怪奇短篇書架 〜呟怖〜

縁代まと

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第242話 自称少女

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「あそこに霊がいる!」
そう訴えた■子ちゃんが指した先には壊れた柵があった。友達は皆怯えながらそれを聞き、地縛霊だと囃し立てる。

■子ちゃんは霊能少女だと名乗っていた。

そんな■子ちゃんが自分の後ろにいる人達に何も言わないのは、死んだと気づいてない人への優しさなんだろうな。
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