんだろう、この胸にモヤッとする思いは。アレを聞いたときだ。
アノお嬢さんは皆に“守ってやる”とは唯の一言も言わなかった。ただ“与えてやる”と。では何を? 確かなことは、その時に皆の顔つきが変わった。怯えが無くなった訳じゃない。むしろ増えた。
たぶん現実を見据えた? その上で……。
「相変わらずバカだなオマエは」
と、オレを相変わらず見下ろしながらサマンサは言い放った。
「口が悪いのは治らないか、オレはオマエより年上だし位も上だぞ」
と、鍛錬場の地面の上で大の字に寝転びながら、空を見ながら。
「そうだな。なら頑張れ」
と、サマンサ。
踵を返し去ろうとする背中に向け、
「守ろうとしているだけだ。何をオレは間違えている」
その言葉は彼女の歩みを止めた。次の言葉を聞くのには少し時間を要した。その間、擁壁の上を眺めていた。
其処にはアノお嬢ちゃんと小僧の二人が揃って佇んでいた。オレらを上から鷹揚に俯瞰している。ように見せている?
視力の優れているオレには分かった。完全に気絶しているお嬢ちゃんを腕一本で無理に支え立たせている。まるで全てを統べる女王のように、戦いの女神の如く威厳を見せつける様に。
酷いことをすると思った。あれだけの魔法だ、当然に魔力切れを起こす。早く下がらせて、休ませてやれば良いものを。放置すれば大事に成ることも有るのに。
「酷いと思うだろう。実際に酷い。でも小僧はそれを我が主に強要する。あとでそれを知った主は逆に喜ぶだろう。此処で皆の“象徴”となった。なってしまった主を下げる訳にはいかない。
此処は威厳を保つ場面だ。あとの為に。皆が迎える“遷”を乗り越えるために。少しでも生き残れるように。
それを小僧は我が主に頼った。頼られたことに主は応えるだろう」
ワカラナイ。
「オマエは守ると言った。アンナさんに守ってくれと言われたか? 可笑しいな、私の知る彼女ならそんな事は言わない。少なくともオマエには絶対に。彼女は『一緒に』とは言わなかったか」
オレらの横では相変わらずに“武魔装技操”『秘技・毛槍回し』を習得しようと一心不乱に槍を奮う五十人がいた。
「問に答えてやろう。オマエは何時も間違っているし、間違っていない。
……ひとつの問いに答えたのだから、オマエも私の問に答えろ。此処にいる百人はいま、何を考えていると思う」
ワカラナイ。逃げていいのに逃げない。ならなんだ。敵の撲滅か? そんな事は不可能だと知っているはずなのに。
「答えられないか。なら教えてやる。
『戦争なんてまっぴらゴメンだ。死にたくない。痛いのは嫌だ、戦争なんて大嫌いだ。貧乏くじを引いた。手が足が無くなったらどうしよう。死ぬのって痛いのだろうか。今すぐ逃げ出したい。もう家に帰りたい』
昨日も、今日も、今この時も、たぶん明日も。この戦争が終わるまでか、或いは死んでしまうその時まで考え続けている。同じことをグルグルと。
オマエを除く、私を含む此処にいる全員が同じことを考え、思い、それでも何故か此処に留まっている。何でかなんてもうワカンナイですよ。
留まる理由なら誰でも十や二十は挙げられる。そして全て否定できる。守ってもいいし逃げてもいい。誰も咎めないしその代わり称賛もない。自由だ。自由ってなんだろう。もう分け解からん。
強いて上げるなら『隣のヤツが未だ居るなら、もう少し足掻けるかもしれない』から、かな。
赤鬼ゲート、オマエの口癖は『わからん』だったな。ワカラナイで済ますな。解かれ。判るようにしろ。分かったら伝えろ、指導しろ。上官であるオマエの最低限の責務だ。オマエはオマエの部下の為に足掻かねばならない。守る守らない、逃げる逃げないはその後だ。まだ五日もある。
あの二人が最初から強かたっと思うなよ。足掻いて足掻いてあの二人は“忌溜まりの深森”を生き抜け此処に辿り着き、今、あそこに立っている」
擁壁の上、未だ幼さの残る容貌の少年と少女が寄り添い立っている。
見た目は未だガキだ。だが盾使いの兵隊も槍使いの兵隊も時より思い出したように仰ぎ見て、自分の訓練に戻っていく。何かを確かめるような、そんな仕草だった。
ナンの確認かは人それぞれ、ワケはさまざまに違っている様に思えた。
それでも、皆が一瞬でも頭を過ぎらせたであろう情景は容易に想像できた。幼い頃に誰でも聴き仰ぎ見たお伽噺の中の『祝|(はふり)たる従者』と『御|(おほみ)たる誰か』の神姿絵を。オレもそうだ。
訂正だ。小僧に対しては全員同じ思いだ。非難だ。苦情だ。排斥だ。
「なんでオマエごときがソコニイル。離れろ殺すぞ。我が女王の横など不遜だ。汚れる。去ね!」
女性兵士さえ。老若男女全員だ。いいザマだ。オレもその点では同じだ。……サマンサは違うみたいだが……。
オレはいま部下らと共に槍を突き上げている。捻って突き上げ、捻って胸元に戻す。繰り返す。
“武魔装技操”『秘技・毛槍回し』
やっぱり分からん、納得できない。サマンサは分かれと言ったがやっぱり判らん。理解できない。だから止めた。ワカルことは諦めた。
ただ、あと五日ある。部下が汗水流しているのに“兄貴”であるオレがいつまでもヒネているのもカッコが付かない、そこで“指導”をすることにした。
指導するために“武魔装技操”『毛槍回し』をもう一度理解しようとした。それがなかなかに難しい。部下の“捻り”とオレの“捻り”を見比べる。違うことは判るが、何処が違うか解らん。オレは天才過ぎた。
足掻き、“忌溜まりの深森”を生き抜け此処に辿り着いたのは二人ではなく三人だろうとサマンサに問うと、黙って首を振った。
アイツも相当歪んでんなと思った。オレが言うのも何だが。そしてアイツは自分を元の名で呼ぶなと。
「私は『御|(おほみ)たる誰か』ラドゥ・エリエル様より名を賜った。その名は『サチ』」
♦♦♦ ♦
後年、ずっとずっと後の次代に、亡国の破壊乙女神『御|(おほみ)たる誰か』ラドゥ・エリエル様と亡国の破壊神『祝|(はふり)たる従者』ルシファー様の御二人に常に寄り添い支えた『黒の副官』、その名は伝わっていない。しかし特に優れたもの、国に貢献した者を“サーチ”と称賛を込めて呼称する。ただの慣習だ。法でも定めでもない。ただの慣例だ。ただその名を呼ぶ時、その名のもとで人々は必ず、叩頭する。
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