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番外短編 不可思議な廃城
7.普段とは違うお楽しみ※
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※こちらはふじょさんに投稿したものとは別展開です。
追加の背後注意シーンになります。ご注意ください。
+++
早く気持ちよくしてほしくて、テオに必死にすがりつく。
身体を満たす熱さと異常な高揚感を何とかしてくれるのはテオだけなんだと、何故か本能で感じる。
俺の身体と思考が危険な方向へ塗りつぶされていくのが分かるけど、自分では止められない。
「どれどれ……じゃあ、もっと味わうとするか」
テオの舌なめずりにすら興奮して、熱い吐息が自然と漏れる。
クイっとテオのローブを引いて誘うと、テオも俺の唇を塞ぎながら乱暴にベッドへ押し倒してきた。
大きな手が俺のローブを乱しシャツの中へ無理やり手を突っ込んできたと思ったのも束の間、乱暴に突起を摘まんでくる。
「っぁう!」
「あぁ、これだけでイっちまったか。すげぇわ」
テオに言われた通り、俺は突起を摘ままれただけで達してしまった。
恥ずかしさよりもどろどろとした甘さが身体を駆け巡る。
今のも良かったけど、今の身体の状態ではこの程度の刺激じゃ満たされはしない。
もっと、刺激的に。もっと、深く感じたい。
もっと、もっと……――
「ねえ、ちょうだい? もっと……欲しいの……」
「ん、何を?」
「足りないの……もっと、ご主人様で俺をみたしてぇ……っ」
何を言ってるのか自分でもよく分からない。でも、疼きが止まらなくて辛い。
今は、テオが欲しい。
「参ったなァ……お遊びにのってやるつもりが、俺も興奮が止まらねぇ。どうせ、もうビショビショだろ?」
「ふぇ……ひぅっ! やんっ、やぁぁぁぁっ!」
テオが乱暴に俺の下半身も暴くと、容赦なく窄まりを指で貫いてきた。
全く痛みは感じないけど、恥ずかしい声が止まらない。
目から涙が溢れ出してるし、全身が震えて気持ちいいのが終わらない。
「レイヴン……っ」
「……っ! ~~~っっ!」
テオの声がしたと思った瞬間に、楔に奥まで貫かれたみたいだ。
何が何だか分からないうちに、意識も飛んでしまったらしい。
一つになれた幸福感に包まれ、自ら最奥へテオを引き込んでいく。
「ッ……締め付けがたまんねぇ……」
テオも早々俺のナカで果てたらしい。いつもはもう少し余裕があるはずだけど、テオもやっぱりおかしくなっているみたいだ。
それでも、硬度は保ったままだし。このまま続行できそうで安堵する。
「ん……熱いの、もっとぉ」
「あぁ」
テオは髪をかきあげて、より一層律動を早めてきた。俺はテオに突かれる度に後ろも前も達してしまう。
ベッドが激しく軋む音と、俺たちの甘ったるい声が室内に満たされていく。
「止まらないっ、止まらないよぉ……っ」
「だよなァ? 俺もだ」
ただひたすらにむさぼりあうだけの行為は終わりも見えず、互いに快楽へ深く堕ちていく。
気持ちよさだけが身体と意識全てを支配する中、テオの顔が俺ではない方向へ向いた気がした。
「チッ……盛り上がりも最高潮だってのに、時間切れが迫ってるってか?」
「じかん……?」
何度目か分からない絶頂で、俺自身からも僅かにトロリと蜜が滲む程度になった時。
テオが名残惜しそうに俺の首筋をベロリと舐め上げた。
「あぁぁぁぁっ!」
「やっぱ、ココが気持ちイイか」
最後に首筋にジュウっという水音を残されたまま、漸く身体が開放される。
俺からはヒューヒューという上擦った声が漏れるだけだ。
開放されたところで身体が怠すぎて一切動けない。
ぐったりとベッドに身体をあずけていると、テオが乱れた俺の髪をやさしく梳いてくれる。
「ぁー……さすがの俺もやや理性を失っちまったな。っつーか。その方がヤりやすかったっつーか」
「なに、言って……」
「ん? 今に分かる。その前にレイちゃんを整えてやらねぇと、この姿を見せる訳にはいかねぇからな」
テオはニヤリと笑むと、ベッドに寝転びながら俺の身体に手をあてていく。
これは……いつもの事後処理魔法だろう。
身体のべた付きが綺麗にされて、服まで何事もなかったかのようにふわりと乾いていく。
