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あたたかい、タッカンマリ

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どのくらい、会っていなのだろうか。

ひさしぶりに、ともだちの家に、あそびにいった。



オンラインでは、話しているけれど、実際に会うのは、本当に、ひさしぶり。

お互いの、近況報告に、なり、ぼくは、文章や音声を中心に、活動していることを、つたえた。

文章を書いていなかったら、こんなにも、じぶんと向き合うことは、なかった。

文章は、ぼくにとって、じぶんと向き合う、大切なじかん。

そして、音声配信をしていなかったら、こんなに、おしゃべりは、していなかった。

普段、ずっと、家のなかで、過ごしている。

家族以外と話すことがない。

だから、ライプ配信や、収録で、話す機会が、格段に増えた。

本当に、ありがたいことだな、と思った。



そして、ともだち、みんな、元気そうだ。



たのしくて、話して、ゲームもした。

ひさしぶりに、ゲームをした。



以前は、ゲームを、頻繁にしていたけれど。

いまは、ゲームよりも、たのしいことが、いっぱいあって、なかなかゲームをするじかんが、とれないでいた。

だから、たのしかった。



ゲームが、終わり、夕食の準備を、することになった。

今夜の、料理は、タッカンマリという、韓国の鍋。

韓国では、鶏、一羽入れるのだけれど、さすがに、鶏、一羽を入れるわけには、いかないから、骨つきの鶏を、買って、煮込むことに。

ネギやニンニクを、一緒に煮込む。

そのスープを、味見させてもらった。

おどろくほど、鶏の出汁が、出ている。

ここに、中華麺を入れたら、立派な、ラーメンが完成する。

それくらい、美味しかった。



トッポギ、白菜を入れて、煮込む。

出汁は、ともだちの旦那さんが、つくってくれた。

甘くて、辛くて、酸味がある。

つけダレの時点で、美味しい。



タッカンマリが、できあがった。

みんな、口を、そろえて、美味しいといいながら、鶏を食べていた。

本当に、美味しかった。

ぼくは、ほぼ無言で、食べていた。

いくらでも、食べれそうな気がした。



あたたかい、タッカンマリを囲んで、みんなで、食べる。

何気ない光景だけれど、当たり前じゃない。

頻繁に、会えるわけじゃない。



この瞬間にも、会いたくても、会えないかたが、たくさんいる。

そう思うと、胸の奥が、きゅっとなる。



だから、この瞬間を、大切にしよう、と思った。

出会えるしあわせ。

それをかみしめて。

ぼくは、静かに、感謝をした。



ここまで、あなたの貴重なじかんを、つかって読んでくれて、ありがとうございます。



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