29 / 272
第二章
第29話 ミュゲイラと静夏の場合 【★】
しおりを挟む
ミュゲイラは迷っていた。
ファッションには興味が薄く、持っているのは『筋肉を見せること』と『利便性』のみを優先した似たり寄ったりな服のみ。ついでにどれも露出が高い。
きちんと着替えたのにずっと同じものを着続けていると誤解したリータに「お姉ちゃん、ちゃんと定期的に着替えてよね!」などと注意されたことすらある。
しかし今回のお礼はいい機会だ。
ここはひとつファッションセンス強化の一環として洒落っ気のある服を選ぼう。そういうものを一着くらいは持っていたほうがいい、と思ったのだが――普通に質の良い品々ばかりのため、実用的なアイテムも気になって仕方ない。
というより自然と目は服よりそういったものばかりに向いてしまう。
「うーん……本能に従うべきか理性に従うべきか……」
「どうした、ミュゲ?」
「あびゃ!」
真上に影が落ちた。それを認識したと同時に静夏だとわかり、しかも声までかけられて奇声がまろび出る。
あれから好きなものを探し始めた一行は最初こそ全員で行動していたが、各々求めているものが違うとわかり、途中で個別に行動するようになっていた。
ミュゲイラは自分はひとりだと認識していたため余計に驚いた形になる。
静夏が「すまない、驚かせてしまったか」と謝ったのを聞いてミュゲイラはぶんぶんと首を横に振った。
「いやあ、ちょっと考え事してたもんで……!」
「考え事?」
「えーと、あ、あたし実用的な物が好きなんっすよね、あそこの伸縮性のあるサポーターとか素敵じゃないですか。……けど今までファッションに興味がなかったぶん、こういうとこで洒落た服を一枚は貰っといたほうがいいのかな~とか悩んじゃって……」
なるほど、と静夏は己の顎を撫でる。
「ファッション、と一口に言っても色々ある。それは服だけに限らないと思うぞ」
「服だけに限らない……んですか」
「うむ、身に着ける装飾品や持ち歩く小物などに洒落たものを加えておくというのもファッションのひとつだ。……これは持論だが、オシャレというものは見栄のためより自分が楽しむためにしたほうが楽しい。ミュゲイラはどんなものが好きなんだ?」
他人の基準から見た洒落たものではなく、自分の好きなものを問われてミュゲイラは口籠った。
動きを阻害せず便利ならそれでいい。
シンプルだがその条件を満たしていれば「いいじゃん!」と心躍る。
これを『楽しい』と呼ぶなら無理にマネキンの着ているような服を選ぶ必要もないが――いいのだろうか。
「……」
不意にミュゲイラは静夏に森で言われたことを思い出した。
体を鍛えることがミュゲイラに合っていた。
それを伸ばすことは悪いことではない。
エルフだからといって魔法や弓矢しか使ってはならないというのは違う、と。
今回もそうなのではないだろうか。
こだわりと利便性優先でもいいし、無理に流行を追わなくてはならないということもない。リータに勘違いされるのもきちんと言葉で誤解を解けばいい。
ミュゲイラはゆっくりと自分の好きなものを口にした。
静夏はその『ミュゲイラの好きなもの』を笑うことなく頷いてみせる。
「ならば、それを大切にしてもう一度探してみよう。もちろん無理に服にしなくてもいい。ミュゲが本心から気に入ったものにしよう」
「は、はい!」
元気よく返事をし、ミュゲイラはちらりと静夏を見上げた。
「マッシヴの姉御はもう何にするか決めたんっすか?」
「私か? 私はこれだ、シルクを用いたサイフらしい」
静夏が取り出したのは真っ白な色をした少し大きめの長財布で、上品な見た目だったが容量が多く作られており厚みがあった。簡単に言うとでかい。
「旅の資金として今まで貯めたものを持ち歩いているが、……」
ここで静夏は内緒話をするようにそうっとミュゲイラの耳元へ顔を寄せる。
「……この世界の仕様上、資金はずっと自分で持ち歩かねばならないだろう?」
「姉御が生きてたニホンってとこだと違うんっすか」
「場所にもよるが、大体好きな場所で引き出すことができたな」
「引き出す……」
棚にでも入っているのだろうか。
不思議に思いつつもミュゲイラはサイフをもう一度見る。
「たしかにそいつなら沢山入るんで良いっすね!」
「だろう? それに旅費とはパーティーにとって大切なものだ。だから入れ物も良いものにしたいと思ってな」
少し贅沢だが、と静夏ははにかむ。
利便性がありしかも洒落れている。そして静夏本人も気に入っているし、意図にも合っている。理想的だ。
ミュゲイラは「よーし!」と両腕に力を込めた。
「もう一度しっかり見てみます! ……その、マッシヴの姉御にも来てもらっていいっすかね?」
「私に?」
「ちゃんとあたしの好きなもんを選びますけど、それはそれ、やっぱ誰かと一緒に見たほうが楽しいじゃないですか」
ミュゲイラが素直にそう言うと、静夏は肩を揺らして笑った。
「ああ、ではご一緒しよう」
***
ミュゲイラたちと合流したリータは姉の手元を見て目を瞬かせた。
「お姉ちゃんはそれにしたの?」
「ああ、似合うだろ!」
そうミュゲイラはぐっと拳を握ってみせる。
手を包んでいるのはパッと見はワインレッドのレザーグローブで、どうやら拳の部分にプロテクターが埋め込まれたタイプのようだった。とても丈夫そうだ。
ミュゲイラは革製品も布に入るのだろうか、と少し気になったが、店の人間に訊いたところその辺りの判断は大らかなのだそうだ。
「まあ結局こいつなら大丈夫だったんだけどな。耐火魔法を編み込んだ布が裏地として使われてるらしいんだ」
「それって物凄く高価だったんじゃ……掘り出し物ね、お姉ちゃん!」
「お前わりと現金だよな!」
伊織は静夏が真っ白なサイフを手にしているのに気がついて「おお、綺麗じゃんか」と近寄る。
「そうだろう、職人のなせる技だ。伊織は何にしたんだ?」
「僕は……カバンが欲しかったんだけどまだしっくりするものが見つからなくて。もうちょっと探してみるよ、まだ行ってないカバン屋もあるらしいし」
自分って結構カバンに対してこだわりがあったんだなぁ、と新たな発見をしつつ伊織は言った。
そして軽く周囲を見回す。
「そういやヨルシャミは?」
「まだ合流していないな。近辺に居るとは思うが……」
さすがにこれだけ賑わう街中でナレッジメカニクスが手を出してくるとは考えにくいが、万一ということがある。
伊織は大通りの方に足を向けながら静夏たちに手を振った。
「カバンを見るついでに向こうのほうも探してみるよ!」
「わかった、私たちはまだこの辺にいるから見つかったら教えてくれ」
人通りは多いが静夏の姿は目立つため遠目でもわかるだろう。
伊織は頷くと、次なる店を目指しながらヨルシャミを探して歩き始めた。
リータとミュゲイラ(イラスト:縁代まと)
ファッションには興味が薄く、持っているのは『筋肉を見せること』と『利便性』のみを優先した似たり寄ったりな服のみ。ついでにどれも露出が高い。
きちんと着替えたのにずっと同じものを着続けていると誤解したリータに「お姉ちゃん、ちゃんと定期的に着替えてよね!」などと注意されたことすらある。
しかし今回のお礼はいい機会だ。
ここはひとつファッションセンス強化の一環として洒落っ気のある服を選ぼう。そういうものを一着くらいは持っていたほうがいい、と思ったのだが――普通に質の良い品々ばかりのため、実用的なアイテムも気になって仕方ない。
というより自然と目は服よりそういったものばかりに向いてしまう。
「うーん……本能に従うべきか理性に従うべきか……」
「どうした、ミュゲ?」
「あびゃ!」
真上に影が落ちた。それを認識したと同時に静夏だとわかり、しかも声までかけられて奇声がまろび出る。
あれから好きなものを探し始めた一行は最初こそ全員で行動していたが、各々求めているものが違うとわかり、途中で個別に行動するようになっていた。
