ヒーローは爆発だ2020

水戸黄門は爆発だ2

平日の午後は小学生時代に学校から帰ると「水戸黄門」を観ていたのを思い出す
僕の子どもの頃はまだギリギリ昭和なので今よりずっと江戸時代っぽい家屋が残っており、あの頃本当に水戸黄門と旅したような気分でいる
だが水戸黄門の話は完全に史実と異なる
とはいえ太陽が降り注ぐ、この午後の自然な光の色は江戸時代と同じはずだ
部屋の中にいると江戸時代、誰とも会わず貧乏しながらも発明に没頭した平賀源内や大野弁吉のことを空想する
平賀源内は「貧家銭内(ひんかぜにない)と名乗るほどの貧しく銭がない借金だらけの生活をしていた
しかしエレキテルの発明に力を尽くした
最後はあまりにも認められないことに悩み異常な行動が目立つようになったという
大野弁吉も本職の仕事は気が向かなければやらず、寝食を忘れて好きな、からくり人形などの発明に没頭ばかりしてるので生活は苦しかった
だが彼らのことを想うたびに時を超えてヒーローの魂が伝わってくる
それは成功を度外視した熱い想いに他ならない
その想いこそ僕の探すヒーローロマンへとつながっている