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4 自分なりの物語をつくるということ
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読まれる小説には型があると思うし、文学的に優れた小説にも何らかの共通要素があると思います。ただ、そういう他者からの評価を気にせず、自分が書きたいから書くというのであれば、知識の有無など関係なしに、大いに自分の感性で書くべきだと思います。「基本が出来てから個性を」という考え方を否定するわけではないのですが、私は小説の書き方には、万人に共通する正解というものはないと思っています。
たとえ、拙い文章であっても、作者が何を伝えたいのかということがしっかり伝わってくるような小説には、敬意を払いたいと思います。作品をというのは作者にとって子供みたいなものだと思います。自分の作ったものに思い入れがあるのは当然です。胸を張って威張れるような作品ではないと思っていたとしても、世界に一つだけのオリジナルな作品であるのは間違いないわけですから、それ相応の価値が全ての作品にあると思います。だから、それぞれの物語をそれぞれの書き方でどんどん書いていって欲しいと思います。
前回、書き始めることとプロットの大切さについて書きましたが、作品の内容によっては「シーン」から浮かんで頭の中で絵がどんどん動いて最後まで完結してしまうことが、私の場合、たまにあります。それは他の作業をしているときのことが多く、メモも出来ないような環境ですので、書く段になってそれをそのまま再現するのは難しいです。そんなとき、脳内ビデオとかあればいいのになあ、とか本気で思います。誰か発明してくれないでしょうか。
「キャラを作ったらあとは勝手に物語が動き出す」というのもよく聞く話ですが、物語によっては実際そういう感覚はあります。さっき述べたシーンからどんどん絵が動く、というのもそういうことです。プロットなんかなくても、これからどうしよう、なんて考えなくても、本当にキャラの気持ちになりきると物語は勝手に動いていくのです。まるでドラマやアニメを見ているみたいに。もう憑依かゾーン状態ですね。
それをあとで文章に落とすと、なんだか陳腐なものになったりしてしまいますが、それもご愛嬌。形には残せなかったとしても、描いたことは将来の執筆の中で必ず生かされると思います。その作品に執着せずに、長い目で見れば、そういう無駄とも思える経験も悪くはないと思うのです。
なお、やっぱりサッとメモ出来るものを常に携帯しておくのは大切だなあと思います。それはスマホでもいいですし。見るもの、聞くものすべてが執筆の糧となるというのは、執筆しない人に比べればとても充実した人生になるように思います。
たとえ、拙い文章であっても、作者が何を伝えたいのかということがしっかり伝わってくるような小説には、敬意を払いたいと思います。作品をというのは作者にとって子供みたいなものだと思います。自分の作ったものに思い入れがあるのは当然です。胸を張って威張れるような作品ではないと思っていたとしても、世界に一つだけのオリジナルな作品であるのは間違いないわけですから、それ相応の価値が全ての作品にあると思います。だから、それぞれの物語をそれぞれの書き方でどんどん書いていって欲しいと思います。
前回、書き始めることとプロットの大切さについて書きましたが、作品の内容によっては「シーン」から浮かんで頭の中で絵がどんどん動いて最後まで完結してしまうことが、私の場合、たまにあります。それは他の作業をしているときのことが多く、メモも出来ないような環境ですので、書く段になってそれをそのまま再現するのは難しいです。そんなとき、脳内ビデオとかあればいいのになあ、とか本気で思います。誰か発明してくれないでしょうか。
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