ひだまりカフェ

じぶんの決めた道をあるく

ふと、目が覚めてしまった。

夢の途中。

どんな夢だったか、もう忘れたけれど。

こんな夜が、ときどき、やってくる。



夢から覚めて、寝ようと思っても、なかなか、眠ることができない。

だから、寝ることをあきらめて、エッセイを書こう、と思った。



あらためて、いま、こうして、エッセイを書くこと。

つまり、文章で表現することに出逢って、本当に良かった。



なにかを発信することを、ぼくは、こわい、と思ってしまう。

うまくつたわるのか。

すべてを、つたえることができないもどかしさと、ずっと、向き合っていけるのか。



けれど、ぼくにとって、表現することは、息を吸って、吐くのと同じこと。

それくらい、自然なことなのだ。



だから、こわいから、と言って、やめたりはしない。

それに、文章を書いていて、たのしいのだ。

たのしさがあるから、つづいている。



ぼくの書く文章が、だれかにとって、役に立つものであったら。

こんなに、うれしいことはない。



そして、もうひとつ。

文章以外の表現方法。



声で、つたえること。

音声と出逢って、ぼくの見る世界が変わった。

いままで、文章だけで表現していたことに、声という、あたらしい表現方法が加わった。



はじめは、はずかしかった。

じぶんの収録した音声を聴いて、違和感をいだいた。

けれど、聴いていくうちに、だんだん、じぶんの声に慣れて、好きになっていった。



そして、ラジオパーソナリティまで、やることになった。

まさか、ラジオをやるなんて、思っていなかった。



不安はある。

けれど、わくわくもする。



できるかぎり、わくわくに意識を向けて。

文章と声。

ふたつの表現で、これからも、表現していこう。



この道をあるくことを決めたのは、まぎれもなく、ぼくなのだ。

きっかけは、いろいろとある。

けれど、決めたのは、ぼく。



ひきかえすこともできるし。

やめてしまうこともできる。



でも、あるくって、決めた。



後悔なんて、ひとつもしていない。

だれかのせいにも、しない。



じぶんで決めたのなら、これからも、じぶんで決めてあるいていく。



そのほうが、たのしいから。

そのほうが、わくわくするから。



ふと目が覚めて、じぶんのあるいている道を、もう一度、考える、きっかけができて、良かった。



課題はあるけれど、ひとつ、ひとつ、クリアしていこう。

ひとつ、ひとつ、成長していこう。



まだ知らない、景色を見るために。



ここまで、あなたの貴重なじかんを、つかって読んでくれて、ありがとうございます。