6 / 7
第一章 いざ、異世界へ
まだ異世界には行けないようです。その3
しおりを挟む
「さて、第四階層なんじゃがなぁ。ここが一番ひどい状況じゃな……。」
「あぁ、そもそも煩雑すぎたんだよなぁ。死なないからってやりたい放題にさせていたし……。」
「うむ、あやつらに片せと言ったところで、すぐに散らかすしのぅ。」
玉藻と顔を見合わせてため息を吐く。問題になっている第四階層、エリア名『ハロウィンタウン』。この階層はアンデット系の魔物たちが管理する『アンデットによるアンデットのためのアンデットの楽園』と自ら公言し、いつでも祭り騒ぎな状態なのである。もちろん主犯は遊びに来ていた仲間の魔術師たちであり、仲間たち曰く「オタクたちの聖地」とのこと。悪化させたのは階層の管理者であるゾンビ系最上位種『レヴァナント』のエリザと守護であるヴァンパイアの頂点『ノーライフキング』のヘルシングの二人であり、「すべてが腐った貴腐人エリザ」「日本かぶれ外国人系オタク、ござるのヘルシング卿」と呼ばれていた。
この階層のアンデットはすべてヘルシング卿の管理下にあり、ヘルシング卿曰く「自我がなければ創作活動はできないでござるっ!」とのことでそれぞれに自我を持たせ、管理下にあるものの各自の自由にさせている。
アンデットには基本寿命がなく、体が朽ちるか浄化されるかなど外的要因でしか消滅はない。そして、生前の強い欲求に縛られて存在することになるのだが、ここでヘルシング卿によりその生前の欲求を追求するアンデットたちの方向性を創作活動に回させたのである。
そしてここは魔術がある世界。その創作はついにアニメやゲーム、果ては映画や漫画といったものの技や道具の再現に走った。ヴァンパイアやリッチといった上位種は基本日光に弱く引きこもり勝ちの研究肌であることもこのことに拍車をかける。
研究者筆頭リッチロード曰く、「日本の文化は素晴らしいっ!」「この発想はなかったっ!」と仲間の魔術師たちが持ち込んだ日本の娯楽文化を称賛していた。地球の技術と魔術が合わさるとどうなるか、考えるまでもなく大変なことになるがそこはオタクたちである。
ゾンビの一人が「コスプレするくらいなら体から作ってもいいんじゃないか?」「腐った体のせいで原稿が汚れた」などと言い出したことをきっかけに科学の力と魔術の力で自分好みの人体を生成、ここはアンデットらしいというべきか「腐った体よりフレッシュな体」ということでヘルシング卿の持つ死霊魔術の技術をもとに魂を移し替えるということを行い、おまけとしてレイス系霊体の魔物たちの受け皿となった。
さらには「俺たちにゃ痛覚もなければ体を動かしているのは魂と魔核から生成されるマナだし」と言い出し、魔道具技術による義手や義足を付けたり、それを武器化兵器化するなどロマンを求め始めるなどやりたい放題である。
そんなこんなでさまざまな研究開発がこのエリアで行われており、またゾンビたちがせっかく作った体を腐らせたくないと腐敗についての研究を行い、腐敗防止技術から始まり発酵技術も手に入れ「腐ることには一家言ある」とのことでワインやチーズといった発酵食品の加工も行っているのである。
一応アンデットだし体裁は整えようかとのことでヘルシング卿とエルザのいる浮遊城を中心とした城下町を形成、城下町では眠らない化け物たちが昼夜問わず自分の技術や創作の発表会や販促会をそこかしこで開きお祭り騒ぎを起こしている。
「あやつらはやりたい放題していることもあってか、器物破損や建造物倒壊、火事とかなりの数被害がでているようでのう。ただ死傷者はいるか?と聞いたら『基本死者しかいないで御座るよ』と返してきおったわ……。」
「あぁ、うんそれはそうだ……。」
「ため息しか出てこんわ……。」
ヘルシング卿のこの返しは真面目に答えたのか、それとも冗談で言ったのか判断に困るのだが……。それは玉藻のヘルシング卿のモノマネをした後の呆れ顔とため息を聞けば、明らかに冗談で言っていたのだろうと推測が立つ。
「お疲れ様……。で、実際なんといえばいいのか、そうだな……再起不能者はいるのかい?」
「エリザじゃな。」
「えっ?」
「だからエリザが再起不能だと言ったんじゃ。まぁ再起不能といっても消滅したわけではないがのう。」
「どういうこと?」
「地震で火災が発生して、エリザのコレクションが燃えたらしいのう。」
「あれ?一応保管用って持ってなかったっけ?」
「いや、それとこれとは話が別だそうじゃ……。『エリザ殿もエリザ殿のコレクションと一緒に燃え尽きているでござる』とかいいおってからにっ……。まったく!」
