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みんなで1つのトイレを分け合った翌日、華水黄杏女学園のあるクラスの教室で、生徒たちは口々に前日のことを話していた。
「菜奈絵ちゃん、昨日はありがとう。先生にトイレ行きたいって言ってくれて……」
美奈がそう言うと、菜奈絵は、
「ぜんぜん感謝されることじゃないよ~! あたしはどうしてもおしっこしたかったから先生に言っただけだし!」
と答えた。
「菜奈絵ちゃん、あの後学校に着いてからもまたおトイレ急いで行ってたもんね」
「……実は私も、バスに戻った後またおしっこしたくなっちゃって。おしっこいっぱいした後って、不思議とすぐにまたいっぱい出そうになっちゃうよね」
「それ私もそうだったよ!」
美優の話に、梨沙とはるかも同意する。
「あの、梨々花さん、昨日は本当にありがとうございました!」
「福井さん、そんな何回も感謝しなくても大丈夫だよ?」
「なになに~、梨々花ちゃん、栞ちゃんに何かしてあげたの~?」
「私も気になる♪ よければ教えて」
2人の会話に彩葉が眠そうにまぶたを擦りながら、野乃華が少し前のめりに参加するそのすぐそばで、
「「あやちゃん、昨日は本当にごめんね」」
「もう、謝らなくていいよって、何回も言ってるでしょ? 2人ともおしっこ我慢限界だったんだし、私も結局お漏らししちゃわなかったんだから」
結菜と美宇があやに謝っていた。
「優希ちゃん、昨日は帰った後大丈夫だった?」
「ごめんね、私がもっと早く代わってあげてたら……」
舞美と成美が優希に話しかけた。
「ううん、成美ちゃん、謝らないで。お母さんにスカート汚れちゃったって言ったら、すぐに洗濯してくれたから」
優希が元気そうに振舞うその後ろで、
「柚月ちゃん、昨日は本当にありがとう!」
「ほら、澪ちゃんも柚月ちゃんに感謝しなきゃでしょ」
「ふふっ、そうですね。昨日は、本当にありがとうございました。隅野さん」
「そんな、堅苦しくなくていいよ~!?」
明日香のフランクな感謝に対して澪の感謝が堅かったからか、柚月は少しびっくりしていた。
「澪ちゃん、ちょっと固すぎだよ~」
「す、すみません……」
すぐさま沙織が澪に突っこんだ。
「真央ちゃん、あのね、実は……」
「美紀ちゃん、どうしたの?」
「……ううん、やっぱり何でも」
「美紀ちゃん、外でおしっこするのが気持ちよかったから、もう1回一緒にしようって言いたいの?」
「えっ⁉ なんでわかったの⁉」
「だって昨日あんなに気持ちよさそうだったじゃん!」
真央にそう言われて美紀が赤面していると、早紀先生が教室に入ってきた。
「それじゃあ、朝のホームルームを始めるよ~!」
いつも通り早紀先生の元気な声が教室に響き、騒がしかった教室が静かになってホームルームが始まった。
そして、そんな教室の中で、杏は昨日のことを思い出しては妄想にふけるのであった。
~ Fin ~
===============
というわけでIFシリーズこと続編(?)にてお会いしましょう!
それではまた!(感想やリクエストもよろしく!)
「菜奈絵ちゃん、昨日はありがとう。先生にトイレ行きたいって言ってくれて……」
美奈がそう言うと、菜奈絵は、
「ぜんぜん感謝されることじゃないよ~! あたしはどうしてもおしっこしたかったから先生に言っただけだし!」
と答えた。
「菜奈絵ちゃん、あの後学校に着いてからもまたおトイレ急いで行ってたもんね」
「……実は私も、バスに戻った後またおしっこしたくなっちゃって。おしっこいっぱいした後って、不思議とすぐにまたいっぱい出そうになっちゃうよね」
「それ私もそうだったよ!」
美優の話に、梨沙とはるかも同意する。
「あの、梨々花さん、昨日は本当にありがとうございました!」
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「なになに~、梨々花ちゃん、栞ちゃんに何かしてあげたの~?」
「私も気になる♪ よければ教えて」
2人の会話に彩葉が眠そうにまぶたを擦りながら、野乃華が少し前のめりに参加するそのすぐそばで、
「「あやちゃん、昨日は本当にごめんね」」
「もう、謝らなくていいよって、何回も言ってるでしょ? 2人ともおしっこ我慢限界だったんだし、私も結局お漏らししちゃわなかったんだから」
結菜と美宇があやに謝っていた。
「優希ちゃん、昨日は帰った後大丈夫だった?」
「ごめんね、私がもっと早く代わってあげてたら……」
舞美と成美が優希に話しかけた。
「ううん、成美ちゃん、謝らないで。お母さんにスカート汚れちゃったって言ったら、すぐに洗濯してくれたから」
優希が元気そうに振舞うその後ろで、
「柚月ちゃん、昨日は本当にありがとう!」
「ほら、澪ちゃんも柚月ちゃんに感謝しなきゃでしょ」
「ふふっ、そうですね。昨日は、本当にありがとうございました。隅野さん」
「そんな、堅苦しくなくていいよ~!?」
明日香のフランクな感謝に対して澪の感謝が堅かったからか、柚月は少しびっくりしていた。
「澪ちゃん、ちょっと固すぎだよ~」
「す、すみません……」
すぐさま沙織が澪に突っこんだ。
「真央ちゃん、あのね、実は……」
「美紀ちゃん、どうしたの?」
「……ううん、やっぱり何でも」
「美紀ちゃん、外でおしっこするのが気持ちよかったから、もう1回一緒にしようって言いたいの?」
「えっ⁉ なんでわかったの⁉」
「だって昨日あんなに気持ちよさそうだったじゃん!」
真央にそう言われて美紀が赤面していると、早紀先生が教室に入ってきた。
「それじゃあ、朝のホームルームを始めるよ~!」
いつも通り早紀先生の元気な声が教室に響き、騒がしかった教室が静かになってホームルームが始まった。
そして、そんな教室の中で、杏は昨日のことを思い出しては妄想にふけるのであった。
~ Fin ~
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というわけでIFシリーズこと続編(?)にてお会いしましょう!
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