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もとひろ@絵本作家/エッセイスト

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きどらない

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きどらない。

きどらないで、生きるほうが、何倍も、じぶんらしくて、生きやすい。



そもそも、きどって、かっこつけていても、表面上だけだから、すぐに、ばれてしまう。



そして、一度、きどってしまうと、ずっと、きどらないといけないループに、はいってしまって、息苦しい。



着飾る。

格好をつける。

色気をよそおう。



そんなもの、必要ない、とぼくは思ってしまう。

なんで、あのかたは、いつも、きどったようにふるまっているのだろう。

本当のじぶんでいればいいのに、なぜ、着飾ってしまうのだろう、と。



きどらないで、等身大のじぶんでいること。

本当に大切なこと。



けれど、ぼくも、きどっていた時期が何度かあった。

文章を書いているときに、ある有名な作家の文体を、真似していたときがあった。

その作家に、あこがれが、あった。

だから、真似をして書けば、ぼくの文章も、それっぽく見えるだろう、と。

けれど、ぼくじゃないから、結局、続かなかった。



そして、音声配信も。

いい声だと、言われて、調子にのった時期があった。

かっこいいと言われるものだから、何を勘違いしたのか、かっこいい風なしゃべりかた、吐息混じりにしゃべってみたり。



いま考えても、本当に、はずかしい。

履き違えちゃいけないな、と本気で思った。



それを、ふまえて、きどらない生きかたを、実践しようと思った。

文章も、きどらず、ぼくの言葉で、書く。

もちろん、あこがれている作家の文体も、参考にしている。

けれど、そのまま、真似をして、書くことはない。



ぼくは、ぼくの書きかたで、表現しよう、と思ったのだ。



音声配信でも、決して、きどらない。

ありのまま。

誠実に、話す。



ぼくは、かっこいいと言われるために、音声配信をしているわけではない。

あたたかい場所をつくっていくために、やっている。

だから、ありのままのぼくを、受け入れてもらう必要がある。



生きかたも、きどることはない。

何度も言うが、一度、きどってしまうと、ずっと、きどらなければならない。

ありのままの、じぶんでは、いられなくなる。

そんな、生きかたは、したくない。



これからも、きどらないで、ありのままのぼくで、生きようと思う。

わくわくしながら、じぶんのやりたいことを、たんたんと、やっていく。

きどっている場合では、ない。



あなたも、きどっては、いないだろうか。

ありのままのじぶんでいられないから、といって、必要以上に着飾っては、いないだろうか。

だいじょうぶ。

あなたは、あなたのままで、いいのだ。

あなたのまま、生きればいい。

きどる必要なんて、どこにもない。



きどらないで、じぶんらしく、生きてみては、どうだろうか。



ここまで、あなたの貴重なじかんを、つかって読んでくれて、ありがとうございます。



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