怪奇短篇書架 〜呟怖〜

縁代まと

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第165話 だってお前ん家にいるの…

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お盆に帰ってきた爺さんがずっといる、と友人が怯えた顔で言った。

なんでも部屋で足音がしたり肩を叩かれたり、勝手にドアが閉まったり突然電気が消えたりするのだという。
俺は「変なこと言うなぁ、そんなはずないだろ」と笑い飛ばした。

だってお前ん家にいるの、爺さんじゃないじゃん。
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