小説のアイディア出しの方法、伝授します！

擬人法など

【擬人法】

擬人法は動物や物を人に例えて書くという手法です。
小学生の作文などでも「鉛筆になったつもりで書いてみよう」などと課題を出されたりするぐらいで、初心者には最も想像力を働かせられる優しい手法だと思います。

ですが、書きやすいだけあって、ともすると陳腐な作品になりがちです。
この手法をとるならば、コメディならどれだけ奇想天外に書けるか、あるいは秀逸なオチが用意できるか、が問われると思います。

純文学なら、どれだけ対象の動物や物の気持ちに深く入れるかがポイントになると思います。

この手法で書かれて、成功しているものは逆にとても優れた作品であると言えるのではないでしょうか。

【  叙述トリック 】

私は根はミステリの愛読者なので、叙述トリックにはとても関心があります。この言葉を知らない人のために説明しますと、これはミステリにおいて、作品内の舞台の登場人物が犯罪の仕掛けを見破るような直接的なトリックと違って、作者が読者に仕掛けた文章上のトリックのことを指します。

ミステリ以外でも使われることがあり、特にショートショートは相性が良いとおもいます。

叙述トリックのネタはすぐ尽きそうですが
、意外とたくさんあり、現在もまだまだたくさんの作品に使われています。

私も好きて、自分の作品にも取り入れているものがいくつかあるのですが、読者を騙すわけなので、なかなか難しいです。伏線を張りすぎてもだめ、アンフェア過ぎるのもだめ、と制約のある中で長編を書くのは大変です。

性別、年齢、立場を誤認させるトリックが多いです。他には場所の誤認、時間の誤認、あるいは設定そのものの誤認（現実ではなく、コンピュータゲームの話だったなど）

夢オチも広義にはこれに含まれるでしよう。見事に決まれば快感ですが、伏線を張るかどうかも含めて、程度が難しい。物語としては、途中でネタがバレてしまっても尚かつ面白いというものを目指すべきと考えます。