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第六章 我が道を行く魔塔主と献身的に支える弟子(と騎士二人)
160.姫を可愛がるブロンド髪の王子様風に※
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「気になるな……後はなんだ?」
レイヴンの視線の先を追うと、髪に向いていることが分かる。
いつもどうでもいいと気にも留めてなかったが、レイヴンはやたらと髪を触ったりするのが好きそうだったな。
この前も楽しそうに俺の髪の毛を弄ってたし。
「成程なぁ。そういやぁ普段あんま下ろしてねぇか。そんなに熱い視線を送ってくれんなら、ヤる時は下ろしておくか? 俺としては動くのに邪魔なんだがなァ」
「……テオが余計なことを言わなければ、ですけど。テオの金色の髪は好きだから、雰囲気違うなって、見てただけです」
レイヴンが手を伸ばして俺の髪を一房取る。
吸い込まれるようにチュッと唇を軽く触れさせる。
へぇ? そこまで髪の毛を気に入ってくれるってのも珍しいな。
あんまり手入れもしてねぇってのに、今はレイヴンが丁寧に洗ってたからツヤツヤしてんのかもな。
まぁ、金色は目立つし色は気に入ってはいるが。
レイヴンは無意識でとった行動だったのか、自分で驚いて顔を赤くした。
「……そんなに気に入ってくれたのか。それはありがたいことで」
離そうとするレイヴンの手を逆に取って、今度はお礼のつもりで手の甲に唇を落とす。
普段ならこの辺りで気持ち悪いだのなんだのと文句を言うところなんだが、なぜだか雰囲気に飲まれているレイヴンはどこかぽやっとしている。
御伽噺のお姫様が王子様にキスをされた時のような、乙女のような反応だ。
そんなにウットリするほど良かったとは意外だが、貴重な機会を逃す訳にはいかねぇな。
「おぉ……これは、貴重すぎて我慢できねぇな。――早速、姫にご奉仕させて頂きます」
レイヴンがぼんやりしているうちにと、追い打ちで普段しない演技をしながらもう一度今度は指先に唇を落とす。
「……ふぇ? あ、あれ? 俺、今……え、え? 待って、何言って……」
「……待たない」
そのまま指を絡ませて握り込み、動揺しているレイヴンの唇を塞いでしまう。
油断しきっている唇を何度も啄んで、自然と開かせるとそのまま奥へと侵入していく。
抵抗なく受け入れてるな。
ホント、こういう丁寧なのに弱いよなぁ。
できなくはねぇんだが、最近は貴族的な振る舞いなんてしてねぇし本能のままに可愛がる方が俺の好みだしな。
まぁ、それも緩急つければいいことか。
身体ごと伸し掛かり、逃さないように舌も啄んで絡め取る。
緩く舌で歯列を触り急ぎ舌を吸い上げて、静と動を繰り返しながら愛撫していく。
「……ぁ、……っ…」
レイヴンだけが何度か呼吸を逃す。
その間も丁寧に舌を合わせ、チュウと音を立て舌を着実に捉えていく。
「んぁ……――」
「――イイ顔してる。姫は気持ち良いことがお好きなようで」
戯れを続けながら、最後に熱い吐息を逃して閉じない唇に触れ、そのまま舌で顎を撫でる。
ツーと首筋のラインをなぞり、鎖骨を優しく啄んでからまた舌で身体をなぞり、今度は胸に触れる。
「ふ、……っ、ぁ、テオ……?」
「今日は紳士的に可愛がるから、安心しろ? ……じゃなかった。してください? か」
無理矢理に演技を続行すると、唇で優しく突起を喰む。
レイヴンが握り込まれていない手で止めようと伸ばすが、俺の髪の毛に触れるだけで辿り着かない。
俺の髪を梳くようにして何度も訴えてくるレイヴンの指先を愉しげに笑んで受け流し、口を離さずに突起を可愛がっていく。
レイヴンの視線の先を追うと、髪に向いていることが分かる。
いつもどうでもいいと気にも留めてなかったが、レイヴンはやたらと髪を触ったりするのが好きそうだったな。
この前も楽しそうに俺の髪の毛を弄ってたし。
「成程なぁ。そういやぁ普段あんま下ろしてねぇか。そんなに熱い視線を送ってくれんなら、ヤる時は下ろしておくか? 俺としては動くのに邪魔なんだがなァ」
「……テオが余計なことを言わなければ、ですけど。テオの金色の髪は好きだから、雰囲気違うなって、見てただけです」
レイヴンが手を伸ばして俺の髪を一房取る。
吸い込まれるようにチュッと唇を軽く触れさせる。
へぇ? そこまで髪の毛を気に入ってくれるってのも珍しいな。
あんまり手入れもしてねぇってのに、今はレイヴンが丁寧に洗ってたからツヤツヤしてんのかもな。
まぁ、金色は目立つし色は気に入ってはいるが。
レイヴンは無意識でとった行動だったのか、自分で驚いて顔を赤くした。
「……そんなに気に入ってくれたのか。それはありがたいことで」
離そうとするレイヴンの手を逆に取って、今度はお礼のつもりで手の甲に唇を落とす。
普段ならこの辺りで気持ち悪いだのなんだのと文句を言うところなんだが、なぜだか雰囲気に飲まれているレイヴンはどこかぽやっとしている。
御伽噺のお姫様が王子様にキスをされた時のような、乙女のような反応だ。
そんなにウットリするほど良かったとは意外だが、貴重な機会を逃す訳にはいかねぇな。
「おぉ……これは、貴重すぎて我慢できねぇな。――早速、姫にご奉仕させて頂きます」
レイヴンがぼんやりしているうちにと、追い打ちで普段しない演技をしながらもう一度今度は指先に唇を落とす。
「……ふぇ? あ、あれ? 俺、今……え、え? 待って、何言って……」
「……待たない」
そのまま指を絡ませて握り込み、動揺しているレイヴンの唇を塞いでしまう。
油断しきっている唇を何度も啄んで、自然と開かせるとそのまま奥へと侵入していく。
抵抗なく受け入れてるな。
ホント、こういう丁寧なのに弱いよなぁ。
できなくはねぇんだが、最近は貴族的な振る舞いなんてしてねぇし本能のままに可愛がる方が俺の好みだしな。
まぁ、それも緩急つければいいことか。
身体ごと伸し掛かり、逃さないように舌も啄んで絡め取る。
緩く舌で歯列を触り急ぎ舌を吸い上げて、静と動を繰り返しながら愛撫していく。
「……ぁ、……っ…」
レイヴンだけが何度か呼吸を逃す。
その間も丁寧に舌を合わせ、チュウと音を立て舌を着実に捉えていく。
「んぁ……――」
「――イイ顔してる。姫は気持ち良いことがお好きなようで」
戯れを続けながら、最後に熱い吐息を逃して閉じない唇に触れ、そのまま舌で顎を撫でる。
ツーと首筋のラインをなぞり、鎖骨を優しく啄んでからまた舌で身体をなぞり、今度は胸に触れる。
「ふ、……っ、ぁ、テオ……?」
「今日は紳士的に可愛がるから、安心しろ? ……じゃなかった。してください? か」
無理矢理に演技を続行すると、唇で優しく突起を喰む。
レイヴンが握り込まれていない手で止めようと伸ばすが、俺の髪の毛に触れるだけで辿り着かない。
俺の髪を梳くようにして何度も訴えてくるレイヴンの指先を愉しげに笑んで受け流し、口を離さずに突起を可愛がっていく。
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