テオに満たしてもらったおかげで、俺も少しずつ意識が戻ってくる気がした。
追加の背後注意シーンになります。ご注意ください。
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早く気持ちよくしてほしくて、テオに必死にすがりつく。
身体を満たす熱さと異常な高揚感を何とかしてくれるのはテオだけなんだと、何故か本能で感じる。
俺の身体と思考が危険な方向へ塗りつぶされていくのが分かるけど、自分では止められない。
「どれどれ……じゃあ、もっと味わうとするか」
テオの舌なめずりにすら興奮して、熱い吐息が自然と漏れる。
クイっとテオのローブを引いて誘うと、テオも俺の唇を塞ぎながら乱暴にベッドへ押し倒してきた。
大きな手が俺のローブを乱しシャツの中へ無理やり手を突っ込んできたと思ったのも束の間、乱暴に突起を摘まんでくる。
「っぁう!」
「あぁ、これだけでイっちまったか。すげぇわ」
テオに言われた通り、俺は突起を摘ままれただけで達してしまった。
恥ずかしさよりもどろどろとした甘さが身体を駆け巡る。
今のも良かったけど、今の身体の状態ではこの程度の刺激じゃ満たされはしない。
もっと、刺激的に。もっと、深く感じたい。
もっと、もっと……――
「ねえ、ちょうだい? もっと……欲しいの……」
「ん、何を?」
「足りないの……もっと、ご主人様で俺をみたしてぇ……っ」
何を言ってるのか自分でもよく分からない。でも、疼きが止まらなくて辛い。
今は、テオが欲しい。
「参ったなァ……お遊びにのってやるつもりが、俺も興奮が止まらねぇ。どうせ、もうビショビショだろ?」
「ふぇ……ひぅっ! やんっ、やぁぁぁぁっ!」
テオが乱暴に俺の下半身も暴くと、容赦なく窄まりを指で貫いてきた。
全く痛みは感じないけど、恥ずかしい声が止まらない。
目から涙が溢れ出してるし、全身が震えて気持ちいいのが終わらない。
「レイヴン……っ」
「……っ! ~~~っっ!」
テオの声がしたと思った瞬間に、楔に奥まで貫かれたみたいだ。
何が何だか分からないうちに、意識も飛んでしまったらしい。
一つになれた幸福感に包まれ、自ら最奥へテオを引き込んでいく。
「ッ……締め付けがたまんねぇ……」
テオも早々俺のナカで果てたらしい。いつもはもう少し余裕があるはずだけど、テオもやっぱりおかしくなっているみたいだ。
それでも、硬度は保ったままだし。このまま続行できそうで安堵する。
「ん……熱いの、もっとぉ」
「あぁ」
テオは髪をかきあげて、より一層律動を早めてきた。俺はテオに突かれる度に後ろも前も達してしまう。
ベッドが激しく軋む音と、俺たちの甘ったるい声が室内に満たされていく。
「止まらないっ、止まらないよぉ……っ」
「だよなァ? 俺もだ」
ただひたすらにむさぼりあうだけの行為は終わりも見えず、互いに快楽へ深く堕ちていく。
気持ちよさだけが身体と意識全てを支配する中、テオの顔が俺ではない方向へ向いた気がした。
「チッ……盛り上がりも最高潮だってのに、時間切れが迫ってるってか?」
「じかん……?」
何度目か分からない絶頂で、俺自身からも僅かにトロリと蜜が滲む程度になった時。
テオが名残惜しそうに俺の首筋をベロリと舐め上げた。
「あぁぁぁぁっ!」
「やっぱ、ココが気持ちイイか」
最後に首筋にジュウっという水音を残されたまま、漸く身体が開放される。
俺からはヒューヒューという上擦った声が漏れるだけだ。
開放されたところで身体が怠すぎて一切動けない。
ぐったりとベッドに身体をあずけていると、テオが乱れた俺の髪をやさしく梳いてくれる。
「ぁー……さすがの俺もやや理性を失っちまったな。っつーか。その方がヤりやすかったっつーか」
「なに、言って……」
「ん? 今に分かる。その前にレイちゃんを整えてやらねぇと、この姿を見せる訳にはいかねぇからな」
テオはニヤリと笑むと、ベッドに寝転びながら俺の身体に手をあてていく。
これは……いつもの事後処理魔法だろう。
身体のべた付きが綺麗にされて、服まで何事もなかったかのようにふわりと乾いていく。
テオに満たしてもらったおかげで、俺も少しずつ意識が戻ってくる気がした。
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