怪奇短篇書架 〜呟怖〜

縁代まと

文字の大きさ
上 下
39 / 393

第39話 息子を叱る

しおりを挟む
息子はよく戸から顔だけ覗かせ脅かす子でした。
その日も頭がにゅうと生えてきたので、私は条件反射でコラと叱ったのです。

見知らぬ子供の頭でした。
笑んでいた子供は眉を顰めるとそのまま消えてゆきます。

「何だったのかしら」
私が額を撫でて呟くと、からりと息子の頭蓋骨が笑いました。
しおりを挟む
1 / 5

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

〖完結〗あなたに愛されることは望みません。

恋愛 / 完結 24h.ポイント:319pt お気に入り:2,455

殿下の運命は私ではありません

恋愛 / 完結 24h.ポイント:454pt お気に入り:26

地獄の渡し守

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:7pt お気に入り:31

伯爵令嬢は婚約者に横恋慕した義妹の手先に顔を斬り裂かれる

恋愛 / 完結 24h.ポイント:14pt お気に入り:73

【⁉】意味がわかると怖い話【解説あり】

ホラー / 連載中 24h.ポイント:4,515pt お気に入り:12

処理中です...