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第六章
第187話 面倒な恋慕
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傍目から見てわかるほどヨルシャミはそわそわしていた。
ベルクエルフの耳は他のエルフ種とは違いそこまで良いわけではない。
個体差があるものの精々人間よりやや良い、もしくは耳の良い人間とトントンといったところだ。
そのため何を言っていたのかまでは聞き取れなかったが、リータに声をかけられた伊織が連れ立って部屋の外へと出ていったのである。
(それだけといえばそれだけなのだが)
理性で抑えきれないほど気になってしまうのは伊織と恋仲になって日が浅いからだろうか。
ヨルシャミは無意味に深呼吸をして天井を見る。
嫉妬というほどではない。ただそわそわする。そんな感情を仲間のリータに向けたくないというのが本心だ。しかし心がそれを裏切ってくるので、ヨルシャミは未成熟な感情を持て余していた。
(まあ……恐らく料理の失敗について慰めにでも行ったのだろう。リータもどちらかといえば元から作り手側、慣れた者が失敗した時の感情にも詳しいはずだ)
ヨルシャミも料理はできるが『食べれればそれでいい』という面が強いため伊織やリータなど『他人のための料理』に気を遣うタイプとは少し異なっている。
伊織は今は普通にしているものの、失敗にそれなりのショックを受けていたようだった。ヨルシャミもその件について後で慰めようと考えていたが、まずは同じ畑の者に声をかけられた方がいいかもしれない。ヨルシャミはそう結論付ける。
(うむ、そうだそうだ。ならば私は部屋でのんびりと体を温めて待っていればよい。吹雪が緩めばこの寒い中をまた移動するはめになるのだからな! ……)
ヨルシャミはドアに背を向け、ベッドに向かおうとして――足が動かず渋面を作った。
確認。
確認だけしに行ってもいいかもしれない。
もちろん盗み聞きはしないように。
それに、そう、なんとなく温かいココアも作りたくなってきた。
なら部屋の外に出なくては始まらない。
そんな言い訳を自分にしているのに気がつき、ヨルシャミは両耳を下げて溜息をついた。
(……恋慕とは何と面倒な感情なのだ……)
妙な挙動をした後、なぜかテンションの下がった様子で部屋の外に出ていったヨルシャミを見てサルサムが目を細める。
「面白いくらい変な動きしてたな」
「ヨルシャミにも悩みとかあるんじゃないか?」
靴のスパイクを付け直しながらバルドがそう返した。
これは通常の靴に装着するタイプのスパイクで、雪が目立ち始めた頃に買ったものだ。元から付いている靴が高かったのと、二足も持っているとただでさえ多い荷物が更に嵩張るためこちらにしたが、付け外しの作業は少々面倒だった。
サルサムはバルドの声を耳にしてそちらを見たが、話は広げず「そういうものか」と短く返す。
――バルドと合流してから違和感しか感じない。
記憶が断片的に戻ったからだろう、ということはサルサムもわかってはいるのだが、あれから身綺麗にしているのも相俟ってまるで別人のように感じることが多いのだ。
今もバルドの声を追って視線を上げた先にいるのがバルドなのか、それとも別人なのか脳が迷っている。
(時間の経過でマシになると思ったんだがな……)
あのどこか幼稚で世話のかかるバルドとバディとして数年間組んでいたせいだろうか、似た部分は残しつつも落ち着いてしまったバルドにどう接していいかサルサムは悩んでいた。
一方、ミュゲイラは特に気にすることなくスパイクの付け方をバルドに訊ねている。
「ベルトを引っ掛けて足首側のとドッキングさせるんだよ、つーか前回も俺が教えたよな……?」
「いやー、こういうあやとりみたいなのは苦手でさー」
「全然あやとり要素ないと思うぞ!」
ちゃんと覚える覚える、とミュゲイラは笑いながら自分のスパイクを留めたが、どう見てもズレた位置に固定しておりバルドは「わざとじゃないならむしろ天才だ!」と額を押さえた。
と、そこでサルサムの視線を感じたのか声をかける。
「どうした、サルサムも付け方わからなくなったのか?」
「いや……わかるから大丈夫だ。 相変わらずお前らは元気だなと思ってな」
「そうか?」
ただ元気は元気でも別人に見えるんだ。
そんなことを口にすることなどできない。
バルド本人は記憶がなかった頃のように過去の自分と今の自分の乖離を気にしていないようだが、もし自分の一言で悩みの種を植え付けてしまったらと思うとサルサムは口を開けなかった。
「……」
そして、自分があのバルドに対して気を遣っているということに気がついて眉根を寄せた。
今までのバルドに対してならここまで気は遣わない。
(他人に見えるのは俺が他人扱いしてるからかもしれないな……)
さてどうするか。
そう考えながら――サルサムは自分のスパイクを取ろうとしてウサウミウシをうにゅりと鷲掴んでしまい、久しぶりに素で叫んでバルドたちに大爆笑された。
***
パトレアは新しい両脚を何度も見下ろしては瞳をきらきらさせる。
それはさながらクリスマスプレゼントを貰った小さな子供のような顔だった。
馬の脚に似せた逆関節の脚だ。
ジェット噴射と魔法制御による高速移動を可能にしたその足は美しい光沢を放っている。
もちろん艶消しも可能だがパトレアが「この方が! この方が速そうなので!」という謎理論で艶有りを熱望したためこのままと相成った。
セトラスは出発直前まで調整するために様々な工具を手にしている。
普段は怠惰なセトラスだが、自分の手掛けたものにはそれなりに手間暇をかける性分なのがよく表れていた。
「見飽きず何度も感動できるのは一種の才能ですね……」
「速さを追い求める者としましては、新しい性能を秘めた両脚というのは万感胸に迫るものがあるのであります!」
「はしゃぐのはいいですが足元ばかり見て走らないように」
「はい!」
「遠足かこれは……?」
黒いバックパックを持って現れたヘルベールがそう感想を漏らしながら近づいた。
バックパックには遠征用の物資が入っている。
本来なら調査に出る本人が用意するものだが、今回はぎりぎりまで調整をしたいからというセトラスの申し出でヘルベールが纏めたのだ。
(まあ面倒だから極力サボりたいというのが本心だろうがな)
ヘルベールは僅かな復讐も兼ねてバックパックをセトラスに放り投げる。
それなりの重量があるそれをキャッチしたセトラスは盛大によろめいた。体幹は鍛えられているものの、恐らくこの場にいる誰よりも非力なのはセトラスだ。不意打ちには弱い。
「これから危ない任務に挑む同胞にもう少し優しくしようとは思わないんですか」
「そういうことはこちらに優しくしてから言うことだ」
「まったく……、ところでシェミリザは?」
「もうそろそろ来るはずだ、……ああ、噂をすれば」
ヘルベールが視線をやった先。
そこに続く廊下の向こうから一人の少女が姿を現す。
人間から見た年の頃は14か15ほど。
黒い髪、ハイライトのない緑の瞳、長く尖った耳、そして褐色の肌。その外見特徴はエルフノワールのものであり、例に漏れず少女もエルフノワールの出だった。
耳の上の位置で結った黒髪を縦ロールにしており、肌の露出の多い服を着ている。
特徴的な歯はぎざぎざと尖って見えた。
これから寒冷地帯に行こうという出で立ちではないが――彼女は首魁の側近、魔導師シェミリザだ。魔法でどうとでもなるのだろう。
「あら、ヘルベールはわざわざ見送りに来たの?」
「不可抗力で」
「丁度いいわ、これ雪山でなら凍るかしら。待機中は暇だしおやつにしようと思って」
シェミリザがバナナを一房取り出した。
バナナを、一房、取り出した。
ヘルベールは深刻な顔をしながら眼鏡を中指で押し上げ呟く。
「遠足か……これは……?」
ベルクエルフの耳は他のエルフ種とは違いそこまで良いわけではない。
個体差があるものの精々人間よりやや良い、もしくは耳の良い人間とトントンといったところだ。
そのため何を言っていたのかまでは聞き取れなかったが、リータに声をかけられた伊織が連れ立って部屋の外へと出ていったのである。
(それだけといえばそれだけなのだが)
理性で抑えきれないほど気になってしまうのは伊織と恋仲になって日が浅いからだろうか。
ヨルシャミは無意味に深呼吸をして天井を見る。
嫉妬というほどではない。ただそわそわする。そんな感情を仲間のリータに向けたくないというのが本心だ。しかし心がそれを裏切ってくるので、ヨルシャミは未成熟な感情を持て余していた。
(まあ……恐らく料理の失敗について慰めにでも行ったのだろう。リータもどちらかといえば元から作り手側、慣れた者が失敗した時の感情にも詳しいはずだ)
ヨルシャミも料理はできるが『食べれればそれでいい』という面が強いため伊織やリータなど『他人のための料理』に気を遣うタイプとは少し異なっている。
伊織は今は普通にしているものの、失敗にそれなりのショックを受けていたようだった。ヨルシャミもその件について後で慰めようと考えていたが、まずは同じ畑の者に声をかけられた方がいいかもしれない。ヨルシャミはそう結論付ける。
(うむ、そうだそうだ。ならば私は部屋でのんびりと体を温めて待っていればよい。吹雪が緩めばこの寒い中をまた移動するはめになるのだからな! ……)
ヨルシャミはドアに背を向け、ベッドに向かおうとして――足が動かず渋面を作った。
確認。
確認だけしに行ってもいいかもしれない。
もちろん盗み聞きはしないように。
それに、そう、なんとなく温かいココアも作りたくなってきた。
なら部屋の外に出なくては始まらない。
そんな言い訳を自分にしているのに気がつき、ヨルシャミは両耳を下げて溜息をついた。
(……恋慕とは何と面倒な感情なのだ……)
妙な挙動をした後、なぜかテンションの下がった様子で部屋の外に出ていったヨルシャミを見てサルサムが目を細める。
「面白いくらい変な動きしてたな」
「ヨルシャミにも悩みとかあるんじゃないか?」
靴のスパイクを付け直しながらバルドがそう返した。
これは通常の靴に装着するタイプのスパイクで、雪が目立ち始めた頃に買ったものだ。元から付いている靴が高かったのと、二足も持っているとただでさえ多い荷物が更に嵩張るためこちらにしたが、付け外しの作業は少々面倒だった。
サルサムはバルドの声を耳にしてそちらを見たが、話は広げず「そういうものか」と短く返す。
――バルドと合流してから違和感しか感じない。
記憶が断片的に戻ったからだろう、ということはサルサムもわかってはいるのだが、あれから身綺麗にしているのも相俟ってまるで別人のように感じることが多いのだ。
今もバルドの声を追って視線を上げた先にいるのがバルドなのか、それとも別人なのか脳が迷っている。
(時間の経過でマシになると思ったんだがな……)
あのどこか幼稚で世話のかかるバルドとバディとして数年間組んでいたせいだろうか、似た部分は残しつつも落ち着いてしまったバルドにどう接していいかサルサムは悩んでいた。
一方、ミュゲイラは特に気にすることなくスパイクの付け方をバルドに訊ねている。
「ベルトを引っ掛けて足首側のとドッキングさせるんだよ、つーか前回も俺が教えたよな……?」
「いやー、こういうあやとりみたいなのは苦手でさー」
「全然あやとり要素ないと思うぞ!」
ちゃんと覚える覚える、とミュゲイラは笑いながら自分のスパイクを留めたが、どう見てもズレた位置に固定しておりバルドは「わざとじゃないならむしろ天才だ!」と額を押さえた。
