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第一章 積極的な魔塔主と翻弄される弟子

8.まだ終わらせない※

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「安心するのは早ぇぞ? まだ、本番が残ってるからなァ? 自分だけ気持ちよくなっちゃってなー」
「………いやだ。もう、お腹いっぱい…」
「おいおい、駄々こねるんじゃねぇよ。そんなこと言って、指よりもっと太いの欲しくなったんじゃねぇの? お前、食べるのは好きだろ?」
「……いらないから…ぁ…っ!? 本当に…も、むり……」

 身体を起こして体勢を改めて向かい合わせにして覆いかぶさる。

 さすがにこの先に起こることが分かったレイヴンの身体が拒否するように強張っていくが、そこは問答無用で両足を掴んで広げさせた。

 後孔を擽ってどうしてやろうかと、顔を覗き込んで笑いかけた。

「んん…っ…やぁ……」
「ったく、上げる声は甘々なくせして。トークも甘々にして欲しいもんだぜ。ほら、くださいは?」
「バッカじゃ、ないの……? いつも、そんなこと、言ってる…んですか?」
「あったりまえだろ? 俺にかかれば、ちょうだぁーいってなるぞ?」
「……うそくさ」
「おっまえ、ホントこういう時素直じゃねぇな? しょうがねぇ。本気で言わせてやるから覚悟しろ?」

 この状況でもそんなことが言えるとは余裕だな?
 こうなったら絶対に強請らせてやるつもりで耳に口づけて何度か喰む。

 息と舌で耳を刺激してやると、舌のねっとり感と音が効いたのか甘い吐息が漏れ始めた。
 ついでに左手で臍を擽りながら、今度は胸の突起を舐めあげてやる。

「ぁっ!」
「あー? そういやあんま弄ってなかったか。じゃあ、サービスしてやるよ」

 擽る手を放して、突起を中心に舌と指先で弄るとみるみるうちに赤く色づいてくる。
 尖りきったところを指先で弾いてやると、ビクンっと大きく身体が跳ねた。

「ふぁっ! …んな、とこぉ…さわら、ないで…」
「やなこった。気持ちよさそうじゃねぇか。ほら、おねだりしてみ?」
「……っ! んな、しないし……ん…ふ…」

 強情な口を開かせて口づけてやると、一番従順に快楽を求めてくる。
 どうやらキスが一番お気に召したらしい。

 すんなり舌を受け入れて、無意識なのか両手を俺の背中に回して、もっと、と求めてくる。

 要望通りに舌を突き入れてやれば、苦しそうにしながらレイヴンも舌を出して、もっと、もっと、と動きで強請ってきた。
 なんだ、やればできるじゃねぇか。

 ついでに俺とレイヴン自身を擦り合わせると息継ぎの間に嬌声を漏らして、そのうちにもどかしそうに下半身を揺らし始めた。

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