235 / 272
第七章
第235話 俺捕まったりしないか? 【★】
しおりを挟む
リータとしては、緊急事態が今朝からずっと続いているようなものだった。
全裸の男が脱衣所から間違って廊下に出てきた場面に遭遇したとして、百歩譲ってそれはいいとしよう。
しかしそれが伊織だなんて妄想すらしたことがない。
だというのに何の心の準備もしていないところに絶賛失恋チャレンジ中の相手が全裸で現れたらどうなるか。それはもちろん天変地異と大陸大移動が同時に起こったような大騒ぎである。
買い物中も肌色の記憶に思考を乱されて苦労したが、ヨルシャミに指摘されてから大分ましになっていた。
他でもないヨルシャミに伝わってはならない話だからだ。
伊織が黙っているのもきっとそのためだろう。とてつもなく軽く謝られたが、きっと伊織も混乱していたに違いない。そうリータは思う。
――真実は中身がニルヴァーレだったからであり、当人しか知らないため伊織には何も伝わっていないのだが。
これは自分が元通りになれば流せる問題だ。
リータはそう考えていた。
(でも……!)
なぜここにきて混浴なのか。
リータとしても嫌なシチュエーションではない。しかしなぜ、なぜこのタイミングなのか。そう思ってしまう。
あんなことがあったのと同日中に半裸以上の露出度の伊織と同じ湯に入るという試練である。
初めは普通にしていたがそろそろ限界だった。
伊織から自然に離れるべく半ば強引にサルサムを連れて洗い場に向かったが、余計に自然さから遠のいた気がうっすらとしている。
そこでリータはやっとハッとした。
「あっ……サルサムさんすみません、凄く今更ですけど迷惑だったんじゃ」
「あの勢いで引っ張ってきて本当に今更だな!? いや、まあ、何かあったんだろ。離れて少し落ち着くならいい」
「うう、ありがとうございます……」
それに、とサルサムは眉を下げて笑う。
「妹が小さかった頃に一度だけ髪を洗ってくれてな。あの時人に洗われるのはそう嫌なもんじゃないってわかったから」
「……? ならなんでバルドさんの時は嫌がって……?」
「バディ組んでた同僚に洗われるのは嫌だろ……!」
リータにも仕事仲間がいたことはあるが、ここまで嫌だとは思っていなかった。
しかしそれは文化と性別の差なのかもしれない。そう思ったところでサルサムが「それにいつも面倒見てたのはこっちなのに突然年上面してくるのがムカつくんだ」と小声で付け足したのを聞き、それだけじゃなさそうだなと思い直して笑う。
「じゃあ丁寧に洗いますね!」
「あー……ああ、無理はしないようにな」
そう頷くサルサムの背後でリータは石鹸を泡立てた。
――落ち着くならいい。
そう言ったサルサムはある問題に直面していた。
(……じ、自分が落ち着かない)
無理やり落ち着こうとすると真顔を通り越して虚無の顔になってしまう。
少し格好をつけたことを言ってみたものの、未知なるシチュエーションに対する戸惑いは相当のものだった。少し妹のように見ている応援対象に混浴で髪を洗ってもらっているとは一体どういうことなのか。
サルサムは女性の素肌だの何だのに心乱す可愛げはすでに持っていないが、細い指が地肌を撫でるたび脳内にクエスチョンマークが浮かんでしまう。それもいくつも。
しかし慣れればきっと大丈夫だろう、とサルサムは目を瞑る。
すると泡の流れるラインが変わって目の隙間にしみ込んだ。跳ねた肩を見てリータが慌てる。
「あっ、すみません、目に入っちゃいました?」
「少しだから大丈夫だ、泡を流す時にでも適当に洗って――」
「けど目によくないですよ、前の桶にお湯を少し移すんで使ってください」
リータはそう言ってサルサムの横から腕を伸ばし、やや前のめりになって桶から桶に湯を移した。
元は頭の泡を流すために用意しておいたものだ。足りない分は浴槽から汲み直す必要があるが、どの道それは必要な行動のため今少し減ったところで困らないだろう、とリータは思ったらしい。
移したのは自分でやった方が目を洗いやすいと感じたのだろうか。
(いやたしかに)
たしかにそうなのだが。
「……」
「どうしました?」
お湯を移す際に普通に背中にくっついてきたのはいいのか。本当にいいのか。