玉藻は正座をしている自分の太ももをぱんっとひと叩きし軽く苛立ちを見せたが、俺と茜は「相変わらずうまいこと言うなぁ……。」とヘルシング卿の返しに感心していた。すると葛の葉から「主様、関心している場合ではないですよ。」と言われ我に返る。
「エリザの件はまぁどうにかするとして、ほかの住人たちの被害状況は?」
「ん”ん”、そうじゃな。他の住人たちも体を燃やしたり、欠損したりとしているようじゃが『魂を保護しているからどうとでもできるでござるよ』とのことじゃ。あと『この機にどんな体に変えるかの会議が白熱してるでござるよ。人魂だけに。……一応このあと会議も外の火事も一気に消火しとくでござる』と……あやつを燃やしてやろうかと思ったわっ!」
「あの人は相変わらずのようだねぇ。」
「まぁあやつらはあやつらで何とかするであろうから、主はエルザの対策を考えてほしいとのことじゃ。」
「了解。」
リストに「第四階層の状況」と書き込み、その下に「被害甚大なれど人的被害は皆無?」「復旧作業は階層の住人たちで行う?」「エリザ再起不能につき対策を考える」と追記した。そして最後に「とりあえず階層に出向いて状況を見るべし」と注意書きをする。
「そういえば魔科学研究所や食品加工場は大丈夫なの?」
「あぁ、そちらは浮遊させた城の中じゃから問題ないとのことじゃ。」
「浮いてたから地震の影響は全くなかったのか。」
「そういうことじゃな。」
「あれ、じゃあなんでエリザのコレクションが燃えたの?」
「ちょうどエリザのコレクションを城下町に作った展覧会場に入れてあったそうじゃ。」
「タイミングが悪かったのね……。」
「そういうことじゃな……。」
玉藻と俺は苦笑いをし、茜は「やれやれ」とでもいうように首を左右に振る。エリザには気の毒なことであるので、アンデットだけに火葬されて天に召された作品たちに哀悼を送るとしよう。なんの慰めにもならないが……。
「あぁ、そもそも煩雑すぎたんだよなぁ。死なないからってやりたい放題にさせていたし……。」
「うむ、あやつらに片せと言ったところで、すぐに散らかすしのぅ。」
玉藻と顔を見合わせてため息を吐く。問題になっている第四階層、エリア名『ハロウィンタウン』。この階層はアンデット系の魔物たちが管理する『アンデットによるアンデットのためのアンデットの楽園』と自ら公言し、いつでも祭り騒ぎな状態なのである。もちろん主犯は遊びに来ていた仲間の魔術師たちであり、仲間たち曰く「オタクたちの聖地」とのこと。悪化させたのは階層の管理者であるゾンビ系最上位種『レヴァナント』のエリザと守護であるヴァンパイアの頂点『ノーライフキング』のヘルシングの二人であり、「すべてが腐った貴腐人エリザ」「日本かぶれ外国人系オタク、ござるのヘルシング卿」と呼ばれていた。
この階層のアンデットはすべてヘルシング卿の管理下にあり、ヘルシング卿曰く「自我がなければ創作活動はできないでござるっ!」とのことでそれぞれに自我を持たせ、管理下にあるものの各自の自由にさせている。
アンデットには基本寿命がなく、体が朽ちるか浄化されるかなど外的要因でしか消滅はない。そして、生前の強い欲求に縛られて存在することになるのだが、ここでヘルシング卿によりその生前の欲求を追求するアンデットたちの方向性を創作活動に回させたのである。
そしてここは魔術がある世界。その創作はついにアニメやゲーム、果ては映画や漫画といったものの技や道具の再現に走った。ヴァンパイアやリッチといった上位種は基本日光に弱く引きこもり勝ちの研究肌であることもこのことに拍車をかける。
研究者筆頭リッチロード曰く、「日本の文化は素晴らしいっ!」「この発想はなかったっ!」と仲間の魔術師たちが持ち込んだ日本の娯楽文化を称賛していた。地球の技術と魔術が合わさるとどうなるか、考えるまでもなく大変なことになるがそこはオタクたちである。
ゾンビの一人が「コスプレするくらいなら体から作ってもいいんじゃないか?」「腐った体のせいで原稿が汚れた」などと言い出したことをきっかけに科学の力と魔術の力で自分好みの人体を生成、ここはアンデットらしいというべきか「腐った体よりフレッシュな体」ということでヘルシング卿の持つ死霊魔術の技術をもとに魂を移し替えるということを行い、おまけとしてレイス系霊体の魔物たちの受け皿となった。
さらには「俺たちにゃ痛覚もなければ体を動かしているのは魂と魔核から生成されるマナだし」と言い出し、魔道具技術による義手や義足を付けたり、それを武器化兵器化するなどロマンを求め始めるなどやりたい放題である。
