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CASE4 石川 美優の場合
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(おトイレ……早く、おトイレ行きたい……)
菜奈絵ちゃんがトイレに駆け込んでいくのを見ながら、私も今にも破裂しそうな膀胱をできるだけ刺激しないようにバスを降りた。
私は普段からクラスのみんなに頼られる存在で、菜奈絵ちゃんからは「アイドルみたいだね」なんてよく言われる。
(両手で押さえるなんて……やっぱりはしたないよね……。みんなに見られないようにしなきゃ……)
タオルで手元を隠しながら私はトイレに向かった。
トイレに着くと、私の後ろにも続々とクラスメイト達が列に並んだ。
(みんなもおしっこ我慢してたんだ……、それなら……)
私は手元をタオルで隠すことを気にせずに、おしっこが出ちゃわないように両手で押さえ始めた。
やがて私の目の前にはもう誰もいなくなって、鍵のかかったドアが私の視界に映っていた。
(あとちょっと、あとちょっとだから……)
”じゅわぁっ”
(嘘っ! ちょっと出ちゃった!?)
おしっこの出口のあたりにほんの少し温かく湿った感触がして、私は慌てて両手に力を込めた。
「あの……」
後ろから小さな声がして、私は後ろを振り向いた。するとそこには、私と同じように両手で必死に前押さえをしている梨沙ちゃんと、いつも梨沙ちゃんと一緒にいるはるかちゃんがいた。
「梨沙ちゃんが、もう本当に限界みたいで……、石川さんがよかったら、順番譲ってあげてほしいんだけど……」
申し訳なさそうに言うはるかちゃんの隣で、梨沙ちゃんがものすごく辛そうにおしっこを我慢していた。
(私も、おしっこ漏れちゃいそうなんだけど……、私が先にトイレ入ったら、梨沙ちゃん、お漏らししちゃうかも……)
「う、うん。いいよ。お漏らししちゃったら大変だもんね」
私は梨沙ちゃんにトイレの順番を譲ってあげることにした。すぐにトイレのドアが開いて、梨沙ちゃんが慌てて私の横を通ってトイレに駆け込んでいった。程なくして、トイレの中からおしっこの音がして、私のおしっこもその音の勢いとともに外に出ようと押し寄せてきた。
(うぅ……、ちょっとおしっこ出てきちゃってる……早くぅ……おしっこさせてよぉ……)
やがてトイレの中の音が止んで、トイレの水を流す音とともに梨沙ちゃんがトイレから出てきた。私は慌ててトイレに駆け込んだ。
しゅいぃぃぃぃぃぃぃっ、ぱちゃぱちゃぱちゃ……
パンツを下ろすとすぐにおしっこが出てきて、気持ちよさに思わず声が出そうになる。
(だめっ、みんなが近くにいるのにだらしない声出しちゃうなんて絶対だめっ!)
なんとか自分に言い聞かせて、声を出さずに私はおしっこを出し切った。
「……間に合った……?」
トイレから出ると、梨沙ちゃんが恐る恐る私に聞いてきた。
「うん。大丈夫だよ。梨沙ちゃんも大丈夫だった?」
「うん……」
「それならよかった」
はるかちゃんがトイレから出てくるのを待って、私は梨沙ちゃんたちと一緒にバスに戻った。
菜奈絵ちゃんがトイレに駆け込んでいくのを見ながら、私も今にも破裂しそうな膀胱をできるだけ刺激しないようにバスを降りた。
私は普段からクラスのみんなに頼られる存在で、菜奈絵ちゃんからは「アイドルみたいだね」なんてよく言われる。
(両手で押さえるなんて……やっぱりはしたないよね……。みんなに見られないようにしなきゃ……)
タオルで手元を隠しながら私はトイレに向かった。
トイレに着くと、私の後ろにも続々とクラスメイト達が列に並んだ。
(みんなもおしっこ我慢してたんだ……、それなら……)
私は手元をタオルで隠すことを気にせずに、おしっこが出ちゃわないように両手で押さえ始めた。
やがて私の目の前にはもう誰もいなくなって、鍵のかかったドアが私の視界に映っていた。
(あとちょっと、あとちょっとだから……)
”じゅわぁっ”
(嘘っ! ちょっと出ちゃった!?)
おしっこの出口のあたりにほんの少し温かく湿った感触がして、私は慌てて両手に力を込めた。
「あの……」
後ろから小さな声がして、私は後ろを振り向いた。するとそこには、私と同じように両手で必死に前押さえをしている梨沙ちゃんと、いつも梨沙ちゃんと一緒にいるはるかちゃんがいた。
「梨沙ちゃんが、もう本当に限界みたいで……、石川さんがよかったら、順番譲ってあげてほしいんだけど……」
申し訳なさそうに言うはるかちゃんの隣で、梨沙ちゃんがものすごく辛そうにおしっこを我慢していた。
(私も、おしっこ漏れちゃいそうなんだけど……、私が先にトイレ入ったら、梨沙ちゃん、お漏らししちゃうかも……)
「う、うん。いいよ。お漏らししちゃったら大変だもんね」
私は梨沙ちゃんにトイレの順番を譲ってあげることにした。すぐにトイレのドアが開いて、梨沙ちゃんが慌てて私の横を通ってトイレに駆け込んでいった。程なくして、トイレの中からおしっこの音がして、私のおしっこもその音の勢いとともに外に出ようと押し寄せてきた。
(うぅ……、ちょっとおしっこ出てきちゃってる……早くぅ……おしっこさせてよぉ……)
やがてトイレの中の音が止んで、トイレの水を流す音とともに梨沙ちゃんがトイレから出てきた。私は慌ててトイレに駆け込んだ。
しゅいぃぃぃぃぃぃぃっ、ぱちゃぱちゃぱちゃ……
パンツを下ろすとすぐにおしっこが出てきて、気持ちよさに思わず声が出そうになる。
(だめっ、みんなが近くにいるのにだらしない声出しちゃうなんて絶対だめっ!)
なんとか自分に言い聞かせて、声を出さずに私はおしっこを出し切った。
「……間に合った……?」
トイレから出ると、梨沙ちゃんが恐る恐る私に聞いてきた。
「うん。大丈夫だよ。梨沙ちゃんも大丈夫だった?」
「うん……」
「それならよかった」
はるかちゃんがトイレから出てくるのを待って、私は梨沙ちゃんたちと一緒にバスに戻った。
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