リータ的にはいいらしい。さすが大自然と共に暮らすフォレストエルフである。
しかし伊織への態度を見るに相手によるようだ。つまり自分はそういう反応をする対象ではない。それはいいとサルサムは思う。
しかし。
「……いや、いいのかこれ? 俺捕まったりしないか?」
「なんですか突然!?」
思わずそう声に出し、リータにぎょっとされたが――ぎょっとしたいのは自分だという言葉を、サルサムはなけなしの理性を総動員して飲み込んだのだった。
***
温泉で温まった後。
一同は部屋へと戻り、浴衣姿のまま今日仕入れた物品や情報について話をしていた。
髪を拭きながらヨルシャミは伊織たちから耳にした情報を反芻する。
「人間をも真似る個体、しかも成長中である可能性があるとは厄介であるな」
「真似られる数が増えてるかはわからないけど、もし母さんを模倣されたらヤバいよな……」
物理攻撃がなかなか通らない最強の筋肉など想像するだけで恐ろしい。しかし現実にそんなものを相手にする可能性があるのだ。
静夏は「手合わせしてみたいところだが」と前置きしつつ言った。
「不死鳥戦は如何にして相手に真似をさせる隙を与えないかが大切になってくると思う。そこで可能なら不意打ちを仕掛けてみたいと思っているのだが」
「しかし不意打ちを行なうには相手の力が未知数すぎるのではないか?」
そう問うヨルシャミに笑みを向けたのはバルドだった。
「そこで俺からも提案なんだけどさ、まずは俺とサルサムが先に出て一戦交えるっていうのはどうだ? なら今の不死鳥の性能がわかるだろ? リータやヨルシャミも隠れて支援してくれると助かる」
「にしたって危ないんじゃ」
「そもそも元から少数精鋭パーティーだぞ、危ないのはいつだって同じだ」
なら、とサルサムがバルドを見る。
「お前は聖女と奇襲班に入っとけ」
「えー! なんでだよ、俺は怪我くらい大丈……」
「そこだ、もし真似る力が強くなってて不老不死の特性まで真似られたらマズいどころじゃないだろ」
ここまで模倣できるかは怪しいところだが、静夏の筋肉の力を真似られることを危惧するならこちらもしておくべきだろう。
そう思い至り、バルドは渋々頷く。
結果、まずヨルシャミが攻撃のサポートに適した召喚獣を複数呼び出して頭数を増やし、それを伴ってサルサムが不死鳥と対峙。
その後リータが魔法弓術、ヨルシャミが遠隔の攻撃魔法で支援しつつ『今の不死鳥は何体真似られるのか』『人間も追加で真似られるのか』『盗賊のボスの姿はまだ使えるのか』をチェックしながら攻撃パターンを観察することになった。
サルサムを真似られれば手痛いどころではないが、他のメンバーよりはマシだというのがサルサム自身からの提言でもある。
そんなことないだろとバルドは言ったが、例えば一番非力と思われるリータが真似され魔法弓術を使われれば複数攻撃が可能な遠距離攻撃と高い命中精度を奪われることになる。
バルドの能力、静夏やミュゲイラの規格外の筋力、ヨルシャミや伊織の魔法や召喚魔法、それらを鑑みると自分が一番まし、ということらしい。
「絶対無茶するなよ?」
そう念を押すバルドにサルサムはさっきまでの勢いはどうしたんだよと肩を竦めた。
サルサム(イラスト:縁代まと)
全裸の男が脱衣所から間違って廊下に出てきた場面に遭遇したとして、百歩譲ってそれはいいとしよう。
しかしそれが伊織だなんて妄想すらしたことがない。
だというのに何の心の準備もしていないところに絶賛失恋チャレンジ中の相手が全裸で現れたらどうなるか。それはもちろん天変地異と大陸大移動が同時に起こったような大騒ぎである。
買い物中も肌色の記憶に思考を乱されて苦労したが、ヨルシャミに指摘されてから大分ましになっていた。
他でもないヨルシャミに伝わってはならない話だからだ。
伊織が黙っているのもきっとそのためだろう。とてつもなく軽く謝られたが、きっと伊織も混乱していたに違いない。そうリータは思う。
――真実は中身がニルヴァーレだったからであり、当人しか知らないため伊織には何も伝わっていないのだが。
これは自分が元通りになれば流せる問題だ。
リータはそう考えていた。
(でも……!)
なぜここにきて混浴なのか。
リータとしても嫌なシチュエーションではない。しかしなぜ、なぜこのタイミングなのか。そう思ってしまう。
あんなことがあったのと同日中に半裸以上の露出度の伊織と同じ湯に入るという試練である。
初めは普通にしていたがそろそろ限界だった。
伊織から自然に離れるべく半ば強引にサルサムを連れて洗い場に向かったが、余計に自然さから遠のいた気がうっすらとしている。
そこでリータはやっとハッとした。
「あっ……サルサムさんすみません、凄く今更ですけど迷惑だったんじゃ」
「あの勢いで引っ張ってきて本当に今更だな!? いや、まあ、何かあったんだろ。離れて少し落ち着くならいい」
「うう、ありがとうございます……」
それに、とサルサムは眉を下げて笑う。
「妹が小さかった頃に一度だけ髪を洗ってくれてな。あの時人に洗われるのはそう嫌なもんじゃないってわかったから」
「……? ならなんでバルドさんの時は嫌がって……?」
「バディ組んでた同僚に洗われるのは嫌だろ……!」
リータにも仕事仲間がいたことはあるが、ここまで嫌だとは思っていなかった。
しかしそれは文化と性別の差なのかもしれない。そう思ったところでサルサムが「それにいつも面倒見てたのはこっちなのに突然年上面してくるのがムカつくんだ」と小声で付け足したのを聞き、それだけじゃなさそうだなと思い直して笑う。
「じゃあ丁寧に洗いますね!」
「あー……ああ、無理はしないようにな」
そう頷くサルサムの背後でリータは石鹸を泡立てた。
――落ち着くならいい。
そう言ったサルサムはある問題に直面していた。
(……じ、自分が落ち着かない)
無理やり落ち着こうとすると真顔を通り越して虚無の顔になってしまう。
少し格好をつけたことを言ってみたものの、未知なるシチュエーションに対する戸惑いは相当のものだった。少し妹のように見ている応援対象に混浴で髪を洗ってもらっているとは一体どういうことなのか。
サルサムは女性の素肌だの何だのに心乱す可愛げはすでに持っていないが、細い指が地肌を撫でるたび脳内にクエスチョンマークが浮かんでしまう。それもいくつも。
しかし慣れればきっと大丈夫だろう、とサルサムは目を瞑る。
すると泡の流れるラインが変わって目の隙間にしみ込んだ。跳ねた肩を見てリータが慌てる。
「あっ、すみません、目に入っちゃいました?」
「少しだから大丈夫だ、泡を流す時にでも適当に洗って――」
「けど目によくないですよ、前の桶にお湯を少し移すんで使ってください」
リータはそう言ってサルサムの横から腕を伸ばし、やや前のめりになって桶から桶に湯を移した。
元は頭の泡を流すために用意しておいたものだ。足りない分は浴槽から汲み直す必要があるが、どの道それは必要な行動のため今少し減ったところで困らないだろう、とリータは思ったらしい。
移したのは自分でやった方が目を洗いやすいと感じたのだろうか。
(いやたしかに)
たしかにそうなのだが。
「……」
「どうしました?」
お湯を移す際に普通に背中にくっついてきたのはいいのか。本当にいいのか。
リータ的にはいいらしい。さすが大自然と共に暮らすフォレストエルフである。
しかし伊織への態度を見るに相手によるようだ。つまり自分はそういう反応をする対象ではない。それはいいとサルサムは思う。
しかし。
「……いや、いいのかこれ? 俺捕まったりしないか?」
「なんですか突然!?」
思わずそう声に出し、リータにぎょっとされたが――ぎょっとしたいのは自分だという言葉を、サルサムはなけなしの理性を総動員して飲み込んだのだった。
***
温泉で温まった後。
一同は部屋へと戻り、浴衣姿のまま今日仕入れた物品や情報について話をしていた。
髪を拭きながらヨルシャミは伊織たちから耳にした情報を反芻する。
「人間をも真似る個体、しかも成長中である可能性があるとは厄介であるな」
「真似られる数が増えてるかはわからないけど、もし母さんを模倣されたらヤバいよな……」
物理攻撃がなかなか通らない最強の筋肉など想像するだけで恐ろしい。しかし現実にそんなものを相手にする可能性があるのだ。
静夏は「手合わせしてみたいところだが」と前置きしつつ言った。
「不死鳥戦は如何にして相手に真似をさせる隙を与えないかが大切になってくると思う。そこで可能なら不意打ちを仕掛けてみたいと思っているのだが」
「しかし不意打ちを行なうには相手の力が未知数すぎるのではないか?」
そう問うヨルシャミに笑みを向けたのはバルドだった。
「そこで俺からも提案なんだけどさ、まずは俺とサルサムが先に出て一戦交えるっていうのはどうだ? なら今の不死鳥の性能がわかるだろ? リータやヨルシャミも隠れて支援してくれると助かる」
「にしたって危ないんじゃ」
「そもそも元から少数精鋭パーティーだぞ、危ないのはいつだって同じだ」
なら、とサルサムがバルドを見る。
「お前は聖女と奇襲班に入っとけ」
「えー! なんでだよ、俺は怪我くらい大丈……」
「そこだ、もし真似る力が強くなってて不老不死の特性まで真似られたらマズいどころじゃないだろ」
ここまで模倣できるかは怪しいところだが、静夏の筋肉の力を真似られることを危惧するならこちらもしておくべきだろう。
そう思い至り、バルドは渋々頷く。
結果、まずヨルシャミが攻撃のサポートに適した召喚獣を複数呼び出して頭数を増やし、それを伴ってサルサムが不死鳥と対峙。
その後リータが魔法弓術、ヨルシャミが遠隔の攻撃魔法で支援しつつ『今の不死鳥は何体真似られるのか』『人間も追加で真似られるのか』『盗賊のボスの姿はまだ使えるのか』をチェックしながら攻撃パターンを観察することになった。
サルサムを真似られれば手痛いどころではないが、他のメンバーよりはマシだというのがサルサム自身からの提言でもある。
そんなことないだろとバルドは言ったが、例えば一番非力と思われるリータが真似され魔法弓術を使われれば複数攻撃が可能な遠距離攻撃と高い命中精度を奪われることになる。
バルドの能力、静夏やミュゲイラの規格外の筋力、ヨルシャミや伊織の魔法や召喚魔法、それらを鑑みると自分が一番まし、ということらしい。
「絶対無茶するなよ?」
そう念を押すバルドにサルサムはさっきまでの勢いはどうしたんだよと肩を竦めた。
サルサム(イラスト:縁代まと)
0
お気に入りに追加
26
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
テンプレな異世界を楽しんでね♪~元おっさんの異世界生活~【加筆修正版】
永倉伊織
ファンタジー
神の力によって異世界に転生した長倉真八(39歳)、転生した世界は彼のよく知る「異世界小説」のような世界だった。
転生した彼の身体は20歳の若者になったが、精神は何故か39歳のおっさんのままだった。
こうして元おっさんとして第2の人生を歩む事になった彼は異世界小説でよくある展開、いわゆるテンプレな出来事に巻き込まれながらも、出逢いや別れ、時には仲間とゆる~い冒険の旅に出たり
授かった能力を使いつつも普通に生きていこうとする、おっさんの物語である。
◇ ◇ ◇
本作は主人公が異世界で「生活」していく事がメインのお話しなので、派手な出来事は起こりません。
序盤は1話あたりの文字数が少なめですが
全体的には1話2000文字前後でサクッと読める内容を目指してます。
女神から貰えるはずのチート能力をクラスメートに奪われ、原生林みたいなところに飛ばされたけどゲームキャラの能力が使えるので問題ありません
青山 有
ファンタジー
強引に言い寄る男から片思いの幼馴染を守ろうとした瞬間、教室に魔法陣が突如現れクラスごと異世界へ。
だが主人公と幼馴染、友人の三人は、女神から貰えるはずの希少スキルを他の生徒に奪われてしまう。さらに、一緒に召喚されたはずの生徒とは別の場所に弾かれてしまった。
女神から貰えるはずのチート能力は奪われ、弾かれた先は未開の原生林。
途方に暮れる主人公たち。
だが、たった一つの救いがあった。
三人は開発中のファンタジーRPGのキャラクターの能力を引き継いでいたのだ。
右も左も分からない異世界で途方に暮れる主人公たちが出会ったのは悩める大司教。
圧倒的な能力を持ちながら寄る辺なき主人公と、教会内部の勢力争いに勝利するためにも優秀な部下を必要としている大司教。
双方の利害が一致した。
※他サイトで投稿した作品を加筆修正して投稿しております
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる