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■第一章 七王国の王
神のお告げ
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神のお告げ
そいつはある日突然現れた。
「はいはい~
こんにちは、皆
余はヴォイド
この世界の神の一柱だよ」
左半身は男、右半身は女で頭には角が生えたいびつな存在。
背中には悪魔と天使の羽をもつ、神を自称する胡散臭い奴。
「よろしく~」
そいつの言葉に顔をしかめながらも、周りには他にも人がいることに気づく。
混乱している皆をよそにヴォイドと名乗った神(?)はつらつらと話を続ける。
「君ら六人には
異世界で競い合いながら
自分の国を発展させてもらう
期限は十年。
その間は死んでもちょっと待てば違うところで生き返るし無敵だ
老いたり、病気になることもない。
でも、十年たった後は普通に死ぬし争ってもらうよう仕向けるから気を付けてね
あと、最後の一人になるまで続くから~」
周りのやつらは全員首を傾げている。
何だこいつって顔だ。
それは自分も例外ではなかった。
ヴォイドを名乗る変人ははそんな皆の気持ちを汲み取ったのか、とっていないのか、わからないが
そのまま、ぺちゃくちゃと喋る。
「君らが行くのは魔法世界っていう不思議な世界だ
精霊とか動物がいっぱいいる世界」
「推奨行為は国を作って、それをより強いものにしていくことだけど
この世界で魔法の研究をして文明を発展させるのもよし
武力で蹂躙するもよし
独りで淡々と生きるもよしだ
余の知識の一部と、君たち転生先の体の記憶を脳に読み込ませるから
そこんところは心配しないでね~」
「それじゃあ、あとは頑張って!」
突き落とすような、鋭い一声で
皆、意識を失った。
そいつはある日突然現れた。
「はいはい~
こんにちは、皆
余はヴォイド
この世界の神の一柱だよ」
左半身は男、右半身は女で頭には角が生えたいびつな存在。
背中には悪魔と天使の羽をもつ、神を自称する胡散臭い奴。
「よろしく~」
そいつの言葉に顔をしかめながらも、周りには他にも人がいることに気づく。
混乱している皆をよそにヴォイドと名乗った神(?)はつらつらと話を続ける。
「君ら六人には
異世界で競い合いながら
自分の国を発展させてもらう
期限は十年。
その間は死んでもちょっと待てば違うところで生き返るし無敵だ
老いたり、病気になることもない。
でも、十年たった後は普通に死ぬし争ってもらうよう仕向けるから気を付けてね
あと、最後の一人になるまで続くから~」
周りのやつらは全員首を傾げている。
何だこいつって顔だ。
それは自分も例外ではなかった。
ヴォイドを名乗る変人ははそんな皆の気持ちを汲み取ったのか、とっていないのか、わからないが
そのまま、ぺちゃくちゃと喋る。
「君らが行くのは魔法世界っていう不思議な世界だ
精霊とか動物がいっぱいいる世界」
「推奨行為は国を作って、それをより強いものにしていくことだけど
この世界で魔法の研究をして文明を発展させるのもよし
武力で蹂躙するもよし
独りで淡々と生きるもよしだ
余の知識の一部と、君たち転生先の体の記憶を脳に読み込ませるから
そこんところは心配しないでね~」
「それじゃあ、あとは頑張って!」
突き落とすような、鋭い一声で
皆、意識を失った。
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