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第二次ハワイ沖海戦④
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「ほう、ならば山本もいる可能性が高いな。」 慌ただしく味方攻撃隊の収容を見守りつつ、哨戒機から受けた報告にハルゼーの顔は獰猛さを取り戻していた。
こちらも戦艦部隊を押し出す。
新鋭戦艦アイオワ級、アイオワ、ニュージャージー。
さらにはサウスダコタ、インディアナ、マサチューセッツ、アラバマ。
この6隻にて臨む。
向こうの戦艦部隊の数は不明。
が、インド洋にも2隻かそこら派遣しているらしいので、10隻に迫る事はない。
レーダー、索敵の情報総合すると3から5隻であろう。
新鋭戦艦を入れて来たらしいが、仮にアイオワ級の規模だとしても一隻のみ。
質量両面の優位は変わらない。
まだレーダー統制射撃は絶対ではないにせよ、空母を退避させたようなら向こうは夜間強行策で索敵機を飛ばす訳にはいかないだろう。
夜戦型P38がこちらで上空警戒してくれている以上はな。
接敵予定時刻は18:45頃。
アイオワ座乗のリー提督に実戦指揮は委ねる。
やがて…19:00近くとなり…。
「敵艦隊、2列縦陣でこちらに直進してきます!
距離45キロ!」
水上レーダー班から報告。
リー提督はアイオワを先頭に、同様の陣形で直進させる。
「距離2万7000(m)で一斉に左旋回。その後は同航戦での撃ち合いになろうが、手数で圧倒する。」
命中精度はともかく、長門級の16インチ主砲ではあと1万詰めないと貫通力と言う点では話にならない。
戦前のデータだが、恐らく大きな間違いはあるまい。
新鋭戦艦とやらも、当然攻防の性能は1段階上がっているであろうが…。所詮一隻では…。
突如、先頭を行くアイオワ周辺に水柱!
それはアイオワや後続の艦を挟むように…。
なおかつこの巨大さ…。
「バカな!まだ距離3万だぞ!夾叉だと!?」
参謀の1人が悲鳴に近い叫び。
つまりかなりの精度で撃ち込んできていると言うことだ。この距離で!
「この水柱…16インチ砲ではない…。」
リー提督は努めて冷静さを保ちつつも、戦慄していた。
慌ただしい航空戦の中、互いに空母を優先して潰しあう状況で、断片的な索敵情報、写真等の解析が混乱した訳だ。敵戦艦の数だけに関しては。
双眼鏡で、あるいはレーダーの輝点で見えて来た艦影。
なんだあの化け物は…。
長門級以下がまるで巡洋艦に見えてしまう。
索敵機も目視では誤認もしよう。
5万…いや6万トンを優に超えた巨艦…。
日本海軍があんなものを…。
「敵艦隊が転舵します!」
いわゆるT字戦法か、こちらも遅れはとれん!
「全艦取舵35度!距離をつめつつ同航戦の形で砲撃に移る!」
だが、日本戦艦群が横ひと並びで砲撃態勢に入るのが早かった。
「敵艦隊砲炎確認!」
「弾着来ます!」
流石に2斉射で直撃は…。
「インディアナに至近弾!」
「し、浸水です!」
何っ!?
例の奴の巨砲か!
何という…だがこちらも!
「各個にレーダー射撃開始!」
わが新鋭戦艦群の砲が火を噴く。
長門級(陸奥)に直撃!
艦橋の空気が持ち直す。
そして例の戦艦…だが至近弾どまりのようだ。
当然入れ違いに放った砲弾群。
「こちらにも来ます!」
大袈裟でなく艦橋が揺れる。
「ああっ!ニュージャージー直撃!」
なにっ。
例の奴の砲弾が第2砲塔をぶち抜き、弾薬庫に誘爆したのだ…。
「バカな!新鋭アイオワ級が、ただの一撃で…」
奇跡的に航行能力は保っている、が、砲撃力は半減。速度も一気に17ノットにまで落ちる。
「全艦、あのデカブツに攻撃を集中させろ!」
ベテラン提督の一喝に、数十門の16インチ…40センチ砲が応える。
敵新鋭戦艦に全てが集中。
少なくとも10発以上は直撃した。
歓声が上がるCIC内…。
だが、入れ違いに放たれた巨弾が、今度はインディアナを直撃。
第三砲塔を吹き飛ばし、爆発は艦底にまで破口を穿ち、さらなる爆炎…。
そして2分と経たず真っ二つに折れて轟沈…っ!!
「オーマイガッ!」
指揮所スタッフや参謀達は青ざめ、十字を切る。
しかし、仇である奴は葬った筈だ。
リー提督は爆炎の明かりを頼りに双眼鏡を覗くが…。
!!!!
奴は、敵の超戦艦は健在…。
ところどころ小規模火災は起きているが、速度も落ちず、それどころか3基の主砲群がこちらに鎌首を向けてくる
ぬう…日本の新型戦艦は、化け物か!
そして次の斉射で、リー座乗のアイオワが狙われる。
第一砲塔手前に直撃!別の2発が至近弾…と思いきや、艦底で爆発。
おびただしい浸水に見舞われる。
ぐおっ…
一瞬気を失いかけたリー提督は、アイオワ艦長のマシソン大佐に支えられ、彼が発する総員退艦の声を聞く。
ぐっ…彼らは航空主兵に切り替えたと思いきやこんなジョーカーを…無念だ…!
唇を噛みながら、屈強な水兵達に支えられつつ、脱出ボートの方に向かうリー達。
既にアイオワの甲板付近にまで、海面が迫りつつあった。
「敵新鋭艦沈みます!また撃沈!」
「ばんざーい!ばんざーい!!」
見張員や手空きの水兵達の声がまだ聞こえる。
「化け物」超弩級戦艦大和。その艦橋。
「こうして自ら指揮してなお、身体が震えますな。」
宇垣参謀長はそう言い、大和艦長の松田大佐も深く頷く。
「わかるよ。確かに…これを造った艦政本部は完璧な仕事をした…とてつもない怪物だ。
だがそれはそれとして、今は目の前の敵を潰して、作戦目的を完遂せねばならん!」
山本の言葉に敬礼でかえし、宇垣と松田、また他の戦艦たちは徹底的に撃ちまくり、さらにアラバマを大破、マサチューセッツを爆沈に追い込む。
その間田中頼三、木村昌福 両提督の水雷戦隊が、倍の数のアメリカ側の重巡率いる駆逐艦部隊を翻弄し、6割以上の戦力を撃沈破。
全体に水上艦同士の第二ラウンドたるこの海戦は、日本側の勝利に終わった。
まだ日付が変わったばかり、艦隊を再編しつつ、夜陰に乗じ上陸部隊を率いてハワイに向かうべし。
山本五十六連合艦隊司令長官はそう下命した。
こちらも戦艦部隊を押し出す。
新鋭戦艦アイオワ級、アイオワ、ニュージャージー。
さらにはサウスダコタ、インディアナ、マサチューセッツ、アラバマ。
この6隻にて臨む。
向こうの戦艦部隊の数は不明。
が、インド洋にも2隻かそこら派遣しているらしいので、10隻に迫る事はない。
レーダー、索敵の情報総合すると3から5隻であろう。
新鋭戦艦を入れて来たらしいが、仮にアイオワ級の規模だとしても一隻のみ。
質量両面の優位は変わらない。
まだレーダー統制射撃は絶対ではないにせよ、空母を退避させたようなら向こうは夜間強行策で索敵機を飛ばす訳にはいかないだろう。
夜戦型P38がこちらで上空警戒してくれている以上はな。
接敵予定時刻は18:45頃。
アイオワ座乗のリー提督に実戦指揮は委ねる。
やがて…19:00近くとなり…。
「敵艦隊、2列縦陣でこちらに直進してきます!
距離45キロ!」
水上レーダー班から報告。
リー提督はアイオワを先頭に、同様の陣形で直進させる。
「距離2万7000(m)で一斉に左旋回。その後は同航戦での撃ち合いになろうが、手数で圧倒する。」
命中精度はともかく、長門級の16インチ主砲ではあと1万詰めないと貫通力と言う点では話にならない。
戦前のデータだが、恐らく大きな間違いはあるまい。
新鋭戦艦とやらも、当然攻防の性能は1段階上がっているであろうが…。所詮一隻では…。
突如、先頭を行くアイオワ周辺に水柱!
それはアイオワや後続の艦を挟むように…。
なおかつこの巨大さ…。
「バカな!まだ距離3万だぞ!夾叉だと!?」
参謀の1人が悲鳴に近い叫び。
つまりかなりの精度で撃ち込んできていると言うことだ。この距離で!
「この水柱…16インチ砲ではない…。」
リー提督は努めて冷静さを保ちつつも、戦慄していた。
慌ただしい航空戦の中、互いに空母を優先して潰しあう状況で、断片的な索敵情報、写真等の解析が混乱した訳だ。敵戦艦の数だけに関しては。
双眼鏡で、あるいはレーダーの輝点で見えて来た艦影。
なんだあの化け物は…。
長門級以下がまるで巡洋艦に見えてしまう。
索敵機も目視では誤認もしよう。
5万…いや6万トンを優に超えた巨艦…。
日本海軍があんなものを…。
「敵艦隊が転舵します!」
いわゆるT字戦法か、こちらも遅れはとれん!
「全艦取舵35度!距離をつめつつ同航戦の形で砲撃に移る!」
だが、日本戦艦群が横ひと並びで砲撃態勢に入るのが早かった。
「敵艦隊砲炎確認!」
「弾着来ます!」
流石に2斉射で直撃は…。
「インディアナに至近弾!」
「し、浸水です!」
何っ!?
例の奴の巨砲か!
何という…だがこちらも!
「各個にレーダー射撃開始!」
わが新鋭戦艦群の砲が火を噴く。
長門級(陸奥)に直撃!
艦橋の空気が持ち直す。
そして例の戦艦…だが至近弾どまりのようだ。
当然入れ違いに放った砲弾群。
「こちらにも来ます!」
大袈裟でなく艦橋が揺れる。
「ああっ!ニュージャージー直撃!」
なにっ。
例の奴の砲弾が第2砲塔をぶち抜き、弾薬庫に誘爆したのだ…。
「バカな!新鋭アイオワ級が、ただの一撃で…」
奇跡的に航行能力は保っている、が、砲撃力は半減。速度も一気に17ノットにまで落ちる。
「全艦、あのデカブツに攻撃を集中させろ!」
ベテラン提督の一喝に、数十門の16インチ…40センチ砲が応える。
敵新鋭戦艦に全てが集中。
少なくとも10発以上は直撃した。
歓声が上がるCIC内…。
だが、入れ違いに放たれた巨弾が、今度はインディアナを直撃。
第三砲塔を吹き飛ばし、爆発は艦底にまで破口を穿ち、さらなる爆炎…。
そして2分と経たず真っ二つに折れて轟沈…っ!!
「オーマイガッ!」
指揮所スタッフや参謀達は青ざめ、十字を切る。
しかし、仇である奴は葬った筈だ。
リー提督は爆炎の明かりを頼りに双眼鏡を覗くが…。
!!!!
奴は、敵の超戦艦は健在…。
ところどころ小規模火災は起きているが、速度も落ちず、それどころか3基の主砲群がこちらに鎌首を向けてくる
ぬう…日本の新型戦艦は、化け物か!
そして次の斉射で、リー座乗のアイオワが狙われる。
第一砲塔手前に直撃!別の2発が至近弾…と思いきや、艦底で爆発。
おびただしい浸水に見舞われる。
ぐおっ…
一瞬気を失いかけたリー提督は、アイオワ艦長のマシソン大佐に支えられ、彼が発する総員退艦の声を聞く。
ぐっ…彼らは航空主兵に切り替えたと思いきやこんなジョーカーを…無念だ…!
唇を噛みながら、屈強な水兵達に支えられつつ、脱出ボートの方に向かうリー達。
既にアイオワの甲板付近にまで、海面が迫りつつあった。
「敵新鋭艦沈みます!また撃沈!」
「ばんざーい!ばんざーい!!」
見張員や手空きの水兵達の声がまだ聞こえる。
「化け物」超弩級戦艦大和。その艦橋。
「こうして自ら指揮してなお、身体が震えますな。」
宇垣参謀長はそう言い、大和艦長の松田大佐も深く頷く。
「わかるよ。確かに…これを造った艦政本部は完璧な仕事をした…とてつもない怪物だ。
だがそれはそれとして、今は目の前の敵を潰して、作戦目的を完遂せねばならん!」
山本の言葉に敬礼でかえし、宇垣と松田、また他の戦艦たちは徹底的に撃ちまくり、さらにアラバマを大破、マサチューセッツを爆沈に追い込む。
その間田中頼三、木村昌福 両提督の水雷戦隊が、倍の数のアメリカ側の重巡率いる駆逐艦部隊を翻弄し、6割以上の戦力を撃沈破。
全体に水上艦同士の第二ラウンドたるこの海戦は、日本側の勝利に終わった。
まだ日付が変わったばかり、艦隊を再編しつつ、夜陰に乗じ上陸部隊を率いてハワイに向かうべし。
山本五十六連合艦隊司令長官はそう下命した。
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