そんなこんなでさまざまな研究開発がこのエリアで行われており、またゾンビたちがせっかく作った体を腐らせたくないと腐敗についての研究を行い、腐敗防止技術から始まり発酵技術も手に入れ「腐ることには一家言ある」とのことでワインやチーズといった発酵食品の加工も行っているのである。
一応アンデットだし体裁は整えようかとのことでヘルシング卿とエルザのいる浮遊城を中心とした城下町を形成、城下町では眠らない化け物たちが昼夜問わず自分の技術や創作の発表会や販促会をそこかしこで開きお祭り騒ぎを起こしている。
「あやつらはやりたい放題していることもあってか、器物破損や建造物倒壊、火事とかなりの数被害がでているようでのう。ただ死傷者はいるか?と聞いたら『基本死者しかいないで御座るよ』と返してきおったわ……。」
「あぁ、うんそれはそうだ……。」
「ため息しか出てこんわ……。」
ヘルシング卿のこの返しは真面目に答えたのか、それとも冗談で言ったのか判断に困るのだが……。それは玉藻のヘルシング卿のモノマネをした後の呆れ顔とため息を聞けば、明らかに冗談で言っていたのだろうと推測が立つ。
「お疲れ様……。で、実際なんといえばいいのか、そうだな……再起不能者はいるのかい?」
「エリザじゃな。」
「えっ?」
「だからエリザが再起不能だと言ったんじゃ。まぁ再起不能といっても消滅したわけではないがのう。」
「どういうこと?」
「地震で火災が発生して、エリザのコレクションが燃えたらしいのう。」
「あれ?一応保管用って持ってなかったっけ?」
「いや、それとこれとは話が別だそうじゃ……。『エリザ殿もエリザ殿のコレクションと一緒に燃え尽きているでござる』とかいいおってからにっ……。まったく!」
玉藻は正座をしている自分の太ももをぱんっとひと叩きし軽く苛立ちを見せたが、俺と茜は「相変わらずうまいこと言うなぁ……。」とヘルシング卿の返しに感心していた。すると葛の葉から「主様、関心している場合ではないですよ。」と言われ我に返る。
「エリザの件はまぁどうにかするとして、ほかの住人たちの被害状況は?」
「ん”ん”、そうじゃな。他の住人たちも体を燃やしたり、欠損したりとしているようじゃが『魂を保護しているからどうとでもできるでござるよ』とのことじゃ。あと『この機にどんな体に変えるかの会議が白熱してるでござるよ。人魂だけに。……一応このあと会議も外の火事も一気に消火しとくでござる』と……あやつを燃やしてやろうかと思ったわっ!」
「あの人は相変わらずのようだねぇ。」
「まぁあやつらはあやつらで何とかするであろうから、主はエルザの対策を考えてほしいとのことじゃ。」
「了解。」
リストに「第四階層の状況」と書き込み、その下に「被害甚大なれど人的被害は皆無?」「復旧作業は階層の住人たちで行う?」「エリザ再起不能につき対策を考える」と追記した。そして最後に「とりあえず階層に出向いて状況を見るべし」と注意書きをする。
「そういえば魔科学研究所や食品加工場は大丈夫なの?」
「あぁ、そちらは浮遊させた城の中じゃから問題ないとのことじゃ。」
「浮いてたから地震の影響は全くなかったのか。」
「そういうことじゃな。」
「あれ、じゃあなんでエリザのコレクションが燃えたの?」
「ちょうどエリザのコレクションを城下町に作った展覧会場に入れてあったそうじゃ。」
「タイミングが悪かったのね……。」
「そういうことじゃな……。」
玉藻と俺は苦笑いをし、茜は「やれやれ」とでもいうように首を左右に振る。エリザには気の毒なことであるので、アンデットだけに火葬されて天に召された作品たちに哀悼を送るとしよう。なんの慰めにもならないが……。
0
お気に入りに追加
82
あなたにおすすめの小説
異世界でチート能力貰えるそうなので、のんびり牧場生活(+α)でも楽しみます
ユーリ
ファンタジー
仕事帰り。毎日のように続く多忙ぶりにフラフラしていたら突然訪れる衝撃。
何が起こったのか分からないうちに意識を失くし、聞き覚えのない声に起こされた。
生命を司るという女神に、自分が死んだことを聞かされ、別の世界での過ごし方を聞かれ、それに答える
そして気がつけば、広大な牧場を経営していた
※不定期更新。1話ずつ完成したら更新して行きます。
7/5誤字脱字確認中。気づいた箇所あればお知らせください。
5/11 お気に入り登録100人!ありがとうございます!
