怪奇短篇書架 〜呟怖〜

縁代まと

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第28話 天国のおばあちゃんに

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急逝した祖母が好きだった桜の木を見上げながら物悲しそうにしている祖父の背中を覚えている。
そんな祖父が亡くなってから、裏山の桜が一切咲かなくなってしまった。
母は寂しそうな、しかし仕方ないなという表情で呟く。

「おじいちゃんが天国のおばあちゃんに持って行っちゃったのかしらね」
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