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第二章 バディになった二人の奇妙な関係
6.リューとの約束ごと※
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リューと僕は正式にバディとなった。
訓練期間も終了し、今後はギルドが受けた依頼を割り振られて順次こなしていくようになった。
バディとなってから一緒に過ごすことが多くなり、最初の頃に比べるとリューも大分打ち解けてくれるようになった。
(それでもお誘いは避けられる……僕の見目も悪くないと思うんだけど)
唯一許してくれたことが、体調管理。彼曰く、処理。
相変わらず処理が捗らず、一人でやろうとしないので効率の面からも僕にやらせて欲しいと頼み込んだのだが、渋っていたものの承諾してくれたので時折処理している。
今日は二人にとっても休日であり、ギルドが用意している隠れ家でのんびりと過ごしていた。
前回から何日か経っているし、そろそろ処理をしないといけないだろう。
「リュー、そろそろ……」
「……分かった」
短い一言で察したのか、リューが立ち上がりシャワールームへと向かう。
この行為も何回かしているのだが感じる顔つきを見られたくないのか、それともプライドが許さないのか、いつも淡々としていた。
そんな意地っ張りで健気なところを見ているともっと啼かせて壊してやりたくなるのだが。
もう少しこの妙な関係を続けてやろうと思い、様子を見ていた。
「リューは水場でするのが好きなのか?」
「……別に。片付けが簡単だからだ」
「裸同士の方が変な気分になったりしない?」
「汚れた服を洗うほうが手間だ」
「何処までも効率優先ってヤツか。でも、僕に触られるのは嫌じゃないと」
「こんなくだらないことを引き受けるのがお前くらいしかいないからだ」
こんなやり取りも、もう何度しただろう。
それでも揶揄わずにはいられない。
「そうか。でもリュー。お前自分で気付いてないんだろうけど、僕のこと受け入れてるのと一緒だ。裸を見せるのも、恥ずかしいところを見せるのも、問題ないんだろう?」
「何を言っている? 男同士で裸になることが恥ずかしいとでも言うのか? お前の言うことがおかしいだけだ。身体を清めるならば、外でも共に入ることもあるだろう」
(何かズレを感じるけど……まぁ、いいか。僕は楽しめればそれでいい)
無造作に服を脱ぎそうなタイプなのに、丁寧に畳む姿がまた可愛らしい。
無言でシャワールームの扉を開けて、コックを捻りさっさと身体を流していく。
「……やらないのか?」
「いや……リューに見惚れてただけ。すぐ行くよ」
憮然としたリューには笑顔で返して、僕も服を脱いでシャワールームへと入る。
+++
「そんなに自分でするのが下手なのか?」
「何とでも言え。調べるのが面倒だから、適当に済ませていただけだ」
素直な言い分に笑みが溢れるが、リューは上から見下ろすばかりで無言を貫いている。
早くしろと言わんばかりの圧に、肩を竦めて早速いつもの処理に入った。
手を上下させ擦ってやるだけでも十分反応するのだが、大抵はリューの張りつめた棒を咥えこみ首を振って刺激を与えていく。
「…ッ……」
リューはいつも声を漏らさないように手の甲で口元を覆い隠しているが、視線を上げると快楽に堪えている表情が見え隠れして、素っ気ない態度しかとらないリューが翻弄されている様が僕の興奮を誘う。
興奮してきた自分自身も一緒に刺激しながら、鈴口に舌先を当てツンツンと戯れに弄る。
「……ック…」
少しだけ口を離して熱い吐息を吹きかける。
シャワーの熱気に紛れてあまり効果はなかったが、リューの視線が僕へと降りる。
「誰にも言わないからもっと乱れたところが見たいのに」
「……」
「相変わらずつれないな」
肩を竦めてから、本格的に促すように何度も咥えたまま往復していく。
憎まれ口を叩いていたリューも顔を逸して吐息を逃しはじめた。
そろそろ限界だろう。
一気に動きを速めて煽ってやると、ビクリと反応して僕の口の中に大量の精を吐き出した。
面倒なのでそのまま飲み込んでしまう。
「何を……」
吐き出された白濁を飲み込んだことに気づいたリューがまだ熱の放出が抜けきっていない表情を歪めて、緩慢に身体を屈めると、僕の口の中に手を突っ込もうと指を伸ばしてきた。
(何をそんなに焦ってるんだか……)
可笑しくなった僕はリューの指先を咥えて、微笑んで見せた。
納得のいかないリューが眉間に皺を寄せるのを見ていると本当に笑いそうになってくる。
「お前、まさか……」
睦言の時でもなかなか名前を呼んでくれないのが残念なので、指を舌でチロチロと刺激してやる。
リューは不意打ちに耐えているが、目元で熱が逃げ切ってないことが分かる。
まだ身体に余韻が残っているのだろう。
無理に手を引き抜くこともなく、戸惑っているらしい。
訓練期間も終了し、今後はギルドが受けた依頼を割り振られて順次こなしていくようになった。
バディとなってから一緒に過ごすことが多くなり、最初の頃に比べるとリューも大分打ち解けてくれるようになった。
(それでもお誘いは避けられる……僕の見目も悪くないと思うんだけど)
唯一許してくれたことが、体調管理。彼曰く、処理。
相変わらず処理が捗らず、一人でやろうとしないので効率の面からも僕にやらせて欲しいと頼み込んだのだが、渋っていたものの承諾してくれたので時折処理している。
今日は二人にとっても休日であり、ギルドが用意している隠れ家でのんびりと過ごしていた。
前回から何日か経っているし、そろそろ処理をしないといけないだろう。
「リュー、そろそろ……」
「……分かった」
短い一言で察したのか、リューが立ち上がりシャワールームへと向かう。
この行為も何回かしているのだが感じる顔つきを見られたくないのか、それともプライドが許さないのか、いつも淡々としていた。
そんな意地っ張りで健気なところを見ているともっと啼かせて壊してやりたくなるのだが。
もう少しこの妙な関係を続けてやろうと思い、様子を見ていた。
「リューは水場でするのが好きなのか?」
「……別に。片付けが簡単だからだ」
「裸同士の方が変な気分になったりしない?」
「汚れた服を洗うほうが手間だ」
「何処までも効率優先ってヤツか。でも、僕に触られるのは嫌じゃないと」
「こんなくだらないことを引き受けるのがお前くらいしかいないからだ」
こんなやり取りも、もう何度しただろう。
それでも揶揄わずにはいられない。
「そうか。でもリュー。お前自分で気付いてないんだろうけど、僕のこと受け入れてるのと一緒だ。裸を見せるのも、恥ずかしいところを見せるのも、問題ないんだろう?」
「何を言っている? 男同士で裸になることが恥ずかしいとでも言うのか? お前の言うことがおかしいだけだ。身体を清めるならば、外でも共に入ることもあるだろう」
(何かズレを感じるけど……まぁ、いいか。僕は楽しめればそれでいい)
無造作に服を脱ぎそうなタイプなのに、丁寧に畳む姿がまた可愛らしい。
無言でシャワールームの扉を開けて、コックを捻りさっさと身体を流していく。
「……やらないのか?」
「いや……リューに見惚れてただけ。すぐ行くよ」
憮然としたリューには笑顔で返して、僕も服を脱いでシャワールームへと入る。
+++
「そんなに自分でするのが下手なのか?」
「何とでも言え。調べるのが面倒だから、適当に済ませていただけだ」
素直な言い分に笑みが溢れるが、リューは上から見下ろすばかりで無言を貫いている。
早くしろと言わんばかりの圧に、肩を竦めて早速いつもの処理に入った。
手を上下させ擦ってやるだけでも十分反応するのだが、大抵はリューの張りつめた棒を咥えこみ首を振って刺激を与えていく。
「…ッ……」
リューはいつも声を漏らさないように手の甲で口元を覆い隠しているが、視線を上げると快楽に堪えている表情が見え隠れして、素っ気ない態度しかとらないリューが翻弄されている様が僕の興奮を誘う。
興奮してきた自分自身も一緒に刺激しながら、鈴口に舌先を当てツンツンと戯れに弄る。
「……ック…」
少しだけ口を離して熱い吐息を吹きかける。
シャワーの熱気に紛れてあまり効果はなかったが、リューの視線が僕へと降りる。
「誰にも言わないからもっと乱れたところが見たいのに」
「……」
「相変わらずつれないな」
肩を竦めてから、本格的に促すように何度も咥えたまま往復していく。
憎まれ口を叩いていたリューも顔を逸して吐息を逃しはじめた。
そろそろ限界だろう。
一気に動きを速めて煽ってやると、ビクリと反応して僕の口の中に大量の精を吐き出した。
面倒なのでそのまま飲み込んでしまう。
「何を……」
吐き出された白濁を飲み込んだことに気づいたリューがまだ熱の放出が抜けきっていない表情を歪めて、緩慢に身体を屈めると、僕の口の中に手を突っ込もうと指を伸ばしてきた。
(何をそんなに焦ってるんだか……)
可笑しくなった僕はリューの指先を咥えて、微笑んで見せた。
納得のいかないリューが眉間に皺を寄せるのを見ていると本当に笑いそうになってくる。
「お前、まさか……」
睦言の時でもなかなか名前を呼んでくれないのが残念なので、指を舌でチロチロと刺激してやる。
リューは不意打ちに耐えているが、目元で熱が逃げ切ってないことが分かる。
まだ身体に余韻が残っているのだろう。
無理に手を引き抜くこともなく、戸惑っているらしい。
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