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勇戦
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なんて日だ…。
翌朝0610、ミッチャーは呻いた。
夜半にカミカゼ?の夜襲を受け、戦艦ミズーリが両舷対空砲群に図ったように直撃を受け、かなりの割合で対空火力を喪失。
更には空母シャングリラ甲板に直撃。
双方合わせ400名近い犠牲を出す憂き目と相なった。
少なからぬ夜間戦闘機を警戒に出していたというのに…!
自身も麾下将兵も一睡もできぬまま、そこへ日本艦隊志布志沖80キロに現出の報である。
最悪のタイミングだ…無論最低限の情報は掴んでいたにせよ。混乱の中情報整理が追いつかなかった。
スプルーアンス提督より連絡が入る。
「敵はあの大和、長門を基幹とした戦力。
私が自ら戦艦部隊基幹とした水上部隊で迎撃したい。
貴官は航空戦力を以って、カミカゼ邀撃と、沖縄の友軍地上部隊援護に専念されたし。」
なるほど、向こうはどう考えても最後の組織的艦隊。
世界最大級とも目される大和級に敬意を表し、クラシカルな艦隊決戦。戦艦対戦艦で決着をつけたいという話か。
…いやいやいやちょっと待て!
「いかなる形態の戦いでも、我が方が敗北ということはありえないものの、砲撃戦の実力未知数の敵戦艦相手には思わぬ損害が出る可能性があり。
閣下の御身の危険もあり。
あくまでカミカゼと沖縄対地支援の義務は遂行しつつ、余剰の航空戦力にて殲滅を図りたい。」
そのミッチャーの返答に対し、スプルーアンスはシンプルに、
「You Take Them」
と返電した。
海戦史上、もっとも短い作戦指令である。
よし!
ミッチャーは既に甲板上でエンジンを吹かし待機させていた艦載機群に出撃命令を下した。
戦闘機130機、雷撃機152機、爆撃機60機。
合計342機…。
3つの任務同時遂行の為に、参謀達が算出したぎりぎり一杯投入可能な戦力。
空母への相次ぐカミカゼ被害がなければ…
とは思うものの、もはや日本側に大規模な護衛戦闘機を繰り出すことが可能とは思えず、少なくともレイテ沖海戦の頃よりは油断さえしなければ難易度の低いミッションの筈である。
無論、カミカゼ…敵の自爆特攻攻撃に備え、上空警戒のF6Fも200から350機は上空に常時配備されている。
0805、そろそろ攻撃隊が敵艦隊上空に到達する筈…。
その時、スプルーアンス司令部を通して味方陸軍からの救援要請が入った。
「我が本軍首里東方、10キロまで進出するも敵の堅固な野戦築城からの頑強な抵抗で苦戦しつつあり。
艦砲射撃に加え航空支援も要請致したく」
やれやれ、それこそ水上部隊だけでやれよ!
そう言いたくなったが、スプルーアンスは地上軍援護には旧式戦艦4隻を基幹とした戦力を振り分け、
(それでも十二分な火力支援だが。)
新鋭高速戦艦群は依然遠く沖合で大和らの日本艦隊に備えさせていた。
航空支援は、まあ準備をしていたとは言えするしかないか!
こちらにもまた戦闘機86機、爆撃機235機を送り込むべく、下甲板格納エリアで準備させていた該当空母群に指示を出す。
そこへ、レーダーピケット艦からの通報。
「敵機、120ないし150機、接近中!」
予定通りだ。連中も燃料事情許す限り、当然突っ込んでくるのは誰でも読める。七面鳥撃ちにしてやれ。
未熟なりに低空進入を試みようとする敵カミカゼ軍、海軍のゼロ中心か。
「ヘイ構わん殺すぞ!」
歴戦のF6Fパイロット・ビリー・ヘリントン少佐が、麾下の200機近い味方に司令を下す。
「「ラジャー!!」」
高度と速度の、そして数の優位を活かし、堅実かつ迅速に一撃離脱戦法で屠るのみ。
敵護衛戦闘機の中には少数ながら恐るべき手練れのパイロットが居ると聞く。
だがドッグファイト…格闘戦に付き合わなければそれで済む事。
「アタック!!」
濃紺の翼が次々と上空から襲い掛かる。
が…。
!?
斜め上方から打ち下ろされた、F6Fの無数の火箭は、そのほとんどが、虚しく海面を叩く。
それどころか…!目の前からゼロの群れが消えている…。
(しまった!全機が一斉に急減速!?)
