39 / 393
第39話 息子を叱る
しおりを挟む
息子はよく戸から顔だけ覗かせ脅かす子でした。
その日も頭がにゅうと生えてきたので、私は条件反射でコラと叱ったのです。
見知らぬ子供の頭でした。
笑んでいた子供は眉を顰めるとそのまま消えてゆきます。
「何だったのかしら」
私が額を撫でて呟くと、からりと息子の頭蓋骨が笑いました。
その日も頭がにゅうと生えてきたので、私は条件反射でコラと叱ったのです。
見知らぬ子供の頭でした。
笑んでいた子供は眉を顰めるとそのまま消えてゆきます。
「何だったのかしら」
私が額を撫でて呟くと、からりと息子の頭蓋骨が笑いました。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
7
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる