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やさしさ
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ぼくは、やさしい場所をつくりたい。
あたたかい場所をつくりたい。
そう思って、行動してきた。
けれど、ふと、やさしさってなんだろう。
あたたかい場所って、どんな場所だろう、という問いが出てきた。
ぼくは、ずっと、やさしさとは、すべてを受け入れることだと思っていた。
どんなひとでも、受け入れて、許すこと。
でも、どうやら、それは、違うように思えてきたのだ。
すべてを受け入れる場所をつくってしまうと、そこは、ただ、ネガティブを吐く場所になってしまう。
たとえば、やさしさをうたっているおおくのSNSが、ネガティブの巣窟になっている。
ポジティブなことが、ひとつもない、なんてこともある。
それが、果たして、居心地のいい場所なのだろうか。
やさしくて、あたたかい場所なのだろうか。
すべてを受け入れることを、相手にゆだねてしまうと、ひとは成長を止める。
すべてを受け入れることは、じぶんでしないといけない。
じぶんで、じぶんのどんなところも受け入れて、許して、すすんでいく。
だから、ひとは、成長するのだ。
ほかのひとに、すがる、ということは、じぶんで、じぶんを力のない人間だと、思い込んでしまうことにつながる。
だからと言って、弱音を吐いてはいけない、ということではない。
弱音は、吐いていい。
ひとは、生きている間に、いろんなことを、体験する。
つらいことだったり。
くるしいことだったり。
失敗も体験する。
だから、感情をためこむのではなく、弱音として、吐き出すことは、とても大切なのだ。
けれど。
弱音ばかり言っていても、何もはじまらない。
弱音では、ひとは成長しない。
だからこそ、弱音を吐いて、じゃあ、どうすれば改善できるかを、考える必要がある。
ネガティブなことを言っても、どうすれば、ポジティブになれるかを、いっしょに考える。
それが、やさしさだ。
それが、あたたかい場所だ。
やさしさや、あたたかさは、依存先ではない。
ただ、つかれた心をやすめる場所。
羽をやすめる場所。
羽をやすめたら、つぎは、飛ぶ練習をする。
ただ、すべてを受け入れる。
全肯定の場所では、何度も言うが、ひとは成長を止めるのだ。
ひとには、改善したほうがいい部分がある。
それを、改善しなくてもいい。
そのままでいい、というのは、本当にやさしさなのだろうか。
本当のやさしさは、互いを尊重しあい、弱音を受け入れ、そのうえで、どうやったら改善できるかを、いっしょに考えること。
改善するから成長する。
やさしさを、履き違えないように。
あたたかさを、履き違えないように。
ぼくのやさしさが、だれかにとってのやさしさではない、ということもある。
それでかまわない。
ぼくの考えるやさしさが合わなかったら、そっと離れて欲しい。
無理に賛同しなくてもいい。
すべてのひとから受け入れられる場所をつくろうなんて、考えていない。
ただ、ぼくのつくるあたたかい場所が、あなたにとっての心地のいい場所になってくれたら、うれしい。
もちろん、傷の舐め合いではなく、馴れ合う場所でもなく。
これからも、ぼくは、あたたかい場所をつくっていく。
あなたの考えるやさしさは、どんなやさしさだろうか。
あなたの考えるあたたかい場所は、どんな場所だろうか。
ここまで、あなたの貴重なじかんを、つかって読んでくれて、ありがとうございます。
あたたかい場所をつくりたい。
そう思って、行動してきた。
けれど、ふと、やさしさってなんだろう。
あたたかい場所って、どんな場所だろう、という問いが出てきた。
ぼくは、ずっと、やさしさとは、すべてを受け入れることだと思っていた。
どんなひとでも、受け入れて、許すこと。
でも、どうやら、それは、違うように思えてきたのだ。
すべてを受け入れる場所をつくってしまうと、そこは、ただ、ネガティブを吐く場所になってしまう。
たとえば、やさしさをうたっているおおくのSNSが、ネガティブの巣窟になっている。
ポジティブなことが、ひとつもない、なんてこともある。
それが、果たして、居心地のいい場所なのだろうか。
やさしくて、あたたかい場所なのだろうか。
すべてを受け入れることを、相手にゆだねてしまうと、ひとは成長を止める。
すべてを受け入れることは、じぶんでしないといけない。
じぶんで、じぶんのどんなところも受け入れて、許して、すすんでいく。
だから、ひとは、成長するのだ。
ほかのひとに、すがる、ということは、じぶんで、じぶんを力のない人間だと、思い込んでしまうことにつながる。
だからと言って、弱音を吐いてはいけない、ということではない。
弱音は、吐いていい。
ひとは、生きている間に、いろんなことを、体験する。
つらいことだったり。
くるしいことだったり。
失敗も体験する。
だから、感情をためこむのではなく、弱音として、吐き出すことは、とても大切なのだ。
けれど。
弱音ばかり言っていても、何もはじまらない。
弱音では、ひとは成長しない。
だからこそ、弱音を吐いて、じゃあ、どうすれば改善できるかを、考える必要がある。
ネガティブなことを言っても、どうすれば、ポジティブになれるかを、いっしょに考える。
それが、やさしさだ。
それが、あたたかい場所だ。
やさしさや、あたたかさは、依存先ではない。
ただ、つかれた心をやすめる場所。
羽をやすめる場所。
羽をやすめたら、つぎは、飛ぶ練習をする。
ただ、すべてを受け入れる。
全肯定の場所では、何度も言うが、ひとは成長を止めるのだ。
ひとには、改善したほうがいい部分がある。
それを、改善しなくてもいい。
そのままでいい、というのは、本当にやさしさなのだろうか。
本当のやさしさは、互いを尊重しあい、弱音を受け入れ、そのうえで、どうやったら改善できるかを、いっしょに考えること。
改善するから成長する。
やさしさを、履き違えないように。
あたたかさを、履き違えないように。
ぼくのやさしさが、だれかにとってのやさしさではない、ということもある。
それでかまわない。
ぼくの考えるやさしさが合わなかったら、そっと離れて欲しい。
無理に賛同しなくてもいい。
すべてのひとから受け入れられる場所をつくろうなんて、考えていない。
ただ、ぼくのつくるあたたかい場所が、あなたにとっての心地のいい場所になってくれたら、うれしい。
もちろん、傷の舐め合いではなく、馴れ合う場所でもなく。
これからも、ぼくは、あたたかい場所をつくっていく。
あなたの考えるやさしさは、どんなやさしさだろうか。
あなたの考えるあたたかい場所は、どんな場所だろうか。
ここまで、あなたの貴重なじかんを、つかって読んでくれて、ありがとうございます。
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