と、そこでサルサムの視線を感じたのか声をかける。
「どうした、サルサムも付け方わからなくなったのか?」
「いや……わかるから大丈夫だ。 相変わらずお前らは元気だなと思ってな」
「そうか?」
ただ元気は元気でも別人に見えるんだ。
そんなことを口にすることなどできない。
バルド本人は記憶がなかった頃のように過去の自分と今の自分の乖離を気にしていないようだが、もし自分の一言で悩みの種を植え付けてしまったらと思うとサルサムは口を開けなかった。
「……」
そして、自分があのバルドに対して気を遣っているということに気がついて眉根を寄せた。
今までのバルドに対してならここまで気は遣わない。
(他人に見えるのは俺が他人扱いしてるからかもしれないな……)
さてどうするか。
そう考えながら――サルサムは自分のスパイクを取ろうとしてウサウミウシをうにゅりと鷲掴んでしまい、久しぶりに素で叫んでバルドたちに大爆笑された。
***
パトレアは新しい両脚を何度も見下ろしては瞳をきらきらさせる。
それはさながらクリスマスプレゼントを貰った小さな子供のような顔だった。
馬の脚に似せた逆関節の脚だ。
ジェット噴射と魔法制御による高速移動を可能にしたその足は美しい光沢を放っている。
もちろん艶消しも可能だがパトレアが「この方が! この方が速そうなので!」という謎理論で艶有りを熱望したためこのままと相成った。
セトラスは出発直前まで調整するために様々な工具を手にしている。
普段は怠惰なセトラスだが、自分の手掛けたものにはそれなりに手間暇をかける性分なのがよく表れていた。
「見飽きず何度も感動できるのは一種の才能ですね……」
「速さを追い求める者としましては、新しい性能を秘めた両脚というのは万感胸に迫るものがあるのであります!」
「はしゃぐのはいいですが足元ばかり見て走らないように」
「はい!」
「遠足かこれは……?」
黒いバックパックを持って現れたヘルベールがそう感想を漏らしながら近づいた。
バックパックには遠征用の物資が入っている。
本来なら調査に出る本人が用意するものだが、今回はぎりぎりまで調整をしたいからというセトラスの申し出でヘルベールが纏めたのだ。
(まあ面倒だから極力サボりたいというのが本心だろうがな)
ヘルベールは僅かな復讐も兼ねてバックパックをセトラスに放り投げる。
それなりの重量があるそれをキャッチしたセトラスは盛大によろめいた。体幹は鍛えられているものの、恐らくこの場にいる誰よりも非力なのはセトラスだ。不意打ちには弱い。
「これから危ない任務に挑む同胞にもう少し優しくしようとは思わないんですか」
「そういうことはこちらに優しくしてから言うことだ」
「まったく……、ところでシェミリザは?」
「もうそろそろ来るはずだ、……ああ、噂をすれば」
ヘルベールが視線をやった先。
そこに続く廊下の向こうから一人の少女が姿を現す。
人間から見た年の頃は14か15ほど。
黒い髪、ハイライトのない緑の瞳、長く尖った耳、そして褐色の肌。その外見特徴はエルフノワールのものであり、例に漏れず少女もエルフノワールの出だった。
耳の上の位置で結った黒髪を縦ロールにしており、肌の露出の多い服を着ている。
特徴的な歯はぎざぎざと尖って見えた。
これから寒冷地帯に行こうという出で立ちではないが――彼女は首魁の側近、魔導師シェミリザだ。魔法でどうとでもなるのだろう。
「あら、ヘルベールはわざわざ見送りに来たの?」
「不可抗力で」
「丁度いいわ、これ雪山でなら凍るかしら。待機中は暇だしおやつにしようと思って」
シェミリザがバナナを一房取り出した。
バナナを、一房、取り出した。
ヘルベールは深刻な顔をしながら眼鏡を中指で押し上げ呟く。
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