アメリカ側の全パイロットが数瞬狼狽する。
そのスキに、渡久地隊を含めたベテランが後方から食らいつき、21機のF6Fが海面に叩きつけられる!
「全機再加速!高度再度取って仕切り直す!」
ヘリントンが再度指示する間には、ゼロの群れは再加速し、味方のピケット駆逐艦群との距離を詰めている。
「焦るな。先行しているのがカミカゼだ。
次に一気に叩けば良い。」
彼の指示は的確であった。
しかし、渡久地俊哉というイレギュラーが全てを狂わせていく。
再度高度を取り、切り返して襲いかかるF6Fヘルキャット。
しかしその中途で何機かがコクピットを砕かれ、翼から黒煙や炎を上げる。
「何っ!?」
いつの間に上を取っていた!?非力なゼロが!?
実際一部のF6Fを叩いたのは渡久地率いる4機のみ。
しかし(空戦の)実戦経験浅い一部パイロット達は状況を把握できず、一瞬だけ思考停止してしまう。
そこを低空で牙を研ぎ澄ませていた岩本らのベテランに絡みつかれ、また少なからず損害を…。
「舐めた真似をしやがって!」
流石に立て直した過半数のF6Fは敵護衛機を無視、カミカゼと思しき敵を狩りにかかり、計80機のうち55機を落とす…が。
激しい対空砲火にさらに被害を拡大しながらも、駆逐艦1隻撃沈、6隻大破。
さらには軽巡1隻中破。
極め付けは正規空母レキシントンⅡに1機、アンティータムに2機突入。
どちらも被害甚大であったが特にレキシントンが悲惨であった。
地上支援に爆装していた爆撃機の列に突入、誘爆を繰り返し、大破航行不能。
まるでかつてのミッドウェイ海戦の裏返しで、炎が渦巻き、この一艦のみで698名の戦死者を出すこととなる…。
一方日本海軍の護衛、戦果確認の零戦隊は悠々と引き上げていた。
なにしろヘリントン率いるF6F群は、新たに侵入して来た日本陸軍機の大群の阻止に動かねばならなかったのだから。
渡久地は、敵艦隊の方角に向け、人知れずクイックリーな例の敬礼を送った。
(ありがとうよ。死を目の前にして、俺の即席の作戦を冷静にこなしてくれたおかげだ。
特攻組の皆…。
しばしの別れ…か。)
翌朝0610、ミッチャーは呻いた。
夜半にカミカゼ?の夜襲を受け、戦艦ミズーリが両舷対空砲群に図ったように直撃を受け、かなりの割合で対空火力を喪失。
更には空母シャングリラ甲板に直撃。
双方合わせ400名近い犠牲を出す憂き目と相なった。
少なからぬ夜間戦闘機を警戒に出していたというのに…!
自身も麾下将兵も一睡もできぬまま、そこへ日本艦隊志布志沖80キロに現出の報である。
最悪のタイミングだ…無論最低限の情報は掴んでいたにせよ。混乱の中情報整理が追いつかなかった。
スプルーアンス提督より連絡が入る。
「敵はあの大和、長門を基幹とした戦力。
私が自ら戦艦部隊基幹とした水上部隊で迎撃したい。
貴官は航空戦力を以って、カミカゼ邀撃と、沖縄の友軍地上部隊援護に専念されたし。」
なるほど、向こうはどう考えても最後の組織的艦隊。
世界最大級とも目される大和級に敬意を表し、クラシカルな艦隊決戦。戦艦対戦艦で決着をつけたいという話か。
…いやいやいやちょっと待て!
「いかなる形態の戦いでも、我が方が敗北ということはありえないものの、砲撃戦の実力未知数の敵戦艦相手には思わぬ損害が出る可能性があり。
閣下の御身の危険もあり。
あくまでカミカゼと沖縄対地支援の義務は遂行しつつ、余剰の航空戦力にて殲滅を図りたい。」
そのミッチャーの返答に対し、スプルーアンスはシンプルに、
「You Take Them」
と返電した。
海戦史上、もっとも短い作戦指令である。
よし!