8/1 お気に入り登録200人!ありがとうございます!
せっかく転生したのに得たスキルは「料理」と「空間厨房」。どちらも外れだそうですが、私は今も生きています。
リーゼロッタ
ファンタジー
享年、30歳。どこにでもいるしがないOLのミライは、学校の成績も平凡、社内成績も平凡。
そんな彼女は、予告なしに突っ込んできた車によって死亡。
そして予告なしに転生。
ついた先は、料理レベルが低すぎるルネイモンド大陸にある「光の森」。
そしてやって来た謎の獣人によってわけの分からん事を言われ、、、
赤い鳥を仲間にし、、、
冒険系ゲームの世界につきもののスキルは外れだった!?
スキルが何でも料理に没頭します!
超・謎の世界観とイタリア語由来の名前・品名が特徴です。
合成語多いかも
話の単位は「食」
3月18日 投稿(一食目、二食目)
3月19日 え?なんかこっちのほうが24h.ポイントが多い、、、まあ嬉しいです!
祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活
空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。
最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。
――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に……
どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。
顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。
魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。
こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す――
※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。
召喚されたけど不要だと殺され、神様が転生さしてくれたのに女神様に呪われました
桜月雪兎
ファンタジー
召喚に巻き込まれてしまった沢口香織は不要な存在として殺されてしまった。
召喚された先で殺された為、元の世界にも戻れなく、さ迷う魂になってしまったのを不憫に思った神様によって召喚された世界に転生することになった。
転生するために必要な手続きをしていたら、偶然やって来て神様と楽しそうに話している香織を見て嫉妬した女神様に呪いをかけられてしまった。
それでも前向きに頑張り、楽しむ香織のお話。
授かったスキルが【草】だったので家を勘当されたから悲しくてスキルに不満をぶつけたら国に恐怖が訪れて草
ラララキヲ
ファンタジー
(※[両性向け]と言いたい...)
10歳のグランは家族の見守る中でスキル鑑定を行った。グランのスキルは【草】。草一本だけを生やすスキルに親は失望しグランの為だと言ってグランを捨てた。
親を恨んだグランはどこにもぶつける事の出来ない気持ちを全て自分のスキルにぶつけた。
同時刻、グランを捨てた家族の居る王都では『謎の笑い声』が響き渡った。その笑い声に人々は恐怖し、グランを捨てた家族は……──
※確認していないので二番煎じだったらごめんなさい。急に思いついたので書きました!
※「妻」に対する暴言があります。嫌な方は御注意下さい※
◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。
◇なろうにも上げています。
追放されたテイマー半年後に従魔が最強になったのでまた冒険する
Miiya
ファンタジー
「テイマーって面白そうだったから入れてたけど使えんから出ていって。」と言われ1ヶ月間いたパーティーを追放されてしまったトーマ=タグス。仕方なく田舎にある実家に戻りそこで農作業と副業をしてなんとか稼いでいた。そんな暮らしも半年が経った後、たまたま飼っていたスライムと小鳥が最強になりもう一度冒険をすることにした。そしてテイマーとして覚醒した彼と追放したパーティーが出会い彼の本当の実力を知ることになる。
おばさん、異世界転生して無双する(꜆꜄꜆˙꒳˙)꜆꜄꜆オラオラオラオラ
Crosis
ファンタジー
新たな世界で新たな人生を_(:3 」∠)_
【残酷な描写タグ等は一応保険の為です】
後悔ばかりの人生だった高柳美里(40歳)は、ある日突然唯一の趣味と言って良いVRMMOのゲームデータを引き継いだ状態で異世界へと転移する。
目の前には心血とお金と時間を捧げて作り育てたCPUキャラクター達。
そして若返った自分の身体。
美男美女、様々な種族の|子供達《CPUキャラクター》とアイテムに天空城。
これでワクワクしない方が嘘である。
そして転移した世界が異世界であると気付いた高柳美里は今度こそ後悔しない人生を謳歌すると決意するのであった。
スキルポイントが無限で全振りしても余るため、他に使ってみます
銀狐
ファンタジー
病気で17歳という若さで亡くなってしまった橘 勇輝。
死んだ際に3つの能力を手に入れ、別の世界に行けることになった。
そこで手に入れた能力でスキルポイントを無限にできる。
そのため、いろいろなスキルをカンストさせてみようと思いました。
※10万文字が超えそうなので、長編にしました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる