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第三輪「とある、一つの約束と」
③-4 ファーストフラッシュ④
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マリアとティニアも、アルベルトの寝床作りに手を貸そうとしたものの、丁重にその申し出を断った。すると、驚くべきことにティニアは二人に突然「それじゃあ寝る」と言って自室へ入っていった。随分とあっさりしている。先ほどまでとは一変してしまったのだ。
「なんかまずいことでもしたかな」
アルベルトは本当に不安そうにそれ以上の言葉を発しなかった。マリアも特にティニアに対し体調が悪いようにも、停止したようにもみえなかった。言動も、特におかしなところはなかったのだ。それに。
「うーん。時々ね、考えたいことが出来ると、部屋にこもることがあるのよ」
「一人になりたいときがあるのか」
「なんだろう、月命日かもしれないし」
「つきめいにち?」
アルベルトは聞き覚えが無いようすで、家具を運びながらマリアに問いかけてきた。マリアも借りたばかりの花屋基礎集を眺めたかったため、一緒に飲むコーヒーを淹れに台所へ移動すると、アルベルトへ話し出した。
「コーヒー淹れながら話すわ。あんたも飲む?」
「そうだな、一杯頂こう」
「わかったわ。……それで、月命日なんだけど、仏教っていう宗教ではあるそうなの。毎月の同じ日に、故人へ祈りを捧げるそうよ」
「あいつ、カトリックかプロテスタントじゃないのか」
「ティニアは神を信じていないのよ」
何気なく発した言葉だが、アルベルトには衝撃だったようで、家具を運ぶ手を止めてしまった。だがすぐに納得した様子で再び家具を持ち上げた。
「長椅子、向き変えるんでしょう。そっち持つわよ」
「悪いな」
「まあ、お湯も沸かないしね」
「なあ」
結局手伝うマリアだったが、少し考える時間が欲しかったのだ。恐らく、彼の問いは想像できる。自分だけでなく、多くのものが問いかけた言葉だ。
「なに」
「いや、なんでもない」
マリアは構わずに台所へ移動すると、コーヒー豆をミルで挽き始めた。ミルを挽く音と、香ばしい香りが部屋に立ち込める。アルベルトをチラ見したところ、家具を出し終えたのか、テーブルに置いたままだった本を手に取った。
「それもヘッセなの?」
「ヘッセだな。実を言うと、あの時届けてくれって言われたのは三冊だったんだ」
「え。二冊しかなかったけど」
「あーうん。うっかりな」
「へえ」
外は薄暗く、時折警戒の光が町を照らすだけだ。室内は、マリアが豆を挽く音と、香ばしい香りだけが響く。
「ティニアは飲まないのか?」
「んー、ティニアは飲まないかな。もう寝ちゃってるし。こういう時は声もかけないわ」
「そうか」
引いた豆をセットし、お湯を少しずつ注ぎ、ゆっくりとお湯が挽くのを見つめていると、アルベルトが本を閉じ音を響かせた。
「なあ」
「だから、なに?」
マリアは追加のお湯を少量ずつ加えていった。
「悪かった。騙すような真似をした」
「…………え?」
マリアはお湯を注ぐのを忘れ、アルベルトを見つめてしまった。目が合い、慌てて目を逸らすとポットをもう一度コンロに掛け直した。
自然と男に背を向けるが、言葉が上手く出てこない。
「騙すって何? てっきり、神を信じないなんて罰当たりだとか、そういうものなんじゃないのかとか、アドニス神父の手助けしたり孤児院にいたりするのに、修道女じゃないのか~とか」
「いや、ティニアはそういう感じだったし。ヘッセが好きなら、神は死んだといったニーチェの概念に共鳴したんじゃないか」
「ニーチェってなに」
「いや……。哲学者だよ。そうじゃなくて、騙して悪かったって」
「騙そうとしたの?」
「それは…………」
マリアは厚手のティニアお手製、くまちゃんの刺繍の入ったミトンを手にはめると、再びお湯を加えた。香ばしい香りが、部屋に更に充満していく。
「むしろ、辛い事を話したくもない相手に喋らせたわ」
「そんなことは」
「そう? 話したかったのはティニアで、私ではなかったでしょ」
「ごめん」
「別に怒ってないわよ。……あなた、言葉を素直に話せないのね」
「え」
マリアはコーヒーを注ぐと、アルベルトの分を先にテーブルへ運んだ。カップを置く瞬間に、一度だけアルベルトを見つめる。アルベルトはマリアを見つめたままであり、再び視線が交錯したが、マリアは視線を外そうとは思わなかった。
「素直に出来ないけど、でも、偽っているのも辛かったのでしょう。あんな丁寧な紳士演じちゃって」
「参ったな」
「話し方は別として、あなたのことはある程度は信用できると思ってるわ」
マリアは自身のカップに残りのコーヒーを注いだ。一杯目のコーヒーより、マリアは二杯目が好きなのだ。一杯目は酸味があり、二杯目は香りが心なしかマイルドになったように感じるのだ。
「私たちは、ティニアが居なきゃダメなんだと思う」
「…………」
それでも、コーヒーはどこか酸味が強く、あまり美味しいとは感じられなかった。淹れ方も普段よりしっかり淹れられていない。
「なんだろう。直感かな。そこが似てるんだと思う。私も同じなのよ。あの子がいなきゃ、自分が崩れていくの。依存はしてると思う。」
マリアは窓についた水滴を眺めた。窓越しに男を見つめるが、アルベルトはコーヒーの香りをかぐとそのまま一口を口に含んだ。
「コーヒー淹れるの上手いんだな」
「そうかな。今日は失敗したほうかも」
「なあ。……ティニアも、一人じゃ立っていられないだろ。あいつはあれで、マリアに頼っている所は多いと思うぞ」
「…………そうなのかな。私なんかに、傾きもしないけれど」
「傾いたら、共倒れするからだろう」
水滴は滴り落ちることなく、大きな雫となっていった。マリアはその雫を指で潰すと、その周りから指へ、窓枠へと水が滴り落ちていった。
「そうかもしれない」
「それでも、ティニアはお前を頼ってるよ。一人じゃ不安なのは、お前だけじゃない」
「でも、自然体で接することが出来るの、多分アルベルトだけだわ。ティニアが倒れそうなとき、ティニアはどうするんだろうって、ずっと思ってたの。アルベルトなら、支えられるのかもしれない」
アルベルトはコーヒーを口に含みながら、ヘッセの詩集を捲っていった。仕草であり、読んでいるわけではなさそうだ。目が文字を追っていない。マリアは思いつめないように、言葉も選ぶことは無く、思いついた言葉をそのまま口にしていった。
「私ね、ずっと彼女に違う人を見てたの。それは私の姉なの。別れる前に、大怪我を負っていたの。あの後に大戦もあったから、逃げ切れたとは思えないの」
「そうか」
「別れた後に、ティニア達に出会って、一緒に国境を越えてスイスに入ったの。その後から、ずっと姉を探しているの。忘れた日なんてない。私も探し人がいるのよ。痕跡なんてない、わかっているの。でも、それをティニアに話したり、頼ったりしたことはないの」
マリアが潰した雫の後に伴って、幾つもの水滴が滴り落ちていく。
「でも、気付いたの。ティニアはティニアなんだって。それからは早かったの。すぐに打ち解けたの。出会ってから何年も経っていたのに。私がずっと、余所余所しく過ごしていたのに。でも、ティニアに姉さんの話、いまだに出来てないわ」
マリアは豆の入った布袋を流し台に移動すると、フィルターを外して無造作にゴミのように流し台の角へ出してしまった。
「それでも私は姉さんを探すし、諦めたりしないわ。だって、ティニアをティニアとして見て、接して、楽しく過ごしていこうと思うのは別だもの」
「二人を比べることをやめ、ティニアと向き合い、そして姉の残像ではなく、姉を探すことを決めたのか」
マリアは黙ったまま、コーヒーを飲み干すと、そのままアルベルトを見ることなく、自身の部屋のドアを開けた。
「マリア」
「何」
振り返ることもなく適当に返しながら、気安く名前を呼んだことに対し思う所はあった。
「本、届けてくれて、ありがとう。コーヒーも、な」
「うん」
「おやすみ」
「おやすみなさい」
軽い音が部屋に響き、闇へ消えた。
「なんかまずいことでもしたかな」
アルベルトは本当に不安そうにそれ以上の言葉を発しなかった。マリアも特にティニアに対し体調が悪いようにも、停止したようにもみえなかった。言動も、特におかしなところはなかったのだ。それに。
「うーん。時々ね、考えたいことが出来ると、部屋にこもることがあるのよ」
「一人になりたいときがあるのか」
「なんだろう、月命日かもしれないし」
「つきめいにち?」
アルベルトは聞き覚えが無いようすで、家具を運びながらマリアに問いかけてきた。マリアも借りたばかりの花屋基礎集を眺めたかったため、一緒に飲むコーヒーを淹れに台所へ移動すると、アルベルトへ話し出した。
「コーヒー淹れながら話すわ。あんたも飲む?」
「そうだな、一杯頂こう」
「わかったわ。……それで、月命日なんだけど、仏教っていう宗教ではあるそうなの。毎月の同じ日に、故人へ祈りを捧げるそうよ」
「あいつ、カトリックかプロテスタントじゃないのか」
「ティニアは神を信じていないのよ」
何気なく発した言葉だが、アルベルトには衝撃だったようで、家具を運ぶ手を止めてしまった。だがすぐに納得した様子で再び家具を持ち上げた。
「長椅子、向き変えるんでしょう。そっち持つわよ」
「悪いな」
「まあ、お湯も沸かないしね」
「なあ」
結局手伝うマリアだったが、少し考える時間が欲しかったのだ。恐らく、彼の問いは想像できる。自分だけでなく、多くのものが問いかけた言葉だ。
「なに」
「いや、なんでもない」
マリアは構わずに台所へ移動すると、コーヒー豆をミルで挽き始めた。ミルを挽く音と、香ばしい香りが部屋に立ち込める。アルベルトをチラ見したところ、家具を出し終えたのか、テーブルに置いたままだった本を手に取った。
「それもヘッセなの?」
「ヘッセだな。実を言うと、あの時届けてくれって言われたのは三冊だったんだ」
「え。二冊しかなかったけど」
「あーうん。うっかりな」
「へえ」
外は薄暗く、時折警戒の光が町を照らすだけだ。室内は、マリアが豆を挽く音と、香ばしい香りだけが響く。
「ティニアは飲まないのか?」
「んー、ティニアは飲まないかな。もう寝ちゃってるし。こういう時は声もかけないわ」
「そうか」
引いた豆をセットし、お湯を少しずつ注ぎ、ゆっくりとお湯が挽くのを見つめていると、アルベルトが本を閉じ音を響かせた。
「なあ」
「だから、なに?」
マリアは追加のお湯を少量ずつ加えていった。
「悪かった。騙すような真似をした」
「…………え?」
マリアはお湯を注ぐのを忘れ、アルベルトを見つめてしまった。目が合い、慌てて目を逸らすとポットをもう一度コンロに掛け直した。
自然と男に背を向けるが、言葉が上手く出てこない。
「騙すって何? てっきり、神を信じないなんて罰当たりだとか、そういうものなんじゃないのかとか、アドニス神父の手助けしたり孤児院にいたりするのに、修道女じゃないのか~とか」
「いや、ティニアはそういう感じだったし。ヘッセが好きなら、神は死んだといったニーチェの概念に共鳴したんじゃないか」
「ニーチェってなに」
「いや……。哲学者だよ。そうじゃなくて、騙して悪かったって」
「騙そうとしたの?」
「それは…………」
マリアは厚手のティニアお手製、くまちゃんの刺繍の入ったミトンを手にはめると、再びお湯を加えた。香ばしい香りが、部屋に更に充満していく。
「むしろ、辛い事を話したくもない相手に喋らせたわ」
「そんなことは」
「そう? 話したかったのはティニアで、私ではなかったでしょ」
「ごめん」
「別に怒ってないわよ。……あなた、言葉を素直に話せないのね」
「え」
マリアはコーヒーを注ぐと、アルベルトの分を先にテーブルへ運んだ。カップを置く瞬間に、一度だけアルベルトを見つめる。アルベルトはマリアを見つめたままであり、再び視線が交錯したが、マリアは視線を外そうとは思わなかった。
「素直に出来ないけど、でも、偽っているのも辛かったのでしょう。あんな丁寧な紳士演じちゃって」
「参ったな」
「話し方は別として、あなたのことはある程度は信用できると思ってるわ」
マリアは自身のカップに残りのコーヒーを注いだ。一杯目のコーヒーより、マリアは二杯目が好きなのだ。一杯目は酸味があり、二杯目は香りが心なしかマイルドになったように感じるのだ。
「私たちは、ティニアが居なきゃダメなんだと思う」
「…………」
それでも、コーヒーはどこか酸味が強く、あまり美味しいとは感じられなかった。淹れ方も普段よりしっかり淹れられていない。
「なんだろう。直感かな。そこが似てるんだと思う。私も同じなのよ。あの子がいなきゃ、自分が崩れていくの。依存はしてると思う。」
マリアは窓についた水滴を眺めた。窓越しに男を見つめるが、アルベルトはコーヒーの香りをかぐとそのまま一口を口に含んだ。
「コーヒー淹れるの上手いんだな」
「そうかな。今日は失敗したほうかも」
「なあ。……ティニアも、一人じゃ立っていられないだろ。あいつはあれで、マリアに頼っている所は多いと思うぞ」
「…………そうなのかな。私なんかに、傾きもしないけれど」
「傾いたら、共倒れするからだろう」
水滴は滴り落ちることなく、大きな雫となっていった。マリアはその雫を指で潰すと、その周りから指へ、窓枠へと水が滴り落ちていった。
「そうかもしれない」
「それでも、ティニアはお前を頼ってるよ。一人じゃ不安なのは、お前だけじゃない」
「でも、自然体で接することが出来るの、多分アルベルトだけだわ。ティニアが倒れそうなとき、ティニアはどうするんだろうって、ずっと思ってたの。アルベルトなら、支えられるのかもしれない」
アルベルトはコーヒーを口に含みながら、ヘッセの詩集を捲っていった。仕草であり、読んでいるわけではなさそうだ。目が文字を追っていない。マリアは思いつめないように、言葉も選ぶことは無く、思いついた言葉をそのまま口にしていった。
「私ね、ずっと彼女に違う人を見てたの。それは私の姉なの。別れる前に、大怪我を負っていたの。あの後に大戦もあったから、逃げ切れたとは思えないの」
「そうか」
「別れた後に、ティニア達に出会って、一緒に国境を越えてスイスに入ったの。その後から、ずっと姉を探しているの。忘れた日なんてない。私も探し人がいるのよ。痕跡なんてない、わかっているの。でも、それをティニアに話したり、頼ったりしたことはないの」
マリアが潰した雫の後に伴って、幾つもの水滴が滴り落ちていく。
「でも、気付いたの。ティニアはティニアなんだって。それからは早かったの。すぐに打ち解けたの。出会ってから何年も経っていたのに。私がずっと、余所余所しく過ごしていたのに。でも、ティニアに姉さんの話、いまだに出来てないわ」
マリアは豆の入った布袋を流し台に移動すると、フィルターを外して無造作にゴミのように流し台の角へ出してしまった。
「それでも私は姉さんを探すし、諦めたりしないわ。だって、ティニアをティニアとして見て、接して、楽しく過ごしていこうと思うのは別だもの」
「二人を比べることをやめ、ティニアと向き合い、そして姉の残像ではなく、姉を探すことを決めたのか」
マリアは黙ったまま、コーヒーを飲み干すと、そのままアルベルトを見ることなく、自身の部屋のドアを開けた。
「マリア」
「何」
振り返ることもなく適当に返しながら、気安く名前を呼んだことに対し思う所はあった。
「本、届けてくれて、ありがとう。コーヒーも、な」
「うん」
「おやすみ」
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軽い音が部屋に響き、闇へ消えた。
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