38 / 75
38.エイナクさんとむずかしいお話
しおりを挟む
朝起きて、朝ごはんを食べてからみんなでギルドへ向かった。
また同じ二階の部屋で、ギルドマスターのエイナクさんとお話する。
「こちらのオルソさんの登録も済んだので、冒険者として活動できますよ」
「助かる」
ギルドのアルミーヌさんが手続きを進めてくれたから、オルお兄さんも無事に冒険者になれたみたい。
これでオルお兄さんも一緒の冒険者だ。
オルお兄さんとアルミーヌさんがお話している間に、ラグお姉さんたちもむずかしいお話をしているみたいだ。
オルお兄さんと一緒に、今度は難しい話を聞きに行く。
「ふむ。城へ向かわないといけないのか」
「城からの使者が言うには、王が今回の事件を解決した者から直接話を聞いてみたいとおっしゃったらしい」
ラグお姉さんはあごに手を当てて考えているし、エイナクさんは難しそうな顔をしているからまじめなお話をしているんだろうな。
「城と言えば……カステロッシだったな」
「そうだ。君たちには面倒をかけるがカステロッシ城に行ってもらえないだろうか。ギルドとしても王からの頼みとなると断れなくてな」
エイナクさんが王って言ってたけど……王様のことだよね。
王様が僕たちの話を聞きたいだなんて。
そんなエライ人の前のところへ行くと思ったら、ドキドキしちゃうな。
「フィロ、そんなにビビらなくても大丈夫よ。あたしたちはいいことしてるんだから。むしろごほうびをもらいたいくらいよ」
「そうだな。ルナの言う通りだ。私たちは堂々としていればいい。まあお城というところに行ってみるのもいい経験になるだろうしな」
ラグお姉さんが笑いかけてくれると、僕も安心する。
オルお兄さんも、大丈夫だって言いながら背中をなでてくれた。
「ご面倒をかけるおわびにギルドでも皆さんには感謝の気持ちを込めて、色々と用意してますから! 袋の中にはお金とアイテム、更に装備も入ってます」
アルミーヌさんが僕に向かってウィンクしてくれる。
そのあと、エイナクさんとアルミーヌさんがテーブルの上にお金のつまった袋と色々なアイテムが入ってる袋、あと装備が入っている袋を用意してくれた。
「やるじゃない。闇オークションが開かれていた事実は街だけの問題じゃないものね。国としても広められたら困るだろうし。これくらいの報酬はもらわないとね」
「痛いところをつきますね。あなたたちのことは信用してますよ。これは口止め料と思っていただいても構いません」
エイナクさんは困った顔をしながら、少しだけ笑ってくれる。
よく分からないけど、いいことをしたからたくさんごほうびがもらえたってことでいいのかな?
オルお兄さんにもらった袋を持ってもらって、僕たちは宿屋に戻って準備をしてから今度はお城へ向かうことに決めた。
また同じ二階の部屋で、ギルドマスターのエイナクさんとお話する。
「こちらのオルソさんの登録も済んだので、冒険者として活動できますよ」
「助かる」
ギルドのアルミーヌさんが手続きを進めてくれたから、オルお兄さんも無事に冒険者になれたみたい。
これでオルお兄さんも一緒の冒険者だ。
オルお兄さんとアルミーヌさんがお話している間に、ラグお姉さんたちもむずかしいお話をしているみたいだ。
オルお兄さんと一緒に、今度は難しい話を聞きに行く。
「ふむ。城へ向かわないといけないのか」
「城からの使者が言うには、王が今回の事件を解決した者から直接話を聞いてみたいとおっしゃったらしい」
ラグお姉さんはあごに手を当てて考えているし、エイナクさんは難しそうな顔をしているからまじめなお話をしているんだろうな。
「城と言えば……カステロッシだったな」
「そうだ。君たちには面倒をかけるがカステロッシ城に行ってもらえないだろうか。ギルドとしても王からの頼みとなると断れなくてな」
エイナクさんが王って言ってたけど……王様のことだよね。
王様が僕たちの話を聞きたいだなんて。
そんなエライ人の前のところへ行くと思ったら、ドキドキしちゃうな。
「フィロ、そんなにビビらなくても大丈夫よ。あたしたちはいいことしてるんだから。むしろごほうびをもらいたいくらいよ」
「そうだな。ルナの言う通りだ。私たちは堂々としていればいい。まあお城というところに行ってみるのもいい経験になるだろうしな」
ラグお姉さんが笑いかけてくれると、僕も安心する。
オルお兄さんも、大丈夫だって言いながら背中をなでてくれた。
「ご面倒をかけるおわびにギルドでも皆さんには感謝の気持ちを込めて、色々と用意してますから! 袋の中にはお金とアイテム、更に装備も入ってます」
アルミーヌさんが僕に向かってウィンクしてくれる。
そのあと、エイナクさんとアルミーヌさんがテーブルの上にお金のつまった袋と色々なアイテムが入ってる袋、あと装備が入っている袋を用意してくれた。
「やるじゃない。闇オークションが開かれていた事実は街だけの問題じゃないものね。国としても広められたら困るだろうし。これくらいの報酬はもらわないとね」
「痛いところをつきますね。あなたたちのことは信用してますよ。これは口止め料と思っていただいても構いません」
エイナクさんは困った顔をしながら、少しだけ笑ってくれる。
よく分からないけど、いいことをしたからたくさんごほうびがもらえたってことでいいのかな?
オルお兄さんにもらった袋を持ってもらって、僕たちは宿屋に戻って準備をしてから今度はお城へ向かうことに決めた。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
11
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる