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第三章 再確認する魔塔主と距離が近づく弟子
60.久しぶりに堪能する体温
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「ほら、今度はコッチに座れ」
俺が優しくしてやると、何でそういう顔するんだか。
レイヴンを立たせて自分の前に座らせる。
背後から抱きすくめて、首筋に優しく口付ける。
あー……何か久しぶりに抱きしめた気がするな。
「なぁ、レイヴン」
「……はい」
俺が名前を呼ぶと小さな声で返事が聞こえる。
振り返らずとも、何となく困惑している顔が見える気がした。
「お前がぶっ倒れてたのを見た時、冷静なつもりだったんだがなあ……」
「……心配してくれたんですよね? 神殿の結界を破壊して押しかけるくらいには。それって……俺が魔塔主の弟子だから、ですか? それとも……」
「……さあなぁ? まぁ、お前を好き勝手する権利があるのが俺だけなのは間違いないな」
「何ですか、それ……。素直に白状すればいいのに。師匠、俺のこと好きなんでしょう?」
首だけで振り返り、意味深に笑いかけてくる。
……ったく。
今度は開き直ったってか? まぁいいけどよ。
「調子に乗るんじゃねぇよ」
生意気な口は唇で塞いで一旦黙らせて、そのまま額をくっつけて至近距離で話を続ける。
「……なぁ、好きだって言ったらヤラせてくれるのか?」
「また、すぐにエロ方向に話を逸らす……。それとこれとは別、ですけど。俺も、スキンシップくらいはいいかなって。それに俺が意思表明しないと、勝手にヤラれるから、それも嫌なので」
なんだか可愛いこと言ってるじゃねぇか。
まぁ、どうせ好き勝手ヤるからいいんだけどよ。
嫌だけど嫌じゃない、みたいな微妙な顔してんだよな。
甘やかしながら時折触れるだけのキスをする。
その度に困り顔をするのが見ていて面白い。
「で?」
「今日は……許します。というか、先程から当たってるんです。師匠のが。何でもう復活してるんですか……」
そりゃあ……久しぶりにこれだけ密着してればなァ?
今度会った時にぶちまけてやろうと思って、自慰もしてなかったしな。
真面目に言うこと聞いちまったから、発散もしてねぇし。
溜まってんなー……。
自分で驚いちまうぜ。
レイヴンの体温は心地良いし、俺の中に収まってるってのがイイ。
俺の分身もそりゃあ元気になるってもんよ。
このままでいるのも悪くはねぇが、レイヴンも尻がムズムズして居心地悪そうだしな。
「レイちゃんが素直で良い子だから?」
「……やっぱり、しないで帰りましょうか? 俺はそこまでじゃないし」
「まぁまぁ。じゃあ遠慮なく。お言葉に甘えるとするか」
俺が笑いかけると、レイヴンも苦笑する。
お、どうやらオッケーみたいだな?
「……一回だけですからね?」
呟くように言って、レイヴンから優しいキスをしてきた。
これはこれで、悪くねぇな。
俺が優しくしてやると、何でそういう顔するんだか。
レイヴンを立たせて自分の前に座らせる。
背後から抱きすくめて、首筋に優しく口付ける。
あー……何か久しぶりに抱きしめた気がするな。
「なぁ、レイヴン」
「……はい」
俺が名前を呼ぶと小さな声で返事が聞こえる。
振り返らずとも、何となく困惑している顔が見える気がした。
「お前がぶっ倒れてたのを見た時、冷静なつもりだったんだがなあ……」
「……心配してくれたんですよね? 神殿の結界を破壊して押しかけるくらいには。それって……俺が魔塔主の弟子だから、ですか? それとも……」
「……さあなぁ? まぁ、お前を好き勝手する権利があるのが俺だけなのは間違いないな」
「何ですか、それ……。素直に白状すればいいのに。師匠、俺のこと好きなんでしょう?」
首だけで振り返り、意味深に笑いかけてくる。
……ったく。
今度は開き直ったってか? まぁいいけどよ。
「調子に乗るんじゃねぇよ」
生意気な口は唇で塞いで一旦黙らせて、そのまま額をくっつけて至近距離で話を続ける。
「……なぁ、好きだって言ったらヤラせてくれるのか?」
「また、すぐにエロ方向に話を逸らす……。それとこれとは別、ですけど。俺も、スキンシップくらいはいいかなって。それに俺が意思表明しないと、勝手にヤラれるから、それも嫌なので」
なんだか可愛いこと言ってるじゃねぇか。
まぁ、どうせ好き勝手ヤるからいいんだけどよ。
嫌だけど嫌じゃない、みたいな微妙な顔してんだよな。
甘やかしながら時折触れるだけのキスをする。
その度に困り顔をするのが見ていて面白い。
「で?」
「今日は……許します。というか、先程から当たってるんです。師匠のが。何でもう復活してるんですか……」
そりゃあ……久しぶりにこれだけ密着してればなァ?
今度会った時にぶちまけてやろうと思って、自慰もしてなかったしな。
真面目に言うこと聞いちまったから、発散もしてねぇし。
溜まってんなー……。
自分で驚いちまうぜ。
レイヴンの体温は心地良いし、俺の中に収まってるってのがイイ。
俺の分身もそりゃあ元気になるってもんよ。
このままでいるのも悪くはねぇが、レイヴンも尻がムズムズして居心地悪そうだしな。
「レイちゃんが素直で良い子だから?」
「……やっぱり、しないで帰りましょうか? 俺はそこまでじゃないし」
「まぁまぁ。じゃあ遠慮なく。お言葉に甘えるとするか」
俺が笑いかけると、レイヴンも苦笑する。
お、どうやらオッケーみたいだな?
「……一回だけですからね?」
呟くように言って、レイヴンから優しいキスをしてきた。
これはこれで、悪くねぇな。
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