小説のアイディア出しの方法、伝授します！

アイディア出しの手法いろいろ

この後は、アイディア出しの参考になる手法について述べたいと思います。

【 駄洒落、クイズ、諺  など】

うまいオチがあまり浮かんでこないときは、ダジャレでオチをつける方法もあります。

そればっかりだと呆れられるかも知れませんが、たまには良いと思います。これも立派なオチですよね。

有名なところでは「汚職事件」と「お食事券」なんてのがありますが、それこそ日本語なら無数につくれるんじゃないでしょうか。

言い間違い、聞き間違いで勘違いするのを面白可笑しく表現するのは、よく使われる手法です。

ダジャレなので、一言のギャグで済んでしまうといえばそうなんですが、物語にすることでより活かしていくことも考えてみてはいかがでしょうか。

一例を挙げると、病院の待合室で老人たちが世間話をしているのを耳にする。時折「エーゲ海」という言葉が聞こえてきて、なかなかエレガントな会話してるなあと勝手に感心していたら、実は「ええ外科医」のことだった。みたいなオチを膨らませて物語にするなんてのは、出来そうじゃありませんか？

また、コメディだとひらめき系のクイズはネタの宝庫だと思います。出来ればオリジナルのクイズならベストです。
例えば「1Mの長さのロープで繋がれたライオンは周りの草をどれだけ食べられるか」みたいなクイズです。こういうのを考えて、それで強引に物語を作っちゃいましょう。
私の作品で言えば「世界一長い川は？」みたいな感じです。

知識系のクイズの知識をオチに使って物語を作るのも有効な手法ですね。例えば「令和元年である今年は天皇誕生日のお休みがない」という知識を利用して、その日にプレゼントを貰えると期待させとくような話とかね。

また、題材としてはことわざや故事成語、慣用句などを元にお話を作るのもいいのではないでしょうか。

これは著作権とか気にする必要もないし、広く応用が効くので、一番創作しやすい方法の一つであると思います。

「石の上に三年いたらどうなるのか？」
「花より団子なのが、食いしん坊という理由以外だったら」

とかいろんな想像を膨らませられますよね。


【  組み合わせ  】

ショートショートの創作方法で最も有名なものは「異質なものの組み合わせ」ですね。

一見、関係ないものを組み合わせて、あり得ない設定を強引に作る。あとはそこからイメージ出来る物語を紡ぐだけです。
これに関しては、ネットで調べると色々解説されているので、ここでは詳しく触れません。

私はこの「異質な物の組み合わせ」という発想法は今のところ採用していません。

今後、ネタが尽きてきたら、使うかも知れませんが、今のところは、単独のお題から発想を広げて考えるのが、自分にとってはベストの方法です。結果的に異質なものの組み合わせになっている場合もおりますが。