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第3章 シュルトーリア
夜番
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「お……タカ…。起き……シ。」
体を揺すられ、少しずつ目が覚めてくる。
「んぁ……。ダイ、クンさん?」
「おう、目覚めたか?夜番交代の時間だ。」
「分かりました。ん、ふぁ~。」
伸びをして大きな欠伸をしてからしっかり目を覚ますように軽く頬を叩く。
「よし!」
テントを出るとガルド、ロア、ダブも起き上がり、俺に続いて焚火に座り込む。
「お待たせしました。」
「いや、それほど待ってないから気にするな。夜番と言ってもそれほど気を張って周囲を見張っていないといけないわけじゃない。火を絶やさないこととある程度周囲に気を配れていれば雑談なり、装備の手入れなり自由にして問題ない。」
「分かりました。」
周りを見渡すとオーク達も交代済みで焚火の周りで外側に目を向けて座っていた。オーク達がいる所より向こうも月の明かりがしっかり照らしている。さすがに森の中までは光が届いていないが意外と見晴らしは良さそうだ。
「まぁ、適度に気を配るなんて言ってもはじめのうちは加減が分からなくて周囲に意識を向けすぎて無駄に疲れたりするもんだ。ちょっと話でもするか?」
「そうですね。」
「それじゃあ、そうだな……。明日、シュルトーリアに帰ってギルドに今回の件を報告すれば講習の依頼も完了になるがそのあとタカシはどうするんだ?しばらくシュルトーリアで活動するのか?」
「いえ、何日か依頼をこなして少し稼いだらちょっと用があって適当な森に引きこもることになります。それが済んだらまたシュルトーリアに戻ってきますよ。それからまた依頼を受けて路銀を稼いでから次の街に移動すると思います。」
もう少ししたらお腹が膨らんでくるはずだ。目立つようになる前に多少稼いで引きこもる準備をしないと。肉類はオーク達を外に出して狩りをしてもらうとしても野菜と調味料は買っておかないと。あとは引きこもってる間に装備を整えたりやりたいことはいっぱいある。
「そうか、ランクBの推薦状がもらえるまでここで活動しないのか?」
「そうですね。国の南端にある未開拓地に向かって旅をしてるんですけど途中で王都を通りますし、王都に着くまでに集められたらいいなとは思うんですけど。無理にここで推薦状がもらえるまで活動しなくても王都までには他にも街がありますから。」
「そうか。一応考えて動いてるなら無理に引き留めるわけにもいかないな。けど旅を続けたいなら注意しろよ。まだランクCだがダークハウンドをテイムした冒険者がいるってそこそこ噂になってきてる。貴族の耳に入れば取り込み易いと睨んで貴族が接触してくるかもしれない。」
「うわぁ……。貴族のお抱えになるのは勘弁してもらいですね。」
ダイクンさんに対策を聞いた所従魔は極力ディメンジョンルームから出さない方法しか思いつかないらしい。
「あとはランクを上げることだな。ランクBならギルドの貴重な戦力として多少はギルドが間に入ってくれるかもしれないがそこら辺はギルドマスター次第だ。ランクAになれば準貴族扱いになってより手を出しづらくなる。」
「そうですか……。」
これは本格的にランクを上げることを考えないといけないかもしれない。ただ一か所にとどまっていると噂を聞きつけた貴族が使いを出してくるかもしれない。各街での活動は最小限にしないと。
ランクを上げないといけないけど街での活動は最小限にってなかなか矛盾してるな。上手くできるといいけど。
その後、ダイクンさんとの会話が途切れ、持て余した時間を使いダブの戦闘スタイルを考えておく。ダブのスキルは短剣術、弓術、投擲術、怪力、視覚強化ですべてLv1だ。
正直前衛はガルドとロアがいるから弓術、投擲術をベースにした後衛にしたいところだがあの体格と4本腕を活かそうと思ったら前衛として短剣を持たせて手数で攻める方がいいかもしれない。あの体格に合う短剣なんて人間の片手剣サイズになるだろう。それが四刀流になるんだから凄い強みだ。けど投擲と弓術を使えないのはもったいない。なんとも悩ましいかぎりだ。
基本は弓主体の後衛で近づかれた時用に短剣を持たせるか。投擲術を使って短剣を投げることもできる。弓が使いづらい環境では短剣で前衛に出させることもできる。でも弓を使う時に腕が2本余るのがもったいないんだよな。さすがに弓は二張持ちができないだろうし。
遠距離ように弓を一張、中近距離用に投擲できる短剣を2本持たせるか?
「ブヒィ(主君、奥方様敵襲でであります!)」
「ブヒィ(森の中よりゴブリンらしき姿を確認!数5!)」
思考に耽っていると周辺警戒を任せていたオーク達から敵襲を知らせる念話が響いた。
「森の方からゴブリン5匹です。このままオーク達にやらせてもいいですか?」
「あぁ、いいぞ。今後、従魔に周辺警戒をさせるなら野営地に抜けられないように対処する訓練にもなるだろ。」
ダイクンさんに報せ、許可が取れたのでゴブリンの処理はオークに任せることにするが隙間を抜けてこちらに来るといけないのでオーク達の後ろで俺とダイクンさんも待機しておく。
討伐の許可を出すと周辺警戒をしていたオーク達は一斉に動きだした。ゴブリンと野営地の間に割って入り、素手のオークがゴブリンを殴り飛ばす。大人と子供の様な体格差があるのでゴブリンは森の方に転がっていく。ゴブリンとオークの距離が取れた所でアーチャーとメイジが矢とファイアーボールでとどめを刺した。
「……ずいぶん統率の取れた動きをするな。」
「元々同じ集落のオークですし、ガルドのスキルで騎士団みたいになっちゃってますからね。」
いくらランクが違うとは言え、オークらしくない連携までとって危なげなくゴブリンに対処する俺のオーク達にダイクンさんは呆れたようにため息をつく。
「魔物に気が付くのも早かったし、たしかにこれなら周辺警戒をまかせられるな。」
オーク達に引き続き警戒を任せるとダイクンさんと焚火に戻る。残りの時間を何事もないまま適当に潰すとクルツさんと交代して再びテントで朝まで眠ることにした。
体を揺すられ、少しずつ目が覚めてくる。
「んぁ……。ダイ、クンさん?」
「おう、目覚めたか?夜番交代の時間だ。」
「分かりました。ん、ふぁ~。」
伸びをして大きな欠伸をしてからしっかり目を覚ますように軽く頬を叩く。
「よし!」
テントを出るとガルド、ロア、ダブも起き上がり、俺に続いて焚火に座り込む。
「お待たせしました。」
「いや、それほど待ってないから気にするな。夜番と言ってもそれほど気を張って周囲を見張っていないといけないわけじゃない。火を絶やさないこととある程度周囲に気を配れていれば雑談なり、装備の手入れなり自由にして問題ない。」
「分かりました。」
周りを見渡すとオーク達も交代済みで焚火の周りで外側に目を向けて座っていた。オーク達がいる所より向こうも月の明かりがしっかり照らしている。さすがに森の中までは光が届いていないが意外と見晴らしは良さそうだ。
「まぁ、適度に気を配るなんて言ってもはじめのうちは加減が分からなくて周囲に意識を向けすぎて無駄に疲れたりするもんだ。ちょっと話でもするか?」
「そうですね。」
「それじゃあ、そうだな……。明日、シュルトーリアに帰ってギルドに今回の件を報告すれば講習の依頼も完了になるがそのあとタカシはどうするんだ?しばらくシュルトーリアで活動するのか?」
「いえ、何日か依頼をこなして少し稼いだらちょっと用があって適当な森に引きこもることになります。それが済んだらまたシュルトーリアに戻ってきますよ。それからまた依頼を受けて路銀を稼いでから次の街に移動すると思います。」
もう少ししたらお腹が膨らんでくるはずだ。目立つようになる前に多少稼いで引きこもる準備をしないと。肉類はオーク達を外に出して狩りをしてもらうとしても野菜と調味料は買っておかないと。あとは引きこもってる間に装備を整えたりやりたいことはいっぱいある。
「そうか、ランクBの推薦状がもらえるまでここで活動しないのか?」
「そうですね。国の南端にある未開拓地に向かって旅をしてるんですけど途中で王都を通りますし、王都に着くまでに集められたらいいなとは思うんですけど。無理にここで推薦状がもらえるまで活動しなくても王都までには他にも街がありますから。」
「そうか。一応考えて動いてるなら無理に引き留めるわけにもいかないな。けど旅を続けたいなら注意しろよ。まだランクCだがダークハウンドをテイムした冒険者がいるってそこそこ噂になってきてる。貴族の耳に入れば取り込み易いと睨んで貴族が接触してくるかもしれない。」
「うわぁ……。貴族のお抱えになるのは勘弁してもらいですね。」
ダイクンさんに対策を聞いた所従魔は極力ディメンジョンルームから出さない方法しか思いつかないらしい。
「あとはランクを上げることだな。ランクBならギルドの貴重な戦力として多少はギルドが間に入ってくれるかもしれないがそこら辺はギルドマスター次第だ。ランクAになれば準貴族扱いになってより手を出しづらくなる。」
「そうですか……。」
これは本格的にランクを上げることを考えないといけないかもしれない。ただ一か所にとどまっていると噂を聞きつけた貴族が使いを出してくるかもしれない。各街での活動は最小限にしないと。
ランクを上げないといけないけど街での活動は最小限にってなかなか矛盾してるな。上手くできるといいけど。
その後、ダイクンさんとの会話が途切れ、持て余した時間を使いダブの戦闘スタイルを考えておく。ダブのスキルは短剣術、弓術、投擲術、怪力、視覚強化ですべてLv1だ。
正直前衛はガルドとロアがいるから弓術、投擲術をベースにした後衛にしたいところだがあの体格と4本腕を活かそうと思ったら前衛として短剣を持たせて手数で攻める方がいいかもしれない。あの体格に合う短剣なんて人間の片手剣サイズになるだろう。それが四刀流になるんだから凄い強みだ。けど投擲と弓術を使えないのはもったいない。なんとも悩ましいかぎりだ。
基本は弓主体の後衛で近づかれた時用に短剣を持たせるか。投擲術を使って短剣を投げることもできる。弓が使いづらい環境では短剣で前衛に出させることもできる。でも弓を使う時に腕が2本余るのがもったいないんだよな。さすがに弓は二張持ちができないだろうし。
遠距離ように弓を一張、中近距離用に投擲できる短剣を2本持たせるか?
「ブヒィ(主君、奥方様敵襲でであります!)」
「ブヒィ(森の中よりゴブリンらしき姿を確認!数5!)」
思考に耽っていると周辺警戒を任せていたオーク達から敵襲を知らせる念話が響いた。
「森の方からゴブリン5匹です。このままオーク達にやらせてもいいですか?」
「あぁ、いいぞ。今後、従魔に周辺警戒をさせるなら野営地に抜けられないように対処する訓練にもなるだろ。」
ダイクンさんに報せ、許可が取れたのでゴブリンの処理はオークに任せることにするが隙間を抜けてこちらに来るといけないのでオーク達の後ろで俺とダイクンさんも待機しておく。
討伐の許可を出すと周辺警戒をしていたオーク達は一斉に動きだした。ゴブリンと野営地の間に割って入り、素手のオークがゴブリンを殴り飛ばす。大人と子供の様な体格差があるのでゴブリンは森の方に転がっていく。ゴブリンとオークの距離が取れた所でアーチャーとメイジが矢とファイアーボールでとどめを刺した。
「……ずいぶん統率の取れた動きをするな。」
「元々同じ集落のオークですし、ガルドのスキルで騎士団みたいになっちゃってますからね。」
いくらランクが違うとは言え、オークらしくない連携までとって危なげなくゴブリンに対処する俺のオーク達にダイクンさんは呆れたようにため息をつく。
「魔物に気が付くのも早かったし、たしかにこれなら周辺警戒をまかせられるな。」
オーク達に引き続き警戒を任せるとダイクンさんと焚火に戻る。残りの時間を何事もないまま適当に潰すとクルツさんと交代して再びテントで朝まで眠ることにした。
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