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たのしいほうをえらぶ

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なにかで、迷ったら、ぼくは、たのしいほうを、えらぶことにしている。

正確に言えば、たのしそうな、予感のするほうを、えらぶのだ。



ひとによっては、じぶんにとって、得になりそうと、打算でえらぶ。

それを、否定するつもりはない。



けれど、打算でえらんでいると、本来、じぶんが、やりたいと思うことから、ずれていく。

つまり、じぶんの軸から、ずれる。



すべてを、損得感情で、とらえると、じぶんが本当にやりたいことが、見えなくなってしまうのだ。



あれは、じぶんにとって、利益になる。

これは、じぶんにとって、損になる、と。



けれど、それが、本当に、じぶんにとっての生き方なのだろうか。



たのしいほうをえらぶ。

一見すると、合理的ではない生き方だ。



けれど、たのしい、という感覚は、じぶんにとっての正解であることが、おおい。

もっと言えば、たのしそうと思ったら、自然にやってみたい、と思う。



たのしいほうをえらんでみる。

それが、結果として、得にならなかったとしても。

たのしい、と感じたのなら、それで構わない。



そして、たのしいは、つぎのたのしさを、連れてくる。

たのしさは、連鎖する。



だから、たのしいほうをえらびつづけると、人生が、たのしいこと、だらけになる。



ぼくが、絵本作家をえらんだのも、営業の仕事よりも、たのしそうだと思ったから。

もちろん、営業の仕事からは、たくさんのことを、学べた。

けれど、たのしくは、なかった。



だから、たのしそうな、絵本作家をえらんだ。

そしたら、やはり、絵本をつくることは、たのしかった。

人生をかけて、やりたい、と思った。



エッセイも、そう。

公の場に、じぶんの文章を投稿することに、抵抗はあった。

こわさが、あった。

けれど、こわさよりも、文章を読んでもらえるかもしれない、という予感のほうをえらんだ。

たのしそうをえらんだ。



そうしたら、エッセイを書くことが、日課になった。

まいにち、たくさんのかたが、ぼくの文章を読んでくれるようになった。

つながりが、できた。



本当に嬉しかった。



はじめてことには、こわさが、ともなう。

ぼくは、とくに、こわさを感じる。



けれど、こわさより、たのしさのほうが、強かったら、たのしさをえらぶ。

たのしさをえらんだら、やはり、たのしいのだ。



これからも、ぼくは、なにかで迷ったときには、たのしいほうをえらぶ。

そのほうが、じぶんらしく、生きれるからだ。



あなたも、たのしいほうをえらんでみては、どうだろうか。

きっと、あなたの人生は、たのしいことだらけになる。



ここまで、あなたの貴重なじかんを、つかって読んでくれて、ありがとうございます。



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