グリフォンとちいさなトモダチ

グリフォンとおおきなリンゴ

その４

　キャンプの場所に戻ると、アルブレヒトが火ひを起おこしていました。
　火ひは、ぼうぼうと燃もえています。

「ワッシーおかえり！」
「ただいま、アル！　レンはまだ帰かえってきていないの？」
「帰かえってきてるよ！」

　レンは、魚さかなに木きの枝えだをさしていました。

「こうやって焼やいて、食たべよう！」
「おいしそう！」
「ワッシーはくだもの、何なにがあった？」

　アルブレヒトがいいました。
　ワッシーは得意とくいげにおおきなリンゴを２コだしました。

「わあ、おおきい！」
「おいしそう！　でも、２コしかないの？」

　レンが心配しんぱいそうにききました。

「僕ぼく、リンゴ３コ持もてないから、もう１コ食たべてきちゃった！」

　ワッシーは笑わらいました。
　くいしんぼうのワッシーに、アルブレヒトとレンも笑わらいました。

「ありがとう、ワッシー！　いただきます！」

　レンは嬉うれしそうにリンゴにかじりつきました。

「レンは、リンゴが好すきなの？」
「くだものは、みんなすき！」

　レンは笑顔えがおで答こたえました。
　レンのとってきた魚さかなはおおきく、塩しおをふって食たべました。

　ぱちぱちぱち。たきびが歌うたを歌うたいます。
　レンも歌うたを歌うたいました。綺麗きれいな歌声うたごえでした。


　星ほしがいっぱいひろがる、素敵すてきな夜よるでした！


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　ワッシー、リンゴたべちゃったね！

　みんなは　どうやって　はこんだかな？

　つづきは　しばらくまってね！