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自作品番外編
初恋の人<気付いた時には君しか見えなくて>
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※こちらは初恋のお題で書かせていただいたものですが、自作品カプのため自作品番外編で分類させていただきます。
+++
今日は湊兄の家で適当にお喋りしてたんだけど、話の流れで湊兄が自分のスマホの写真を見始めた。
スマホで撮られている写真はオレの子どもの時のも保存されていて、湊兄が昔のスマホからわざわざデータを移行してまで持ち歩いてるらしい。
その事実を知った今、恥ずくてどうしていいのか分からない。
今すぐオレの写真だけ抹消したい。でもそんなことしたら……湊兄が悲しむだろうし、写真を消す勇気も出なかった。
そんなオレの気持ちは伝わっていないらしく、湊兄は嬉しそうにオレが写っている写真ばっかり見せてくる。
そわそわしてるのがバレないように自然体でいようと、平気なフリをして一緒にスマホを覗き込む。
「でね、この時の絢斗は本当に可愛かったんだよー。絢くんって呼んだら、走ってきてくれて。僕に抱き着いてくれたんだ」
「子どもだったから。でも、オレは可愛くないっていつも母さんに言われてたはずなんだけど」
「そんなことないよ! 絢斗は世界一可愛い」
世界一とか平気で言っちゃうところも含めて、恥ずいって何度も言ってるはずなのに。
湊兄はオレのことをたくさん甘やかしてくれる。
オレは少しでも湊兄に好きって言う気持ちを返せてるのか、自信がない。
気持ちを伝えるとか表情に出すのは苦手だから、いつも湊兄からもらってばっかりだ。
「絢斗……やっぱり可愛いって言われるのは嫌だった? ごめんね」
「え、いや。そんなことは……」
慌てて否定するけど、湊兄が少しシュンとしているのが分かる。
クォーターの湊兄は誰が見ても本当に綺麗で、男の人なんだけど美人というイメージがピッタリくる。
薄茶の柔らかそうな髪も俺を見つめる同じ色の瞳も、全てが整っているから今でも隣にいると緊張してしまう。
湊兄の綺麗な顔を曇らせている原因がオレだなんて、逆に申し訳なくなってくる。
何とかして喜ばせてあげたいけど……なんて言えばいいだろう?
「え、と……オレ。子どもの時から湊兄が大好きで。カッコイイお兄ちゃんを独り占めしたかったから……その……」
俺が話し始めると、湊兄がじっとオレを見つめてくる。
大好きな優しい眼差しは、緊張もするけど同時に安心もする。
心がふわっと温かくなって、いつも不思議な感覚に捕らわれる。
「きっと、オレの初恋の人は湊兄だったんだ。今ならそうおも……わっ!」
「絢斗……ありがとう! 僕もずっとずっと大好きだった。今も大好き」
「ん……オレも。湊介が大好き」
湊兄にぎゅうっと抱きしめられると、心から喜んでくれたことが体温から伝わってくる気がする。
もう、オレの耳まで赤いのはバレてるだろうけど。それでも、オレの気持ちが少しでも伝わるならいいと思った。
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今日は湊兄の家で適当にお喋りしてたんだけど、話の流れで湊兄が自分のスマホの写真を見始めた。
スマホで撮られている写真はオレの子どもの時のも保存されていて、湊兄が昔のスマホからわざわざデータを移行してまで持ち歩いてるらしい。
その事実を知った今、恥ずくてどうしていいのか分からない。
今すぐオレの写真だけ抹消したい。でもそんなことしたら……湊兄が悲しむだろうし、写真を消す勇気も出なかった。
そんなオレの気持ちは伝わっていないらしく、湊兄は嬉しそうにオレが写っている写真ばっかり見せてくる。
そわそわしてるのがバレないように自然体でいようと、平気なフリをして一緒にスマホを覗き込む。
「でね、この時の絢斗は本当に可愛かったんだよー。絢くんって呼んだら、走ってきてくれて。僕に抱き着いてくれたんだ」
「子どもだったから。でも、オレは可愛くないっていつも母さんに言われてたはずなんだけど」
「そんなことないよ! 絢斗は世界一可愛い」
世界一とか平気で言っちゃうところも含めて、恥ずいって何度も言ってるはずなのに。
湊兄はオレのことをたくさん甘やかしてくれる。
オレは少しでも湊兄に好きって言う気持ちを返せてるのか、自信がない。
気持ちを伝えるとか表情に出すのは苦手だから、いつも湊兄からもらってばっかりだ。
「絢斗……やっぱり可愛いって言われるのは嫌だった? ごめんね」
「え、いや。そんなことは……」
慌てて否定するけど、湊兄が少しシュンとしているのが分かる。
クォーターの湊兄は誰が見ても本当に綺麗で、男の人なんだけど美人というイメージがピッタリくる。
薄茶の柔らかそうな髪も俺を見つめる同じ色の瞳も、全てが整っているから今でも隣にいると緊張してしまう。
湊兄の綺麗な顔を曇らせている原因がオレだなんて、逆に申し訳なくなってくる。
何とかして喜ばせてあげたいけど……なんて言えばいいだろう?
「え、と……オレ。子どもの時から湊兄が大好きで。カッコイイお兄ちゃんを独り占めしたかったから……その……」
俺が話し始めると、湊兄がじっとオレを見つめてくる。
大好きな優しい眼差しは、緊張もするけど同時に安心もする。
心がふわっと温かくなって、いつも不思議な感覚に捕らわれる。
「きっと、オレの初恋の人は湊兄だったんだ。今ならそうおも……わっ!」
「絢斗……ありがとう! 僕もずっとずっと大好きだった。今も大好き」
「ん……オレも。湊介が大好き」
湊兄にぎゅうっと抱きしめられると、心から喜んでくれたことが体温から伝わってくる気がする。
もう、オレの耳まで赤いのはバレてるだろうけど。それでも、オレの気持ちが少しでも伝わるならいいと思った。
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未希さん、ご感想ありがとうございます(❁ᴗ͈ˬᴗ͈)✨
こちらこそ、素敵なお題をいただいて楽しく書かせていただきました💓
珍しい悲恋ものだったので、内心はドキドキでした(笑)
ひゃー💦語尾とか直したくらいな気がしますが💦(後はweb用の行間くらいかしら?)
ありがとうございます✨
今後……どうしましょう?二人が幸せになってくれるといいなと願いつつ✨
いつか書きたいなと思っています✨
『初恋の人』です…
絢斗くん…湊兄…😆💕
まぁ〜甘々ですね♡♡♡
ホントにご馳走さまでした🥞🍯🤤🙏
ikuさん、ご感想ありがとうございます✨
湊介と絢斗の二人はラブラブ甘々です(笑)
絢斗は感情を素直に表現するのが苦手なのですが、今回だけは頑張りましたよー(*´艸`*)
お読みいただきありがとうございました🥰🥞🍯✨
改めまして、お題の参加ありがとうございましたー😘
みんながいかがわしいこと(笑)を考える中、正統派?のおもちゃでしたね😘
許可取りもわざわざありがとねー。
フリー素材?なのでお気軽にドゾー🫶
麻紀さん、こちらこそ素敵なお題をありがとうございます✨
大人なおもちゃ(笑)を想像しちゃいがちなので頑張って?抑えて書いてみました。
快く許可も下さり、ありがとうございました!(❁ᴗ͈ˬᴗ͈)
これからもお題のお話をたくさん書かせていただきますねー♡