ミッチャーは既に甲板上でエンジンを吹かし待機させていた艦載機群に出撃命令を下した。
戦闘機130機、雷撃機152機、爆撃機60機。
合計342機…。
3つの任務同時遂行の為に、参謀達が算出したぎりぎり一杯投入可能な戦力。
空母への相次ぐカミカゼ被害がなければ…
とは思うものの、もはや日本側に大規模な護衛戦闘機を繰り出すことが可能とは思えず、少なくともレイテ沖海戦の頃よりは油断さえしなければ難易度の低いミッションの筈である。
無論、カミカゼ…敵の自爆特攻攻撃に備え、上空警戒のF6Fも200から350機は上空に常時配備されている。
0805、そろそろ攻撃隊が敵艦隊上空に到達する筈…。
その時、スプルーアンス司令部を通して味方陸軍からの救援要請が入った。
「我が本軍首里東方、10キロまで進出するも敵の堅固な野戦築城からの頑強な抵抗で苦戦しつつあり。
艦砲射撃に加え航空支援も要請致したく」
やれやれ、それこそ水上部隊だけでやれよ!
そう言いたくなったが、スプルーアンスは地上軍援護には旧式戦艦4隻を基幹とした戦力を振り分け、
(それでも十二分な火力支援だが。)
新鋭高速戦艦群は依然遠く沖合で大和らの日本艦隊に備えさせていた。
航空支援は、まあ準備をしていたとは言えするしかないか!
こちらにもまた戦闘機86機、爆撃機235機を送り込むべく、下甲板格納エリアで準備させていた該当空母群に指示を出す。
そこへ、レーダーピケット艦からの通報。
「敵機、120ないし150機、接近中!」
予定通りだ。連中も燃料事情許す限り、当然突っ込んでくるのは誰でも読める。七面鳥撃ちにしてやれ。
未熟なりに低空進入を試みようとする敵カミカゼ軍、海軍のゼロ中心か。
「ヘイ構わん殺すぞ!」
歴戦のF6Fパイロット・ビリー・ヘリントン少佐が、麾下の200機近い味方に司令を下す。
「「ラジャー!!」」
高度と速度の、そして数の優位を活かし、堅実かつ迅速に一撃離脱戦法で屠るのみ。
敵護衛戦闘機の中には少数ながら恐るべき手練れのパイロットが居ると聞く。
だがドッグファイト…格闘戦に付き合わなければそれで済む事。
「アタック!!」
濃紺の翼が次々と上空から襲い掛かる。
が…。
!?
斜め上方から打ち下ろされた、F6Fの無数の火箭は、そのほとんどが、虚しく海面を叩く。
それどころか…!目の前からゼロの群れが消えている…。
(しまった!全機が一斉に急減速!?)
アメリカ側の全パイロットが数瞬狼狽する。
そのスキに、渡久地隊を含めたベテランが後方から食らいつき、21機のF6Fが海面に叩きつけられる!
「全機再加速!高度再度取って仕切り直す!」
ヘリントンが再度指示する間には、ゼロの群れは再加速し、味方のピケット駆逐艦群との距離を詰めている。
「焦るな。先行しているのがカミカゼだ。
次に一気に叩けば良い。」
彼の指示は的確であった。
しかし、渡久地俊哉というイレギュラーが全てを狂わせていく。
再度高度を取り、切り返して襲いかかるF6Fヘルキャット。
しかしその中途で何機かがコクピットを砕かれ、翼から黒煙や炎を上げる。
「何っ!?」
いつの間に上を取っていた!?非力なゼロが!?
実際一部のF6Fを叩いたのは渡久地率いる4機のみ。
しかし(空戦の)実戦経験浅い一部パイロット達は状況を把握できず、一瞬だけ思考停止してしまう。
そこを低空で牙を研ぎ澄ませていた岩本らのベテランに絡みつかれ、また少なからず損害を…。
「舐めた真似をしやがって!」
流石に立て直した過半数のF6Fは敵護衛機を無視、カミカゼと思しき敵を狩りにかかり、計80機のうち55機を落とす…が。
激しい対空砲火にさらに被害を拡大しながらも、駆逐艦1隻撃沈、6隻大破。
さらには軽巡1隻中破。
極め付けは正規空母レキシントンⅡに1機、アンティータムに2機突入。
どちらも被害甚大であったが特にレキシントンが悲惨であった。
地上支援に爆装していた爆撃機の列に突入、誘爆を繰り返し、大破航行不能。
まるでかつてのミッドウェイ海戦の裏返しで、炎が渦巻き、この一艦のみで698名の戦死者を出すこととなる…。
一方日本海軍の護衛、戦果確認の零戦隊は悠々と引き上げていた。
なにしろヘリントン率いるF6F群は、新たに侵入して来た日本陸軍機の大群の阻止に動かねばならなかったのだから。
渡久地は、敵艦隊の方角に向け、人知れずクイックリーな例の敬礼を送った。
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