ミュゲイラは自分はひとりだと認識していたため余計に驚いた形になる。
静夏が「すまない、驚かせてしまったか」と謝ったのを聞いてミュゲイラはぶんぶんと首を横に振った。
「いやあ、ちょっと考え事してたもんで……!」
「考え事?」
「えーと、あ、あたし実用的な物が好きなんっすよね、あそこの伸縮性のあるサポーターとか素敵じゃないですか。……けど今までファッションに興味がなかったぶん、こういうとこで洒落た服を一枚は貰っといたほうがいいのかな~とか悩んじゃって……」
なるほど、と静夏は己の顎を撫でる。
「ファッション、と一口に言っても色々ある。それは服だけに限らないと思うぞ」
「服だけに限らない……んですか」
「うむ、身に着ける装飾品や持ち歩く小物などに洒落たものを加えておくというのもファッションのひとつだ。……これは持論だが、オシャレというものは見栄のためより自分が楽しむためにしたほうが楽しい。ミュゲイラはどんなものが好きなんだ?」
他人の基準から見た洒落たものではなく、自分の好きなものを問われてミュゲイラは口籠った。
動きを阻害せず便利ならそれでいい。
シンプルだがその条件を満たしていれば「いいじゃん!」と心躍る。
これを『楽しい』と呼ぶなら無理にマネキンの着ているような服を選ぶ必要もないが――いいのだろうか。
「……」
不意にミュゲイラは静夏に森で言われたことを思い出した。
体を鍛えることがミュゲイラに合っていた。
それを伸ばすことは悪いことではない。
エルフだからといって魔法や弓矢しか使ってはならないというのは違う、と。
今回もそうなのではないだろうか。
こだわりと利便性優先でもいいし、無理に流行を追わなくてはならないということもない。リータに勘違いされるのもきちんと言葉で誤解を解けばいい。
ミュゲイラはゆっくりと自分の好きなものを口にした。
静夏はその『ミュゲイラの好きなもの』を笑うことなく頷いてみせる。
「ならば、それを大切にしてもう一度探してみよう。もちろん無理に服にしなくてもいい。ミュゲが本心から気に入ったものにしよう」
「は、はい!」
元気よく返事をし、ミュゲイラはちらりと静夏を見上げた。
「マッシヴの姉御はもう何にするか決めたんっすか?」
「私か? 私はこれだ、シルクを用いたサイフらしい」
静夏が取り出したのは真っ白な色をした少し大きめの長財布で、上品な見た目だったが容量が多く作られており厚みがあった。簡単に言うとでかい。
「旅の資金として今まで貯めたものを持ち歩いているが、……」
ここで静夏は内緒話をするようにそうっとミュゲイラの耳元へ顔を寄せる。
「……この世界の仕様上、資金はずっと自分で持ち歩かねばならないだろう?」
「姉御が生きてたニホンってとこだと違うんっすか」
「場所にもよるが、大体好きな場所で引き出すことができたな」
「引き出す……」
棚にでも入っているのだろうか。
不思議に思いつつもミュゲイラはサイフをもう一度見る。
「たしかにそいつなら沢山入るんで良いっすね!」
「だろう? それに旅費とはパーティーにとって大切なものだ。だから入れ物も良いものにしたいと思ってな」
少し贅沢だが、と静夏ははにかむ。
利便性がありしかも洒落れている。そして静夏本人も気に入っているし、意図にも合っている。理想的だ。
ミュゲイラは「よーし!」と両腕に力を込めた。
「もう一度しっかり見てみます! ……その、マッシヴの姉御にも来てもらっていいっすかね?」
「私に?」
「ちゃんとあたしの好きなもんを選びますけど、それはそれ、やっぱ誰かと一緒に見たほうが楽しいじゃないですか」
ミュゲイラが素直にそう言うと、静夏は肩を揺らして笑った。
「ああ、ではご一緒しよう」
***
ミュゲイラたちと合流したリータは姉の手元を見て目を瞬かせた。
「お姉ちゃんはそれにしたの?」
「ああ、似合うだろ!」
そうミュゲイラはぐっと拳を握ってみせる。
手を包んでいるのはパッと見はワインレッドのレザーグローブで、どうやら拳の部分にプロテクターが埋め込まれたタイプのようだった。とても丈夫そうだ。
ミュゲイラは革製品も布に入るのだろうか、と少し気になったが、店の人間に訊いたところその辺りの判断は大らかなのだそうだ。
「まあ結局こいつなら大丈夫だったんだけどな。耐火魔法を編み込んだ布が裏地として使われてるらしいんだ」
「それって物凄く高価だったんじゃ……掘り出し物ね、お姉ちゃん!」
「お前わりと現金だよな!」
伊織は静夏が真っ白なサイフを手にしているのに気がついて「おお、綺麗じゃんか」と近寄る。
「そうだろう、職人のなせる技だ。伊織は何にしたんだ?」
「僕は……カバンが欲しかったんだけどまだしっくりするものが見つからなくて。もうちょっと探してみるよ、まだ行ってないカバン屋もあるらしいし」
自分って結構カバンに対してこだわりがあったんだなぁ、と新たな発見をしつつ伊織は言った。
そして軽く周囲を見回す。
「そういやヨルシャミは?」
「まだ合流していないな。近辺に居るとは思うが……」
さすがにこれだけ賑わう街中でナレッジメカニクスが手を出してくるとは考えにくいが、万一ということがある。
伊織は大通りの方に足を向けながら静夏たちに手を振った。
「カバンを見るついでに向こうのほうも探してみるよ!」
「わかった、私たちはまだこの辺にいるから見つかったら教えてくれ」
人通りは多いが静夏の姿は目立つため遠目でもわかるだろう。
伊織は頷くと、次なる店を目指しながらヨルシャミを探して歩き始めた。
リータとミュゲイラ(イラスト:縁代まと)
0
お気に入りに追加
26
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
テンプレな異世界を楽しんでね♪~元おっさんの異世界生活~【加筆修正版】
永倉伊織
ファンタジー
神の力によって異世界に転生した長倉真八(39歳)、転生した世界は彼のよく知る「異世界小説」のような世界だった。
転生した彼の身体は20歳の若者になったが、精神は何故か39歳のおっさんのままだった。
こうして元おっさんとして第2の人生を歩む事になった彼は異世界小説でよくある展開、いわゆるテンプレな出来事に巻き込まれながらも、出逢いや別れ、時には仲間とゆる~い冒険の旅に出たり
授かった能力を使いつつも普通に生きていこうとする、おっさんの物語である。
◇ ◇ ◇
本作は主人公が異世界で「生活」していく事がメインのお話しなので、派手な出来事は起こりません。
序盤は1話あたりの文字数が少なめですが
全体的には1話2000文字前後でサクッと読める内容を目指してます。
女神から貰えるはずのチート能力をクラスメートに奪われ、原生林みたいなところに飛ばされたけどゲームキャラの能力が使えるので問題ありません
青山 有
ファンタジー
強引に言い寄る男から片思いの幼馴染を守ろうとした瞬間、教室に魔法陣が突如現れクラスごと異世界へ。
だが主人公と幼馴染、友人の三人は、女神から貰えるはずの希少スキルを他の生徒に奪われてしまう。さらに、一緒に召喚されたはずの生徒とは別の場所に弾かれてしまった。
女神から貰えるはずのチート能力は奪われ、弾かれた先は未開の原生林。
途方に暮れる主人公たち。
だが、たった一つの救いがあった。
三人は開発中のファンタジーRPGのキャラクターの能力を引き継いでいたのだ。
右も左も分からない異世界で途方に暮れる主人公たちが出会ったのは悩める大司教。
圧倒的な能力を持ちながら寄る辺なき主人公と、教会内部の勢力争いに勝利するためにも優秀な部下を必要としている大司教。
双方の利害が一致した。
※他サイトで投稿した作品を加筆修正して投稿しております
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる