12 / 41
豪球炸裂ガールの秘密
しおりを挟む
ガツガツ。
文字通り、屋敷の食堂でパスタと肉料理中心に華奢な身体に似合わぬ食欲を見せる彩奈。
「全く…テーブルマナーも何もない。
嘆かわしい事…社交界デビューできるのかしら?」
同席していた母親が嘆く。
「まあ、あれだけのご活躍をされた後でございますから。」
お桐さんが苦笑しつつフォローする。
「それはわかっているけど…何処かにいつかは嫁がなければいけないのよ…」
「で、研究室引きこもりの俺に何の用だ?」
先輩、と言っても、ファラリス高校の25年前の卒業生、筑波谷大学スポーツ科学部湯口博士であった。
「ははっ、先輩はスポーツで誰かブレイクする度、マスコミに引っ張りだこの権威じゃないですか。
もう、取材来てるんじゃないですか?」
洸太郎のタブレットのモニターの向こうで、湯口博士は腕を組む。
「まぁな、一通りわかりやすくそれっぽい動作解説はつたえておいた、もう直ぐネットニュースにも乗るだろう。
が、あの総見寺彩奈ちゃんに関して、お前さんの知りたい事はそんな浅いことじゃああるまい。」
「…まぁ、そうですね。」
「マスコミ向けにも説明したが、骨盤、つまり全身がスピンする速さが異常に速い。で、そのエネルギーを胴体を通して腕、指先に伝えるテクニックが凄い、この辺まではお前さんにもわかるだろう。」
「ええ、男でも低身長低体重の奴が、そうやって速い球を投げてたりしますからね。」
「だが164センチ48キロ程度の女の子が、160キロオーバーというにはそれじゃ足りない…。
実は先程ようやく、動画解析ソフトのバージョンアップをして、fps150でようやく見えてきた。
「はあ…。」
それは驚くべきものであった。
(著者註 すみません、間違えて半分の段階で後悔してしまいました。
残りの章は今夜中に上げます)
文字通り、屋敷の食堂でパスタと肉料理中心に華奢な身体に似合わぬ食欲を見せる彩奈。
「全く…テーブルマナーも何もない。
嘆かわしい事…社交界デビューできるのかしら?」
同席していた母親が嘆く。
「まあ、あれだけのご活躍をされた後でございますから。」
お桐さんが苦笑しつつフォローする。
「それはわかっているけど…何処かにいつかは嫁がなければいけないのよ…」
「で、研究室引きこもりの俺に何の用だ?」
先輩、と言っても、ファラリス高校の25年前の卒業生、筑波谷大学スポーツ科学部湯口博士であった。
「ははっ、先輩はスポーツで誰かブレイクする度、マスコミに引っ張りだこの権威じゃないですか。
もう、取材来てるんじゃないですか?」
洸太郎のタブレットのモニターの向こうで、湯口博士は腕を組む。
「まぁな、一通りわかりやすくそれっぽい動作解説はつたえておいた、もう直ぐネットニュースにも乗るだろう。
が、あの総見寺彩奈ちゃんに関して、お前さんの知りたい事はそんな浅いことじゃああるまい。」
「…まぁ、そうですね。」
「マスコミ向けにも説明したが、骨盤、つまり全身がスピンする速さが異常に速い。で、そのエネルギーを胴体を通して腕、指先に伝えるテクニックが凄い、この辺まではお前さんにもわかるだろう。」
「ええ、男でも低身長低体重の奴が、そうやって速い球を投げてたりしますからね。」
「だが164センチ48キロ程度の女の子が、160キロオーバーというにはそれじゃ足りない…。
実は先程ようやく、動画解析ソフトのバージョンアップをして、fps150でようやく見えてきた。
「はあ…。」
それは驚くべきものであった。
(著者註 すみません、間違えて半分の段階で後悔してしまいました。
残りの章は今夜中に上げます)
応援ありがとうございます!
1
お気に入りに追加
26
1 / 4
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる