ヒーローは爆発だ2020

旅するヒーロー

少年時代、旅をするヒーローといえば「水戸黄門」に登場する佐々木助三郎だった
モデルになった人物は実在して旅もしたが、カッコよく剣で悪者は倒してないことがわかった
今の僕にとって旅するヒーローといえば昭和初期に日本中を放浪した俳人・種田山頭火である
時代劇の助さんのようにカッコいいことはしてないが、素直であったその生きざまは僕の心を打ち、憧れている
少年時代、圧倒的な強さで悪者を倒すヒーローといえば「暴れん坊将軍」の徳川吉宗だった
実在の人物だが、弱い庶民のために危険に飛び込んで戦うことはしていないと知った
今の僕にとって圧倒的なパワーを感じる人は芸術家・岡本太郎である
暴れん坊将軍のようなカッコいいチャンバラはしていないが、常識をくつがえすその言葉は悪を倒す正義の剣以上のエネルギーを感じるのだ